COMP関連の日記です
サーバークラッシュ 2010-06-10 10:40:31 COMP
6月8日夕方16時ごろに、外部向けサーバーがクラッシュしたらしい。
この日は仕事で外出し、家に帰ってからは子供の相手をし、疲れてそのまま寝てしまった。
翌日仕事を始める10時ごろになり、メールが取得できなくて止まっていることに気づいた。
再起動したら、うごいた。
で、メールは読み出したのだが、どうも動きがおかしい。時々止まる。
「なんだろうな」とメンテナンス作業などを試みていたところ、昼頃完全停止。
---
外部向けサーバーには Sizuka を使っていた。
合計3台購入して使っていたのだが、完全ファンレスで小さな筐体に全てを収めてあるため、非常に熱を持つ。
で、熱で LSI がやられるようで、だんだんと故障していった。
外部向けに使っていたのは最後の1台。
壊れ方のパターンからして、同じ現象。
---
家庭内で使用しているサーバーは Xen でバーチャル化しているので、「もう一台」を用意するのは難しくない。
難しくはないのだが…いかんせん、時間がかかる。
仕事が押していて忙しい中、復旧作業。
壊れたマシンのディスク内容は、定期的にバックアップしていた。
最後のバックアップは3日前。
頻繁に更新されるメールは先ほど取得した、と考えると、ほぼ全てのデータが残っている。
でも、家庭内サーバーの CPU は Xen の「完全仮想化」には対応していない。準仮想化のみの対応だ。
外部向けマシンは古かったので、Xen の準仮想化イメージを作るのは厄介。
いっそのこと、OS は再インストール。CentOS 5.5 を入れる。
この作業が結構時間がかかる。
Xen 自体を最近いじっていないから、僕の知識が曖昧なのが主な原因。
---
夕方子供が帰ってくるまでに、OS 上に qmail 等の環境は構築した。
しかし、なぜかメールサーバーとして接続できない。
子供を寝かしつけてから作業再開。
メールサーバーがうまく行かないが、悩んでいるのもなんなので、DNS やらなにやら、必要なものを一通り入れる。
夜中の2時まで作業して、CentOS 5.5 がデフォルトで Firewall を設定していることに思い当たった。
外部向けサーバーだが、Firewall は別に設けてあるので不要。
Firewall 外したら問題なく動作した。
これで深夜の3時半。
翌朝も子供の面倒を見なくてはならないので、一端寝る。
---
子供のご飯を作るために、5時半に起き…ようとしたが、眠くておきられない。
子供のご飯は妻に任せて、6時半まで寝させてもらう。
6時半におき、子供たちを送り出す準備。
8時半に送り出したが、眠くてもう一度寝る。
9時半から再び作業。
今日は別の用件で外出があるので、10時半までしか作業できない。
(しまった、これを書いている時点で時間過ぎてる!)
なんとか、Web サーバーの設定まで完了した。
でも、仕事で必要なこまごましたツールなどはまだ入れていない。
完全復旧は今週末までかかりそう。
この日は仕事で外出し、家に帰ってからは子供の相手をし、疲れてそのまま寝てしまった。
翌日仕事を始める10時ごろになり、メールが取得できなくて止まっていることに気づいた。
再起動したら、うごいた。
で、メールは読み出したのだが、どうも動きがおかしい。時々止まる。
「なんだろうな」とメンテナンス作業などを試みていたところ、昼頃完全停止。
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外部向けサーバーには Sizuka を使っていた。
合計3台購入して使っていたのだが、完全ファンレスで小さな筐体に全てを収めてあるため、非常に熱を持つ。
で、熱で LSI がやられるようで、だんだんと故障していった。
外部向けに使っていたのは最後の1台。
壊れ方のパターンからして、同じ現象。
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家庭内で使用しているサーバーは Xen でバーチャル化しているので、「もう一台」を用意するのは難しくない。
難しくはないのだが…いかんせん、時間がかかる。
仕事が押していて忙しい中、復旧作業。
壊れたマシンのディスク内容は、定期的にバックアップしていた。
最後のバックアップは3日前。
頻繁に更新されるメールは先ほど取得した、と考えると、ほぼ全てのデータが残っている。
でも、家庭内サーバーの CPU は Xen の「完全仮想化」には対応していない。準仮想化のみの対応だ。
外部向けマシンは古かったので、Xen の準仮想化イメージを作るのは厄介。
いっそのこと、OS は再インストール。CentOS 5.5 を入れる。
この作業が結構時間がかかる。
Xen 自体を最近いじっていないから、僕の知識が曖昧なのが主な原因。
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夕方子供が帰ってくるまでに、OS 上に qmail 等の環境は構築した。
しかし、なぜかメールサーバーとして接続できない。
子供を寝かしつけてから作業再開。
メールサーバーがうまく行かないが、悩んでいるのもなんなので、DNS やらなにやら、必要なものを一通り入れる。
夜中の2時まで作業して、CentOS 5.5 がデフォルトで Firewall を設定していることに思い当たった。
外部向けサーバーだが、Firewall は別に設けてあるので不要。
Firewall 外したら問題なく動作した。
これで深夜の3時半。
翌朝も子供の面倒を見なくてはならないので、一端寝る。
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子供のご飯を作るために、5時半に起き…ようとしたが、眠くておきられない。
子供のご飯は妻に任せて、6時半まで寝させてもらう。
6時半におき、子供たちを送り出す準備。
8時半に送り出したが、眠くてもう一度寝る。
9時半から再び作業。
今日は別の用件で外出があるので、10時半までしか作業できない。
(しまった、これを書いている時点で時間過ぎてる!)
なんとか、Web サーバーの設定まで完了した。
でも、仕事で必要なこまごましたツールなどはまだ入れていない。
完全復旧は今週末までかかりそう。
忙しかった 2010-05-19 15:29:03 COMP FAMILY
日記が1ヶ月以上空いてしまった。
いろいろと忙しかったのだ。
4月末は誕生日ラッシュ。
4月21日には次女が1歳に、25日には長女が3歳になりました。
次女の誕生日は平日だったこともあり、簡単なお祝い。
その分、長女の誕生日にはちゃんとケーキも買ってきて、ご馳走を作り、子供たちが懐いている妻の友人も呼んでお祝いをした。
---
ゴールデンウィーク直前、次女が風邪を惹く。
ゴールデンウィーク中、長男が風邪を惹く。
ゴールデンウィーク後、長女と妻が風邪を惹く。
子供たちは風邪を惹いても元気。38度の熱があっても走り回る。
その中でも一番症状が重かったのは長男。せっかくの連休なのに風邪を惹いたこともあり、どこも出かけられず。
---
5月4日になって、長男の風邪が回復。
せっかくだからどこか出かける? と聞くと、「おばあちゃんち行きたい」。
なぜおばあちゃんち? と思うが、本人が行きたいと泣き出すほどなので、母に電話をかけたところ、「今から江の島行くのよ」とのこと。
僕の母は、うちから車で30分ほどのところで、僕の兄家族と住んでいる。
そこに姉と子供が遊びに来ていたのだが、兄家族は以前からディズニーランドに行くことを計画していたので、出かけたと言う。
暇をもてあました姉の子供と一緒に、江の島見物に行くつもりだったそうだ。
長男が「おばあちゃんに会えるならどこでもいい」というので、慌てて外出準備をし、江の島に直行。
江の島まで1時間もあれば出られるところに20年も住んでいたのに、姉は江の島に行くのが初めてだと言う。
…が、連休の江の島は信じられないほど混雑していた。
あまりの混雑に子供たちから文句も出ていたが、それでも「帰るのはいや」と言うので江の島を登る。
江の島の頂上では、大道芸をやっていた。
その時やっていた人が、丁度終わるところ。最後を少し見ただけだが、子供は釘づけ。
「もっと見たい」と言うので、次の大道芸人の登場をその場で待つ。
子供が「アイス食べたい」と言うので、僕は買いに行く。
さて、15分ほどして次の演目を始めたのは、大道芸人のRYUさん。
これがすごかった。
何よりも、話芸が達者だ。もちろん大道芸としての「技」も確かなのだが、それ以上に人を楽しませよう、という姿勢がしっかりしている。
いくつかの芸をやってから「もうあと2つしか芸がないので、その前に自分の得意なものを出していいですか?」という。
大道芸人がこういう会話を始めたら、投げ銭のことを言い出すに決まっている。
「得意なもの…と言っても、大道芸ではないし、四角くて小さなものなんですけど。」
と言い出すにいたって、あぁ、お金入れる箱出すんだろうなぁ、と思っていたら、出したのはルービックキューブ。
ここからが面白かった。
「これは大道芸じゃない」と言いながら、観客が心行くまでばらばらにしたものを30秒で戻してみせる。
「調子出てきたから、出すつもりなかったけど、これも出そう」とかいって、ディアブロ(空中曲ゴマ)始める。ここでまた盛り上がる。
「たいしたことない」と言いながら、手品始める。本当にたいしたことない手品だが、話芸で客を十分わかせる。
もう終わりだ、と言ってからのほうが時間が長く感じたくらいいろいろ詰め込んで、最後は難易度が明らかに高そうなことをやってのける。
子供たち大喜び。
投げ銭を持たせました。もちろん、RYUさんの希望通り、折りたたんださ!
そうしてあげてもいい、と思うくらいの舞台だったんだ。
---
5月8日は「大船まつり」。
地元大船の広範囲を使ったお祭りで…ことしで7回目。歴史は浅い。
保育園を代表して、長男たち年長さんが踊る、というので参加してきました。
まずはパレード。比較的先頭近くを歩く。子供たちはハッピを着て行進に参加。
「鎌倉武者行列」と題して鎧兜の人たち(市長も混ざっていたそうだ)が歩いていたり、その後ろを一輪車の軍団が走っていたり、ある意味不思議な光景。
途中で、3月末で引っ越した長男のクラスメートが見に来ていた。
子供たちが久しぶりの再開で盛り上がっていたところ、先生が「一緒に歩こう」とその子にハッピを着させる。
既に保育園外の子なのに、責任問題とかお構いなしの先生たちのフットワークの軽さが嬉しい。
予定では、大船駅から離れた地点からスタートし、駅前を通って折り返し、最初の地点の近くまで1時間のパレード。
が、実際には折り返し点まで15分。早すぎるんじゃないの? と思ったら、「その場のアドリブで」予定して居たコースを外れた。
警察の人も協力してくれているので、アドリブでも即座に車道を規制し、行列は進む。
…でも、本来のコースに戻るために、無茶なコース取りを始める。
すごく細い商店街を通り…さっき行列が通った道を横切る方向へ。案の定、まだ行列の尻尾が行進中だった。
あるけあるけゲームかよ!
行進が終わり、子供たちの踊りも無事終了。
あとは…祭りを楽しみましょう。
かき氷、焼きそば、焼きとうもろこし、肉巻きおにぎりと食べて満足し、行進中に見たJCN のブースで、ポケモンの絵が描かれた袋をもらい(中身は JCN のパンフレット…既に入会しているのだが、袋を子供が欲しがっていたのでもらいました)、満足して帰宅。
---
G.W.後は、先にも書いたが妻が風邪を惹く。これが重症。
熱が40度まで上がり、なかなか下らない。やっと下ったら喉の猛烈な痛みと、耳の痛み。
行きつけの耳鼻科行ったら…学会出席のため1週間休みだそうだ。
そんなわけで、妻の風邪はまだ治りきっていない。
症状を自己診断したところでは、インフルエンザにかかって、扁桃炎を併発したのではないか、とのこと。
---
妻は風邪で寝込み、長女も風邪で保育園を休み、自分は仕事があったが外出できない。
そこで、仕事関係者と視察に行く予定だったイベントの視察日をずらしてもらった。
5月14日、初日に行く予定を最終日にしていったのは、「第1回クラウドコンピューティングEXPO」。
…なんか偉そうな名前付いているけど、そのほか多くのコンピューター系EXPO と同時開催です。
グリーンIT EXPO とか、組み込み制御 EXPO とか、開発環境 EXPO とか…1枚の入場券で全部入れます。
そして、入場券は無料招待券が10枚位送られてきたもの。
仕事で WEB 関連の開発やっているので、クラウドコンピューティングを見に行きましょう…というのが、仕事先の社長さんの意図だったのだが、むしろ僕が見たかったのは組み込みのほう。小さい機械好きだからね。
おそらくクラウドは、「クラウド」とか偉そうなこと言いながらただの ASP なのが半分、「クラウドを支えます」とか言ってただのサーバーを展示しているのが半分、と想像していた。想像は大方あたり。
仕事先の社長さんは Amazon EC2 見たいなのが日本でも出てくることを期待して見に行ったのだが…期待はずれだったそうです。一応、数社出ていたけど、「ただのサーバー貸しと変わらないレベルで、EC2 のようなスケーラビリティがないので話にならない」そうです。
こういう EXPO にありがちな、配布している粗品を大量にもらって帰りました。子供のお土産。
---
5月15日には、保育園の遠足。
春の遠足は、毎年大船フラワーセンターです。
今年は晴れて暖かく、子供も大喜び。(去年は曇りで寒かった)
去年は生まれたばかりなのに連れて行った次女も、今年は芝生の上で遊んでいました。
---
というわけで、1ヶ月をざっと振り返りました。
常に誰かが風邪を惹いているか、イベントに出席している感じで忙しかったように思います。
実は、本日時点で次女が風邪を惹いて、保育園を休んでおります。
1ヶ月たって、別の風邪を惹いたらしい。
これがまた他の子に伝染すると、厄介なのだろうなぁ…
いろいろと忙しかったのだ。
4月末は誕生日ラッシュ。
4月21日には次女が1歳に、25日には長女が3歳になりました。
次女の誕生日は平日だったこともあり、簡単なお祝い。
その分、長女の誕生日にはちゃんとケーキも買ってきて、ご馳走を作り、子供たちが懐いている妻の友人も呼んでお祝いをした。
---
ゴールデンウィーク直前、次女が風邪を惹く。
ゴールデンウィーク中、長男が風邪を惹く。
ゴールデンウィーク後、長女と妻が風邪を惹く。
子供たちは風邪を惹いても元気。38度の熱があっても走り回る。
その中でも一番症状が重かったのは長男。せっかくの連休なのに風邪を惹いたこともあり、どこも出かけられず。
---
5月4日になって、長男の風邪が回復。
せっかくだからどこか出かける? と聞くと、「おばあちゃんち行きたい」。
なぜおばあちゃんち? と思うが、本人が行きたいと泣き出すほどなので、母に電話をかけたところ、「今から江の島行くのよ」とのこと。
僕の母は、うちから車で30分ほどのところで、僕の兄家族と住んでいる。
そこに姉と子供が遊びに来ていたのだが、兄家族は以前からディズニーランドに行くことを計画していたので、出かけたと言う。
暇をもてあました姉の子供と一緒に、江の島見物に行くつもりだったそうだ。
長男が「おばあちゃんに会えるならどこでもいい」というので、慌てて外出準備をし、江の島に直行。
江の島まで1時間もあれば出られるところに20年も住んでいたのに、姉は江の島に行くのが初めてだと言う。
…が、連休の江の島は信じられないほど混雑していた。
あまりの混雑に子供たちから文句も出ていたが、それでも「帰るのはいや」と言うので江の島を登る。
江の島の頂上では、大道芸をやっていた。
その時やっていた人が、丁度終わるところ。最後を少し見ただけだが、子供は釘づけ。
「もっと見たい」と言うので、次の大道芸人の登場をその場で待つ。
子供が「アイス食べたい」と言うので、僕は買いに行く。
さて、15分ほどして次の演目を始めたのは、大道芸人のRYUさん。
これがすごかった。
何よりも、話芸が達者だ。もちろん大道芸としての「技」も確かなのだが、それ以上に人を楽しませよう、という姿勢がしっかりしている。
いくつかの芸をやってから「もうあと2つしか芸がないので、その前に自分の得意なものを出していいですか?」という。
大道芸人がこういう会話を始めたら、投げ銭のことを言い出すに決まっている。
「得意なもの…と言っても、大道芸ではないし、四角くて小さなものなんですけど。」
と言い出すにいたって、あぁ、お金入れる箱出すんだろうなぁ、と思っていたら、出したのはルービックキューブ。
ここからが面白かった。
「これは大道芸じゃない」と言いながら、観客が心行くまでばらばらにしたものを30秒で戻してみせる。
「調子出てきたから、出すつもりなかったけど、これも出そう」とかいって、ディアブロ(空中曲ゴマ)始める。ここでまた盛り上がる。
「たいしたことない」と言いながら、手品始める。本当にたいしたことない手品だが、話芸で客を十分わかせる。
もう終わりだ、と言ってからのほうが時間が長く感じたくらいいろいろ詰め込んで、最後は難易度が明らかに高そうなことをやってのける。
子供たち大喜び。
投げ銭を持たせました。もちろん、RYUさんの希望通り、折りたたんださ!
そうしてあげてもいい、と思うくらいの舞台だったんだ。
---
5月8日は「大船まつり」。
地元大船の広範囲を使ったお祭りで…ことしで7回目。歴史は浅い。
保育園を代表して、長男たち年長さんが踊る、というので参加してきました。
まずはパレード。比較的先頭近くを歩く。子供たちはハッピを着て行進に参加。
「鎌倉武者行列」と題して鎧兜の人たち(市長も混ざっていたそうだ)が歩いていたり、その後ろを一輪車の軍団が走っていたり、ある意味不思議な光景。
途中で、3月末で引っ越した長男のクラスメートが見に来ていた。
子供たちが久しぶりの再開で盛り上がっていたところ、先生が「一緒に歩こう」とその子にハッピを着させる。
既に保育園外の子なのに、責任問題とかお構いなしの先生たちのフットワークの軽さが嬉しい。
予定では、大船駅から離れた地点からスタートし、駅前を通って折り返し、最初の地点の近くまで1時間のパレード。
が、実際には折り返し点まで15分。早すぎるんじゃないの? と思ったら、「その場のアドリブで」予定して居たコースを外れた。
警察の人も協力してくれているので、アドリブでも即座に車道を規制し、行列は進む。
…でも、本来のコースに戻るために、無茶なコース取りを始める。
すごく細い商店街を通り…さっき行列が通った道を横切る方向へ。案の定、まだ行列の尻尾が行進中だった。
あるけあるけゲームかよ!
行進が終わり、子供たちの踊りも無事終了。
あとは…祭りを楽しみましょう。
かき氷、焼きそば、焼きとうもろこし、肉巻きおにぎりと食べて満足し、行進中に見たJCN のブースで、ポケモンの絵が描かれた袋をもらい(中身は JCN のパンフレット…既に入会しているのだが、袋を子供が欲しがっていたのでもらいました)、満足して帰宅。
---
G.W.後は、先にも書いたが妻が風邪を惹く。これが重症。
熱が40度まで上がり、なかなか下らない。やっと下ったら喉の猛烈な痛みと、耳の痛み。
行きつけの耳鼻科行ったら…学会出席のため1週間休みだそうだ。
そんなわけで、妻の風邪はまだ治りきっていない。
症状を自己診断したところでは、インフルエンザにかかって、扁桃炎を併発したのではないか、とのこと。
---
妻は風邪で寝込み、長女も風邪で保育園を休み、自分は仕事があったが外出できない。
そこで、仕事関係者と視察に行く予定だったイベントの視察日をずらしてもらった。
5月14日、初日に行く予定を最終日にしていったのは、「第1回クラウドコンピューティングEXPO」。
…なんか偉そうな名前付いているけど、そのほか多くのコンピューター系EXPO と同時開催です。
グリーンIT EXPO とか、組み込み制御 EXPO とか、開発環境 EXPO とか…1枚の入場券で全部入れます。
そして、入場券は無料招待券が10枚位送られてきたもの。
仕事で WEB 関連の開発やっているので、クラウドコンピューティングを見に行きましょう…というのが、仕事先の社長さんの意図だったのだが、むしろ僕が見たかったのは組み込みのほう。小さい機械好きだからね。
おそらくクラウドは、「クラウド」とか偉そうなこと言いながらただの ASP なのが半分、「クラウドを支えます」とか言ってただのサーバーを展示しているのが半分、と想像していた。想像は大方あたり。
仕事先の社長さんは Amazon EC2 見たいなのが日本でも出てくることを期待して見に行ったのだが…期待はずれだったそうです。一応、数社出ていたけど、「ただのサーバー貸しと変わらないレベルで、EC2 のようなスケーラビリティがないので話にならない」そうです。
こういう EXPO にありがちな、配布している粗品を大量にもらって帰りました。子供のお土産。
---
5月15日には、保育園の遠足。
春の遠足は、毎年大船フラワーセンターです。
今年は晴れて暖かく、子供も大喜び。(去年は曇りで寒かった)
去年は生まれたばかりなのに連れて行った次女も、今年は芝生の上で遊んでいました。
---
というわけで、1ヶ月をざっと振り返りました。
常に誰かが風邪を惹いているか、イベントに出席している感じで忙しかったように思います。
実は、本日時点で次女が風邪を惹いて、保育園を休んでおります。
1ヶ月たって、別の風邪を惹いたらしい。
これがまた他の子に伝染すると、厄介なのだろうなぁ…
iPad を触ってみた 2010-04-14 17:01:25 COMP GEAR
知人が iPad を個人輸入で入手した。
「見てみたいですか?」と自慢したげに言うので、見せてくれるなら見ますが、と答えたら「そんな態度とって、本当は見たいんでしょう~」と良くわからないリアクションをしながら見せてくれた。
いや、それほど興味なかったから、本当に見なくても構わなかったのだが。
あまり批判すると iPhone 派の人から狙撃されそうだが、自分としては国内での iPhone 普及には当初から懐疑的である。
ガラパゴスと批判されようと、日本の携帯電話のガジェットとしてのレベルは高い。
…いや、そもそもいまどき「ガラパゴス」だなんていう人は世間に取り残されている。
この言葉は、一部の人が日本の携帯電話を批判するために使い始めたが、その後擁護派が「ガラパゴスは悪いことではない」と猛烈な反論を行ったため、ネガティブな意味は失われた。
しかし、iPad を見せてくれた知人は iPhone 派であり、iPad を見せながら話をする間中、日本の携帯を否定的な意味で「ガラケー」(ガラパゴス携帯の意味)と呼んでいた。
まぁ、ガラパゴスについては置いておき、まずは iPad のことから。
---
iPad を触っての第一印象は、伝え聞いていた通り重い、ということ。
ここのところ、立場により感想が異なるだろう。実際の重さは 700g。
iPhone のように常に携帯して持ち歩く、と言うことを考えていた人は「重い」と言う。
ノートパソコンのようなものを想像していた人は「軽い」と言う。
つまりは、微妙でどっちつかずの重さだということだ。
僕は iPad の話題を聞いたときから、これは持ち歩くものではなく、リビングで使うものだと思っていた。
しかし重い。うちには Kindle があるのだが、Kindle は気軽に家の中で持ち運ぶ気になる。
しかし、iPad の重さだと微妙である。リビングで使う、と決めたらそこに置きっぱなしにする機械だろう。
というのも、筐体設計の悪さが重さを余計に感じさせているのだ。
想像以上に大きい機械で、薄くて重いので、落としたら壊れそうである。
しかし、持ち手などは付いていない。うっかり手が滑って落としそうな怖さがある。これが重さを際立たせる。
iPhone とイメージ統一のため、表面をつるつるで凹凸のない形にしたのだろうが、指が引っかかるようなふくらみなり、滑り止めのざらざらなりつくってあれば、もっと軽く感じたかもしれない。
(IBM の古い機械、PT-110には、持ちやすくするためのふくらみがつけてあった。ここら辺の話、10年以上も書きたいと思ったまま置きっぱなしだ。)
片手で持って使おうとすると、重くて長い板を端っこの1点で支えることになり、余計に重く感じる。
ついしっかり掴もうとしてしまうが、そうするとタッチパネル部分に手が触れてしまうので、使えない。
もって使うなら常に両手で、と言う設計なのだろう。iPhone を片手で使っているような気楽さはない。
---
しかし、操作感は非常に快適であった。
iPhone でもそうだが、Jobs はこういう部分には一切妥協を許さない。
iBook など、ページ送りする時のアニメーションが、リアルタイムの演算によるものだった。
つまり、指をスライドすると、その指で紙をめくっているように動く。左右にめくるものなのに、途中で止めて上下に指を動かすと、曲げた紙の端が上下に動くように、たわみ方が変わる。
実用上はどうでもいい部分にこだわって作っている、と言うことが非常に良い。
しかし、こういうデジタルガジェットは、「実用品」と言うよりはおもちゃなのだから、このこだわりは重要だ。
GoogleMap のアプリケーションも同様の快適さ。
大きな画面で、自由に地図を動かすのは面白い。
あえて Zoom In した航空写真で、家の近所の道を辿って散歩していたら迷子になった。
普通はこんなことせずに、Zoom Out して目的地を探すのだが、軽快に動くから無駄な動きを楽しみたくなるのだ。
---
一番の感動は、iPhone のソフトを動かした時だった。
自分は、iPhone のソフトが動くとはいっても、それでは iPad の画面の広さは活かせないだろうし、「専用ソフトが発売されるまでの繋ぎ」程度の機能だろうと予測していた。
しかし、予想はいい意味で裏切られた。
iPhone 用に作ったソフトを iPad で動かすと、iPad の画面の広さの恩恵に預かれるのだ。
iPhone ソフトの動作環境は、互換サイズと2倍サイズの2通りが選べ、動作中でも切り替え可能である。
互換サイズで動かすと、画面の真ん中に小さなウィンドウが作られて、そこで動く。
2倍サイズにすると、ウィンドウは丁度縦横2倍になる。
ここまでは予想していた。
そして、2倍にすれば1ドットの大きさも画面の 2x2 ドットに割り振られて、ドットがカクカクと見えるものになるのだろう…と思っていた。
しかし、違う。2倍サイズの画面にすると、iPhone 用のソフトは iPad 向けに何の対応もしなくとも、2倍の解像度で美しく表示される。
具体的には、産経新聞の iPhone アプリをいじっていた時にこの現象が起こった。
産経新聞は、iPhone 向けに当日の新聞を無料で配信している。
iPhone ではかなり拡大しないと文字がつぶれて読めないのだが、iPad の2倍サイズ画面では、たくさん文字を表示したまま読めるのだ。
最初は、新聞だし、文字を並べてあるのかな、と思っていた。
ビットマップなら拡大したらギザギザが目立つが、文字データであれば、最終的には OS がレンダリングするので、拡大しても問題はない。
文字でなくとも、ベクターデータになっていても拡大に強いだろう。
しかし、そうではないようだ。iPad でも、極端に拡大を行うと、ギザギザが見える。
これは一体どういう現象だ?
同じような現象は、コミックを見ていたときにもおきた。
そして、こちらで確信した。
毎日作成される新聞ならともかく、既に紙で作られている原稿を取り込んだコミックリーダーで、ベクターデータにしてあるわけがない。
これは、ビットマップだ。iPhone - iPad の表示の仕組みでは、画面のサイズに関係なく、ビットマップを美しく表示できる仕組みが最初から備わっているのだ。
と言うことでピンと来た。
古い Mac ユーザーなら知っているだろう。Old Mac は、画面描画に QuickDraw という仕組みを使っていた。
QuickDraw は、そもそも Apple II の Pascal 用に作られた描画ライブラリだ。
特徴は、数学的に画面を構成すること。画面描画命令は画面の解像度に依存しないように作ってあり、最終的には「全体のうち、どの部分を画面に表示するか」と言う指示によって、実際の画面に反映される。
まぁ、ベクターグラフィックと基本的な概念は同じだ。それを OS の仕組みとして取り込んである、と言うことが違うだけ。
Jobs が Apple を「クビになって」から作った NeXT Computer でも、同じような仕組みが使われた。
ただし、こちらはDisplay PostScript と言い、PostScript プリンタと互換性のある方法で画面を描画する。
Adobe 社は後に、Display PostScript の技術を広く転用し、パソコン画面とプリンタで同じ見た目を実現するソフトを作成した。Adobe Acrobat だ。そのデータ形式である PDF (Portable Document File : どこにでも持っていける文章ファイル)は表示デバイスの解像度に依存しない。
現在の Mac OS X では、 QuickDraw の後継であり、Display PostScript の後継でもある、Quartz で画面を描画する。つまり、Quartz の技術は、PDF の技術と親戚筋であり、デバイスの解像度には依存しない。
さて、長い説明だったが、iPhone にも Quartz が使われている。
産経新聞は、紙面全体を大きなビットマップとして持っている。
全体を表示したいなら、ビットマップ全体を表示するように…と Quartz に指示を出す。
すると、Quartz は適切にビットマップを縮小し、画面に表示する。この際、表示デバイスの解像度を気にする必要はない。
一部を拡大したいなら、拡大したい部分を表示するように、と指示を出す。これまた、Quartz は適切にビットマップを縮小し、画面に表示する。やはりデバイスの解像度を気にすることはない。
デバイスの解像度を気にすることはない、としつこく書いているのは、これによって iPad の2倍表示モードでも、画面の広さが適切に活かされ、美しい表示になっているからだ。
最終的に、画面の広さよりも狭い部分を表示するように、と指示が出ると、今度は縮小ではなく、拡大が行われる。このときにはさすがに画面がカクカクになる。
最初からこのような美しい設計をしていたから、新しい機種を作っても互換性問題で苦しむことがないのだ。
iPhone HD の噂が出ている。
画面は丁度2倍になるそうだ。最初は、ドットを 1:2 で拡大することで互換性を取りやすくするために2倍なのだろう、と考えていた。つまり、専用ソフトが出るまでは画面の広さは活かされないだろう、と。
しかし、どうやら iPhone HD は最初から画面の広さが活かされそうだ。
---
以上のように、デバイスとしては iPad は良くできている。
見せてくれた知人は、こんなにすばらしいものだから、国内で発売されたらみんな買うんじゃないか、と言う。
でも、それはないだろう。
まず第一に、iPad はパソコンではない。パソコンのデータを持ち出すための、ビュワーだ。
そのため、母艦となる PC は必須だ。
しかも、WiFi 対応しているのに、母艦には WiFi で接続できない。iTune を通して、USB 接続でデータをやり取りするしかないのだ。
でも、国内では、それほど PC は普及していない。
同じ理由で、iPhone もある程度以上売れないだろう。
iPhone も iPod も、 PC を母艦として使う設計だ。
それは悪いわけではなく、小さなところでやりにくい作業は最初からやらない、そういう作業は PC でやって持ち込む、という使い分けでもある。
この使い分けによって、あの機能美を実現している。
しかし、最初に挙げたように、国内ではガラパゴスと呼ばれる携帯が普及している。
非常に高機能で、WEB やメール程度なら PC を必要としない。
…Netbook 、と呼ばれる PC の守備範囲は、携帯で十分なのだ。
そして、それが故、現在の大学生から下の世代では、マニアでなければ PC を持たない。
アメリカでは、労働世代には「必需品」の PC が、日本では必需品ではない。
そのため、PC を必須とする iPad / iPhone は、国内では普及の足がかりを持たない。
iPad は、Netbook に対する Apple からの回答だ。
しかし、PC ではない。
これが PC として動けるのであれば、iPad を母艦として iPhone を使う、なんていう若い世代が出てくるかもしれない。
その時は、国内の携帯電話の勢力図も大きく変化するかもしれない。
#もっとも、国内がいい意味で「ガラパゴス」なのは、デバイスの機能問題だけではなく、社会インフラの問題もある。
インフラが整わない限りは、若い世代にとって携帯は手放せないだろうし、その状況で iPhoneや Android 携帯の爆発的普及はない。
勘違いされるといけないので書いておきますが、自分は Apple 好きです。
Mac が白黒だった頃から知っていますし、今も Mac 使ってますよ。
同時に、モバイルガジェット好きとして iPhone 類に興味がないため、もっていません。
Apple は好きだけど、他が嫌いなわけじゃない。
仕事には Windows も Linux も使うし、普段持ち歩いている Netwalker は Ubuntu Linux。
iPhone を持ってないからと言って、否定もしません。
上に書いたように、技術的に優れたところには素直に感心します。
「見てみたいですか?」と自慢したげに言うので、見せてくれるなら見ますが、と答えたら「そんな態度とって、本当は見たいんでしょう~」と良くわからないリアクションをしながら見せてくれた。
いや、それほど興味なかったから、本当に見なくても構わなかったのだが。
あまり批判すると iPhone 派の人から狙撃されそうだが、自分としては国内での iPhone 普及には当初から懐疑的である。
ガラパゴスと批判されようと、日本の携帯電話のガジェットとしてのレベルは高い。
…いや、そもそもいまどき「ガラパゴス」だなんていう人は世間に取り残されている。
この言葉は、一部の人が日本の携帯電話を批判するために使い始めたが、その後擁護派が「ガラパゴスは悪いことではない」と猛烈な反論を行ったため、ネガティブな意味は失われた。
しかし、iPad を見せてくれた知人は iPhone 派であり、iPad を見せながら話をする間中、日本の携帯を否定的な意味で「ガラケー」(ガラパゴス携帯の意味)と呼んでいた。
まぁ、ガラパゴスについては置いておき、まずは iPad のことから。
---
iPad を触っての第一印象は、伝え聞いていた通り重い、ということ。
ここのところ、立場により感想が異なるだろう。実際の重さは 700g。
iPhone のように常に携帯して持ち歩く、と言うことを考えていた人は「重い」と言う。
ノートパソコンのようなものを想像していた人は「軽い」と言う。
つまりは、微妙でどっちつかずの重さだということだ。
僕は iPad の話題を聞いたときから、これは持ち歩くものではなく、リビングで使うものだと思っていた。
しかし重い。うちには Kindle があるのだが、Kindle は気軽に家の中で持ち運ぶ気になる。
しかし、iPad の重さだと微妙である。リビングで使う、と決めたらそこに置きっぱなしにする機械だろう。
というのも、筐体設計の悪さが重さを余計に感じさせているのだ。
想像以上に大きい機械で、薄くて重いので、落としたら壊れそうである。
しかし、持ち手などは付いていない。うっかり手が滑って落としそうな怖さがある。これが重さを際立たせる。
iPhone とイメージ統一のため、表面をつるつるで凹凸のない形にしたのだろうが、指が引っかかるようなふくらみなり、滑り止めのざらざらなりつくってあれば、もっと軽く感じたかもしれない。
(IBM の古い機械、PT-110には、持ちやすくするためのふくらみがつけてあった。ここら辺の話、10年以上も書きたいと思ったまま置きっぱなしだ。)
片手で持って使おうとすると、重くて長い板を端っこの1点で支えることになり、余計に重く感じる。
ついしっかり掴もうとしてしまうが、そうするとタッチパネル部分に手が触れてしまうので、使えない。
もって使うなら常に両手で、と言う設計なのだろう。iPhone を片手で使っているような気楽さはない。
---
しかし、操作感は非常に快適であった。
iPhone でもそうだが、Jobs はこういう部分には一切妥協を許さない。
iBook など、ページ送りする時のアニメーションが、リアルタイムの演算によるものだった。
つまり、指をスライドすると、その指で紙をめくっているように動く。左右にめくるものなのに、途中で止めて上下に指を動かすと、曲げた紙の端が上下に動くように、たわみ方が変わる。
実用上はどうでもいい部分にこだわって作っている、と言うことが非常に良い。
しかし、こういうデジタルガジェットは、「実用品」と言うよりはおもちゃなのだから、このこだわりは重要だ。
GoogleMap のアプリケーションも同様の快適さ。
大きな画面で、自由に地図を動かすのは面白い。
あえて Zoom In した航空写真で、家の近所の道を辿って散歩していたら迷子になった。
普通はこんなことせずに、Zoom Out して目的地を探すのだが、軽快に動くから無駄な動きを楽しみたくなるのだ。
---
一番の感動は、iPhone のソフトを動かした時だった。
自分は、iPhone のソフトが動くとはいっても、それでは iPad の画面の広さは活かせないだろうし、「専用ソフトが発売されるまでの繋ぎ」程度の機能だろうと予測していた。
しかし、予想はいい意味で裏切られた。
iPhone 用に作ったソフトを iPad で動かすと、iPad の画面の広さの恩恵に預かれるのだ。
iPhone ソフトの動作環境は、互換サイズと2倍サイズの2通りが選べ、動作中でも切り替え可能である。
互換サイズで動かすと、画面の真ん中に小さなウィンドウが作られて、そこで動く。
2倍サイズにすると、ウィンドウは丁度縦横2倍になる。
ここまでは予想していた。
そして、2倍にすれば1ドットの大きさも画面の 2x2 ドットに割り振られて、ドットがカクカクと見えるものになるのだろう…と思っていた。
しかし、違う。2倍サイズの画面にすると、iPhone 用のソフトは iPad 向けに何の対応もしなくとも、2倍の解像度で美しく表示される。
具体的には、産経新聞の iPhone アプリをいじっていた時にこの現象が起こった。
産経新聞は、iPhone 向けに当日の新聞を無料で配信している。
iPhone ではかなり拡大しないと文字がつぶれて読めないのだが、iPad の2倍サイズ画面では、たくさん文字を表示したまま読めるのだ。
最初は、新聞だし、文字を並べてあるのかな、と思っていた。
ビットマップなら拡大したらギザギザが目立つが、文字データであれば、最終的には OS がレンダリングするので、拡大しても問題はない。
文字でなくとも、ベクターデータになっていても拡大に強いだろう。
しかし、そうではないようだ。iPad でも、極端に拡大を行うと、ギザギザが見える。
これは一体どういう現象だ?
同じような現象は、コミックを見ていたときにもおきた。
そして、こちらで確信した。
毎日作成される新聞ならともかく、既に紙で作られている原稿を取り込んだコミックリーダーで、ベクターデータにしてあるわけがない。
これは、ビットマップだ。iPhone - iPad の表示の仕組みでは、画面のサイズに関係なく、ビットマップを美しく表示できる仕組みが最初から備わっているのだ。
と言うことでピンと来た。
古い Mac ユーザーなら知っているだろう。Old Mac は、画面描画に QuickDraw という仕組みを使っていた。
QuickDraw は、そもそも Apple II の Pascal 用に作られた描画ライブラリだ。
特徴は、数学的に画面を構成すること。画面描画命令は画面の解像度に依存しないように作ってあり、最終的には「全体のうち、どの部分を画面に表示するか」と言う指示によって、実際の画面に反映される。
まぁ、ベクターグラフィックと基本的な概念は同じだ。それを OS の仕組みとして取り込んである、と言うことが違うだけ。
Jobs が Apple を「クビになって」から作った NeXT Computer でも、同じような仕組みが使われた。
ただし、こちらはDisplay PostScript と言い、PostScript プリンタと互換性のある方法で画面を描画する。
Adobe 社は後に、Display PostScript の技術を広く転用し、パソコン画面とプリンタで同じ見た目を実現するソフトを作成した。Adobe Acrobat だ。そのデータ形式である PDF (Portable Document File : どこにでも持っていける文章ファイル)は表示デバイスの解像度に依存しない。
現在の Mac OS X では、 QuickDraw の後継であり、Display PostScript の後継でもある、Quartz で画面を描画する。つまり、Quartz の技術は、PDF の技術と親戚筋であり、デバイスの解像度には依存しない。
さて、長い説明だったが、iPhone にも Quartz が使われている。
産経新聞は、紙面全体を大きなビットマップとして持っている。
全体を表示したいなら、ビットマップ全体を表示するように…と Quartz に指示を出す。
すると、Quartz は適切にビットマップを縮小し、画面に表示する。この際、表示デバイスの解像度を気にする必要はない。
一部を拡大したいなら、拡大したい部分を表示するように、と指示を出す。これまた、Quartz は適切にビットマップを縮小し、画面に表示する。やはりデバイスの解像度を気にすることはない。
デバイスの解像度を気にすることはない、としつこく書いているのは、これによって iPad の2倍表示モードでも、画面の広さが適切に活かされ、美しい表示になっているからだ。
最終的に、画面の広さよりも狭い部分を表示するように、と指示が出ると、今度は縮小ではなく、拡大が行われる。このときにはさすがに画面がカクカクになる。
最初からこのような美しい設計をしていたから、新しい機種を作っても互換性問題で苦しむことがないのだ。
iPhone HD の噂が出ている。
画面は丁度2倍になるそうだ。最初は、ドットを 1:2 で拡大することで互換性を取りやすくするために2倍なのだろう、と考えていた。つまり、専用ソフトが出るまでは画面の広さは活かされないだろう、と。
しかし、どうやら iPhone HD は最初から画面の広さが活かされそうだ。
---
以上のように、デバイスとしては iPad は良くできている。
見せてくれた知人は、こんなにすばらしいものだから、国内で発売されたらみんな買うんじゃないか、と言う。
でも、それはないだろう。
まず第一に、iPad はパソコンではない。パソコンのデータを持ち出すための、ビュワーだ。
そのため、母艦となる PC は必須だ。
しかも、WiFi 対応しているのに、母艦には WiFi で接続できない。iTune を通して、USB 接続でデータをやり取りするしかないのだ。
でも、国内では、それほど PC は普及していない。
同じ理由で、iPhone もある程度以上売れないだろう。
iPhone も iPod も、 PC を母艦として使う設計だ。
それは悪いわけではなく、小さなところでやりにくい作業は最初からやらない、そういう作業は PC でやって持ち込む、という使い分けでもある。
この使い分けによって、あの機能美を実現している。
しかし、最初に挙げたように、国内ではガラパゴスと呼ばれる携帯が普及している。
非常に高機能で、WEB やメール程度なら PC を必要としない。
…Netbook 、と呼ばれる PC の守備範囲は、携帯で十分なのだ。
そして、それが故、現在の大学生から下の世代では、マニアでなければ PC を持たない。
アメリカでは、労働世代には「必需品」の PC が、日本では必需品ではない。
そのため、PC を必須とする iPad / iPhone は、国内では普及の足がかりを持たない。
iPad は、Netbook に対する Apple からの回答だ。
しかし、PC ではない。
これが PC として動けるのであれば、iPad を母艦として iPhone を使う、なんていう若い世代が出てくるかもしれない。
その時は、国内の携帯電話の勢力図も大きく変化するかもしれない。
#もっとも、国内がいい意味で「ガラパゴス」なのは、デバイスの機能問題だけではなく、社会インフラの問題もある。
インフラが整わない限りは、若い世代にとって携帯は手放せないだろうし、その状況で iPhoneや Android 携帯の爆発的普及はない。
翌日追記
勘違いされるといけないので書いておきますが、自分は Apple 好きです。
Mac が白黒だった頃から知っていますし、今も Mac 使ってますよ。
同時に、モバイルガジェット好きとして iPhone 類に興味がないため、もっていません。
Apple は好きだけど、他が嫌いなわけじゃない。
仕事には Windows も Linux も使うし、普段持ち歩いている Netwalker は Ubuntu Linux。
iPhone を持ってないからと言って、否定もしません。
上に書いたように、技術的に優れたところには素直に感心します。
ポメラニアン 2010-04-07 17:44:25 COMP GEAR
ポメラを使う人のことをポメラニアンと言うらしい。
なるほど、なかなかうまいことを言う。
妻がポメラを購入したのは1ヶ月前。
実は、初代の発売前から気になってはいた。
元々、妻はモバギ(DOSモバ)派。
HP200LX 派だった僕が NetWalker を買ったので、妻もなにか「テキスト入力ガジェット」を欲しがっていた。
が、妻の要望では、入力もさることながら、テキストの閲覧もしたいらしい。
初代ポメラでは閲覧には適さないので、見送っていた。
QRコードも生成できる2代目が発売され、妻の要求も多少変化。
というのも、この間にKindleを購入し、PTAの仕事が忙しく携帯でのメールやり取りが増えたため。
(保育園のお母さん方は、PCが使えない人が多く、携帯にメールが来る。そして、SPAM対策でPCからの受け取りを拒否していたりする)
テキスト読みは Kindle でやるとして、QRコード生成ができれば携帯のメールが楽になるのではないか? という思惑。
しばらく悩んでいたが、1ヶ月ほど前に思い切って購入。
1ヶ月ほど使ったところだが、非常に快適らしい。
キーボードは「PCのものよりは使いにくい」が、十分に許容できる使い勝手だそうだ。
少なくとも、NetWalker とは比較にならないらしい。
#NetWalker がぐらぐらしている、とか言うのとは関係なく、キーピッチの問題。
NetWalker は親指タイプも可能な大きさに収めているので、ピッチが狭い。
(でも、親指タイプもやりにくいと言う中途半端さ)
QR コードの読み取りは携帯の機種を選びそうだが、妻の使っている DoCoMo の F02B では、QR コードを分割された時に自動的に「次のコードを読み取る」動作になり、分割していることが気にならない。
そして、読み取り後は簡単に「全選択」→「コピー」、MULTI ボタンでメールを同時起動して「貼り付け」で本文に貼り付けられる。
おかげで携帯メールが「使う気になる」ようになったそうだ。
これだけでも買った価値があるというもの。
妻はそれなりに人気のあるWEBページも作っているので、そのネタを書き溜めたりするのにも使う予定らしいが、忙しくてこちらはまだの模様。
#妻に怒られるのでWEBページへのリンクはしない。
なるほど、なかなかうまいことを言う。
妻がポメラを購入したのは1ヶ月前。
実は、初代の発売前から気になってはいた。
元々、妻はモバギ(DOSモバ)派。
HP200LX 派だった僕が NetWalker を買ったので、妻もなにか「テキスト入力ガジェット」を欲しがっていた。
が、妻の要望では、入力もさることながら、テキストの閲覧もしたいらしい。
初代ポメラでは閲覧には適さないので、見送っていた。
QRコードも生成できる2代目が発売され、妻の要求も多少変化。
というのも、この間にKindleを購入し、PTAの仕事が忙しく携帯でのメールやり取りが増えたため。
(保育園のお母さん方は、PCが使えない人が多く、携帯にメールが来る。そして、SPAM対策でPCからの受け取りを拒否していたりする)
テキスト読みは Kindle でやるとして、QRコード生成ができれば携帯のメールが楽になるのではないか? という思惑。
しばらく悩んでいたが、1ヶ月ほど前に思い切って購入。
1ヶ月ほど使ったところだが、非常に快適らしい。
キーボードは「PCのものよりは使いにくい」が、十分に許容できる使い勝手だそうだ。
少なくとも、NetWalker とは比較にならないらしい。
#NetWalker がぐらぐらしている、とか言うのとは関係なく、キーピッチの問題。
NetWalker は親指タイプも可能な大きさに収めているので、ピッチが狭い。
(でも、親指タイプもやりにくいと言う中途半端さ)
QR コードの読み取りは携帯の機種を選びそうだが、妻の使っている DoCoMo の F02B では、QR コードを分割された時に自動的に「次のコードを読み取る」動作になり、分割していることが気にならない。
そして、読み取り後は簡単に「全選択」→「コピー」、MULTI ボタンでメールを同時起動して「貼り付け」で本文に貼り付けられる。
おかげで携帯メールが「使う気になる」ようになったそうだ。
これだけでも買った価値があるというもの。
妻はそれなりに人気のあるWEBページも作っているので、そのネタを書き溜めたりするのにも使う予定らしいが、忙しくてこちらはまだの模様。
#妻に怒られるのでWEBページへのリンクはしない。
V60 設計者にお会いした。 2010-03-15 09:58:44 COMP
V60 、と言って何人の人が理解してくれるだろう?
NEC が過去に作った CPU で、非常に直行性が高いのが特徴である。
…直行性、自体が現在では死語だな。
その昔、CPU の使いやすさとは、アセンブラの使いやすさであった時代がある。
アセンブラでは、命令に対して「ソース」(元データ)と「デストネーション」(演算対象)を指定するが、CPU の設計上の都合で、ソースとデストネーションの組み合わせには制限がある。
例えば、演算対象は、そのまま演算結果の保存に使用されることが多い。
このため、デストネーションに「即値」(数値そのもの)を指定することはできない。
インテル系の CPU であれば、演算は常に「Aレジスタ」を対象に行われた。
B レジスタと A レジスタを足す、とか、メモリ内容と A レジスタを足す、と言うことはできても、メモリ内容とメモリ内容を足す、はできなかった。
直行性、というのは、このような制限がほとんどないことを意味する。
メモリ内容とメモリ内容を足すなんて当たり前だし、「A レジスタの示すメモリに格納されたデータをアドレスとみなし、そのアドレスに示したデータ」同士を足したりもできる。
これ、CPU を設計する上では、結構面倒なことなのだ。
現代の CPU は、アセンブラを直接扱うことなど考えず、「C 言語でプログラムが組めれば十分」と考えるため、直行性など考慮されない。
つまり、V60 が直行性が高い、と書いた冒頭の話は、現代においてはあまり意味を持たない。
でも、当時としては非常に画期的で高性能だったのだ。
日本の会社が作った、世界に誇れる CPU 。それが V60 だった。
---
いきなり話が脱線しているが、脱線ついでにもう少し。
NEC は、V30 という CPU も作っていた。こちらのほうが有名。
8086 互換で性能が上だったので、NEC は「国民機」とまで言われた PC-9801 に採用していた。
でも、8086 互換ではあるが、80286 互換ではない。そして、80286 は V30 より性能が上だ。
そのため、PC-9801 では、互換性のためにインテル CPU と V30 を同時に搭載し続けた。
で、V60 は、 V30 互換モードを持ちながら、CPU としては1から独自設計をした CPU だった。
Pentium と PowerPC くらい違うと思いねぇ。でも、互換モードを持っているのだ。
僕は今でこそフリープログラマをしているが、会社員時代に V60 で作られた基盤のプログラムをしたことがある。
その際に、V60 のコアをアクリルに封入した文鎮(?)を頂いていた。
今回、偶然から V60 の設計者の一人にお会いできることになったので、その文鎮を持ってお伺いした。
---
…と、前振り長すぎる上に、実際に会いに行ったのは大学時代の恩師です。
卒業以来15年、1度も連絡を取っていなかったのですが、このたび定年退職なさるということでパーティに誘われました。
NEC を退職後、大学で自然言語処理の研究をしており、15年ぶりにその後の研究成果などの講義も受けました。
先生に V60 の文鎮を見せたところ、「うわぁ…懐かしいねぇ。…ここがキャッシュで、ここらへんがパイプライン。ちゃんと見えるねぇ」などと感慨深げ。
ついでに「V60 は、PDP-11 を参考に設計しているんだよ」なんて、知らなかった話も教えてくれます。
近年卒業の方も先生に渡されてしばらく見た後、「すみません、これが何なのか良くわからないです」と僕のところに返却に来ました。
ちなみに、先生は V60 以前に NEC でスーパーコンピューターの設計にも携わっていました。
当時はスーパーコンピューターといえばアメリカ製で、他のどの国も速度を超えられなかった時代。
「世界一の速度を実現する」ために、まずクロック周波数が決められ、そのクロック以内に電気信号が到達できる電線の長さが定められ、全ての場所において、配線がその長さを超えないように注意しながら設計されたそうです。
配線長さを規定する長さの棒を作り、「5ナノ棒」と呼んでいた、という話を大学時代に聞き、非常に面白く思ったものです。
この結果、日本は始めて演算速度世界一のコンピューターを作り、その後しばらくはアメリカと日本が追いつ追われつの速度レースを展開したのだとか。
やはり大学時代に聞いた「人月の神話」の話は…
ずっと心のどこかに引っかかっていましたが、ちゃんと書籍を読んだのは1年位前の話。
「遅れているプロジェクトに人員を投入すると、余計に遅れる」は有名な話なのですが、それ以外の細かな部分が、現在フリーのプログラマをやっている自分には勉強になりました。
特に、必要な人月を見積もる方法については納得。
フリーでやっていると、見積もり・値段交渉がしんどいのだけど、この本で後ろ盾を得て楽になりました。
NEC が過去に作った CPU で、非常に直行性が高いのが特徴である。
…直行性、自体が現在では死語だな。
その昔、CPU の使いやすさとは、アセンブラの使いやすさであった時代がある。
アセンブラでは、命令に対して「ソース」(元データ)と「デストネーション」(演算対象)を指定するが、CPU の設計上の都合で、ソースとデストネーションの組み合わせには制限がある。
例えば、演算対象は、そのまま演算結果の保存に使用されることが多い。
このため、デストネーションに「即値」(数値そのもの)を指定することはできない。
インテル系の CPU であれば、演算は常に「Aレジスタ」を対象に行われた。
B レジスタと A レジスタを足す、とか、メモリ内容と A レジスタを足す、と言うことはできても、メモリ内容とメモリ内容を足す、はできなかった。
直行性、というのは、このような制限がほとんどないことを意味する。
メモリ内容とメモリ内容を足すなんて当たり前だし、「A レジスタの示すメモリに格納されたデータをアドレスとみなし、そのアドレスに示したデータ」同士を足したりもできる。
これ、CPU を設計する上では、結構面倒なことなのだ。
現代の CPU は、アセンブラを直接扱うことなど考えず、「C 言語でプログラムが組めれば十分」と考えるため、直行性など考慮されない。
つまり、V60 が直行性が高い、と書いた冒頭の話は、現代においてはあまり意味を持たない。
でも、当時としては非常に画期的で高性能だったのだ。
日本の会社が作った、世界に誇れる CPU 。それが V60 だった。
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いきなり話が脱線しているが、脱線ついでにもう少し。
NEC は、V30 という CPU も作っていた。こちらのほうが有名。
8086 互換で性能が上だったので、NEC は「国民機」とまで言われた PC-9801 に採用していた。
でも、8086 互換ではあるが、80286 互換ではない。そして、80286 は V30 より性能が上だ。
そのため、PC-9801 では、互換性のためにインテル CPU と V30 を同時に搭載し続けた。
で、V60 は、 V30 互換モードを持ちながら、CPU としては1から独自設計をした CPU だった。
Pentium と PowerPC くらい違うと思いねぇ。でも、互換モードを持っているのだ。
僕は今でこそフリープログラマをしているが、会社員時代に V60 で作られた基盤のプログラムをしたことがある。
その際に、V60 のコアをアクリルに封入した文鎮(?)を頂いていた。
今回、偶然から V60 の設計者の一人にお会いできることになったので、その文鎮を持ってお伺いした。
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…と、前振り長すぎる上に、実際に会いに行ったのは大学時代の恩師です。
卒業以来15年、1度も連絡を取っていなかったのですが、このたび定年退職なさるということでパーティに誘われました。
NEC を退職後、大学で自然言語処理の研究をしており、15年ぶりにその後の研究成果などの講義も受けました。
先生に V60 の文鎮を見せたところ、「うわぁ…懐かしいねぇ。…ここがキャッシュで、ここらへんがパイプライン。ちゃんと見えるねぇ」などと感慨深げ。
ついでに「V60 は、PDP-11 を参考に設計しているんだよ」なんて、知らなかった話も教えてくれます。
近年卒業の方も先生に渡されてしばらく見た後、「すみません、これが何なのか良くわからないです」と僕のところに返却に来ました。
ちなみに、先生は V60 以前に NEC でスーパーコンピューターの設計にも携わっていました。
当時はスーパーコンピューターといえばアメリカ製で、他のどの国も速度を超えられなかった時代。
「世界一の速度を実現する」ために、まずクロック周波数が決められ、そのクロック以内に電気信号が到達できる電線の長さが定められ、全ての場所において、配線がその長さを超えないように注意しながら設計されたそうです。
配線長さを規定する長さの棒を作り、「5ナノ棒」と呼んでいた、という話を大学時代に聞き、非常に面白く思ったものです。
この結果、日本は始めて演算速度世界一のコンピューターを作り、その後しばらくはアメリカと日本が追いつ追われつの速度レースを展開したのだとか。
やはり大学時代に聞いた「人月の神話」の話は…
ずっと心のどこかに引っかかっていましたが、ちゃんと書籍を読んだのは1年位前の話。
「遅れているプロジェクトに人員を投入すると、余計に遅れる」は有名な話なのですが、それ以外の細かな部分が、現在フリーのプログラマをやっている自分には勉強になりました。
特に、必要な人月を見積もる方法については納得。
フリーでやっていると、見積もり・値段交渉がしんどいのだけど、この本で後ろ盾を得て楽になりました。
SH-03B…将来のために 2010-03-08 16:07:40 COMP
将来のために、って、発売間もない SH-03B を「次はこうして欲しい」という要望ですよ。
自分の日記に書いて SHARP の人の目に留まるとは思えないけど、不満がたまっているのでどこかに書き出さないと気がすまないだけです。
まず、しばらく使ってみて、SH-03B は非常に良い端末だ、と、先に書いておきます。
テンキーでメールなんて書けるか! とお困りで、でも i-mode を始めとする、いわゆる「普通の携帯」でないと受けられないサービスが多くて困る、という人には、他に選択肢はないと言って良いでしょう。
待ち受け画面から最初に表示されるメニューは、自由に組み替え可能です。
なので、良く使う機能をすぐに呼び出せます。
でも、組み替えなくても、本当によく使われる機能は最初からすぐ呼び出せるの。
日付をタッチすればスケジューラーが、時刻をタッチすればアラーム設定が呼び出されます。
だから、そういう点に不満はない。
不満は、タッチパネルを使用したユーザーインターフェイスに集中しているのです。
---
まず、タッチパネルは「本体内蔵メニュー」及び「Java 以外の内蔵アプリ」でしか効きません。
i-mode のトップメニューは、Flash 内蔵端末ではデフォルトで Flash で表示されますが、操作できません。
タッチパネル上にバーチャルキーボードを表示して、そこで操作するの。
この操作が最悪。
i-mode のトップメニューに関しては、設定すれば通常の HTML 表示にもできますが、そういう設定に対応していないサイトや、最初から Flash が前提のゲームなどはあきらめたほうが良い。
Java も、タッチパネルに対応した API は DoCoMo 標準で定められているようですが、プリインストールのアプリですらほとんど使っていませんので諦めるしかないです。
とはいえ、ここら辺は Flash や Java という「個々のアプリ」の問題でもあるので、仕方なく許容範囲。
技術がわかっていない人なら十分文句が出るような部分だけど、僕はプログラマーだから、ここら辺が仕方ないことは理解できる。
というわけで、問題はどんどん切り分けられて、いよいよ「インターフェイス」の詳細に入ります。
-=-=-=-=-=-=-=-=
まず、メニュー上位階層での操作方法。
SH-03B では、メニューはアイコンが3×4に並ぶことで表示されます。
これを指でタッチしてやればよい。
非常に直感的で、問題なし。
---
下位の階層(設定メニューなど、階層が深くなる場合)では、メニューが文字で書かれたリストになります。
動作が明らかに違うのであればアイコンで示しやすいけど、微妙な差をアイコンで示すことは難しいため、文字が中心になることは理解できます。
ここでは、指でタッチすると「選択」、選択されたものを続けてタッチすると「決定」になります。
つまり、アイコンはシングルタッチで開くが、文字リストはダブルタッチしないと開かない。
…なんか、操作が変わって気持ち悪いけど、まぁ許しましょう。
文字はアイコンより密集した表示になっているので、シングルタッチで起動してしまうと、間違えて押す場合もありますから。
一度選択して、正しいことを確認してから決定、という作法は、それなりに理にかなっている。
また、書かれていることが長くなる場合、選択されたところで横スクロール表示となります。
(いわゆる Ticker 表示)
この意味で、「選択」という動作が挟まることには一定の意味があります。
---
設定メニューの一番下の階層などでは、ダイアログが開いて、設定を選ばせる場合があります。
ここも文字リストになるわけですが、シングルタッチで決定です。
ダイアログは、画面の中にウィンドウを描くことで実現しているため、通常に画面に描くより表示領域が狭いです。
当然、文字が全部表示されないことは増えますし、文字リストですから選択すると横スクロール表示が始まります。
(キーボードを引き出して操作する場合には、「選択」した状態が存在する)
でも、シングルタッチで決定です。
類似内容の長い文字列で、先頭だけで区別できなかったとしても、シングルタッチで決定です。
ダイアログ、というものの性質上、意思確認すればすぐに消えるのが望ましいので、ダブルタッチは面倒くさい、と言う気持ちはわかります。
でも、先に書いたように文字リストによるメニューの操作が「文字で書かれていると誤操作しやすい」「選択しないと最後まで読めない」ためにダブルタッチで決定だった、と考えると、インターフェイスとして破綻していないか?
-=-=-=
メニューが一画面に収まらない時は、「次ページ」が存在します。
そう、画面に収まりきらない時のメニューは、ページ送りインターフェイスなのですね。
ページ送りは、タッチしたまま指を左右に滑らせる(スライド、と呼びます)ことで行います。
…基本はね。
アイコン表示のメニュー画面では、次ページが存在していることを、画面右上に三角形を表示することで示します。
でも、文字リストのメニュー画面では、画面左下に、ページ送りのボタンを表示することで示します。
前者では三角形を押すことで、後者ではボタンを使って、ページ送りすることもできます。
メニューの階層によって、作法が統一されていない。
メニューから、各種の「設定確認」等を選んだ場合、画面に収まらないほどの設定状況を表示します。
この場合も、ページ送りが発生しますが、状況によって作法が異なります。
「メール設定確認」では、文字リストによるメニュー画面と同じ作法です。
でも、一般設定の「設定状況確認」では、文字リストによるメニューとも、アイコンによるメニューとも異なる別の作法です。
画面左上には三角形は表示されず、左下のボタン表示もないため、「タッチ」でページを送ることはできません。
その代わり、左右スライドに加え、上下スライドでもページ送りできます。
iモード設定確認にいたっては、「ページ送り」ではなく、上下スクロールで内容が確認できます。
この際、右端に「スクロールバー」が存在し、背景は黒です。
カメラ画像などの詳細確認でも、上下スクロールで確認です。
しかし、この際にスクロールバーのように「上下スクロールである」ことを示すものは表示されず、背景にも普通に壁紙として設定された画像が表示されています。
(後で触れますが、実際スクロールを行っている間の背景は黒です。)
極めて混乱しています。
おそらくは、メニューから選択される「設定確認」などはアプリケーション扱いで、各アプリの制作者が異なるのでしょう。
でも、そんな「プログラマー側」の都合でユーザーが混乱するインターフェイスを作ってはいけません。
やむを得ない理由がある場合を除いて、混乱が無いように機能を作らなくては。
---
場合によっては、メニュー上でサブメニューを開いて操作する場合があります。
サブメニューは、画面下に「サブメニュー」と書いたボタンがあるのでそれをタッチしてもよいのですが、小さなボタンを押すよりも、「上から斜め下にスライド」させることで表示することもできます。
サブメニューは、先ほども書いた「ダイアログ」で表示されます。
ダイアログに内容が収まりきらない時は、上下にスライドすることで、縦スクロールできます。
メニューは収まらないとページ送りですが、サブメニューは縦スクロールなのです。
どうやら、メニューのような「全画面表示」を滑らかにスクロールさせるには、処理能力が足りないようです。
(iモード設定確認はスクロールしているが、背景を真っ黒にしている。写真などの詳細表示も、スクロールしていない時には背景に設定した画像が表示されるのに、スクロール開始したとたんに真っ黒になる。)
…話は脱線しますが、ここら辺に技術者の苦悩と、統一性の取れなさが垣間見えます。
iPhone のようにスムーズにスクロールするには処理能力が足りず、ページ送りインターフェイスを選んだのでしょうが、一部の技術者が「俺ならできる」と、自分の担当アプリケーション内で、勝手に技術を競い合ったようです。
あぁ、君らの技術の高さは認めるよ。でも、それで製品全体としてはちぐはぐな部品の寄せ集めになって、完成度が下っているよ!
#処理能力について弁護:iPhone の画面は 320x480、SH-03Bは 480x854。
2.6倍ほど画面の広さが違うため、全画面での重ね合わせ付きスムーススクロールが難しいことは、SH-03B の処理能力が低いことを意味しない。
実際、全画面ではなく、ダイアログのような小さな領域では、重ねあわせ付のスクロールをやっている。
…脱線終わり。
ところで、基本的には、「文字リストによるメニュー」ではサブメニューは使われません。
文字リストによるメニューでは「タッチ」によって選択が行われるため、その後のスライドによってサブメニューを開く、という操作と相性が悪いのです。
例外が、受信メールボックス一覧の画面や、iモードブラウザのURL履歴一覧画面です。
受信メールボックス一覧では、選択中のメールボックスに対する操作を、サブメニューで行えます。
URL履歴でも、選択中の URL に対する操作を行えます。
そしてまた、この2つでの操作方法が混乱しています。
URL 履歴では、タッチした瞬間に選択が行われ、そこから斜め下スライドでサブメニューが表示されます。
画面最下部に表示された URL は、そこから下にスライドを行うことができないため、この方法でサブメニューを表示することはできません。
受信メールボックス一覧では、リストの一番上に「受信トレイ」があり、その下に振分け用のフォルダが並びます。
サブメニューを開くためには、必ず「受信トレイ」よりも画面上の領域から、斜め下にスライドしなくてはなりません。
振り分け用フォルダへのタッチは、必ず選択になります。そこから斜め下スライドでサブメニューを呼び出すことはできません。
逆に、受信メールボックスへのタッチは、即選択にはなりません。
タッチしてすぐに離す、という操作をしたときのみ、選択扱いになります。
-=-=-=
SH-03B を買いたくて情報を探している方、ご愁傷様。
でも、最初に書いたように、普通の携帯でQWERTYキーボードが欲しいなら、他に選択肢はありませんよ。
SH-03B が良い機種だ、と言うのは紛れもない事実で、だからこそ僕は不満点を率直、かつ論理的にさらし挙げているのです。次の機種では改善されることを願って。
読んでいる人もそろそろうんざりしてきた事と思いますが、最後にさらに酷い話を。
i-mode での操作は更に厄介。
ここまでは「携帯内部に作りこまれた」メニューやアプリの話でしたから、これでも「タッチパネルでの使いやすさ」を考慮した作りにはなっているのです。
i-mode では、そんな考慮はありません。
小さな文字でリンクテキストが密集している中から、シングルタッチで選択して、さらにダブルタッチでリンク先へ進む。
ドコモ公式の料金確認ページなんて、1文字だけへのリンクなどが散在します。
(セキュリティのため、POST QUERY を使うために、リンクテキストではなく form ボタンになっているが、
違和感を感じさせないために、ボタンに対応する枠付数字のように偽装してある)
これをダブルクリックすることのもどかしさ。
諦めてキーボードを引き出すと、画面は横画面になり、縦画面しか想定していない i-mode ブラウザは、画面の半分しか使用しなくなります。広い画面があるのに無駄遣い!
「前画面に戻る」時には、左スライドで数ページ前までの履歴を呼び出せたり、ブラウザとしてはなかなか頑張っているのですが…
表示文字をある程度大きくして我慢していますが、根本解決ではありません。
通常の機種では、上下ボタンでフォーカスが移動します。
だから、上下にスライドしたら同じようにフォーカス移動してくれれば…と思うのですが、無常にも画面がスクロールするだけです。
-=-=-=
…と、不満点を挙げましたが、不満を言うだけで終わるのは無責任と言うもの。
自分もプログラマーだから、「メニューと各アプリは違うプログラムになっている」ことは理解できるのです。
そして、各アプリが作法を統一しないまま作りこまれてしまった。
もしくは、プログラマーの人数が足りなくて、十分作りこめなかったのかも。
でも、それは作る側の都合。使う側には関係ない話です。
まず、最大の問題は、作法が破綻していること。
シングルタッチで決定か、ダブルタッチで決定かは統一していただきたい。
おそらく、問題の根本は、「タッチ時に選択・決定」が行われていることです。
離した時に行われるのが正しい。マウスなんかの動作だってそうなっています。
「離したら決定」を導入するだけで、問題の半分以上が解決するはず。
アイコンは今と変わらずシングルタッチで起動しますし、文字リストによるメニューでも、押した時点で選択、スライドすると選択位置変更、離したら実行、であれば、シングルタッチと同じ感覚で使ってもいいし、間違えた場合のリカバーも効く。
i-mode ブラウザも、スライドしている間「選択位置変更」と考えてもらえれば、フォーカス移動が簡単にできるわけです。
#細かな話だが、form のセレクトボックスは、一度目の「選択」で開いて、2度目はセレクトボックスから離れた場所をタッチしても、選択動作に入って欲しい。セレクトボックスの項目が狭いことがあるため。
この場合、スライドが「選択」動作に割り当てられるため、そのままではページ送りやスクロールがなくなってしまいます。
そこは、マルチタッチ可能なタッチパネルを使っているのですから、2本指タッチで。
ページ送りやスクロールは、スライドの「開始位置」などに意味はないので、2本指でもポイントしにくい、などの問題は出ません。
サブメニューを開く場合も、1本指でセレクトしてから、2本指で斜め下にスライド。これで問題なし。
#マルチタッチ操作には特許とかの問題もあるとは思うが、画像ビュワーでは2本指での拡大縮小やっているのだから…
操作作法に混乱がなくなれば、あとはアプリごとの微妙な動作の差異だけが問題ですが…
これは、プログラマーさんに頑張って、と言うより他になし (^^;;
実際、ここが一番大変だとは思いますが、今の統一感のなさは酷すぎる。
と言うわけで、愚痴は終了。
いいたいこと言って、これでやっとスッキリと携帯を使うことができます。
繰り返しになりますが、悪い携帯ではないので、次の機種に期待しています。>SHARPの方々
自分の日記に書いて SHARP の人の目に留まるとは思えないけど、不満がたまっているのでどこかに書き出さないと気がすまないだけです。
まず、しばらく使ってみて、SH-03B は非常に良い端末だ、と、先に書いておきます。
テンキーでメールなんて書けるか! とお困りで、でも i-mode を始めとする、いわゆる「普通の携帯」でないと受けられないサービスが多くて困る、という人には、他に選択肢はないと言って良いでしょう。
待ち受け画面から最初に表示されるメニューは、自由に組み替え可能です。
なので、良く使う機能をすぐに呼び出せます。
でも、組み替えなくても、本当によく使われる機能は最初からすぐ呼び出せるの。
日付をタッチすればスケジューラーが、時刻をタッチすればアラーム設定が呼び出されます。
だから、そういう点に不満はない。
不満は、タッチパネルを使用したユーザーインターフェイスに集中しているのです。
---
まず、タッチパネルは「本体内蔵メニュー」及び「Java 以外の内蔵アプリ」でしか効きません。
i-mode のトップメニューは、Flash 内蔵端末ではデフォルトで Flash で表示されますが、操作できません。
タッチパネル上にバーチャルキーボードを表示して、そこで操作するの。
この操作が最悪。
i-mode のトップメニューに関しては、設定すれば通常の HTML 表示にもできますが、そういう設定に対応していないサイトや、最初から Flash が前提のゲームなどはあきらめたほうが良い。
Java も、タッチパネルに対応した API は DoCoMo 標準で定められているようですが、プリインストールのアプリですらほとんど使っていませんので諦めるしかないです。
とはいえ、ここら辺は Flash や Java という「個々のアプリ」の問題でもあるので、仕方なく許容範囲。
技術がわかっていない人なら十分文句が出るような部分だけど、僕はプログラマーだから、ここら辺が仕方ないことは理解できる。
というわけで、問題はどんどん切り分けられて、いよいよ「インターフェイス」の詳細に入ります。
-=-=-=-=-=-=-=-=
まず、メニュー上位階層での操作方法。
SH-03B では、メニューはアイコンが3×4に並ぶことで表示されます。
これを指でタッチしてやればよい。
非常に直感的で、問題なし。
---
下位の階層(設定メニューなど、階層が深くなる場合)では、メニューが文字で書かれたリストになります。
動作が明らかに違うのであればアイコンで示しやすいけど、微妙な差をアイコンで示すことは難しいため、文字が中心になることは理解できます。
ここでは、指でタッチすると「選択」、選択されたものを続けてタッチすると「決定」になります。
つまり、アイコンはシングルタッチで開くが、文字リストはダブルタッチしないと開かない。
…なんか、操作が変わって気持ち悪いけど、まぁ許しましょう。
文字はアイコンより密集した表示になっているので、シングルタッチで起動してしまうと、間違えて押す場合もありますから。
一度選択して、正しいことを確認してから決定、という作法は、それなりに理にかなっている。
また、書かれていることが長くなる場合、選択されたところで横スクロール表示となります。
(いわゆる Ticker 表示)
この意味で、「選択」という動作が挟まることには一定の意味があります。
---
設定メニューの一番下の階層などでは、ダイアログが開いて、設定を選ばせる場合があります。
ここも文字リストになるわけですが、シングルタッチで決定です。
ダイアログは、画面の中にウィンドウを描くことで実現しているため、通常に画面に描くより表示領域が狭いです。
当然、文字が全部表示されないことは増えますし、文字リストですから選択すると横スクロール表示が始まります。
(キーボードを引き出して操作する場合には、「選択」した状態が存在する)
でも、シングルタッチで決定です。
類似内容の長い文字列で、先頭だけで区別できなかったとしても、シングルタッチで決定です。
ダイアログ、というものの性質上、意思確認すればすぐに消えるのが望ましいので、ダブルタッチは面倒くさい、と言う気持ちはわかります。
でも、先に書いたように文字リストによるメニューの操作が「文字で書かれていると誤操作しやすい」「選択しないと最後まで読めない」ためにダブルタッチで決定だった、と考えると、インターフェイスとして破綻していないか?
-=-=-=
メニューが一画面に収まらない時は、「次ページ」が存在します。
そう、画面に収まりきらない時のメニューは、ページ送りインターフェイスなのですね。
ページ送りは、タッチしたまま指を左右に滑らせる(スライド、と呼びます)ことで行います。
…基本はね。
アイコン表示のメニュー画面では、次ページが存在していることを、画面右上に三角形を表示することで示します。
でも、文字リストのメニュー画面では、画面左下に、ページ送りのボタンを表示することで示します。
前者では三角形を押すことで、後者ではボタンを使って、ページ送りすることもできます。
メニューの階層によって、作法が統一されていない。
メニューから、各種の「設定確認」等を選んだ場合、画面に収まらないほどの設定状況を表示します。
この場合も、ページ送りが発生しますが、状況によって作法が異なります。
「メール設定確認」では、文字リストによるメニュー画面と同じ作法です。
でも、一般設定の「設定状況確認」では、文字リストによるメニューとも、アイコンによるメニューとも異なる別の作法です。
画面左上には三角形は表示されず、左下のボタン表示もないため、「タッチ」でページを送ることはできません。
その代わり、左右スライドに加え、上下スライドでもページ送りできます。
iモード設定確認にいたっては、「ページ送り」ではなく、上下スクロールで内容が確認できます。
この際、右端に「スクロールバー」が存在し、背景は黒です。
カメラ画像などの詳細確認でも、上下スクロールで確認です。
しかし、この際にスクロールバーのように「上下スクロールである」ことを示すものは表示されず、背景にも普通に壁紙として設定された画像が表示されています。
(後で触れますが、実際スクロールを行っている間の背景は黒です。)
極めて混乱しています。
おそらくは、メニューから選択される「設定確認」などはアプリケーション扱いで、各アプリの制作者が異なるのでしょう。
でも、そんな「プログラマー側」の都合でユーザーが混乱するインターフェイスを作ってはいけません。
やむを得ない理由がある場合を除いて、混乱が無いように機能を作らなくては。
---
場合によっては、メニュー上でサブメニューを開いて操作する場合があります。
サブメニューは、画面下に「サブメニュー」と書いたボタンがあるのでそれをタッチしてもよいのですが、小さなボタンを押すよりも、「上から斜め下にスライド」させることで表示することもできます。
サブメニューは、先ほども書いた「ダイアログ」で表示されます。
ダイアログに内容が収まりきらない時は、上下にスライドすることで、縦スクロールできます。
メニューは収まらないとページ送りですが、サブメニューは縦スクロールなのです。
どうやら、メニューのような「全画面表示」を滑らかにスクロールさせるには、処理能力が足りないようです。
(iモード設定確認はスクロールしているが、背景を真っ黒にしている。写真などの詳細表示も、スクロールしていない時には背景に設定した画像が表示されるのに、スクロール開始したとたんに真っ黒になる。)
…話は脱線しますが、ここら辺に技術者の苦悩と、統一性の取れなさが垣間見えます。
iPhone のようにスムーズにスクロールするには処理能力が足りず、ページ送りインターフェイスを選んだのでしょうが、一部の技術者が「俺ならできる」と、自分の担当アプリケーション内で、勝手に技術を競い合ったようです。
あぁ、君らの技術の高さは認めるよ。でも、それで製品全体としてはちぐはぐな部品の寄せ集めになって、完成度が下っているよ!
#処理能力について弁護:iPhone の画面は 320x480、SH-03Bは 480x854。
2.6倍ほど画面の広さが違うため、全画面での重ね合わせ付きスムーススクロールが難しいことは、SH-03B の処理能力が低いことを意味しない。
実際、全画面ではなく、ダイアログのような小さな領域では、重ねあわせ付のスクロールをやっている。
…脱線終わり。
ところで、基本的には、「文字リストによるメニュー」ではサブメニューは使われません。
文字リストによるメニューでは「タッチ」によって選択が行われるため、その後のスライドによってサブメニューを開く、という操作と相性が悪いのです。
例外が、受信メールボックス一覧の画面や、iモードブラウザのURL履歴一覧画面です。
受信メールボックス一覧では、選択中のメールボックスに対する操作を、サブメニューで行えます。
URL履歴でも、選択中の URL に対する操作を行えます。
そしてまた、この2つでの操作方法が混乱しています。
URL 履歴では、タッチした瞬間に選択が行われ、そこから斜め下スライドでサブメニューが表示されます。
画面最下部に表示された URL は、そこから下にスライドを行うことができないため、この方法でサブメニューを表示することはできません。
受信メールボックス一覧では、リストの一番上に「受信トレイ」があり、その下に振分け用のフォルダが並びます。
サブメニューを開くためには、必ず「受信トレイ」よりも画面上の領域から、斜め下にスライドしなくてはなりません。
振り分け用フォルダへのタッチは、必ず選択になります。そこから斜め下スライドでサブメニューを呼び出すことはできません。
逆に、受信メールボックスへのタッチは、即選択にはなりません。
タッチしてすぐに離す、という操作をしたときのみ、選択扱いになります。
-=-=-=
SH-03B を買いたくて情報を探している方、ご愁傷様。
でも、最初に書いたように、普通の携帯でQWERTYキーボードが欲しいなら、他に選択肢はありませんよ。
SH-03B が良い機種だ、と言うのは紛れもない事実で、だからこそ僕は不満点を率直、かつ論理的にさらし挙げているのです。次の機種では改善されることを願って。
読んでいる人もそろそろうんざりしてきた事と思いますが、最後にさらに酷い話を。
i-mode での操作は更に厄介。
ここまでは「携帯内部に作りこまれた」メニューやアプリの話でしたから、これでも「タッチパネルでの使いやすさ」を考慮した作りにはなっているのです。
i-mode では、そんな考慮はありません。
小さな文字でリンクテキストが密集している中から、シングルタッチで選択して、さらにダブルタッチでリンク先へ進む。
ドコモ公式の料金確認ページなんて、1文字だけへのリンクなどが散在します。
(セキュリティのため、POST QUERY を使うために、リンクテキストではなく form ボタンになっているが、
違和感を感じさせないために、ボタンに対応する枠付数字のように偽装してある)
これをダブルクリックすることのもどかしさ。
諦めてキーボードを引き出すと、画面は横画面になり、縦画面しか想定していない i-mode ブラウザは、画面の半分しか使用しなくなります。広い画面があるのに無駄遣い!
「前画面に戻る」時には、左スライドで数ページ前までの履歴を呼び出せたり、ブラウザとしてはなかなか頑張っているのですが…
表示文字をある程度大きくして我慢していますが、根本解決ではありません。
通常の機種では、上下ボタンでフォーカスが移動します。
だから、上下にスライドしたら同じようにフォーカス移動してくれれば…と思うのですが、無常にも画面がスクロールするだけです。
-=-=-=
…と、不満点を挙げましたが、不満を言うだけで終わるのは無責任と言うもの。
自分もプログラマーだから、「メニューと各アプリは違うプログラムになっている」ことは理解できるのです。
そして、各アプリが作法を統一しないまま作りこまれてしまった。
もしくは、プログラマーの人数が足りなくて、十分作りこめなかったのかも。
でも、それは作る側の都合。使う側には関係ない話です。
まず、最大の問題は、作法が破綻していること。
シングルタッチで決定か、ダブルタッチで決定かは統一していただきたい。
おそらく、問題の根本は、「タッチ時に選択・決定」が行われていることです。
離した時に行われるのが正しい。マウスなんかの動作だってそうなっています。
「離したら決定」を導入するだけで、問題の半分以上が解決するはず。
アイコンは今と変わらずシングルタッチで起動しますし、文字リストによるメニューでも、押した時点で選択、スライドすると選択位置変更、離したら実行、であれば、シングルタッチと同じ感覚で使ってもいいし、間違えた場合のリカバーも効く。
i-mode ブラウザも、スライドしている間「選択位置変更」と考えてもらえれば、フォーカス移動が簡単にできるわけです。
#細かな話だが、form のセレクトボックスは、一度目の「選択」で開いて、2度目はセレクトボックスから離れた場所をタッチしても、選択動作に入って欲しい。セレクトボックスの項目が狭いことがあるため。
この場合、スライドが「選択」動作に割り当てられるため、そのままではページ送りやスクロールがなくなってしまいます。
そこは、マルチタッチ可能なタッチパネルを使っているのですから、2本指タッチで。
ページ送りやスクロールは、スライドの「開始位置」などに意味はないので、2本指でもポイントしにくい、などの問題は出ません。
サブメニューを開く場合も、1本指でセレクトしてから、2本指で斜め下にスライド。これで問題なし。
#マルチタッチ操作には特許とかの問題もあるとは思うが、画像ビュワーでは2本指での拡大縮小やっているのだから…
操作作法に混乱がなくなれば、あとはアプリごとの微妙な動作の差異だけが問題ですが…
これは、プログラマーさんに頑張って、と言うより他になし (^^;;
実際、ここが一番大変だとは思いますが、今の統一感のなさは酷すぎる。
と言うわけで、愚痴は終了。
いいたいこと言って、これでやっとスッキリと携帯を使うことができます。
繰り返しになりますが、悪い携帯ではないので、次の機種に期待しています。>SHARPの方々
DoCoMo のメール配信遅延 2010-02-24 10:59:01 COMP
いまさらな話。
ここ3年 DoCoMo から離れていたので気づいてなかったが、PCからDoCoMo 向けのメール遅延がひどいことになっている…ように見えた。
少なくとも、うちのサーバーからメールを送ると、すぐには届かない。
最初のテストでは、3時間くらいかかって届いた。
時間帯によっても状況は違うようだが、素直に届くことは期待しないほうがよいようだった。
W-Zero3 には、仕事のメールをいろいろ転送している。
特に、サーバーでエラーが起きたときのアラートは遅延しては意味がない。
サーバーのメールログを調べてみると、ドコモのメールサーバーまでは接続できるが、そこで配送失敗して、自宅のサーバーの再配送待ちキューに溜まっているらしい。
qmail は、エラーが起きると時間を置いて再配送する。
この「時間を置く」というのが、リトライ回数によって増えていく。
1回目は7分後、2回目はさらに20分後、3回目はさらに33分後…だそうだ。
1回配送失敗すると、かなり遅延が発生することになる。
まずはこれをどうにかするのかなぁ…とおもったら
killall -ALRM qmail-send
すれば、即時再配送を試みることがわかった。
毎分 cron で設定するか?
---
ところで、仕事柄 i-mode コンテンツの運用なんかも知ってはいるのだが、公式プロバイダでは PC からメールを送信しても遅延したりはしない。
どうなってんのかな、と思ったら、道は二つあるようだ。
1. DoCoMo 側で、IP アドレスを見て接続優先順位を設けているようだ。
うちみたいな、ダイナミック DNS で立てられた自宅サーバーなんていうのは怪しいので、接続が多い時は積極的に切断されてしまう。
2. 信頼できる会社であれば、DoCoMo に専用回線で SMTP 接続できる。
別料金も必要だし、信頼も必要なようなので、うちのような零細企業(一応自営業でやっとります)では難しい。
で、しばらく考える。
思い立って実験する。
うちの上流プロバイダである、朝日ネットから送ると遅延はないようだ。
優先された IP アドレスなのか、お金払って専用回線使っているのかは不明。
じゃぁ、DoCoMo 向けに送るときだけ、朝日ネットを経由させてもらおう。
幸い、朝日ネットはネット内からの接続であれば、SMTP を使うのに制限はない。
(SMTP 認証とか、POP before SMTP が必要だとややこしい話になる)
qmail の 設定ファイルを書くだけ。
control/smtproutes に、
docomo.ne.jp:mail.asahi-net.or.jp
の一行を書いた。
これで問題解消。
ここ3年 DoCoMo から離れていたので気づいてなかったが、PCからDoCoMo 向けのメール遅延がひどいことになっている…ように見えた。
少なくとも、うちのサーバーからメールを送ると、すぐには届かない。
最初のテストでは、3時間くらいかかって届いた。
時間帯によっても状況は違うようだが、素直に届くことは期待しないほうがよいようだった。
W-Zero3 には、仕事のメールをいろいろ転送している。
特に、サーバーでエラーが起きたときのアラートは遅延しては意味がない。
サーバーのメールログを調べてみると、ドコモのメールサーバーまでは接続できるが、そこで配送失敗して、自宅のサーバーの再配送待ちキューに溜まっているらしい。
qmail は、エラーが起きると時間を置いて再配送する。
この「時間を置く」というのが、リトライ回数によって増えていく。
1回目は7分後、2回目はさらに20分後、3回目はさらに33分後…だそうだ。
1回配送失敗すると、かなり遅延が発生することになる。
まずはこれをどうにかするのかなぁ…とおもったら
killall -ALRM qmail-send
すれば、即時再配送を試みることがわかった。
毎分 cron で設定するか?
---
ところで、仕事柄 i-mode コンテンツの運用なんかも知ってはいるのだが、公式プロバイダでは PC からメールを送信しても遅延したりはしない。
どうなってんのかな、と思ったら、道は二つあるようだ。
1. DoCoMo 側で、IP アドレスを見て接続優先順位を設けているようだ。
うちみたいな、ダイナミック DNS で立てられた自宅サーバーなんていうのは怪しいので、接続が多い時は積極的に切断されてしまう。
2. 信頼できる会社であれば、DoCoMo に専用回線で SMTP 接続できる。
別料金も必要だし、信頼も必要なようなので、うちのような零細企業(一応自営業でやっとります)では難しい。
で、しばらく考える。
思い立って実験する。
うちの上流プロバイダである、朝日ネットから送ると遅延はないようだ。
優先された IP アドレスなのか、お金払って専用回線使っているのかは不明。
じゃぁ、DoCoMo 向けに送るときだけ、朝日ネットを経由させてもらおう。
幸い、朝日ネットはネット内からの接続であれば、SMTP を使うのに制限はない。
(SMTP 認証とか、POP before SMTP が必要だとややこしい話になる)
qmail の 設定ファイルを書くだけ。
control/smtproutes に、
docomo.ne.jp:mail.asahi-net.or.jp
の一行を書いた。
これで問題解消。
SH-03Bに思うこと 2010-02-24 09:51:39 COMP
先の日記に書いたとおり、SH-03B を購入しました。
タッチパネル主体の操作なのに、i-mode が想定するのが「ファミコン的」操作なので、ちぐはぐな印象を受ける、というのは先の日記に書いたとおり。
で、先日も書いた Netwalker をいじっていて感じる違和感と共に、つらつらと。
---
インターフェイスの変遷。
▼キーボード
昔のパソコンゲームは、あたりまえにキーボード入力だった。
W を押せば「Wear」で鎧を着て、P は「Put on」で装備をつけて、t は「throw」で物を投げて…と言う具合。
今でも、海外製のゲームなどはキーボードを駆使するものが多く、この名残を感じる。
インターフェイスとしては、洗練されていない。
でも、専用キーが多数用意されているわけで、慣れると快適。
▼ファミコン的操作
四方向キー+決定、キャンセルの2ボタン。
コマンドを画面に表示して選択、というインターフェイスが考案されてから(堀井雄二が、ファミコン版ポートピア殺人事件で編み出した手法だ)、これが当たり前の操作方法になった。
誰でも使える。でも、目で見て確認して選択、と言うのは多少の面倒さは残る。
Sony お得意のクロスメディアバーも、これを使いやすくした改良版、と思っていいだろう。
▼マウス的操作
直感的。でも直接的ではない。
入力機器と連動して動くカーソルを利用して、間接的にものを指し示す。
この「間接的」なところが非常に便利で、マウスカーソルの形状を変えることで「現在何ができるか」というモードを示せるし、今示しているところを常に表示することで、操作ミスもなくせる。
▼ファミコン的操作によるマウス操作模倣
最悪のインターフェイスだと思うが、これをやらざるを得ない局面もある。
方向キーを押した時間に連動してカーソルを動かす。「時間」が「距離」に変わるので、入力機器とカーソルは連動していない。
ここに非常に面倒くさい印象が生まれる。
▼タッチパネルによるマウス操作模倣
間接操作のはずのマウスを、直接操作のタッチパネルで行う。
カーソルがないため、「押したつもり」の位置がずれていたりする。
カーソルがないため、押してみるまで何が起こるかわからなかったりする。
(マウスカーソルがあれば、移動時にカーソル形状で意味を示せるのに!)
SL-Zaurus がこの作法だった。
Windows Mobile …つまり、W-Zero3 もこの作法だった。
…個人的にはあまり使いやすいとは思わない。
タッチパネルでマウス模倣してうまく行かないのは、カーソルによって「モード」が示せないから。
実は、マウスと言うのは文脈依存で動いていて、その文脈をカーソル形状であらわしている。
ここからカーソルを取り除けば、気持ち悪い動きになるのは仕方がない。
▼タッチパネルによる直接操作
iPhone が新たな局面を切り開いた。
というとほめすぎか。90年代に研究された「ゼスチャ」を今風にしたもの、という印象ではある。
タッチパネルだとカーソルがなくてモードがあらわせないのであれば、モードによって動作が切り替わるのではなく、与えるコマンドによって動作を切り替えればよい。
iPhone は、マルチタッチによって「何本の指で触るか」と言う形でコマンドを与えている。
そのコマンドが受け付け可能であるかどうかは、即座に、コマンドに呼応したアニメーションで返す。
アニメーションは見栄えを良くするために作りこんでいるのではないのだ。
これは、Apple が初代 Mac から受け継いできた作法でもある。
SH-03B は、iPhone を真似ているのにアニメがない、マルチタッチを活用していない。
結果、中途半端で使いにくい印象を受ける。
---
さて、SH-03B は、i-mode なので「ファミコン的操作」を必要とするが、iPhone の真似をしてタッチパネルによる直接操作を採用している。
結果、気持ちの悪いことが起きる。
メインメニューは、3×4に並んだアイコンで示される。
タッチすると、更に詳細なメニュー項目がアイコンで示される。
ここら辺は軽快に動作する。
下のほうの階層になると、アイコンは作りこまれていない。というか、細かな概念を絵で示すのは無理だろうから、文字を中心にするのだろう。
で、1行1項目に箇条書きされたメニューになるが、タッチしても動作しない。
ここからは、1回目のタッチで選択され、2回目のタッチで決定だ。
どうやら、文字が密集していると誤選択の可能性が出るため、一度押した箇所を確認させているらしい。
(カーソルを模倣しているわけだ)
これが、非常に面倒くさい。
2回目のタッチの変わりに、画面上に表示された「決定」ボタンや「OK」ボタンを押してもよいが、このボタンの位置がまた、ころころ変わる。これも面倒くさい。
メニュー項目が多い時は、「スクロール」か「ページ送り」のいずれかになるのだが、どちらになるかで送り方法が違う。
スクロールなら、指を縦にスライド。ページ送りなら横にスライド。
スクロール時はアニメーションするが、ぺーじ送り時はアニメーションはない。
もっと作法を統一して欲しいところ。
個人的には、「触れたら選択開始。選択位置が間違っていたらそのまま指を動かして正しい選択位置を探し、指を離したら実行」でよいのではないかと思う。
これなら、触れている間はマウスカーソルを模倣できるわけで、それほど違和感はないだろう。
で、そうすると現在スライドに割り振られている「スクロール」「ページ送り」が混乱するので、2本指タッチに割り振る。
…SH-03B では2本指タッチを利用していないが、もしかしたら Apple が特許とっていて使えないのかも知れないが。
(もしくは、タッチパネルでの操作方法を DoCoMo が規定しているのかもな)
---
えーと、全体に何がいいたいかと言えば、インターフェイスが新しくなった時に、過去に慣れたものを模倣しようとしちゃだめだ、と言うこと。
ファミコンパッドでマウスを模倣したり、タッチパネルでマウスを模倣しようとしたりすると、使い勝手が悪くてストレスがたまるだけ。
iPhone のバーチャルキーボードだって、使い勝手の悪さは多くの人が言うところ。
SH-03B でも、キーボードを閉めたまま操作しようとすると、バーチャル四方向キーが必要になるときがある。
でも、過去の資産が使いたければ許容しないといけないのも事実。
SH-03B が iPhone と違うのは、良くも悪くも過去の資産があること。
過去の資産、というのは、Java アプリとかのことだけではない。
既に日本では携帯は社会インフラであり、携帯をもっていないと不便な局面が非常に多い。
そして、ここで言う「携帯」とは、i-mode か EZweb か Yahoo!ケータイが使える、と言う意味だ。
各社の WindowsMobile 端末とか、Android 端末とか、iPhone は含まれない。
メールすらも、携帯各社は「携帯大手3社以外からのメールは拒否する」オプションを用意していたりするからね。
技術に詳しくない人間が相手だと、「携帯」以外のメールを受け取ってもらうこともできない。
ホント、W-Zero3 使ってた数年間で、情報弱者と言うのは携帯をもたない人間を言うのだな、と実感したよ。
タッチパネル主体の操作なのに、i-mode が想定するのが「ファミコン的」操作なので、ちぐはぐな印象を受ける、というのは先の日記に書いたとおり。
で、先日も書いた Netwalker をいじっていて感じる違和感と共に、つらつらと。
---
インターフェイスの変遷。
▼キーボード
昔のパソコンゲームは、あたりまえにキーボード入力だった。
W を押せば「Wear」で鎧を着て、P は「Put on」で装備をつけて、t は「throw」で物を投げて…と言う具合。
今でも、海外製のゲームなどはキーボードを駆使するものが多く、この名残を感じる。
インターフェイスとしては、洗練されていない。
でも、専用キーが多数用意されているわけで、慣れると快適。
▼ファミコン的操作
四方向キー+決定、キャンセルの2ボタン。
コマンドを画面に表示して選択、というインターフェイスが考案されてから(堀井雄二が、ファミコン版ポートピア殺人事件で編み出した手法だ)、これが当たり前の操作方法になった。
誰でも使える。でも、目で見て確認して選択、と言うのは多少の面倒さは残る。
Sony お得意のクロスメディアバーも、これを使いやすくした改良版、と思っていいだろう。
▼マウス的操作
直感的。でも直接的ではない。
入力機器と連動して動くカーソルを利用して、間接的にものを指し示す。
この「間接的」なところが非常に便利で、マウスカーソルの形状を変えることで「現在何ができるか」というモードを示せるし、今示しているところを常に表示することで、操作ミスもなくせる。
▼ファミコン的操作によるマウス操作模倣
最悪のインターフェイスだと思うが、これをやらざるを得ない局面もある。
方向キーを押した時間に連動してカーソルを動かす。「時間」が「距離」に変わるので、入力機器とカーソルは連動していない。
ここに非常に面倒くさい印象が生まれる。
▼タッチパネルによるマウス操作模倣
間接操作のはずのマウスを、直接操作のタッチパネルで行う。
カーソルがないため、「押したつもり」の位置がずれていたりする。
カーソルがないため、押してみるまで何が起こるかわからなかったりする。
(マウスカーソルがあれば、移動時にカーソル形状で意味を示せるのに!)
SL-Zaurus がこの作法だった。
Windows Mobile …つまり、W-Zero3 もこの作法だった。
…個人的にはあまり使いやすいとは思わない。
タッチパネルでマウス模倣してうまく行かないのは、カーソルによって「モード」が示せないから。
実は、マウスと言うのは文脈依存で動いていて、その文脈をカーソル形状であらわしている。
ここからカーソルを取り除けば、気持ち悪い動きになるのは仕方がない。
▼タッチパネルによる直接操作
iPhone が新たな局面を切り開いた。
というとほめすぎか。90年代に研究された「ゼスチャ」を今風にしたもの、という印象ではある。
タッチパネルだとカーソルがなくてモードがあらわせないのであれば、モードによって動作が切り替わるのではなく、与えるコマンドによって動作を切り替えればよい。
iPhone は、マルチタッチによって「何本の指で触るか」と言う形でコマンドを与えている。
そのコマンドが受け付け可能であるかどうかは、即座に、コマンドに呼応したアニメーションで返す。
アニメーションは見栄えを良くするために作りこんでいるのではないのだ。
これは、Apple が初代 Mac から受け継いできた作法でもある。
SH-03B は、iPhone を真似ているのにアニメがない、マルチタッチを活用していない。
結果、中途半端で使いにくい印象を受ける。
---
さて、SH-03B は、i-mode なので「ファミコン的操作」を必要とするが、iPhone の真似をしてタッチパネルによる直接操作を採用している。
結果、気持ちの悪いことが起きる。
メインメニューは、3×4に並んだアイコンで示される。
タッチすると、更に詳細なメニュー項目がアイコンで示される。
ここら辺は軽快に動作する。
下のほうの階層になると、アイコンは作りこまれていない。というか、細かな概念を絵で示すのは無理だろうから、文字を中心にするのだろう。
で、1行1項目に箇条書きされたメニューになるが、タッチしても動作しない。
ここからは、1回目のタッチで選択され、2回目のタッチで決定だ。
どうやら、文字が密集していると誤選択の可能性が出るため、一度押した箇所を確認させているらしい。
(カーソルを模倣しているわけだ)
これが、非常に面倒くさい。
2回目のタッチの変わりに、画面上に表示された「決定」ボタンや「OK」ボタンを押してもよいが、このボタンの位置がまた、ころころ変わる。これも面倒くさい。
メニュー項目が多い時は、「スクロール」か「ページ送り」のいずれかになるのだが、どちらになるかで送り方法が違う。
スクロールなら、指を縦にスライド。ページ送りなら横にスライド。
スクロール時はアニメーションするが、ぺーじ送り時はアニメーションはない。
もっと作法を統一して欲しいところ。
個人的には、「触れたら選択開始。選択位置が間違っていたらそのまま指を動かして正しい選択位置を探し、指を離したら実行」でよいのではないかと思う。
これなら、触れている間はマウスカーソルを模倣できるわけで、それほど違和感はないだろう。
で、そうすると現在スライドに割り振られている「スクロール」「ページ送り」が混乱するので、2本指タッチに割り振る。
…SH-03B では2本指タッチを利用していないが、もしかしたら Apple が特許とっていて使えないのかも知れないが。
(もしくは、タッチパネルでの操作方法を DoCoMo が規定しているのかもな)
---
えーと、全体に何がいいたいかと言えば、インターフェイスが新しくなった時に、過去に慣れたものを模倣しようとしちゃだめだ、と言うこと。
ファミコンパッドでマウスを模倣したり、タッチパネルでマウスを模倣しようとしたりすると、使い勝手が悪くてストレスがたまるだけ。
iPhone のバーチャルキーボードだって、使い勝手の悪さは多くの人が言うところ。
SH-03B でも、キーボードを閉めたまま操作しようとすると、バーチャル四方向キーが必要になるときがある。
でも、過去の資産が使いたければ許容しないといけないのも事実。
SH-03B が iPhone と違うのは、良くも悪くも過去の資産があること。
過去の資産、というのは、Java アプリとかのことだけではない。
既に日本では携帯は社会インフラであり、携帯をもっていないと不便な局面が非常に多い。
そして、ここで言う「携帯」とは、i-mode か EZweb か Yahoo!ケータイが使える、と言う意味だ。
各社の WindowsMobile 端末とか、Android 端末とか、iPhone は含まれない。
メールすらも、携帯各社は「携帯大手3社以外からのメールは拒否する」オプションを用意していたりするからね。
技術に詳しくない人間が相手だと、「携帯」以外のメールを受け取ってもらうこともできない。
ホント、W-Zero3 使ってた数年間で、情報弱者と言うのは携帯をもたない人間を言うのだな、と実感したよ。
SH-03B 2010-02-23 15:04:45 COMP
SH-03B購入しました。
発売日である19日(金)に購入したのですが、今まで Willcom の W-Zero3 使っていたので、しばらくは2台持ち。
2台持ちできるがゆえに、「ゆっくり環境設定すればいいや」と思うと、なかなか移行が進まなかったり。
たぶんね、シャープもiPhoneを作ってみたくて、でもiPhone には不満もあって、そこらへんのギャップを埋めるべく作られたんだと思うのですよ。
iPhone ユーザーの何割かが不満に思う「入力しづらい」に対しては、QWERTYキーボード搭載で。
解像度が低い、に対しては480×854ドットと言う高解像度で。
基本は i-mode なので、さまざまなサービスも使えるし、お財布ケータイにもなってる。
(今まで Willcom 使ってきたから、i-mode や EZweb でないと使えないサービスの多さに辟易していた)
でも・・・ここが難しいところなのだけど、「過去の資産」を使えると言うことは、「過去のしがらみ」にもとらわれることを意味する。
基本的に、i-mode は「4方向キー+決定・キャンセル」で操作するという、ファミコン的操作。
iPhone を目指した SH-03B は、マルチタッチ操作。
SH-03B 独自のメニュー項目を使っているうちはよいのだけど、Flash コンテンツとか、Java コンテンツを使おうとすると途端に破綻する。
4方向キー+2ボタンを要求されるのだけど、表面は全部タッチパネルなので、操作パネルを出すしかない。
i-mode ブラウザでも微妙。
上下スクロールはスライドでできるし、前画面に戻るのも左方向スライドでできる。
でも、リンクしてある文字は小さく、密集していることもある。
タッチで間違えて押すことが無いように、ダブルタッチしないとリンク先に進まないようになっているが、これが余計に面倒くさい。
タッチでリンク選択開始、スライドで選択項目を変更して、離したらリンク、とかでいいのに。
(そうするとスクロールと操作がかぶってしまうので、スクロールは2本指タッチとかにする)
---
文句ばかり言っているのもよくないので、良い点も。
メニュー階層が浅い部分は、画面に3×4で並んだアイコンをタッチで選べます。
(この場合は、ダブルタッチではない。アイコンが押しやすく、選択ミスしにくいからと思われる)
で、待ちうけ画面に触ると表示される「カスタムメニュー」は、機能を自由に変更できる。
僕は携帯電話を目覚まし時計代わりに使うので、アラームをすぐ呼び出せるように設定しました。
加速度センサーを内蔵しているので「裏返しに置いたらサイレントモード」と言うのもよいです。
前述のように目覚ましに使うけど、なったら携帯をひっくり返すだけで、とりあえず音を止められる。
もう一個目覚ましネタ。
W-Zero3 では、キーをカスタマイズして、すぐに画面輝度変えられるようにしていました。
寝起きに見るとまぶしいから。
でも、SH-03B は明るさセンサー内蔵です。周囲にあわせて自動的に輝度調整します。
購入後最初に「輝度変更をすぐ呼び出せるか」をチェックしたのですが、不要でした。
---
これを書いておかなくちゃね。
QWERTY キーボードについて。
W-Zero3 で普通に打てていた人なら、問題ないと思います。
メーカー同じだしね。
HP-200LX → SL-Zaurus → W-Zero3 と使ってきていますが、キーボードは小さくなっても使いにくくはなっていません。
#HP-200LX はシャープではないが。
関係ないけど、Netwalker も使っている。こちらはシャープ。キーボードは悪くない。
まだもう少し使い込まないと使い方がこなれて来ない気はしますが、メールと電話くらいにしか使わない前提においては、W-Zero3 の代わりは十分努められそうです。
#Willcom 会社更生法適用だし、最新の W-Zero3 シリーズは QWERTY キーボード非搭載なので…
発売日である19日(金)に購入したのですが、今まで Willcom の W-Zero3 使っていたので、しばらくは2台持ち。
2台持ちできるがゆえに、「ゆっくり環境設定すればいいや」と思うと、なかなか移行が進まなかったり。
たぶんね、シャープもiPhoneを作ってみたくて、でもiPhone には不満もあって、そこらへんのギャップを埋めるべく作られたんだと思うのですよ。
iPhone ユーザーの何割かが不満に思う「入力しづらい」に対しては、QWERTYキーボード搭載で。
解像度が低い、に対しては480×854ドットと言う高解像度で。
基本は i-mode なので、さまざまなサービスも使えるし、お財布ケータイにもなってる。
(今まで Willcom 使ってきたから、i-mode や EZweb でないと使えないサービスの多さに辟易していた)
でも・・・ここが難しいところなのだけど、「過去の資産」を使えると言うことは、「過去のしがらみ」にもとらわれることを意味する。
基本的に、i-mode は「4方向キー+決定・キャンセル」で操作するという、ファミコン的操作。
iPhone を目指した SH-03B は、マルチタッチ操作。
SH-03B 独自のメニュー項目を使っているうちはよいのだけど、Flash コンテンツとか、Java コンテンツを使おうとすると途端に破綻する。
4方向キー+2ボタンを要求されるのだけど、表面は全部タッチパネルなので、操作パネルを出すしかない。
i-mode ブラウザでも微妙。
上下スクロールはスライドでできるし、前画面に戻るのも左方向スライドでできる。
でも、リンクしてある文字は小さく、密集していることもある。
タッチで間違えて押すことが無いように、ダブルタッチしないとリンク先に進まないようになっているが、これが余計に面倒くさい。
タッチでリンク選択開始、スライドで選択項目を変更して、離したらリンク、とかでいいのに。
(そうするとスクロールと操作がかぶってしまうので、スクロールは2本指タッチとかにする)
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文句ばかり言っているのもよくないので、良い点も。
メニュー階層が浅い部分は、画面に3×4で並んだアイコンをタッチで選べます。
(この場合は、ダブルタッチではない。アイコンが押しやすく、選択ミスしにくいからと思われる)
で、待ちうけ画面に触ると表示される「カスタムメニュー」は、機能を自由に変更できる。
僕は携帯電話を目覚まし時計代わりに使うので、アラームをすぐ呼び出せるように設定しました。
加速度センサーを内蔵しているので「裏返しに置いたらサイレントモード」と言うのもよいです。
前述のように目覚ましに使うけど、なったら携帯をひっくり返すだけで、とりあえず音を止められる。
もう一個目覚ましネタ。
W-Zero3 では、キーをカスタマイズして、すぐに画面輝度変えられるようにしていました。
寝起きに見るとまぶしいから。
でも、SH-03B は明るさセンサー内蔵です。周囲にあわせて自動的に輝度調整します。
購入後最初に「輝度変更をすぐ呼び出せるか」をチェックしたのですが、不要でした。
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これを書いておかなくちゃね。
QWERTY キーボードについて。
W-Zero3 で普通に打てていた人なら、問題ないと思います。
メーカー同じだしね。
HP-200LX → SL-Zaurus → W-Zero3 と使ってきていますが、キーボードは小さくなっても使いにくくはなっていません。
#HP-200LX はシャープではないが。
関係ないけど、Netwalker も使っている。こちらはシャープ。キーボードは悪くない。
まだもう少し使い込まないと使い方がこなれて来ない気はしますが、メールと電話くらいにしか使わない前提においては、W-Zero3 の代わりは十分努められそうです。
#Willcom 会社更生法適用だし、最新の W-Zero3 シリーズは QWERTY キーボード非搭載なので…
PS3 2010-01-31 13:50:10 COMP
PS3 を買った。
えーと、一応説明しておくが、友人の間では僕は「任天堂派」ということになっている、らしい。
別に任天堂が特に好きだと言うことはないが、自分の考える「ゲーム」に一番近いものを作っているのが任天堂だ、と言うのは事実だ。
#注:一応ゲームプログラマーしていた過去が有ります。
もっと言うと、中学生の頃から自作でゲームを作るのが好きでした。
今でも自分の根っこはゲームプログラマーだと思っています。
なので、ここでの「自分の考える」というのは、作り手立場の話。
そんなわけで PS3 のゲームにはそれほど興味が無かったのだが、Bluray プレイヤーが欲しくなったので買ってみた、というわけ。
1月中旬で Bluray が欲しくなると言うのは、つまりアレの発売日だったからだが、ここでは詳細割愛。
---
いまさら PS3 の使用記なんて書くことも無いので、人柱レポートがこの日記の主な目的。
テーマは、自分が一番やりたかった、DLNA クライアントとしての性能。
これは、組み合わせによる相性を含むので、知りたい人もいるはず。
最初に書いておくと、相手は「録りま専科DVD」という STB (型番:TZ-DHC9800)と、I/O DATA のNAS 、HDL2-G2.0 です。
そもそも自分が DLNA を詳しく知らなかったのでまずはそこから解説を始めよう。
簡単に言えば、HDDレコーダーなどが「サーバー」の機能を持っていれば、HDD レコーダー本体を繋いでいるテレビ以外でも、LAN で接続された「クライアント」側にデータを引っ張ってきて再生できる、と言う仕組み。
で、僕はDLNA クライアントであれば、DLNA サーバーからデータを受け取れるものだと思っていた。
(データが再生できるかどうかはともかく)
でも、そうじゃないのね。
地デジなどのデジタル放送では、ダウンロードしてコピーされることを防ぐため、DLNA2.0 と言うものが作られ、コピー制御するようになっている。
Windows では RDLNA というフリーソフトが有名で、これと VLC を組み合わせることで DLNA サーバーからのデータを受け取ってみることができたのだが、これは DLNA2.0 には対応していない。
実は、CATV の「録りま専科DVD」という STB (型番:TZ-DHC9800)があり、これが DLNA 対応だったので自分の PC で見ようと思ったけど、見られなかった、と言うのが事の発端。
PS3 なら見られるのかな、ということに期待を持っていた。
結果、見られました。
ただし、STB の説明書をよく読まないと、接続方法はややこしいです。
LAN からのアクセスを許可した上で一度アクセスすると、MAC アドレスを STB に記録した上で接続を拒否されるので、その MAC アドレスに対して許可を出す必要があります。
次。
I/O DATA のNAS 、HDL2-G2.0 の DLNA サーバー機能で、データを PS3 で見られるか。
先に書いた Windows 用の RDLNA+VLC では見られます。
なので、見られることを期待したのですが…結果は微妙。
主に、家庭用ビデオで録った家族のビデオをテレビで見る目的でした。
NAS には、ビデオを吸い出して、形式変換せずに(元のデータのまま)入れてあります。
データ形式は、拡張子 avi だが、中身は DV-AVI 。
または、拡張子 m2t 。(ハイビジョン)
…まず、拡張子 m2t は、NAS が対応していないので配信してくれません。
なので、これは PS3 でも見られない。
DV-AVI は、PS3 で見ようとすると「対応していない形式」と言われてしまいます。
つまり、これも見られない。
どうも、家庭用ビデオとは相性が悪いみたい。
元データは元データとしておいて置いて、形式変換するか。
やっぱ FFmpeg の出番かな…
Linux 版、インストール複雑な割りに不安定なので、ちょっと気が重い。
えーと、一応説明しておくが、友人の間では僕は「任天堂派」ということになっている、らしい。
別に任天堂が特に好きだと言うことはないが、自分の考える「ゲーム」に一番近いものを作っているのが任天堂だ、と言うのは事実だ。
#注:一応ゲームプログラマーしていた過去が有ります。
もっと言うと、中学生の頃から自作でゲームを作るのが好きでした。
今でも自分の根っこはゲームプログラマーだと思っています。
なので、ここでの「自分の考える」というのは、作り手立場の話。
そんなわけで PS3 のゲームにはそれほど興味が無かったのだが、Bluray プレイヤーが欲しくなったので買ってみた、というわけ。
1月中旬で Bluray が欲しくなると言うのは、つまりアレの発売日だったからだが、ここでは詳細割愛。
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いまさら PS3 の使用記なんて書くことも無いので、人柱レポートがこの日記の主な目的。
テーマは、自分が一番やりたかった、DLNA クライアントとしての性能。
これは、組み合わせによる相性を含むので、知りたい人もいるはず。
最初に書いておくと、相手は「録りま専科DVD」という STB (型番:TZ-DHC9800)と、I/O DATA のNAS 、HDL2-G2.0 です。
そもそも自分が DLNA を詳しく知らなかったのでまずはそこから解説を始めよう。
簡単に言えば、HDDレコーダーなどが「サーバー」の機能を持っていれば、HDD レコーダー本体を繋いでいるテレビ以外でも、LAN で接続された「クライアント」側にデータを引っ張ってきて再生できる、と言う仕組み。
で、僕はDLNA クライアントであれば、DLNA サーバーからデータを受け取れるものだと思っていた。
(データが再生できるかどうかはともかく)
でも、そうじゃないのね。
地デジなどのデジタル放送では、ダウンロードしてコピーされることを防ぐため、DLNA2.0 と言うものが作られ、コピー制御するようになっている。
Windows では RDLNA というフリーソフトが有名で、これと VLC を組み合わせることで DLNA サーバーからのデータを受け取ってみることができたのだが、これは DLNA2.0 には対応していない。
実は、CATV の「録りま専科DVD」という STB (型番:TZ-DHC9800)があり、これが DLNA 対応だったので自分の PC で見ようと思ったけど、見られなかった、と言うのが事の発端。
PS3 なら見られるのかな、ということに期待を持っていた。
結果、見られました。
ただし、STB の説明書をよく読まないと、接続方法はややこしいです。
LAN からのアクセスを許可した上で一度アクセスすると、MAC アドレスを STB に記録した上で接続を拒否されるので、その MAC アドレスに対して許可を出す必要があります。
次。
I/O DATA のNAS 、HDL2-G2.0 の DLNA サーバー機能で、データを PS3 で見られるか。
先に書いた Windows 用の RDLNA+VLC では見られます。
なので、見られることを期待したのですが…結果は微妙。
主に、家庭用ビデオで録った家族のビデオをテレビで見る目的でした。
NAS には、ビデオを吸い出して、形式変換せずに(元のデータのまま)入れてあります。
データ形式は、拡張子 avi だが、中身は DV-AVI 。
または、拡張子 m2t 。(ハイビジョン)
…まず、拡張子 m2t は、NAS が対応していないので配信してくれません。
なので、これは PS3 でも見られない。
DV-AVI は、PS3 で見ようとすると「対応していない形式」と言われてしまいます。
つまり、これも見られない。
どうも、家庭用ビデオとは相性が悪いみたい。
元データは元データとしておいて置いて、形式変換するか。
やっぱ FFmpeg の出番かな…
Linux 版、インストール複雑な割りに不安定なので、ちょっと気が重い。
ポケモンスクランブル 2010-01-15 17:28:15 COMP FAMILY
5歳の長男が、12月頭にポケモンスクランブルの体験版を遊ばせてから、2週間くらいは体験版をしつこく遊んでいた。
で、それほど遊びたいならと、正規版を買ったのが12月23日。クリスマスプレゼントの一部ですね。
このゲームは結構遊んでいる人が多いようなので、レビューなどは探してみてください。
公式サイトも内容が充実していますし、本編とは違う作品だけど、結構力を入れて作っているみたい。
とはいえ、簡単なゲームの内容を…
基本的に、敵に突進していくだけのゲームです。
敵からも攻撃してきますが、攻撃前に「溜め」の時間があり、「溜め」の最中にこちらの攻撃が当たれば敵の攻撃はキャンセルされるので、常に敵に突進していればやられません。
そして、敵をやっつけると、たまに「ゲット」することができます。
これで仲間のポケモンをどんどん増やせます。
ポケモンは体力が無くなれば「倒れ」て、3回倒れるとゲームオーバーです。
しかし、体力があるうちに仲間に「交代」すれば、体力満タンの状態でまた始まります。
(体力が減ったポケモンは、ステージクリアまで体力回復しません。
また、「倒れ」たポケモンでも、ステージクリアで復活します。
死んではおらず、倒れただけと言うことらしい)
というわけで、大人なら「どうやればゲームオーバーになるかわからない」ゲームですし、ゲーム慣れしていない子供で十分遊べます。
複数人数同時プレイもできるので、大人が協力して、子供をサポートすればより楽しめるでしょう。
(Wiiリモコン+ヌンチャクで2人で遊べるので、ヌンチャク2本あれば、最大人数である4人プレイができます)
ところが、ある程度ゲームが進んでくると、大人でも十分楽しめる難易度になってきます。
こちらも強いポケモンを手に入れ、強い技を使えるようになると、強い代償として「溜め」が長くなったり、技を出した時におかしな動きをするようになります。
また、敵も四方八方から集団で襲ってくるようになり、必ずしも「敵を攻撃し続ける」ことができなくなります。
ポケモンには個性があり、同じキャラでも使える技が違います。(お金を使って新たな技の習得もできます)
時々、非常にバランスが良く、使いやすいポケモンが手に入るので、子供にそういうキャラを使わせておいて、大人は「使いにくいが強い」ようなポケモンで子供をサポート…
というような接待プレイ(?)になって行きます。
それでも敵が強すぎる時は?
…慌てないで、時間をかけてプレイするだけで大丈夫。
プレイすればポケモンの数は増えますし、それにしたがって強いキャラも増えます。
だから、時間さえかければ、強くて攻略できなかったステージでも簡単に進めるようになります。
というわけで、非常にバランスが良い。
5歳児でも十分遊べる単純な内容である一方、大人でも十分楽しめます。
---
この日記は、別にレビューを書きたいのではない。話はここから。
うちの子供、保育園の別の子の影響で、去年の春くらいからポケモンに興味を持ち始めました。
テレビアニメも時々見て(CATV に入っているので、古いシリーズも新しいシリーズも見られる)、徐々に世界観はわかってきていた様子。
去年の夏には、セブンイレブンのスタンプラリーで、「ポケモン全キャラカレンダー」をもらっていた。
毎日「~~の日」が書いてあり、そこにあわせたポケモンが載っている。
このカレンダーは壁に張っていたのだが、いまいち興味を持っていなかった。
しかし、ポケモンスクランブルを遊び始めてから、「ポケモン」の世界観と、全キャラなど、今まで断片的だった知識が一気につながったらしい。
カレンダーを眺め、どのポケモンがどのポケモンの進化である、などと僕に教えてくれ(カレンダーには進化までは示していないので、形や名前から類推しているようだ)、ゲームで出てきた知らなかったキャラをまたカレンダーで探す。
お絵かきで描く絵も、ポケモンばかりになった。
ゲーム開始時には、初代ポケモンで遊んだことのある僕のほうが知識が上だった。
しかし、すでにすっかり逆転。ゲーム中にボスが出てきた瞬間に、名前を言い当てる。
(ゲームの演出として、ボスが出てしばらくたってから名前が表示される)
公式サイトで既にネタばれしているので書いてしまうが、このゲームで集められるポケモン、「初代」の150体だと思っていたら、大体集めたところで「つづき」が現れた。
詳しく知らないのだけど、今まで登場の全キャラ集められんのかな?
そんなわけで、子供に「ポケモンぜんこく全キャラ大事典」を買ってやろうと決定。
たかが遊びだけど、多くのものを覚える楽しみ、というのは勉強法の練習になるから。
ポケモンなら、キャラ同士の関係性や属性などのパラメーターも多数あるので、勉強の練習として申しぶんなし。
で、それほど遊びたいならと、正規版を買ったのが12月23日。クリスマスプレゼントの一部ですね。
このゲームは結構遊んでいる人が多いようなので、レビューなどは探してみてください。
公式サイトも内容が充実していますし、本編とは違う作品だけど、結構力を入れて作っているみたい。
とはいえ、簡単なゲームの内容を…
基本的に、敵に突進していくだけのゲームです。
敵からも攻撃してきますが、攻撃前に「溜め」の時間があり、「溜め」の最中にこちらの攻撃が当たれば敵の攻撃はキャンセルされるので、常に敵に突進していればやられません。
そして、敵をやっつけると、たまに「ゲット」することができます。
これで仲間のポケモンをどんどん増やせます。
ポケモンは体力が無くなれば「倒れ」て、3回倒れるとゲームオーバーです。
しかし、体力があるうちに仲間に「交代」すれば、体力満タンの状態でまた始まります。
(体力が減ったポケモンは、ステージクリアまで体力回復しません。
また、「倒れ」たポケモンでも、ステージクリアで復活します。
死んではおらず、倒れただけと言うことらしい)
というわけで、大人なら「どうやればゲームオーバーになるかわからない」ゲームですし、ゲーム慣れしていない子供で十分遊べます。
複数人数同時プレイもできるので、大人が協力して、子供をサポートすればより楽しめるでしょう。
(Wiiリモコン+ヌンチャクで2人で遊べるので、ヌンチャク2本あれば、最大人数である4人プレイができます)
ところが、ある程度ゲームが進んでくると、大人でも十分楽しめる難易度になってきます。
こちらも強いポケモンを手に入れ、強い技を使えるようになると、強い代償として「溜め」が長くなったり、技を出した時におかしな動きをするようになります。
また、敵も四方八方から集団で襲ってくるようになり、必ずしも「敵を攻撃し続ける」ことができなくなります。
ポケモンには個性があり、同じキャラでも使える技が違います。(お金を使って新たな技の習得もできます)
時々、非常にバランスが良く、使いやすいポケモンが手に入るので、子供にそういうキャラを使わせておいて、大人は「使いにくいが強い」ようなポケモンで子供をサポート…
というような接待プレイ(?)になって行きます。
それでも敵が強すぎる時は?
…慌てないで、時間をかけてプレイするだけで大丈夫。
プレイすればポケモンの数は増えますし、それにしたがって強いキャラも増えます。
だから、時間さえかければ、強くて攻略できなかったステージでも簡単に進めるようになります。
というわけで、非常にバランスが良い。
5歳児でも十分遊べる単純な内容である一方、大人でも十分楽しめます。
---
この日記は、別にレビューを書きたいのではない。話はここから。
うちの子供、保育園の別の子の影響で、去年の春くらいからポケモンに興味を持ち始めました。
テレビアニメも時々見て(CATV に入っているので、古いシリーズも新しいシリーズも見られる)、徐々に世界観はわかってきていた様子。
去年の夏には、セブンイレブンのスタンプラリーで、「ポケモン全キャラカレンダー」をもらっていた。
毎日「~~の日」が書いてあり、そこにあわせたポケモンが載っている。
このカレンダーは壁に張っていたのだが、いまいち興味を持っていなかった。
しかし、ポケモンスクランブルを遊び始めてから、「ポケモン」の世界観と、全キャラなど、今まで断片的だった知識が一気につながったらしい。
カレンダーを眺め、どのポケモンがどのポケモンの進化である、などと僕に教えてくれ(カレンダーには進化までは示していないので、形や名前から類推しているようだ)、ゲームで出てきた知らなかったキャラをまたカレンダーで探す。
お絵かきで描く絵も、ポケモンばかりになった。
ゲーム開始時には、初代ポケモンで遊んだことのある僕のほうが知識が上だった。
しかし、すでにすっかり逆転。ゲーム中にボスが出てきた瞬間に、名前を言い当てる。
(ゲームの演出として、ボスが出てしばらくたってから名前が表示される)
公式サイトで既にネタばれしているので書いてしまうが、このゲームで集められるポケモン、「初代」の150体だと思っていたら、大体集めたところで「つづき」が現れた。
詳しく知らないのだけど、今まで登場の全キャラ集められんのかな?
そんなわけで、子供に「ポケモンぜんこく全キャラ大事典」を買ってやろうと決定。
たかが遊びだけど、多くのものを覚える楽しみ、というのは勉強法の練習になるから。
ポケモンなら、キャラ同士の関係性や属性などのパラメーターも多数あるので、勉強の練習として申しぶんなし。
名機の条件 2009-12-18 12:50:26 COMP
Netwalker の設定を楽しんでいる。
DoCoMo に乗り換えを予定しているが、まだ W-Zero3[AdEs]を使っている。
知人から、「iPhone いいですよ」と顔を会わせるたびに聞かされる。
新しいポメラが気になる。
HP200LX を思い出す。
…名機の条件が見えてきた気がする。
たぶん、僕は今気がついたと言うだけで、とっくに気づいていたと言う人も多いのだろうけど。
---
名機の条件、って書いたけど、もちろん「小型ガジェットとしてのマシン」の話。
ガジェットって曖昧だから、気軽に携行できる、PCのように自由にカスタマイズ可能な情報処理機器、と定義しておこう。
昨今の携帯電話は良くできているが、PCのようにカスタマイズはできないので範囲外。
ポメラも今のところ範囲外。(ファーム書き換えでOSが走ることがあれば含まれるかも)
さて、過去の「名機」を認定しておこう。
ここに異論がある場合は、今考えた条件は適用できない。
まず、HP200LX 。多くの人が認めた名機だと思う。
モバイルギア。DOS化可能なものに限る。
万人が認めたわけではないが、当時HP200LXで満足できない人への受け皿となっていて、評価が高かった。
MI-Zaurus。
初期ザウルスは PI-Zaurus と呼ばれる。PC-E500 と同じ CPU を搭載していたZaurusだ。
その後、よりパワーのある CPU になり、MI-Zaurus と呼ばれるようになった。円熟期だ。
その後、OS を Linux にして SL-Zaurus となったが、名前だけが同じで別の機械だった。
Palm。
最初は Palm Pilot という名前で販売され、「同じ文房具分野として」、万年筆の Pilot から訴えられて名前を変えた経緯がある。
つまり、それほどまでに PC ではなく、「文房具」としての使い勝手に徹していた。
個人的には、Palm は名機ではなく「ちょっと残念」の部類なのだが、多くの人が使っていたのだから名機に数えてもよいとは思う。
iPhone 。
「名機」と呼ぶと過去の遺物のようだが、iPhone は現在並ぶものの無い地位にあるとは思う。
モバイルガジェットではないが、初期の Macintosh を含めておきたい。
個人的には、System6 時代までを「初期」と呼ぶ。
初期の Mac は、「電子文房具」の異名を取るとおり、パソコンとは一線を画していた。
System7 で大きな変更があってパソコンらしくなり、ある意味使いやすくはなったのだが、文房具ではなくなってしまった。
---
名機とは呼ばれなかった残念な機械。
SL-Zaurus。
Windows-CE マシン。
非常に小さな Windows マシン。(PT-110 や VAIO Type U など)
Netwalker も、評価を下すには早いが、少なくとも初代(現行機種)は名機とは呼ばれないだろう。
さて、何が違ったのか。残念な機械たちは、何が足りなかったのか。
キーボードはこの手のマシンを語るときには重要な評価軸なのだが、必須項目ではないように思う。
HP200LX は、思い出も含めて「良い」と言われるが、使っていた人間としてはそれほどよくなかったと思う。
Netwalker のキーボードも「ひどい」と言われるが、HP200LX と使いやすさで大きく変わるものではない。
HP200LX は、「名機」だったがゆえに使い倒されて、ユーザーが慣れてしまっただけだ。
Netwalker も、しばらく使っていたら慣れてきて、それほどひどいとは感じなくなる。
そもそも、iPhone にキーボードは無い。
これはカテゴリーの違う製品で、ここで名機とするのが誤りかも知れないけど。
逆に、モバイルギアは立派なキーボードを持っていた。
反面、携帯性は犠牲となり、使用シーンも限られた。「立ったまま使う」はできない。
ここら辺は、目的に応じて選ばないといけない部分だとは思うが、「選べること」もまた、名機の条件だと思う。
つまりは、HP200LX とモバイルギアは同時期だったから、両方とも「名機」と呼ばれたわけで、どちらか片方だけが世に出ていたらここまで名機と呼ばれなかったのではないかと思う。
快適に動作すること、はもちろん重要だと思う。
HP200LX は、当時としては快適だった。パソコン通信や、せいぜいインターネットメールができればよかった時代だ。
家でもダイヤルアップ、という人が多かったので、時間のかかるWEB閲覧などは生活習慣ではなかった。
モバイルガジェットは、テキストファイルの読み書きさえできれば十分だった。
現在、テキストファイルの読み書きでは不十分だ。MS-Word のファイルが読み書きできないと。
WEB も必須項目である。WEB が使えれば Gmail がつかるので、メールは何とかなるかな。
快適な動作、のなかには、いつでも作業を中断できて、いつでも再開できる、というものも含まれる。
サスペンド・リジュームが高速であること、と考えても良い。
HP200LX では、サスペンド・リジュームともに1秒かからなかったように思う。
---
実のところ、この「快適動作」は、CPU 速度の問題ではない、と思うようになった。
この話がこの文章の肝だ。
ポインティングデバイスが「いらない」というのは重要である。
いらない、は言いすぎか。カーソルキーで十分操作できる、と言いなおしたほうが良いかな。
小さなマシンで、ちまちまマウスカーソルを動かすのは快適でない。
タッチパネルを使用するのだって、画面が小さければやっぱり快適でない。
この点、Netwalker はてんでダメ。
アプリケーションが不要になった時に、ウィンドウを閉じるボタンを押すだけで苦労するのだから。
Windows CE (Windows Mobile)を使用した W-Zero3 では、「OK」ボタンがあることがギリギリの救いになっている。
OK ボタンを押せば、とりあえずウィンドウは閉じられるからね。
ただ、W-Zero3 でも、カーソルキーだけでは操作できない局面が出てくるのがいただけない。基本設計が Windows だから、マウス必須なのだ。
実は、ウィンドが開く、ということ事態がモバイルガジェットでは使いにくいのだ。
Windows Mobile では、ウィンドウは事実上全画面を覆う。これはこれでよいシステム。
iPhone だって、常に全画面表示だ。
ただ、これだけを言うのであれば、SL-Zaurus だって常に全画面表示だった。
それでも、SL-Zaurus は何かが足りなかった。
実は、「全画面」というだけでなく、「シングルタスク」も重要だと思っている。
同時にプログラムが「起動して」いることは構わないし、むしろその方が良い。何かしたいときに、起動時間が節約できるからね。
でも、同時に「動作して」いるプログラムは1つであって欲しい。
だって、人間同時に複数のことなんてできないし、今やりたいことは1つだけなのだから、そこにCPUパワーを集中して欲しい。そうしないと快適動作しないから。
Windows CE や、Windows では、前面に出ているタスクに多くの CPU パワーを割り振って、バックグラウンドのタスクには CPU 振り分けを減らす、という機能がある。
シングルタスクではないが、これでも十分ではある。むしろ、こちらのほうがよいのかもしれない。
でも、Linux には無い。UNIX 系 OS では、「プログラムの同時動作」ということは考慮されているし、パワーの割り振りを変えたり、不要ならパワーを使わないようにプログラムを組むことはできるのだけど、「前面に出ているタスクに多く割り振る」ようなことは考慮されていないのだ。
だって、UNIX にとってユーザーが扱う「シェル」はあとから作られたものだから。
まぁ、だからこそ「シェルが」プロセスの重要度を勝手に変えたりしてもいいのかもしれないけど、あまりそういう文化は無い。
結果何が起こるかと言うと、SL-Zaurus や Netwalker では、起動時間を減らしたくてアプリを起動しっぱなしにしておくと、CPU パワーが「使っていないアプリに」割り振られてしまうのだ。
前面で現在使用中のアプリの動作が重くなれば、快適動作なんてしなくなる。
(勘違いされそうだが、全てのアプリが均等にCPUパワーを使う、というのではない。CPUパワーを割り振られたアプリが、「今は使わない」と返上することもできる。しかし、アプリの行儀のよさに頼るのはあまりよくないように思う)
先に、初期の Mac を名機に数えたのは、実はここで話がしたかったから。
Mac は、System6 まで、シングルタスクのマシンだった。
そもそも、Alto や Lisa で実現されていた「Window 環境」では、データを Window から Window に直接コピーできた。いまでも Unix の X Window ではその作法だ。
しかし、Mac はシングルタスクだった。そこで考え出されたのが「コピーしたい時は、一度データを退避領域に置いておく」という作法だ。退避後、タスクを切り替えて、退避領域から目的の場所にデータをコピーする。
退避領域は「クリップボード」と呼ばれる。今では一般的になった作法だ。
iPhone は、最初の頃はクリップボードがなかったのでアプリ間の連携ができなかったが、今では問題ない。
HP200LX も、「クリップボード」の概念を取り込んで、シングルタスクだがアプリ間で連携できていた。
じつは、シングルタスクで全画面表示、というのは名機の条件の一つなのではないか、と思う。
---
もうひとつ。
アプリケーションが十分に選べること、というのも名機の条件だと思う。
これはソフトウェアの問題で、ハードの問題ではない。
でも、HP200LX は DOS のソフトが使えたし、Palm や iPhone は、多くのユーザーがアプリケーションを大量に作成している。
何かやりたいことがあるときに、「それなら、このソフトがあるよ」というだけでは十分でない。実現方法が無いよりはよいけど、より決め細やかに「目的によって、複数のソフトがある」という段階まで行かないといけない。
なぜなら、それが本当の意味での「カスタマイズ可能」だから。
モバイルガジェットは手帳と同じようなものだ。手帳なら文房具屋に並べきれないほどの種類があって、自分の目的に合わせて選ぶことができる。
「それならこれでできるよ」と言いながら、選択の幅が無いような状況では、自分にあった道具だとは言えないのだ。
SL-Zaurus は、OS が Linux だから多くのソフトが使える、と言いながら、表示環境に QT というマイナーなものを採用したために、実のところ使えるソフトがかなり限られてしまっていた。
Netwalker は、その点評価できる。X Window をちゃんと搭載し、Ubuntu の多くのソフトが使える。
CPU が ARM だと言う理由で、使えないソフトや、使えても動作がおかしなものもあるけど…
アプリケーションが十分に選べるためには、既存の OS を使うほうが有利だが、既存の OS というのはデスクトップマシンとしての使い勝手を優先しており、モバイルガジェットとしては不利だ。
逆もまた真で、モバイルでの使い勝手を優先すると、独特の OS となってしまい、アプリケーション不足に陥る。
DOS の上に独自の拡張を施した HP200LX が名機と呼ばれるゆえんは、ここら辺にもあるように思う。
---
さて、いろいろ書いてきたが、日本の携帯電話は優秀だと思う。
最近は同時に複数のことができる(WEB 見ながらメール書いたり)し、もちろん全画面表示だ。
カーソルキーだけで何でもできる、というのは設計の前提になっているので、ポインティングデバイスのイライラ感も無い。
カスタマイズ性では劣るけど、それでも多くの人に対して十分な機能は最初から提供されている。
むしろ、Windows Phone や iPhone 、Android などでは、初期状態でできることが少なすぎて貧弱さを感じるほどだ。
ここに書いた「名機の条件」は、携帯電話では満足できず、ノートパソコンでは大きすぎる、というニッチ分野を埋める機械に対する要望でしかない。そして、この「ニッチ」は、どんどん狭くなっている。
今後、名機と呼ばれるようなものが出てくることがあるのか。
出てきてくれないと、個人的には非常に寂しいのだが…
DoCoMo に乗り換えを予定しているが、まだ W-Zero3[AdEs]を使っている。
知人から、「iPhone いいですよ」と顔を会わせるたびに聞かされる。
新しいポメラが気になる。
HP200LX を思い出す。
…名機の条件が見えてきた気がする。
たぶん、僕は今気がついたと言うだけで、とっくに気づいていたと言う人も多いのだろうけど。
---
名機の条件、って書いたけど、もちろん「小型ガジェットとしてのマシン」の話。
ガジェットって曖昧だから、気軽に携行できる、PCのように自由にカスタマイズ可能な情報処理機器、と定義しておこう。
昨今の携帯電話は良くできているが、PCのようにカスタマイズはできないので範囲外。
ポメラも今のところ範囲外。(ファーム書き換えでOSが走ることがあれば含まれるかも)
さて、過去の「名機」を認定しておこう。
ここに異論がある場合は、今考えた条件は適用できない。
まず、HP200LX 。多くの人が認めた名機だと思う。
モバイルギア。DOS化可能なものに限る。
万人が認めたわけではないが、当時HP200LXで満足できない人への受け皿となっていて、評価が高かった。
MI-Zaurus。
初期ザウルスは PI-Zaurus と呼ばれる。PC-E500 と同じ CPU を搭載していたZaurusだ。
その後、よりパワーのある CPU になり、MI-Zaurus と呼ばれるようになった。円熟期だ。
その後、OS を Linux にして SL-Zaurus となったが、名前だけが同じで別の機械だった。
Palm。
最初は Palm Pilot という名前で販売され、「同じ文房具分野として」、万年筆の Pilot から訴えられて名前を変えた経緯がある。
つまり、それほどまでに PC ではなく、「文房具」としての使い勝手に徹していた。
個人的には、Palm は名機ではなく「ちょっと残念」の部類なのだが、多くの人が使っていたのだから名機に数えてもよいとは思う。
iPhone 。
「名機」と呼ぶと過去の遺物のようだが、iPhone は現在並ぶものの無い地位にあるとは思う。
モバイルガジェットではないが、初期の Macintosh を含めておきたい。
個人的には、System6 時代までを「初期」と呼ぶ。
初期の Mac は、「電子文房具」の異名を取るとおり、パソコンとは一線を画していた。
System7 で大きな変更があってパソコンらしくなり、ある意味使いやすくはなったのだが、文房具ではなくなってしまった。
---
名機とは呼ばれなかった残念な機械。
SL-Zaurus。
Windows-CE マシン。
非常に小さな Windows マシン。(PT-110 や VAIO Type U など)
Netwalker も、評価を下すには早いが、少なくとも初代(現行機種)は名機とは呼ばれないだろう。
さて、何が違ったのか。残念な機械たちは、何が足りなかったのか。
キーボードはこの手のマシンを語るときには重要な評価軸なのだが、必須項目ではないように思う。
HP200LX は、思い出も含めて「良い」と言われるが、使っていた人間としてはそれほどよくなかったと思う。
Netwalker のキーボードも「ひどい」と言われるが、HP200LX と使いやすさで大きく変わるものではない。
HP200LX は、「名機」だったがゆえに使い倒されて、ユーザーが慣れてしまっただけだ。
Netwalker も、しばらく使っていたら慣れてきて、それほどひどいとは感じなくなる。
そもそも、iPhone にキーボードは無い。
これはカテゴリーの違う製品で、ここで名機とするのが誤りかも知れないけど。
逆に、モバイルギアは立派なキーボードを持っていた。
反面、携帯性は犠牲となり、使用シーンも限られた。「立ったまま使う」はできない。
ここら辺は、目的に応じて選ばないといけない部分だとは思うが、「選べること」もまた、名機の条件だと思う。
つまりは、HP200LX とモバイルギアは同時期だったから、両方とも「名機」と呼ばれたわけで、どちらか片方だけが世に出ていたらここまで名機と呼ばれなかったのではないかと思う。
快適に動作すること、はもちろん重要だと思う。
HP200LX は、当時としては快適だった。パソコン通信や、せいぜいインターネットメールができればよかった時代だ。
家でもダイヤルアップ、という人が多かったので、時間のかかるWEB閲覧などは生活習慣ではなかった。
モバイルガジェットは、テキストファイルの読み書きさえできれば十分だった。
現在、テキストファイルの読み書きでは不十分だ。MS-Word のファイルが読み書きできないと。
WEB も必須項目である。WEB が使えれば Gmail がつかるので、メールは何とかなるかな。
快適な動作、のなかには、いつでも作業を中断できて、いつでも再開できる、というものも含まれる。
サスペンド・リジュームが高速であること、と考えても良い。
HP200LX では、サスペンド・リジュームともに1秒かからなかったように思う。
---
実のところ、この「快適動作」は、CPU 速度の問題ではない、と思うようになった。
この話がこの文章の肝だ。
ポインティングデバイスが「いらない」というのは重要である。
いらない、は言いすぎか。カーソルキーで十分操作できる、と言いなおしたほうが良いかな。
小さなマシンで、ちまちまマウスカーソルを動かすのは快適でない。
タッチパネルを使用するのだって、画面が小さければやっぱり快適でない。
この点、Netwalker はてんでダメ。
アプリケーションが不要になった時に、ウィンドウを閉じるボタンを押すだけで苦労するのだから。
Windows CE (Windows Mobile)を使用した W-Zero3 では、「OK」ボタンがあることがギリギリの救いになっている。
OK ボタンを押せば、とりあえずウィンドウは閉じられるからね。
ただ、W-Zero3 でも、カーソルキーだけでは操作できない局面が出てくるのがいただけない。基本設計が Windows だから、マウス必須なのだ。
実は、ウィンドが開く、ということ事態がモバイルガジェットでは使いにくいのだ。
Windows Mobile では、ウィンドウは事実上全画面を覆う。これはこれでよいシステム。
iPhone だって、常に全画面表示だ。
ただ、これだけを言うのであれば、SL-Zaurus だって常に全画面表示だった。
それでも、SL-Zaurus は何かが足りなかった。
実は、「全画面」というだけでなく、「シングルタスク」も重要だと思っている。
同時にプログラムが「起動して」いることは構わないし、むしろその方が良い。何かしたいときに、起動時間が節約できるからね。
でも、同時に「動作して」いるプログラムは1つであって欲しい。
だって、人間同時に複数のことなんてできないし、今やりたいことは1つだけなのだから、そこにCPUパワーを集中して欲しい。そうしないと快適動作しないから。
Windows CE や、Windows では、前面に出ているタスクに多くの CPU パワーを割り振って、バックグラウンドのタスクには CPU 振り分けを減らす、という機能がある。
シングルタスクではないが、これでも十分ではある。むしろ、こちらのほうがよいのかもしれない。
でも、Linux には無い。UNIX 系 OS では、「プログラムの同時動作」ということは考慮されているし、パワーの割り振りを変えたり、不要ならパワーを使わないようにプログラムを組むことはできるのだけど、「前面に出ているタスクに多く割り振る」ようなことは考慮されていないのだ。
だって、UNIX にとってユーザーが扱う「シェル」はあとから作られたものだから。
まぁ、だからこそ「シェルが」プロセスの重要度を勝手に変えたりしてもいいのかもしれないけど、あまりそういう文化は無い。
結果何が起こるかと言うと、SL-Zaurus や Netwalker では、起動時間を減らしたくてアプリを起動しっぱなしにしておくと、CPU パワーが「使っていないアプリに」割り振られてしまうのだ。
前面で現在使用中のアプリの動作が重くなれば、快適動作なんてしなくなる。
(勘違いされそうだが、全てのアプリが均等にCPUパワーを使う、というのではない。CPUパワーを割り振られたアプリが、「今は使わない」と返上することもできる。しかし、アプリの行儀のよさに頼るのはあまりよくないように思う)
先に、初期の Mac を名機に数えたのは、実はここで話がしたかったから。
Mac は、System6 まで、シングルタスクのマシンだった。
そもそも、Alto や Lisa で実現されていた「Window 環境」では、データを Window から Window に直接コピーできた。いまでも Unix の X Window ではその作法だ。
しかし、Mac はシングルタスクだった。そこで考え出されたのが「コピーしたい時は、一度データを退避領域に置いておく」という作法だ。退避後、タスクを切り替えて、退避領域から目的の場所にデータをコピーする。
退避領域は「クリップボード」と呼ばれる。今では一般的になった作法だ。
iPhone は、最初の頃はクリップボードがなかったのでアプリ間の連携ができなかったが、今では問題ない。
HP200LX も、「クリップボード」の概念を取り込んで、シングルタスクだがアプリ間で連携できていた。
じつは、シングルタスクで全画面表示、というのは名機の条件の一つなのではないか、と思う。
---
もうひとつ。
アプリケーションが十分に選べること、というのも名機の条件だと思う。
これはソフトウェアの問題で、ハードの問題ではない。
でも、HP200LX は DOS のソフトが使えたし、Palm や iPhone は、多くのユーザーがアプリケーションを大量に作成している。
何かやりたいことがあるときに、「それなら、このソフトがあるよ」というだけでは十分でない。実現方法が無いよりはよいけど、より決め細やかに「目的によって、複数のソフトがある」という段階まで行かないといけない。
なぜなら、それが本当の意味での「カスタマイズ可能」だから。
モバイルガジェットは手帳と同じようなものだ。手帳なら文房具屋に並べきれないほどの種類があって、自分の目的に合わせて選ぶことができる。
「それならこれでできるよ」と言いながら、選択の幅が無いような状況では、自分にあった道具だとは言えないのだ。
SL-Zaurus は、OS が Linux だから多くのソフトが使える、と言いながら、表示環境に QT というマイナーなものを採用したために、実のところ使えるソフトがかなり限られてしまっていた。
Netwalker は、その点評価できる。X Window をちゃんと搭載し、Ubuntu の多くのソフトが使える。
CPU が ARM だと言う理由で、使えないソフトや、使えても動作がおかしなものもあるけど…
アプリケーションが十分に選べるためには、既存の OS を使うほうが有利だが、既存の OS というのはデスクトップマシンとしての使い勝手を優先しており、モバイルガジェットとしては不利だ。
逆もまた真で、モバイルでの使い勝手を優先すると、独特の OS となってしまい、アプリケーション不足に陥る。
DOS の上に独自の拡張を施した HP200LX が名機と呼ばれるゆえんは、ここら辺にもあるように思う。
---
さて、いろいろ書いてきたが、日本の携帯電話は優秀だと思う。
最近は同時に複数のことができる(WEB 見ながらメール書いたり)し、もちろん全画面表示だ。
カーソルキーだけで何でもできる、というのは設計の前提になっているので、ポインティングデバイスのイライラ感も無い。
カスタマイズ性では劣るけど、それでも多くの人に対して十分な機能は最初から提供されている。
むしろ、Windows Phone や iPhone 、Android などでは、初期状態でできることが少なすぎて貧弱さを感じるほどだ。
ここに書いた「名機の条件」は、携帯電話では満足できず、ノートパソコンでは大きすぎる、というニッチ分野を埋める機械に対する要望でしかない。そして、この「ニッチ」は、どんどん狭くなっている。
今後、名機と呼ばれるようなものが出てくることがあるのか。
出てきてくれないと、個人的には非常に寂しいのだが…
「その文字」はインターネットで使ってはいけないのか? 2009-12-14 15:48:09 COMP
先日 DNS の記事を書いた。
こういう、空気のような技術は案外みんなに理解されていないものだ。
で、ずっと以前から「正しく理解されていないなぁ」と感じていた、もう一つのことを書いてみる。
ずっと以前から思っていた、というだけあって、話題としてはいまさら感があるのだけど、未だに知らない人も多いからね。
---
まずは、「半角カナはインターネットで使うべきではない」という話題について。
話は分かれていて、「メールで使ってもよいか」「WEBで使ってもよいか」に大別されます。
まず、「メールで使うべきではない」について。
事の起こりは RFC821 です。
RFC というのは、インターネットの標準を規定する文章のこと。
(なんで RFC と言うのか、という歴史話も面白いのだけど、割愛)
RFC821 は SMTP 、メールを送信する方法についてです。
この中に、SMTP は 7bit でデータを扱う、と書いてあります。
理由は、RFC821 が策定された当時、コンピューターの「1バイト」は 8bit とは決まっていなかったため。
今でも勘違いする人が多いけど、「1バイト」は、「ビット」をいくつか集めて、情報を扱いやすくした際の最小単位、としか定まっていません。コンピューターによって、いくつのビットを集めるかは違います。
今は、通常 8bit = 1byte です。
でも、昔は 7bit = 1byte のコンピューターも確かに存在しました。
ちなみに、Nintendo64 で使用された RAM (RAMBUS)は、9bit = 1byte です。
N64 は少し前のマシンだけど、「8bit≠1byte」が決して遠い昔の話ではない、ということはわかっていただけると思います。
さて、ともかく、RFC821 では 7bit でメールを扱うと決めています。
そして、当時のメールの送信方法は「多数のメールサーバーでバケツリレーを行う」だったので、どこに 7bit のコンピューターが存在しているかもわからず、これに従う以外の方法はありませんでした。
ところで、アメリカの ASCII コードは、7bit で作成されています。
多くのコンピューターは 8bit を扱えるため、領域が余ります。
日本では、JIS コードとして、8bit 目を使用した領域に「半角カナ」を策定しています。
(なので、半角カナを含む 8bit コードを「ASCII コード」と呼ぶのは誤り)
これが、「7bit でしか送信できないメールで、半角カナを使ってはならない」理由です。
---
でも、その後 RFC1425 というのが出てきて、「RFC821を拡張できるようにしよう」とまとまります。
これを受けて、RFC1428 が策定されました。ここでは、8bit でデータを送受信できるように定めています。
RFC1428 が巧妙なのは、RFC1425 にさえ従っていれば、7bit しか送信できないマシンを通しても、8bit データが保証される仕組みを作ったところ。
つまり、バケツリレーの途中のメールサーバー全てが RFC1425 にさえ従っていれば、8bit で通信できる環境が整ったのです。
さらに RFC1425 を取り込んで、RFC821 の「正式な後継」である、RFC2821 が策定されます。
これで、今後のメールサーバーは、全て RFC1425 を満たしていることが必須条件になりました。
つまり、ここにいたって「メールでは 8bit を送信しても良い」ということになります。
現在では、UTF-8 でメールを送受信できるメーラーも増えています。
UTF-8 は Unicode の表現形式の一つですが、8bit で表現されます。
--
ところで、「可能性として」は、今でも RFC821 時代のメールサーバーが残っているかもしれません。
相手の使用しているサーバーがまさにそれだった、という場合は不幸ですが、バケツリレーの途中にこのような古いサーバーが挟まってしまい、結果として 8bit メールが届かない、ということがあると困ります。
ご安心ください。
RFC2821 が策定された時に、バケツリレーを明示的に指示することは「時代遅れ」と明言されました。
ここでは、禁止にまで踏み込んではいないのですが、現実問題として多くのサーバーではリレーを「禁止」しており、受け取りません。
結果として、メールサーバーは相手のメールサーバーに直接メールを届けます。リレーは行われません。
つまり、結果はこういうことです。
「半角カナを送信するのは RFC 違反」だった時代は確かにあるのですが、現在においては「半角カナが送信できない環境は RFC 違反」です。
もっとも、SMTP レベルで 8bit に対応している、ということは、メール本文が 8bit に対応していることとイコールではないです。
SMTP は、メールに限らずいろいろなもの(添付されたファイルとか)を送れるように 8bit 透過に設計されなおしたが、メール本文は相変わらず 7bit のままが標準です。
つまり、8bit が必要なら適切に MIME エンコードされる、というだけの話。
半角カナを使用した場合は、本文も MIME エンコードされて送信されることになります。
これが気持ち悪いという人は、相変わらず半角カナは使用しないのが無難なのでしょう。
-----
つぎに、「半角カナを WEB で使うべきではない」について。
こちらは、メールよりも話は簡単です。
WEB で使うな、と言っていた人の多くは、「メールで使ってはならない」を勘違いしていたのです。
もう一つの理由としては、「半角カナは EUC では扱えない」という問題がありました。
EUC は、UNIX を中心として使用されていた文字コードです。
ASCII コードが 7bit しか使用せず、8bit 目が空いていることを利用して、8bit 目でJIS 漢字コードを識別できるようにしたコード体系です。
この形式は、「ASCII コードが 7bit」であることを利用しています。つまり、8bit 目を使用する半角カナは考慮されていません。
これにより、EUC では半角カナが扱えませんでした。
もっとも、すぐに EUC は拡張され、3byte コードで半角カナが扱えるようになりました。
しかし、拡張 EUC に対応していないマシンや、対応していないソフトも長い間使い続けられました。
丁度 WEB の黎明期の頃、古い EUC しか使えないマシンを使用していた人たちは、半角カナで書かれると読めない、という事態に陥りました。
これは、明らかにそれらのマシンが悪いのです。
しかし、WEB の黎明期の頃は、インターネットの住人の多くが UNIX ユーザーだったことも事実です。
そして、結果として「半角カナを使わないようにしよう」という運動が起こります。
技術的には「使っても良い」ものだけど、一部の人の利便性を考えて「使わないようにしよう」というわけです。
当然、今となっては技術的に時代遅れすぎて、妥当性はありません。
半角カナは WEB で使っても問題ありません。
-----
機種依存文字について。
㈱とかⅠとかね。
これは微妙な問題を孕んでいますが、機種依存文字、と呼ばれたのは昔話だといえる時代が来つつあります。
なぜなら、いまや Unicode が普通に使われる時代だから。
㈱とかⅠとかが「機種依存文字」と呼ばれたのは、Windows と Mac で割り付けられたコードが違ったためです。
ついでに言えば、UNIX も違う、と考えて良いでしょう。
これらの文字は、JIS の「未定義部分」に納められていました。
JIS の歴史的に言えば、元々は「ベンダー定義部分」として、メーカーが自由に割り付けてよい領域でした。
しかし、それでは「文字コード」を定める意味がなくなってしまうため、後にベンダー定義部分はなくされ、未定義部分となっています。
しかし、既に使われてしまった文字は残り続けたのです。
JIS と ShiftJIS と EUC 、という3つのコード体系がありますが、これは計算で変換可能なもので、実質的には同じものです。
なので、JIS / ShiftJIS / EUC のどのコード体系を使ったマシンであっても、日本語のやり取りは可能です。
でも、ベンダー定義部分に関しては、マシンが変わると文字が変わってしまう可能性がありました。
だから「機種依存文字」と呼ばれたのです。
でも、今は Unicode が中心になりつつあります。
Unicode では、ベンダー依存部分も含め、既に使われている文字は全部「Unicode」という体系に収録されています。
なので、Unicode を使っていれば、Windows でも Mac でも、同じコードに同じ文字が割り付けられているのです。
Unicode コンソーシアムが、文字の形(グリフ)を明確に示さなかった、という問題もあって、最初期に Unicode を実装した Windows では、一部のグリフがおかしかった、という問題もありました。
つまり、新たな機種依存文字の登場です。
しかし、これも Windows Vista / 7 では修正されているようです。
今後は、JIS コードも Unicode を想定したものとして策定されていくようです。
もちろん、Unicode を使用しない場合は「機種依存」であり続けます。
メールは普通 JIS で送信されるので、Windows ユーザーがこれらの文字を Mac ユーザーに送れば、字の形が変わってしまうでしょう。
でも、Web の掲示板などで、Unicode を使用するように作られていれば、Windows ユーザーと Mac ユーザーでも、仲良く同じ文字で会話ができるのです。
こういう、空気のような技術は案外みんなに理解されていないものだ。
で、ずっと以前から「正しく理解されていないなぁ」と感じていた、もう一つのことを書いてみる。
ずっと以前から思っていた、というだけあって、話題としてはいまさら感があるのだけど、未だに知らない人も多いからね。
---
まずは、「半角カナはインターネットで使うべきではない」という話題について。
話は分かれていて、「メールで使ってもよいか」「WEBで使ってもよいか」に大別されます。
まず、「メールで使うべきではない」について。
事の起こりは RFC821 です。
RFC というのは、インターネットの標準を規定する文章のこと。
(なんで RFC と言うのか、という歴史話も面白いのだけど、割愛)
RFC821 は SMTP 、メールを送信する方法についてです。
この中に、SMTP は 7bit でデータを扱う、と書いてあります。
理由は、RFC821 が策定された当時、コンピューターの「1バイト」は 8bit とは決まっていなかったため。
今でも勘違いする人が多いけど、「1バイト」は、「ビット」をいくつか集めて、情報を扱いやすくした際の最小単位、としか定まっていません。コンピューターによって、いくつのビットを集めるかは違います。
今は、通常 8bit = 1byte です。
でも、昔は 7bit = 1byte のコンピューターも確かに存在しました。
ちなみに、Nintendo64 で使用された RAM (RAMBUS)は、9bit = 1byte です。
N64 は少し前のマシンだけど、「8bit≠1byte」が決して遠い昔の話ではない、ということはわかっていただけると思います。
さて、ともかく、RFC821 では 7bit でメールを扱うと決めています。
そして、当時のメールの送信方法は「多数のメールサーバーでバケツリレーを行う」だったので、どこに 7bit のコンピューターが存在しているかもわからず、これに従う以外の方法はありませんでした。
ところで、アメリカの ASCII コードは、7bit で作成されています。
多くのコンピューターは 8bit を扱えるため、領域が余ります。
日本では、JIS コードとして、8bit 目を使用した領域に「半角カナ」を策定しています。
(なので、半角カナを含む 8bit コードを「ASCII コード」と呼ぶのは誤り)
これが、「7bit でしか送信できないメールで、半角カナを使ってはならない」理由です。
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でも、その後 RFC1425 というのが出てきて、「RFC821を拡張できるようにしよう」とまとまります。
これを受けて、RFC1428 が策定されました。ここでは、8bit でデータを送受信できるように定めています。
RFC1428 が巧妙なのは、RFC1425 にさえ従っていれば、7bit しか送信できないマシンを通しても、8bit データが保証される仕組みを作ったところ。
つまり、バケツリレーの途中のメールサーバー全てが RFC1425 にさえ従っていれば、8bit で通信できる環境が整ったのです。
さらに RFC1425 を取り込んで、RFC821 の「正式な後継」である、RFC2821 が策定されます。
これで、今後のメールサーバーは、全て RFC1425 を満たしていることが必須条件になりました。
つまり、ここにいたって「メールでは 8bit を送信しても良い」ということになります。
現在では、UTF-8 でメールを送受信できるメーラーも増えています。
UTF-8 は Unicode の表現形式の一つですが、8bit で表現されます。
--
ところで、「可能性として」は、今でも RFC821 時代のメールサーバーが残っているかもしれません。
相手の使用しているサーバーがまさにそれだった、という場合は不幸ですが、バケツリレーの途中にこのような古いサーバーが挟まってしまい、結果として 8bit メールが届かない、ということがあると困ります。
ご安心ください。
RFC2821 が策定された時に、バケツリレーを明示的に指示することは「時代遅れ」と明言されました。
ここでは、禁止にまで踏み込んではいないのですが、現実問題として多くのサーバーではリレーを「禁止」しており、受け取りません。
結果として、メールサーバーは相手のメールサーバーに直接メールを届けます。リレーは行われません。
つまり、結果はこういうことです。
「半角カナを送信するのは RFC 違反」だった時代は確かにあるのですが、現在においては「半角カナが送信できない環境は RFC 違反」です。
もっとも、SMTP レベルで 8bit に対応している、ということは、メール本文が 8bit に対応していることとイコールではないです。
SMTP は、メールに限らずいろいろなもの(添付されたファイルとか)を送れるように 8bit 透過に設計されなおしたが、メール本文は相変わらず 7bit のままが標準です。
つまり、8bit が必要なら適切に MIME エンコードされる、というだけの話。
半角カナを使用した場合は、本文も MIME エンコードされて送信されることになります。
これが気持ち悪いという人は、相変わらず半角カナは使用しないのが無難なのでしょう。
-----
つぎに、「半角カナを WEB で使うべきではない」について。
こちらは、メールよりも話は簡単です。
WEB で使うな、と言っていた人の多くは、「メールで使ってはならない」を勘違いしていたのです。
もう一つの理由としては、「半角カナは EUC では扱えない」という問題がありました。
EUC は、UNIX を中心として使用されていた文字コードです。
ASCII コードが 7bit しか使用せず、8bit 目が空いていることを利用して、8bit 目でJIS 漢字コードを識別できるようにしたコード体系です。
この形式は、「ASCII コードが 7bit」であることを利用しています。つまり、8bit 目を使用する半角カナは考慮されていません。
これにより、EUC では半角カナが扱えませんでした。
もっとも、すぐに EUC は拡張され、3byte コードで半角カナが扱えるようになりました。
しかし、拡張 EUC に対応していないマシンや、対応していないソフトも長い間使い続けられました。
丁度 WEB の黎明期の頃、古い EUC しか使えないマシンを使用していた人たちは、半角カナで書かれると読めない、という事態に陥りました。
これは、明らかにそれらのマシンが悪いのです。
しかし、WEB の黎明期の頃は、インターネットの住人の多くが UNIX ユーザーだったことも事実です。
そして、結果として「半角カナを使わないようにしよう」という運動が起こります。
技術的には「使っても良い」ものだけど、一部の人の利便性を考えて「使わないようにしよう」というわけです。
当然、今となっては技術的に時代遅れすぎて、妥当性はありません。
半角カナは WEB で使っても問題ありません。
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機種依存文字について。
㈱とかⅠとかね。
これは微妙な問題を孕んでいますが、機種依存文字、と呼ばれたのは昔話だといえる時代が来つつあります。
なぜなら、いまや Unicode が普通に使われる時代だから。
㈱とかⅠとかが「機種依存文字」と呼ばれたのは、Windows と Mac で割り付けられたコードが違ったためです。
ついでに言えば、UNIX も違う、と考えて良いでしょう。
これらの文字は、JIS の「未定義部分」に納められていました。
JIS の歴史的に言えば、元々は「ベンダー定義部分」として、メーカーが自由に割り付けてよい領域でした。
しかし、それでは「文字コード」を定める意味がなくなってしまうため、後にベンダー定義部分はなくされ、未定義部分となっています。
しかし、既に使われてしまった文字は残り続けたのです。
JIS と ShiftJIS と EUC 、という3つのコード体系がありますが、これは計算で変換可能なもので、実質的には同じものです。
なので、JIS / ShiftJIS / EUC のどのコード体系を使ったマシンであっても、日本語のやり取りは可能です。
でも、ベンダー定義部分に関しては、マシンが変わると文字が変わってしまう可能性がありました。
だから「機種依存文字」と呼ばれたのです。
でも、今は Unicode が中心になりつつあります。
Unicode では、ベンダー依存部分も含め、既に使われている文字は全部「Unicode」という体系に収録されています。
なので、Unicode を使っていれば、Windows でも Mac でも、同じコードに同じ文字が割り付けられているのです。
Unicode コンソーシアムが、文字の形(グリフ)を明確に示さなかった、という問題もあって、最初期に Unicode を実装した Windows では、一部のグリフがおかしかった、という問題もありました。
つまり、新たな機種依存文字の登場です。
しかし、これも Windows Vista / 7 では修正されているようです。
今後は、JIS コードも Unicode を想定したものとして策定されていくようです。
もちろん、Unicode を使用しない場合は「機種依存」であり続けます。
メールは普通 JIS で送信されるので、Windows ユーザーがこれらの文字を Mac ユーザーに送れば、字の形が変わってしまうでしょう。
でも、Web の掲示板などで、Unicode を使用するように作られていれば、Windows ユーザーと Mac ユーザーでも、仲良く同じ文字で会話ができるのです。
google DNS 2009-12-05 11:39:20 COMP
昨日発表されたばかりの新サービスで、いろいろ話題になっていますね。
これを知って、「どんなだろ?」と情報検索してみると、結構出てくる。
今の google は、書かれて数時間後には検索結果に出てくるようになりますね。恐ろしい。
ところが、どうも「的外れ」な記事ばかり。
DNS って、インターネットにとっては「空気のような」技術で、有ってあたりまえだから、詳しい仕組みをわかっている人少ないのですね…
---
まず、ping しても DNS の速度は測れません。
ping を開始する前の「前準備」としては DNS に問い合わせを行うけど、ping そのものには関係ないから。
また、そもそも DNS の「速度を測る」のが無理です。
インターネットでは刻々と条件が変化しますから、速度を測るのであればできる限り同じ条件で数回試験を行って平均を出す、などしなくては正しい測定にはなりません。
しかし、DNS には「キャッシュ」があるので、2回目以降は高速に動作します。
更に言えば、後で書くように DNS サーバーは「複数のサーバーが協調して動作する」ために、1回目ですら試験を行う時に経路上のどのサーバーもキャッシュを行っていない、などと保証することは出来ません。
だから、複数回試験をして平均を出すことは出来ず、1発試験に望んでも、そのデータが正しい保証が無いのです。
WEB の閲覧速度は、DNS 問い合わせ速度 + 相手の WEB サーバーの反応速度 + 通信経路の速度、が速度となります。ここで、通信経路はクライアントの環境ごとに大体速度が固定するとして、DNS 問い合わせが高速化することで全体が目に見えて高速化するためには、WEB サーバーの速度が速いこと、が条件の一つになります。
というわけで、「相手が google のように高速化されたサーバーだと効果がある」というような記事が出来上がるのでしょうが、google ほどみんながアクセスするサーバーであれば、近所の DNS サーバーを使っていても誰かが問い合わせたキャッシュがあるでしょうから、google DNS を使わないでも十分に高速なはずです。
つまり、こういう場面では google DNS の効果はそれほど出ないはずです。
じゃぁ、google DNS で何が速くなるのかと言えば、「みんなが行かないような小さなサイト」を、初めて訪れる時の速度です。
同じドメインでの2回目以降のアクセス…つまり、サイト内でページ遷移する時などは、手元のローカルマシンが DNS 問い合わせの結果をキャッシュしています。だから、DNS は最早関係ない。関係するのは、あくまでも「初回アクセス」のみ。
でも、実は google で検索を行って、片っ端から情報を見て回るようなときには、小さなサイトを訪れて、最初のページを見ただけで帰る、ということを繰り返しているはず。
そういう作業が高速になるのが、google DNS の1つ目のメリットです。
---
ここで、DNS の仕組みについて書いておきます。
よく言われる比喩だけど、DNS は「知らないことは、知っていそうな人に聞く」ことで動いています。
あなたの使っているパソコンは、ドメイン名について何も知りません。
www.wizforest.com というドメインを指示されても、何もわからない。
そこで、上流の DNS に問い合わせます。
PC が DHCP 設定で動作している場合など、「上流の DNS」という存在を意識したことなど無いでしょう。DHCP は全てを設定してくれますから。
でも、PC はどこか「近くの」DNS サーバーを知っていて、わからないことはそのサーバーに聞くのです。
ところが、聞かれたサーバーだって、全てを知っているわけじゃない。
世の中には情報が多すぎて、サーバーが知っていることなんてその、ほんの一部です。
でも、www.wizforest.com は知らなくても、.com については知っているかもしれない。
そんな時、近くの DNS サーバーは、「www.wizforest.com は知らないけど、.com を知っているサーバーなら知っているよ」と、.com を知っている DNS サーバーを教えてくれます。
そこで、今度は、.com を知っているサーバーに問い合わせなおします。
では、.com を知っているサーバーは www.wizforest.com を知っているか? これも、そんなことは無いでしょう。
でも、wizforest.com なら知っているようです。そこで、.com のサーバーは、「wizforest.com を知っているサーバーなら知っているよ」と、wizforest.com の DNS サーバーを教えてくれます。
また、wizforest.com を知っているサーバーに問い合わせなおすことになります。
wizforest.com の DNS サーバーは、僕が設定した DNS サーバーです。こいつは、www.wizforest.com を知っています。
そこで、やっと「あぁ、その IP アドレスは、xxx.xxx.xxx.xxx だよ」と返します。
IP アドレスは、ネット上の「住所」です。これがわかれば、目的地にたどり着くことが出来ます。
これで問題解決。
これが DNS の仕組み。
すばらしいことです。おかげで、僕は自分の管理するパソコンを、自分の DNS に登録するだけで、世界中の人に知らせることが出来ます。
---
でも、問題点がいくつか。
この方式は、遅いです。
一応、遅いことは考慮していて、どのマシンも一度問い合わせたことは「一定時間」覚えておく努力をします。
(一定時間が来る前に忘れることもあるけど。…メモリの制約などで)
あなたの手元のパソコンだってそう。
一度問い合わせたドメイン名を、次の瞬間にもう一度問い合わせるような間抜けはやりません。
だから、同じ WEB ページ内でブラウズしている分には、DNS 問い合わせを省略した分だけ高速に動作するのです。
でも、初めて訪れるページについては、やはり遅い。これは動かしようの無い事実。
だって、それが DNS の仕組みなんだから。
もうひとつ、「嘘つきがいたらどうするの?」という問題があります。
DNS は「知らないことは、知っていそうな人に聞く」という仕組みで動いていますが、知りもしないのに知ったふりをする「シッタカ」がいたらどうなるんでしょう?
悪意をもって応用すれば、有名サイトに成りすましたり、銀行サイトに成りすまして人の口座番号を盗む事だって可能です。
これは、特定のサーバープログラムにバグがある、などの問題ではなく「DNS の思想設計そのものにバグがある」という問題です。
---
というわけで、やっと話は google DNS へ。
google は、「何でも知っている DNS」を開発しました。
一度問い合わせた内容は忘れません。
…本当に忘れないと、サーバー構成の移動などがあった場合に困るので、「忘れて欲しい期限が近づくと、自働的に再確認を行って、最新データに更新し続ける」のですけど。
だから、伝言リレーは始まりません。google DNS に聞いたら即座に答えてくれます。
伝言リレーが無いのだから、嘘つきが混ざることもありません。
キャッシュ更新の際には、キャッシュ期限切れの「直前」なので、まだ相手のサーバーを知っているため、伝言リレーを行うのではなく「本人に直接問い合わせ」ます。
これで全てが解決! …というほどお気楽なものではないでしょうが、DNS の問題のいくつかは解決できるでしょう。
「多数の小さなマシンが協調動作する」という、インターネットの理想とはかけ離れ、パワーを持った1つのマシン(実際はそうではないが、1つに見える)が全てを支配する、という、別の問題は引き起こしますが。
僕は、自宅内の DNS サーバーの上流として、早速 google DNS を設定しました。
検索結果を次々見ていくときなどは、多少速くなった気はします。
…が、そもそもは、こういうときは「遅いから、Chrome で次々タブを開いて、読み込み終わったものから見る」という習慣が身に付いているのでした。
上の日記を書いた時点では、ちゃんと DNS が理解できて検証している、というような日本語の記事がネット上に見当たらなかったために、理解してもらうための記事を書いたのでした。
その後、SlashDot で話題に上り、アレゲな人が集まるサイトだけに正しい議論が行われていました。
現時点でもっとも有用と思われる記事には、正しい見解とともに、簡単な試験データが数値つきで載っています。
ローカルのサーバーに DNS を立てて、上流に google DNS を設定するのがよさそうだ、とのこと。
うちでやっている設定がそれです :-)
論理的に一番よさそう、と思って作業したものが、数値的に正しいと確かめられたわけで、ちょっと嬉しい。
これを知って、「どんなだろ?」と情報検索してみると、結構出てくる。
今の google は、書かれて数時間後には検索結果に出てくるようになりますね。恐ろしい。
ところが、どうも「的外れ」な記事ばかり。
DNS って、インターネットにとっては「空気のような」技術で、有ってあたりまえだから、詳しい仕組みをわかっている人少ないのですね…
---
まず、ping しても DNS の速度は測れません。
ping を開始する前の「前準備」としては DNS に問い合わせを行うけど、ping そのものには関係ないから。
また、そもそも DNS の「速度を測る」のが無理です。
インターネットでは刻々と条件が変化しますから、速度を測るのであればできる限り同じ条件で数回試験を行って平均を出す、などしなくては正しい測定にはなりません。
しかし、DNS には「キャッシュ」があるので、2回目以降は高速に動作します。
更に言えば、後で書くように DNS サーバーは「複数のサーバーが協調して動作する」ために、1回目ですら試験を行う時に経路上のどのサーバーもキャッシュを行っていない、などと保証することは出来ません。
だから、複数回試験をして平均を出すことは出来ず、1発試験に望んでも、そのデータが正しい保証が無いのです。
WEB の閲覧速度は、DNS 問い合わせ速度 + 相手の WEB サーバーの反応速度 + 通信経路の速度、が速度となります。ここで、通信経路はクライアントの環境ごとに大体速度が固定するとして、DNS 問い合わせが高速化することで全体が目に見えて高速化するためには、WEB サーバーの速度が速いこと、が条件の一つになります。
というわけで、「相手が google のように高速化されたサーバーだと効果がある」というような記事が出来上がるのでしょうが、google ほどみんながアクセスするサーバーであれば、近所の DNS サーバーを使っていても誰かが問い合わせたキャッシュがあるでしょうから、google DNS を使わないでも十分に高速なはずです。
つまり、こういう場面では google DNS の効果はそれほど出ないはずです。
じゃぁ、google DNS で何が速くなるのかと言えば、「みんなが行かないような小さなサイト」を、初めて訪れる時の速度です。
同じドメインでの2回目以降のアクセス…つまり、サイト内でページ遷移する時などは、手元のローカルマシンが DNS 問い合わせの結果をキャッシュしています。だから、DNS は最早関係ない。関係するのは、あくまでも「初回アクセス」のみ。
でも、実は google で検索を行って、片っ端から情報を見て回るようなときには、小さなサイトを訪れて、最初のページを見ただけで帰る、ということを繰り返しているはず。
そういう作業が高速になるのが、google DNS の1つ目のメリットです。
---
ここで、DNS の仕組みについて書いておきます。
よく言われる比喩だけど、DNS は「知らないことは、知っていそうな人に聞く」ことで動いています。
あなたの使っているパソコンは、ドメイン名について何も知りません。
www.wizforest.com というドメインを指示されても、何もわからない。
そこで、上流の DNS に問い合わせます。
PC が DHCP 設定で動作している場合など、「上流の DNS」という存在を意識したことなど無いでしょう。DHCP は全てを設定してくれますから。
でも、PC はどこか「近くの」DNS サーバーを知っていて、わからないことはそのサーバーに聞くのです。
ところが、聞かれたサーバーだって、全てを知っているわけじゃない。
世の中には情報が多すぎて、サーバーが知っていることなんてその、ほんの一部です。
でも、www.wizforest.com は知らなくても、.com については知っているかもしれない。
そんな時、近くの DNS サーバーは、「www.wizforest.com は知らないけど、.com を知っているサーバーなら知っているよ」と、.com を知っている DNS サーバーを教えてくれます。
そこで、今度は、.com を知っているサーバーに問い合わせなおします。
では、.com を知っているサーバーは www.wizforest.com を知っているか? これも、そんなことは無いでしょう。
でも、wizforest.com なら知っているようです。そこで、.com のサーバーは、「wizforest.com を知っているサーバーなら知っているよ」と、wizforest.com の DNS サーバーを教えてくれます。
また、wizforest.com を知っているサーバーに問い合わせなおすことになります。
wizforest.com の DNS サーバーは、僕が設定した DNS サーバーです。こいつは、www.wizforest.com を知っています。
そこで、やっと「あぁ、その IP アドレスは、xxx.xxx.xxx.xxx だよ」と返します。
IP アドレスは、ネット上の「住所」です。これがわかれば、目的地にたどり着くことが出来ます。
これで問題解決。
これが DNS の仕組み。
すばらしいことです。おかげで、僕は自分の管理するパソコンを、自分の DNS に登録するだけで、世界中の人に知らせることが出来ます。
---
でも、問題点がいくつか。
この方式は、遅いです。
一応、遅いことは考慮していて、どのマシンも一度問い合わせたことは「一定時間」覚えておく努力をします。
(一定時間が来る前に忘れることもあるけど。…メモリの制約などで)
あなたの手元のパソコンだってそう。
一度問い合わせたドメイン名を、次の瞬間にもう一度問い合わせるような間抜けはやりません。
だから、同じ WEB ページ内でブラウズしている分には、DNS 問い合わせを省略した分だけ高速に動作するのです。
でも、初めて訪れるページについては、やはり遅い。これは動かしようの無い事実。
だって、それが DNS の仕組みなんだから。
もうひとつ、「嘘つきがいたらどうするの?」という問題があります。
DNS は「知らないことは、知っていそうな人に聞く」という仕組みで動いていますが、知りもしないのに知ったふりをする「シッタカ」がいたらどうなるんでしょう?
悪意をもって応用すれば、有名サイトに成りすましたり、銀行サイトに成りすまして人の口座番号を盗む事だって可能です。
これは、特定のサーバープログラムにバグがある、などの問題ではなく「DNS の思想設計そのものにバグがある」という問題です。
---
というわけで、やっと話は google DNS へ。
google は、「何でも知っている DNS」を開発しました。
一度問い合わせた内容は忘れません。
…本当に忘れないと、サーバー構成の移動などがあった場合に困るので、「忘れて欲しい期限が近づくと、自働的に再確認を行って、最新データに更新し続ける」のですけど。
だから、伝言リレーは始まりません。google DNS に聞いたら即座に答えてくれます。
伝言リレーが無いのだから、嘘つきが混ざることもありません。
キャッシュ更新の際には、キャッシュ期限切れの「直前」なので、まだ相手のサーバーを知っているため、伝言リレーを行うのではなく「本人に直接問い合わせ」ます。
これで全てが解決! …というほどお気楽なものではないでしょうが、DNS の問題のいくつかは解決できるでしょう。
「多数の小さなマシンが協調動作する」という、インターネットの理想とはかけ離れ、パワーを持った1つのマシン(実際はそうではないが、1つに見える)が全てを支配する、という、別の問題は引き起こしますが。
僕は、自宅内の DNS サーバーの上流として、早速 google DNS を設定しました。
検索結果を次々見ていくときなどは、多少速くなった気はします。
…が、そもそもは、こういうときは「遅いから、Chrome で次々タブを開いて、読み込み終わったものから見る」という習慣が身に付いているのでした。
翌日追記
上の日記を書いた時点では、ちゃんと DNS が理解できて検証している、というような日本語の記事がネット上に見当たらなかったために、理解してもらうための記事を書いたのでした。
その後、SlashDot で話題に上り、アレゲな人が集まるサイトだけに正しい議論が行われていました。
現時点でもっとも有用と思われる記事には、正しい見解とともに、簡単な試験データが数値つきで載っています。
ローカルのサーバーに DNS を立てて、上流に google DNS を設定するのがよさそうだ、とのこと。
うちでやっている設定がそれです :-)
論理的に一番よさそう、と思って作業したものが、数値的に正しいと確かめられたわけで、ちょっと嬉しい。
fon 導入 2009-11-30 14:48:10 COMP
Netwalker の真価は、ネットに接続してこそ発揮される。
…が、家の中の WiFi 機器は1台だけ。リビングの Wii のすぐ後ろにおいてある。
仕事場やベッドルームは一番遠いところにあり、非常に電波が弱く、速度が出ない。
以前は、仕事場の横のサーバールームに WiFi 機能付のルータを置いていたのだ。
しかし、ルータが故障して買い替えた際に、WiFi なしのものにしていた。
というわけで、fon 導入。
fon にしたのは、Netwalker を家の外でも使いたい、という考えがあったから。
fon で linus になれば、いろんなところで使えるからね。
ところが、導入は大変だった。
…いま、fon を導入しようと考えている人のために正確なことを書いておこう。
大変だった、なんて書くと尻込みしてしまう PC 初級者の方もいるかもしれないが、安心して導入しよう。
PC 初級者なら、何も考えずに導入すれば使えるようになっている。
むしろ苦労するのは、初級者とは言えない環境に導入する場合だ。
うちの場合、すでに LAN 環境が整っており、そこに組み込むのに苦労した。
---
まず、ルーターについての概要を説明しておく。
ルーターとは、2つのサブネットを結ぶものだ。
例えば、ネット「1」は、256 のアドレスを持っているとしよう。
なので、256台の機械を接続することができる。
ネット「2」も、同じように 256 のアドレスを持っている。
2つあわせれば、512 台の機械を接続できる。
でも、「1」と「2」の間は接続されていないのだ。つなげる必要がある。
この、それぞれの 256台ネットワークを「サブネット」とよび、間を接続するための特別な装置を「ルーター」と呼ぶ。
「道(route)」を作るものだからルーターだ。
サブネットというのは「ネットの一部」というような意味だ。
ルーターは、ネット「1」のアドレスと、「2」のアドレスを両方同時に割り当てられた、特別な存在となる。
さて、家の中の LAN というのは「サブネット」だ。そして、家の外のインターネットも、ある意味「サブネット」だ。
家の中の LAN にも、それぞれの機械にアドレスを割り振らなくてはならない。
大抵の家庭用ルーターには、この「アドレス割り振り」を自動的に行ってくれる、DHCP サーバーという機能が付いている。
なので、PC にそれほど詳しくない初級者であっても、ルーターを買ってきてそこに PC を繋げば、ちゃんとインターネットにつながることができる。
すでにこのような環境になっている人は、今使っているルーターの替わりに fon ルーターを使えば、それだけで fon の導入は完了する。
fon ルーターは何よりも安いし、街中のアクセスポイントが無料で使える、というメリットがある。
「他人が自分の家のアクセスポイントも使う」ということに対して、セキュリティを心配する人もいるが、心配は要らない。
fon は「ルーター」だから、サブネットをどのようにつなげるかは自由自在なのだ。
初期設定では、自分がアクセスしたら家の中の LAN にも接続するが、他人がアクセスしたらインターネットにだけ接続できる、という設定になっている。
設定を変えない限り、セキュリティの心配は要らない。
---
ところが、fon が「ルーター」であることが、場合によっては設定の苦労につながる。
無線電波を出すだけの「アクセスポイント」なら苦労は無いのにね。
(その場合、セキュリティをまったく考慮しないことになるので、論外なのだが)
以下、苦労話。
うちの場合、 fon 導入前は以下のような環境だった。
・ルータに付いた DHCP サーバー機能を使い、サブネットの「一部」の IP アドレスを自動割付している。
・家庭内サーバーがあるので、これは静的 IPアドレスが必要。
・一部の家庭内サーバーは外部公開もしている。
・ルータに付いた機能で、IP電話を使っている。
・既に家の中に WiFi アクセスポイントがある。
さぁ、ここに fon を導入すると、何がどう混乱するのか、順を追って解説しよう。
まず、既存のルーターには IP 電話機能があるが、fon には無い。
この時点で、「ルーターを fon に置き換える」という選択肢は無い。IP 電話が使えなくなってしまうからだ。
このため、既存のルーターと fon の2台を並存しなくてはならない。
どちらを外にするか…だが、既存ルーターを外(インターネット側)に置くことにした。
既存ルーターに、静的 IP 接続のモードがなかったためだ。
---
先に書いたが、ルーターは2つサブネットの両方に所属し、2つのアドレスを持つ。
家庭用ブロードバンドルーターでは、このうち「インターネット側」のアドレスを、PPPoE や DHCP で設定する。
方式の違いはあるが、簡単に言えば「接続するたびにアドレスがかわる」という方式だ。
これに対し、静的 IP 接続では、インターネットのアドレスをあらかじめもらっている必要がある。
アドレスをもらうには大抵複雑な手続きが必要だし、そこまでする理由も無いため、通常は使わない。
使わないけど、fon にはそのモードがあり、僕が持っている既存ルーターにはなかった。
家庭用ブロードバンドルーターでは、少なくとも「家庭内」のアドレスは自分で設定できる。
そこで、既存ルーターがに割り振ったアドレスに対し、fon のルーターが接続する…という形で設定をすることにしたのだ。これが、fon が内側になった理由。
さて、これは「ルーター」の2段接続だ。
先に書いたように、ルーターは2つのサブネットを接続する。
逆に言えば、家の中にはそれまでネットワークが1つだったのだが、これで2つのネットワークができてしまった。
今まで、家の中は「1」のネットワークにしていた。具体的に言えば、192.168.1.* を割り振っていた。
当然既存ルーターもこのアドレスを持っていたが、このアドレスを fon に譲り、既存ルーターは「2」となった。つまり、192.168.2.1 だ。
そして、fon は外側に向けては 192.168.2.2 のアドレスを持ち、192.168.2.1 をゲートウェイ(サブネットを繋ぐ門…つまり、ルーターのアドレスを設定する)とした。
「1」のネットワークでは、既存ルーターのアドレスには fon が収まるためになんの設定変更もいらない。
ちなみに、「2」のネットワークは DMZ となっている。
外部公開サーバーをここに移したほうがよいだろう、とは思うのだが、IP アドレスを変更する必要があり、そうすると家庭内のいろいろな設定を変えないといけないので、まだやっていない。そのうちやろう。
既存ネットワークのままで使用するのであれば、外部接続サーバーは、既存ルーターとfonルーターの両方で port forword 設定しなくてはならない。
既存ルーターは fon ルーターに向けて forword し、fon ルーターが正しいマシンに forword する。
既存ルーターには簡易 DMZ 機能(すべての接続を特定マシンに forword する機能)があったが、これは使わなかった。でも、これでもいいと思う。
---
さて、話はこれで終わりじゃない。
すでに家庭内には WiFi アクセスポイントがあり、fon を同じ設定にしようとした。
…が、設定できない。
先日、Netwalker の導入に際して家庭内の無線 LAN 設定を変えたのだが、その際にセキュリティ強度をあげる意味もあって、非常に長いパスフレーズを導入していた。
が、どうも fon では余り長いパスフレーズを設定できないらしく、エラーとなるのだった。
パスフレーズを短くして対処。
もうひとつ。DHCP の問題があった。
普通、DHCP は IP アドレスを「リース」する「範囲」を決められる。
たとえば、「1」のネットワークの256 のアドレスのうち、64~128 までをリースする、など。
ところが、fon にはこうした設定が無い。
DHCP を「使う」か「使わない」の設定しかないのだ。
すでに静的に割り振っているアドレスを2重に使われたらネットワークがおかしなことになる。
ここは、家庭内サーバーに DHCP サーバーのソフトを導入して解決。
…と、これで一応設定は完了。
---
恥ずかしながら、設定中に勘違いしたことを明記しておこう。
同じ勘違いをしそうな人に対して、なぜそれがいけないのか、注意を促せるかもしれない。
(個人的には、成功例からは何も学べないと思っている。失敗からこそ、学ぶことがある)
最初は、既存ルーターを同じネットワークの別アドレスに動かし、fon に既存ルーターのアドレスを割り振り、既存ルーターの下に置く(物理的な接続は、成功例と同じ)ことで動くと期待した。
つまり、「2つのサブネット」が同じネットアドレスになっている状態。
これではうまく行かない。サブネットは別々のアドレスにしなくては。
なぜか? 「アドレスが別のサブネットに属している」と判断した時に、パケットは Gateway に送られ、ルーターを通過できるためである。
別のサブネットが同じアドレスだと、この判断ができない。
次に、「単に fon ルーターをアクセスポイントとして、既存ネットワークにつなげてもよいのでは?」と思った。
fon ルーターは、実は4種類のネットワークをルーティングしている。
インターネット、公開無線LAN、プライベート(家庭内)LAN 、プライベート無線LAN、である。
ルーターにはインターネット(外向け)有線ポートと、プライベート向け有線ポートがある。
インターネット側からは、port forword されない限り、他のネットワークに入れない。
公開無線LAN は、インターネット側にしか通れないことで、プライベート側のセキュリティを確保する。
プライベート無線 LAN とプライベートLAN は同じサブネットに属し(そういう意味ではサブネットは本当は3つであり、ここはルーターの出番は無い)、インターネットに接続することができる。
fon ルーターをルーターではなく、アクセスポイントとして使用した場合は、プライベート無線LAN か、公開無線 LAN のいずれかしか使えない、ということになる。
プライベートで使えないのでは買った意味が無いし、公開していないと linus にはなれないので、これも買った意味が無い。
だから、単にアクセスポイントとするのではダメなのだ。
最後に、一番「間抜け」だった勘違いを…
既存ルーターを家庭内 LAN から切り離し、間に設定済みの fon を挟む。
これでうまくアクセスできるはずだった。
デスクトップ PC から、家庭内サーバーに接続してみる。…うまく行かない。
慌てて接続・設定を元に戻し、それからゆっくり考える。
…良く見たら、家庭内サーバーは既存ルーターに内蔵された HUB に接続されていた。
既存ルーターから接続された HUB に、全ての家庭内ネットワークがぶら下がっている、と考えていたための勘違い。これでは接続できるわけが無い。
論理的に思考して、全ての設定がうまく行っていると思ったうえでの作業だったのですが、物理的な部分を十分検証していなかったための勘違いでした。
類似の勘違いは案外やりがちだと思うので気をつけましょう。
…が、家の中の WiFi 機器は1台だけ。リビングの Wii のすぐ後ろにおいてある。
仕事場やベッドルームは一番遠いところにあり、非常に電波が弱く、速度が出ない。
以前は、仕事場の横のサーバールームに WiFi 機能付のルータを置いていたのだ。
しかし、ルータが故障して買い替えた際に、WiFi なしのものにしていた。
というわけで、fon 導入。
fon にしたのは、Netwalker を家の外でも使いたい、という考えがあったから。
fon で linus になれば、いろんなところで使えるからね。
ところが、導入は大変だった。
…いま、fon を導入しようと考えている人のために正確なことを書いておこう。
大変だった、なんて書くと尻込みしてしまう PC 初級者の方もいるかもしれないが、安心して導入しよう。
PC 初級者なら、何も考えずに導入すれば使えるようになっている。
むしろ苦労するのは、初級者とは言えない環境に導入する場合だ。
うちの場合、すでに LAN 環境が整っており、そこに組み込むのに苦労した。
---
まず、ルーターについての概要を説明しておく。
ルーターとは、2つのサブネットを結ぶものだ。
例えば、ネット「1」は、256 のアドレスを持っているとしよう。
なので、256台の機械を接続することができる。
ネット「2」も、同じように 256 のアドレスを持っている。
2つあわせれば、512 台の機械を接続できる。
でも、「1」と「2」の間は接続されていないのだ。つなげる必要がある。
この、それぞれの 256台ネットワークを「サブネット」とよび、間を接続するための特別な装置を「ルーター」と呼ぶ。
「道(route)」を作るものだからルーターだ。
サブネットというのは「ネットの一部」というような意味だ。
ルーターは、ネット「1」のアドレスと、「2」のアドレスを両方同時に割り当てられた、特別な存在となる。
さて、家の中の LAN というのは「サブネット」だ。そして、家の外のインターネットも、ある意味「サブネット」だ。
家の中の LAN にも、それぞれの機械にアドレスを割り振らなくてはならない。
大抵の家庭用ルーターには、この「アドレス割り振り」を自動的に行ってくれる、DHCP サーバーという機能が付いている。
なので、PC にそれほど詳しくない初級者であっても、ルーターを買ってきてそこに PC を繋げば、ちゃんとインターネットにつながることができる。
すでにこのような環境になっている人は、今使っているルーターの替わりに fon ルーターを使えば、それだけで fon の導入は完了する。
fon ルーターは何よりも安いし、街中のアクセスポイントが無料で使える、というメリットがある。
「他人が自分の家のアクセスポイントも使う」ということに対して、セキュリティを心配する人もいるが、心配は要らない。
fon は「ルーター」だから、サブネットをどのようにつなげるかは自由自在なのだ。
初期設定では、自分がアクセスしたら家の中の LAN にも接続するが、他人がアクセスしたらインターネットにだけ接続できる、という設定になっている。
設定を変えない限り、セキュリティの心配は要らない。
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ところが、fon が「ルーター」であることが、場合によっては設定の苦労につながる。
無線電波を出すだけの「アクセスポイント」なら苦労は無いのにね。
(その場合、セキュリティをまったく考慮しないことになるので、論外なのだが)
以下、苦労話。
うちの場合、 fon 導入前は以下のような環境だった。
・ルータに付いた DHCP サーバー機能を使い、サブネットの「一部」の IP アドレスを自動割付している。
・家庭内サーバーがあるので、これは静的 IPアドレスが必要。
・一部の家庭内サーバーは外部公開もしている。
・ルータに付いた機能で、IP電話を使っている。
・既に家の中に WiFi アクセスポイントがある。
さぁ、ここに fon を導入すると、何がどう混乱するのか、順を追って解説しよう。
まず、既存のルーターには IP 電話機能があるが、fon には無い。
この時点で、「ルーターを fon に置き換える」という選択肢は無い。IP 電話が使えなくなってしまうからだ。
このため、既存のルーターと fon の2台を並存しなくてはならない。
どちらを外にするか…だが、既存ルーターを外(インターネット側)に置くことにした。
既存ルーターに、静的 IP 接続のモードがなかったためだ。
---
先に書いたが、ルーターは2つサブネットの両方に所属し、2つのアドレスを持つ。
家庭用ブロードバンドルーターでは、このうち「インターネット側」のアドレスを、PPPoE や DHCP で設定する。
方式の違いはあるが、簡単に言えば「接続するたびにアドレスがかわる」という方式だ。
これに対し、静的 IP 接続では、インターネットのアドレスをあらかじめもらっている必要がある。
アドレスをもらうには大抵複雑な手続きが必要だし、そこまでする理由も無いため、通常は使わない。
使わないけど、fon にはそのモードがあり、僕が持っている既存ルーターにはなかった。
家庭用ブロードバンドルーターでは、少なくとも「家庭内」のアドレスは自分で設定できる。
そこで、既存ルーターがに割り振ったアドレスに対し、fon のルーターが接続する…という形で設定をすることにしたのだ。これが、fon が内側になった理由。
さて、これは「ルーター」の2段接続だ。
先に書いたように、ルーターは2つのサブネットを接続する。
逆に言えば、家の中にはそれまでネットワークが1つだったのだが、これで2つのネットワークができてしまった。
今まで、家の中は「1」のネットワークにしていた。具体的に言えば、192.168.1.* を割り振っていた。
当然既存ルーターもこのアドレスを持っていたが、このアドレスを fon に譲り、既存ルーターは「2」となった。つまり、192.168.2.1 だ。
そして、fon は外側に向けては 192.168.2.2 のアドレスを持ち、192.168.2.1 をゲートウェイ(サブネットを繋ぐ門…つまり、ルーターのアドレスを設定する)とした。
「1」のネットワークでは、既存ルーターのアドレスには fon が収まるためになんの設定変更もいらない。
ちなみに、「2」のネットワークは DMZ となっている。
外部公開サーバーをここに移したほうがよいだろう、とは思うのだが、IP アドレスを変更する必要があり、そうすると家庭内のいろいろな設定を変えないといけないので、まだやっていない。そのうちやろう。
既存ネットワークのままで使用するのであれば、外部接続サーバーは、既存ルーターとfonルーターの両方で port forword 設定しなくてはならない。
既存ルーターは fon ルーターに向けて forword し、fon ルーターが正しいマシンに forword する。
既存ルーターには簡易 DMZ 機能(すべての接続を特定マシンに forword する機能)があったが、これは使わなかった。でも、これでもいいと思う。
---
さて、話はこれで終わりじゃない。
すでに家庭内には WiFi アクセスポイントがあり、fon を同じ設定にしようとした。
…が、設定できない。
先日、Netwalker の導入に際して家庭内の無線 LAN 設定を変えたのだが、その際にセキュリティ強度をあげる意味もあって、非常に長いパスフレーズを導入していた。
が、どうも fon では余り長いパスフレーズを設定できないらしく、エラーとなるのだった。
パスフレーズを短くして対処。
もうひとつ。DHCP の問題があった。
普通、DHCP は IP アドレスを「リース」する「範囲」を決められる。
たとえば、「1」のネットワークの256 のアドレスのうち、64~128 までをリースする、など。
ところが、fon にはこうした設定が無い。
DHCP を「使う」か「使わない」の設定しかないのだ。
すでに静的に割り振っているアドレスを2重に使われたらネットワークがおかしなことになる。
ここは、家庭内サーバーに DHCP サーバーのソフトを導入して解決。
…と、これで一応設定は完了。
---
恥ずかしながら、設定中に勘違いしたことを明記しておこう。
同じ勘違いをしそうな人に対して、なぜそれがいけないのか、注意を促せるかもしれない。
(個人的には、成功例からは何も学べないと思っている。失敗からこそ、学ぶことがある)
最初は、既存ルーターを同じネットワークの別アドレスに動かし、fon に既存ルーターのアドレスを割り振り、既存ルーターの下に置く(物理的な接続は、成功例と同じ)ことで動くと期待した。
つまり、「2つのサブネット」が同じネットアドレスになっている状態。
これではうまく行かない。サブネットは別々のアドレスにしなくては。
なぜか? 「アドレスが別のサブネットに属している」と判断した時に、パケットは Gateway に送られ、ルーターを通過できるためである。
別のサブネットが同じアドレスだと、この判断ができない。
次に、「単に fon ルーターをアクセスポイントとして、既存ネットワークにつなげてもよいのでは?」と思った。
fon ルーターは、実は4種類のネットワークをルーティングしている。
インターネット、公開無線LAN、プライベート(家庭内)LAN 、プライベート無線LAN、である。
ルーターにはインターネット(外向け)有線ポートと、プライベート向け有線ポートがある。
インターネット側からは、port forword されない限り、他のネットワークに入れない。
公開無線LAN は、インターネット側にしか通れないことで、プライベート側のセキュリティを確保する。
プライベート無線 LAN とプライベートLAN は同じサブネットに属し(そういう意味ではサブネットは本当は3つであり、ここはルーターの出番は無い)、インターネットに接続することができる。
fon ルーターをルーターではなく、アクセスポイントとして使用した場合は、プライベート無線LAN か、公開無線 LAN のいずれかしか使えない、ということになる。
プライベートで使えないのでは買った意味が無いし、公開していないと linus にはなれないので、これも買った意味が無い。
だから、単にアクセスポイントとするのではダメなのだ。
最後に、一番「間抜け」だった勘違いを…
既存ルーターを家庭内 LAN から切り離し、間に設定済みの fon を挟む。
これでうまくアクセスできるはずだった。
デスクトップ PC から、家庭内サーバーに接続してみる。…うまく行かない。
慌てて接続・設定を元に戻し、それからゆっくり考える。
…良く見たら、家庭内サーバーは既存ルーターに内蔵された HUB に接続されていた。
既存ルーターから接続された HUB に、全ての家庭内ネットワークがぶら下がっている、と考えていたための勘違い。これでは接続できるわけが無い。
論理的に思考して、全ての設定がうまく行っていると思ったうえでの作業だったのですが、物理的な部分を十分検証していなかったための勘違いでした。
類似の勘違いは案外やりがちだと思うので気をつけましょう。
Netwalker いじってみた。 2009-11-23 15:31:47 COMP
昨日の日記に引き続いて。
休日とはいえいろいろと忙しく、少しづつ Netwalker をいじってみる。
なぜか無線LANがつながらず、この設定だけで数時間。
Netwalker 、ってくらいで、ネットにつながらないと何も出来ない。
ネットにつながったら、ユーザー登録。
そして、「本体が動くうちに」リカバリーSDカードを作るように、と薦められる。(マニュアルに書いてある)
リカバリーSD を作るには、SHARP のWEBページからスクリプトをダウンロードして実行する。
本体内のデータを退避して作るのかと思ったら、単純に SHARP のページからイメージバイナリをダウンロードするだけなのね。
わざわざ Netwalker で作業させる意味がわからない…遅い無線 LAN で延々と3時間くらいかかる。
続いて、いろいろとおかしなところを修正。
localhost が設定されていない、という問題があるそうなので修正。
---
ともかく、完了したらやっと「自分好みの」カスタマイズ開始。
とりあえず、リヌザウでは「文庫ビュワー」にずいぶんお世話になっていた。同様の読書環境は整えたい。
Netwalker には残念ながら文庫ビュワーはないのだが、XJP がある。
GIGAZIZEにインストール方法が載っていたので、参考にインストールしてみよう。
…まずは記事のままインストールした。
でも、あとでいろいろおかしいことに気づいた。GIGAZINE 、記事にするならちゃんと検証しようね。
#今回のことに限らず、GIGAZINE は詰めが甘いというか、嘘が良く載っている。
まぁ、「面白がる」「速報性を重視する」方針…つまり、タブロイド紙の方向性なので構わないのだけど。
まず、xtext.conf の設定について。
AOZORA_LIST の項目は「青空文庫のディレクトリ構成」を意味するので、書き換えてはいけない。
(GIGAZINE の記事では、ローカルのディレクトリ構成にしたがって書き換えている)
うっかり書き換えると、この後書くとても便利な機能が使えなくなる。
Ubuntu日本語フォーラムに、XJP のバグ修正パッチが投稿されている。
バグが残ったままだと、l (小文字のL)キーを押しただけで操作不能になったりするので、バグは是非修正するように。
で、このバグ修正で、ネット接続モードも使えるようになる。(修正しないといろいろおかしい)
./configure する際に、 --enable-net オプションをつけておこう。
すでにコンパイルしちゃっている人は、make clean してから make install。
これで、n キーを押しただけで青空文庫に接続し、テキストがダウンロードできるようになる。
本(?)が気軽に読めて、すごく便利。
---
ゲーム環境。ゲーム好きなので、個人的にはすごく大事。
Ubuntu には標準でゲームがいくつか入っているが、Netwalker には入れられていない。
「アプリケーション」の「追加と削除」から簡単に入れられる。
AisleRiot Solitaire を入れる。
これを入れると、一緒に Ubuntu 標準のゲーム…マインスイーパーや上海、サメガメやTali などが入る。
えーと、ベーシックすぎて余り面白くない、と公言してはばからない人も多いですが、個人的には嫌いではないです。
…いや、どうでもいいゲームも入るのは事実なんだけど。
サメガメは、個人的な好みでいうと OldMac 版の「まきがめ」が熱かった。
というか、サメガメ人気のほとんどは、この「まきがめ」での僅かなルール変更によるもので、そのルールが入っていないサメガメにはあまり興味が無い。
Tali は、Yahtzee。
ルールを知らない人には意味がわからないかも。知っている人なら熱くなれます。
…が、残念ながら、Netwalker では画面の縦幅が僅かに足らない。
遊べるのだけど、ちょっと遊びにくい。
AisleRiot Solitaire は、各種トランプソリティアを一つにパッケージしたもの。
非常に多数のゲームが入っています。ルール知らないのばかりだけど、遊んでいるうちに理解できたりするのがまた楽しい。
個人的には、実はこれで「スパイダー」を覚えました。
(Windows XP に付属するより前の話)
---
BurgerSpace 、というゲームがあったので入れてみる。
これは、まんま「ハンバーガー/BurgerTime」のclone。結構良く出来ている。
もっとも、アクションゲームをNetwalker のキーボードで遊ぶのは、ちょっと辛いかも。
で、個人的にはこれを是非入れたかった、FCE Ultra。
リヌザウの時は、デスクトップマシンにクロスコンパイル環境作って、自分でリヌザウ用にポートして遊んでいた。
それでも、音を出さない設定で、4フレームごとの描画がやっとだった。結構遊べたけどね。
今回はコンパイルは不要。GFCE Ultra NES Emulator を入れるだけ。
ネット上の評判によると「ガクガクで遊べたもんじゃない」「音が出ない」などといわれているけど…
起動してみると、たしかに。
音が途切れちゃって耳障りだし、動きもガクガクする。音を消す設定があるので音を消すと、かなりスムーズに動く。
でも、以前に自分でポートした経験がここで活きる。
実は、ファミコンエミュレーターでは画像を作ること以上に、音源のエミュレートに処理時間が食われているのだ。
そして、「完璧なエミュレートをもとめる」か、「実用速度で動くことを求める」かは、ユーザーが決められるように作ってある。
GFCE Ultra のインターフェイスパネルの Advance タブで、Extra Parameters を入力。
-soundq 0 -soundrate 12000
saundq は、サウンドのクオリティだ。より良いエミュレートを求めるなら 1 を、速度重視なら 0 を指定する。デフォルトは 1 だ。
soundrate は、生成されるサンプリングデータのサンプリング周波数だ。標準では 48000 だが、12000 にすれば 1/4 の処理で生成できる。
僕の環境ではこれで十分だったが、必要なら -frameskip 1 を入れると良い。
これで、1コマごとに飛ばして描画する。描画処理も重いので、半分になればかなり軽くなる。
ちゃんと音も出るし、ガクガクしない。スムーズなゲームが遊べる。
ザウルスの時に比べると格段の進歩だ。
ちなみに、パッドの設定は「Input」タブで、最初にヘルプを読んでから行うように。
ヘルプを読まないと設定方法の意味がわからない。
ゲームを開始したら、Alt+Return で全画面化するといい。
全画面に引き伸ばしたら速度が落ちるかな…と思ったら、背景で余計な別プロセスが画像描画するほうが、よほど処理を食うようだ。
---
ほかに、battwalker入れました。
たしかに、標準のバッテリー表示は役に立たないわ。
HP200LX の時は、標準では「ニッカド電池」を想定した残量表示だったので、LiON 電池を使い始めてから電圧推移をグラフで書いてくれるソフト使っていたっけ。
battwalker も電圧のログをファイルに残すそうなので、グラフ表示アプリ作ると楽しいかも。
休日とはいえいろいろと忙しく、少しづつ Netwalker をいじってみる。
なぜか無線LANがつながらず、この設定だけで数時間。
Netwalker 、ってくらいで、ネットにつながらないと何も出来ない。
ネットにつながったら、ユーザー登録。
そして、「本体が動くうちに」リカバリーSDカードを作るように、と薦められる。(マニュアルに書いてある)
リカバリーSD を作るには、SHARP のWEBページからスクリプトをダウンロードして実行する。
本体内のデータを退避して作るのかと思ったら、単純に SHARP のページからイメージバイナリをダウンロードするだけなのね。
わざわざ Netwalker で作業させる意味がわからない…遅い無線 LAN で延々と3時間くらいかかる。
続いて、いろいろとおかしなところを修正。
localhost が設定されていない、という問題があるそうなので修正。
---
ともかく、完了したらやっと「自分好みの」カスタマイズ開始。
とりあえず、リヌザウでは「文庫ビュワー」にずいぶんお世話になっていた。同様の読書環境は整えたい。
Netwalker には残念ながら文庫ビュワーはないのだが、XJP がある。
GIGAZIZEにインストール方法が載っていたので、参考にインストールしてみよう。
…まずは記事のままインストールした。
でも、あとでいろいろおかしいことに気づいた。GIGAZINE 、記事にするならちゃんと検証しようね。
#今回のことに限らず、GIGAZINE は詰めが甘いというか、嘘が良く載っている。
まぁ、「面白がる」「速報性を重視する」方針…つまり、タブロイド紙の方向性なので構わないのだけど。
まず、xtext.conf の設定について。
AOZORA_LIST の項目は「青空文庫のディレクトリ構成」を意味するので、書き換えてはいけない。
(GIGAZINE の記事では、ローカルのディレクトリ構成にしたがって書き換えている)
うっかり書き換えると、この後書くとても便利な機能が使えなくなる。
Ubuntu日本語フォーラムに、XJP のバグ修正パッチが投稿されている。
バグが残ったままだと、l (小文字のL)キーを押しただけで操作不能になったりするので、バグは是非修正するように。
で、このバグ修正で、ネット接続モードも使えるようになる。(修正しないといろいろおかしい)
./configure する際に、 --enable-net オプションをつけておこう。
すでにコンパイルしちゃっている人は、make clean してから make install。
これで、n キーを押しただけで青空文庫に接続し、テキストがダウンロードできるようになる。
本(?)が気軽に読めて、すごく便利。
---
ゲーム環境。ゲーム好きなので、個人的にはすごく大事。
Ubuntu には標準でゲームがいくつか入っているが、Netwalker には入れられていない。
「アプリケーション」の「追加と削除」から簡単に入れられる。
AisleRiot Solitaire を入れる。
これを入れると、一緒に Ubuntu 標準のゲーム…マインスイーパーや上海、サメガメやTali などが入る。
えーと、ベーシックすぎて余り面白くない、と公言してはばからない人も多いですが、個人的には嫌いではないです。
…いや、どうでもいいゲームも入るのは事実なんだけど。
サメガメは、個人的な好みでいうと OldMac 版の「まきがめ」が熱かった。
というか、サメガメ人気のほとんどは、この「まきがめ」での僅かなルール変更によるもので、そのルールが入っていないサメガメにはあまり興味が無い。
Tali は、Yahtzee。
ルールを知らない人には意味がわからないかも。知っている人なら熱くなれます。
…が、残念ながら、Netwalker では画面の縦幅が僅かに足らない。
遊べるのだけど、ちょっと遊びにくい。
AisleRiot Solitaire は、各種トランプソリティアを一つにパッケージしたもの。
非常に多数のゲームが入っています。ルール知らないのばかりだけど、遊んでいるうちに理解できたりするのがまた楽しい。
個人的には、実はこれで「スパイダー」を覚えました。
(Windows XP に付属するより前の話)
---
BurgerSpace 、というゲームがあったので入れてみる。
これは、まんま「ハンバーガー/BurgerTime」のclone。結構良く出来ている。
もっとも、アクションゲームをNetwalker のキーボードで遊ぶのは、ちょっと辛いかも。
で、個人的にはこれを是非入れたかった、FCE Ultra。
リヌザウの時は、デスクトップマシンにクロスコンパイル環境作って、自分でリヌザウ用にポートして遊んでいた。
それでも、音を出さない設定で、4フレームごとの描画がやっとだった。結構遊べたけどね。
今回はコンパイルは不要。GFCE Ultra NES Emulator を入れるだけ。
ネット上の評判によると「ガクガクで遊べたもんじゃない」「音が出ない」などといわれているけど…
起動してみると、たしかに。
音が途切れちゃって耳障りだし、動きもガクガクする。音を消す設定があるので音を消すと、かなりスムーズに動く。
でも、以前に自分でポートした経験がここで活きる。
実は、ファミコンエミュレーターでは画像を作ること以上に、音源のエミュレートに処理時間が食われているのだ。
そして、「完璧なエミュレートをもとめる」か、「実用速度で動くことを求める」かは、ユーザーが決められるように作ってある。
GFCE Ultra のインターフェイスパネルの Advance タブで、Extra Parameters を入力。
-soundq 0 -soundrate 12000
saundq は、サウンドのクオリティだ。より良いエミュレートを求めるなら 1 を、速度重視なら 0 を指定する。デフォルトは 1 だ。
soundrate は、生成されるサンプリングデータのサンプリング周波数だ。標準では 48000 だが、12000 にすれば 1/4 の処理で生成できる。
僕の環境ではこれで十分だったが、必要なら -frameskip 1 を入れると良い。
これで、1コマごとに飛ばして描画する。描画処理も重いので、半分になればかなり軽くなる。
ちゃんと音も出るし、ガクガクしない。スムーズなゲームが遊べる。
ザウルスの時に比べると格段の進歩だ。
ちなみに、パッドの設定は「Input」タブで、最初にヘルプを読んでから行うように。
ヘルプを読まないと設定方法の意味がわからない。
ゲームを開始したら、Alt+Return で全画面化するといい。
全画面に引き伸ばしたら速度が落ちるかな…と思ったら、背景で余計な別プロセスが画像描画するほうが、よほど処理を食うようだ。
---
ほかに、battwalker入れました。
たしかに、標準のバッテリー表示は役に立たないわ。
HP200LX の時は、標準では「ニッカド電池」を想定した残量表示だったので、LiON 電池を使い始めてから電圧推移をグラフで書いてくれるソフト使っていたっけ。
battwalker も電圧のログをファイルに残すそうなので、グラフ表示アプリ作ると楽しいかも。
Netwalker 買った。 2009-11-22 16:02:00 COMP
Netwalker 買っちゃいました。
HP-200LX、リナザウ(日記には書いていないが、SL-C700、SL-C760、SL-C3000と3台所有した)、W-ZERO3[es]、Advanced/W-ZERO3[es]と経由してきて、Netwalker なわけですが…
#他に PT-110やVAIO Uも所有したが、ほとんど使わず。
欲しがる人はとっくに購入しているマシンなので、いまさらなのですが、自分の記録のためにも日記を。
---
まず、Netwalker は「現時点でベスト」だと思うのですが、「歴代でベスト」だとは最初から思っていません。
自分がこの手の「極小マシン」に求めているのは、電車の中でも立ったまま文章が入力できることです。
その点では、いまだに HP-200LX がベストマシン。
理由は、OS が DOS をベースとして、モバイル用に熟考されたインターフェイスを搭載したものであり、ポインティングデバイスなど不要だったためです。
DOS の豊富なソフトが使えた、というのも重要ポイント。
でも、「当時は」最高のマシンでも、今では使う気はしません。
理由は、現代において「文章を入力する」というのは、WEB での調査作業と表裏一体だから。
DOS ベースで、WEB アクセスが不自由なマシンでは使い物になりません。
---
リナザウは、カスタマイズされた、サブセットの Linux を搭載していました。
このカスタマイズにより、HP-200LX と同じようにモバイルでの使いやすさを実現していましたが、同時に「Linux のソフト資産」を完全に継承できませんでした。
それでも、進化の止まってしまった HP-200LX に比べれば、ネットにも接続できたしカラー表示も可能だった。
「時代の流れ」で、当時はリヌザウはベストでした。
ただ、Sharp はリヌザウ以前の「ザウルス」ほど、使いやすい環境を整えられなかった。
WEB も「出来なくは無い」が実用的ではありませんでした。
志は高いが、完成度は低かったマシンだと思います。リヌザウは。
---
W-ZERO3 の OS は、ご存知 WindowsMobile 。昔は WindowsCE と呼ばれ、後に PocketWindows と呼ばれたやつです。
Windows っぽさを残しつつ、実はまったく違う OS 。
ソフト資産は継承できないし、インターフェイスはデスクトップで使用することを前提としたもの。
つまり、モバイルでは非常に使いにくいです。
それでも使っているのは、携帯電話とリヌザウの2台を持ち歩くのに疲れたから。
使いにくいと思っているユーザーは多数いて、改善するソフトも定番となるようなものがたくさんありますし。
リヌザウを使っている最中から、仕事柄どこでも SSH できることが重要になっていたのですが、W-Zero3 ならそれができる、というのも重要ポイントでした。
今も使っています。
QWERTY キーボードがあるので、メールを書く時に便利、というのは大きな特徴です。
Willcom ならメール無料ですし。
…でも、最近携帯各社もメールを無料にすると発表したので、乗り換えようと思っています。
だって、今の世の中「大手3社」の普通の携帯を持たないことって、デメリットになるのだもの。
#そういう理由で、iPhone への乗り換え、というのは却下。興味はあるのだけどね。
たぶん、来春発売の DoCoMo のキーボード付きマシンに乗り換えます。
また Sharp だけどね…
---
そして、Netwalker。
Ubuntu Linux を搭載し、基本的には「小さいけど普通のパソコン」です。
ハード的にはモバイルで使いやすいように工夫はしているけど、マウスよりも使いにくいポインティングデバイスでマウスカーソルを動かしてウインドウを操作するなんて、あまりやりたくない。
リヌザウでは、CPU の非力さを補うために「一度起動したソフトを終了しないようにする」オプションがありました。
このフラグをセットしたソフトは、終了したように見えてもメモリ上に残ります。
Netwalker も CPU は非力なのに、このようなオプションもない。
電源 ON が3秒でも、そこからソフトを起動するのに 30秒かかっては無意味です。
でも、「Window 操作がしにくい」も「ソフトを常駐させたい」も、実は Window Manager の問題なんだよね。
そして、ただの Ubuntu だからこそ、解決される(かもしれない)望みがある。
実は、購入時に工人舎の PM とかなり悩みました。(多くの人が悩むようです)
PM は Windows なのに右クリックが無い、というのが、Netwalker を選んだ理由の一つです。
WindowsMobile での「右クリック」が、同じ操作(タップ長押し)で非常に使いにくいので。
でも、多くの人が言うようなキーボードは、案外気になりません。
ひどいキーボードのマシン使い慣れてるからな。
#HP-200LX だって、結構ひどいもんでした。
98HA は特にひどかった。けど、ちゃんと使えてた。あれに比べれば…
長々書いていますが、実のところまだ余りいじっていません。
先週火曜日に届いていたのですが、病気で寝込んでいたもので。
HP-200LX、リナザウ(日記には書いていないが、SL-C700、SL-C760、SL-C3000と3台所有した)、W-ZERO3[es]、Advanced/W-ZERO3[es]と経由してきて、Netwalker なわけですが…
#他に PT-110やVAIO Uも所有したが、ほとんど使わず。
欲しがる人はとっくに購入しているマシンなので、いまさらなのですが、自分の記録のためにも日記を。
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まず、Netwalker は「現時点でベスト」だと思うのですが、「歴代でベスト」だとは最初から思っていません。
自分がこの手の「極小マシン」に求めているのは、電車の中でも立ったまま文章が入力できることです。
その点では、いまだに HP-200LX がベストマシン。
理由は、OS が DOS をベースとして、モバイル用に熟考されたインターフェイスを搭載したものであり、ポインティングデバイスなど不要だったためです。
DOS の豊富なソフトが使えた、というのも重要ポイント。
でも、「当時は」最高のマシンでも、今では使う気はしません。
理由は、現代において「文章を入力する」というのは、WEB での調査作業と表裏一体だから。
DOS ベースで、WEB アクセスが不自由なマシンでは使い物になりません。
---
リナザウは、カスタマイズされた、サブセットの Linux を搭載していました。
このカスタマイズにより、HP-200LX と同じようにモバイルでの使いやすさを実現していましたが、同時に「Linux のソフト資産」を完全に継承できませんでした。
それでも、進化の止まってしまった HP-200LX に比べれば、ネットにも接続できたしカラー表示も可能だった。
「時代の流れ」で、当時はリヌザウはベストでした。
ただ、Sharp はリヌザウ以前の「ザウルス」ほど、使いやすい環境を整えられなかった。
WEB も「出来なくは無い」が実用的ではありませんでした。
志は高いが、完成度は低かったマシンだと思います。リヌザウは。
---
W-ZERO3 の OS は、ご存知 WindowsMobile 。昔は WindowsCE と呼ばれ、後に PocketWindows と呼ばれたやつです。
Windows っぽさを残しつつ、実はまったく違う OS 。
ソフト資産は継承できないし、インターフェイスはデスクトップで使用することを前提としたもの。
つまり、モバイルでは非常に使いにくいです。
それでも使っているのは、携帯電話とリヌザウの2台を持ち歩くのに疲れたから。
使いにくいと思っているユーザーは多数いて、改善するソフトも定番となるようなものがたくさんありますし。
リヌザウを使っている最中から、仕事柄どこでも SSH できることが重要になっていたのですが、W-Zero3 ならそれができる、というのも重要ポイントでした。
今も使っています。
QWERTY キーボードがあるので、メールを書く時に便利、というのは大きな特徴です。
Willcom ならメール無料ですし。
…でも、最近携帯各社もメールを無料にすると発表したので、乗り換えようと思っています。
だって、今の世の中「大手3社」の普通の携帯を持たないことって、デメリットになるのだもの。
#そういう理由で、iPhone への乗り換え、というのは却下。興味はあるのだけどね。
たぶん、来春発売の DoCoMo のキーボード付きマシンに乗り換えます。
また Sharp だけどね…
---
そして、Netwalker。
Ubuntu Linux を搭載し、基本的には「小さいけど普通のパソコン」です。
ハード的にはモバイルで使いやすいように工夫はしているけど、マウスよりも使いにくいポインティングデバイスでマウスカーソルを動かしてウインドウを操作するなんて、あまりやりたくない。
リヌザウでは、CPU の非力さを補うために「一度起動したソフトを終了しないようにする」オプションがありました。
このフラグをセットしたソフトは、終了したように見えてもメモリ上に残ります。
Netwalker も CPU は非力なのに、このようなオプションもない。
電源 ON が3秒でも、そこからソフトを起動するのに 30秒かかっては無意味です。
でも、「Window 操作がしにくい」も「ソフトを常駐させたい」も、実は Window Manager の問題なんだよね。
そして、ただの Ubuntu だからこそ、解決される(かもしれない)望みがある。
実は、購入時に工人舎の PM とかなり悩みました。(多くの人が悩むようです)
PM は Windows なのに右クリックが無い、というのが、Netwalker を選んだ理由の一つです。
WindowsMobile での「右クリック」が、同じ操作(タップ長押し)で非常に使いにくいので。
でも、多くの人が言うようなキーボードは、案外気になりません。
ひどいキーボードのマシン使い慣れてるからな。
#HP-200LX だって、結構ひどいもんでした。
98HA は特にひどかった。けど、ちゃんと使えてた。あれに比べれば…
長々書いていますが、実のところまだ余りいじっていません。
先週火曜日に届いていたのですが、病気で寝込んでいたもので。
テレビゲーム 2009-10-09 17:39:33 COMP FAMILY
うちの子供(5歳)はトミカ・プラレールが大好き。
…と、先日と同じ書き出しで始めてみました。
トミカには周辺商品が多数あり、テレビにつないで遊べる子供向けテレビゲームなんかもある。
で、うちの子が「遊びたい」としょっちゅう言っているので、Wii ware の「トミカドライブ しゅつどう!緊急車両編」を買ってやる事にした。ソフトだけなら安いしね。
ただ、「買うことに」してから、実際の購入まで1ヶ月くらい迷った。
これが、子供が遊べるゲームなのかどうかわからないから。
ゲームマニアが買うような商品ではないので、ネットを見てもほとんど情報が無い。
というわけで、人柱レポートです。
今後買う人の参考になれば幸い。
---
うちの子は5歳と2歳5ヶ月。
上の子は、Wii Fit の「スキージャンプ」程度は遊んだことあります。
あれはコントローラー持たなくていいし、「タイミングを見て立ち上がる」だけのゲームなので。
つまり、ゲームはほぼ初体験。
心配していたのは、子供が操作できなことがストレスになるゲームではないか、ということ。
しかし、心配は要りませんでした。
基本はドライブゲームです。
「トミカタウン」の中を走り、パトカーで信号無視の車を追いかけたり、消防車で火災現場に急行したり、救急車で怪我人を搬送したりします。
ドライブゲームではありますが、カーブは勝手に曲がります。
ハンドル操作はありますが、「車線変更して前の車を避ける」だけ。
アクセル操作も、ブレーキ操作もありません。
でも、「スピードアップ」はあります。これは、急行している感じを出すアクセント。
緊急車両なので、サイレンを鳴らすことが出来ます。
鳴らしていないと信号で止まりますが、鳴らしていると通過できます。
マイクで前の車に呼びかけることも出来ます。
呼びかけると車線を開けてくれるので、ハンドル操作がうまく行かない子供でも安心。
他に、ライトをつけたり、ワイパーを動かしたりも出来ます。
雨が降ることはあるのでワイパーの存在意義はありますが、ライトは気分程度のもの。
…さて、ハンドル操作はほぼいらず、簡単なゲームか、というとそうでもない。
信号待ちの車は動いていないので、マイクで呼びかけてもどいてくれません。
これは避ける必要があります。
避けないと、ゲームクリア時の「安全運転」が減点されます。
100点満点で、車にぶつかるたびに10点減点。
他に「サイレン」も100点満点で、信号につかまるたびに10点減点。
「マイクよびかけ」は、使わないと50点。使うと100点。
重要なのが「時間」で、設定タイム(公表されないが、ゲームごとに設定されている)以下でゲームクリアすれば100点。時間オーバーは、1秒ごとに1点減点。
この400点満点で競うわけですが、大人がやっても気を抜くと減点される。
まぁ、子供が適当にやって400点取れる場合もあり、運の要素も大きいです。
5歳の子供は、すぐに慣れて楽しんで遊んでいます。
二人用で遊ぶと、プレイヤー1は全部の操作が可能、プレイヤー2はハンドル・スピードアップ以外の操作が可能です。
大人がアシストしてハンドルは子供に任せるもよし。
逆に大人が完全操作できる状態で、子供にサイレン鳴らさせてあげるもよし。
2歳の子供は、これでかなり喜んでいます。
ちなみに、トミカ好きならわかる「T君」がトミカタウンの中に立っていたり、遠くにプラレールが走っているポイントがあったり、結構細かな部分で遊び心もあります。
交差点もあるのに自由に曲がれない、というのに、うちの子は少し不満そうではありますが、これは「ハンドル操作が簡単」なのでトレードオフなので仕方ないところか。
というわけで、トミカ好き・特に緊急車両好きの幼稚園・保育園児なら買い。
多分、小学生には物足りないゲームでしょう。
(その子がはじめて遊ぶテレビゲームだというなら、十分楽しめると思いますが)
これ、「緊急車両編」なのだけど、続編予定あるのかな。
うちの子は工事車両とか、ごみ収集車も好きなんですけど…
…どうゲーム化すればよいか、自分でもわからん (^^;
#簡単操作、というのと、工事車両でできることの自由度の高さが両立できなさそう。
…と、先日と同じ書き出しで始めてみました。
トミカには周辺商品が多数あり、テレビにつないで遊べる子供向けテレビゲームなんかもある。
で、うちの子が「遊びたい」としょっちゅう言っているので、Wii ware の「トミカドライブ しゅつどう!緊急車両編」を買ってやる事にした。ソフトだけなら安いしね。
ただ、「買うことに」してから、実際の購入まで1ヶ月くらい迷った。
これが、子供が遊べるゲームなのかどうかわからないから。
ゲームマニアが買うような商品ではないので、ネットを見てもほとんど情報が無い。
というわけで、人柱レポートです。
今後買う人の参考になれば幸い。
---
うちの子は5歳と2歳5ヶ月。
上の子は、Wii Fit の「スキージャンプ」程度は遊んだことあります。
あれはコントローラー持たなくていいし、「タイミングを見て立ち上がる」だけのゲームなので。
つまり、ゲームはほぼ初体験。
心配していたのは、子供が操作できなことがストレスになるゲームではないか、ということ。
しかし、心配は要りませんでした。
基本はドライブゲームです。
「トミカタウン」の中を走り、パトカーで信号無視の車を追いかけたり、消防車で火災現場に急行したり、救急車で怪我人を搬送したりします。
ドライブゲームではありますが、カーブは勝手に曲がります。
ハンドル操作はありますが、「車線変更して前の車を避ける」だけ。
アクセル操作も、ブレーキ操作もありません。
でも、「スピードアップ」はあります。これは、急行している感じを出すアクセント。
緊急車両なので、サイレンを鳴らすことが出来ます。
鳴らしていないと信号で止まりますが、鳴らしていると通過できます。
マイクで前の車に呼びかけることも出来ます。
呼びかけると車線を開けてくれるので、ハンドル操作がうまく行かない子供でも安心。
他に、ライトをつけたり、ワイパーを動かしたりも出来ます。
雨が降ることはあるのでワイパーの存在意義はありますが、ライトは気分程度のもの。
…さて、ハンドル操作はほぼいらず、簡単なゲームか、というとそうでもない。
信号待ちの車は動いていないので、マイクで呼びかけてもどいてくれません。
これは避ける必要があります。
避けないと、ゲームクリア時の「安全運転」が減点されます。
100点満点で、車にぶつかるたびに10点減点。
他に「サイレン」も100点満点で、信号につかまるたびに10点減点。
「マイクよびかけ」は、使わないと50点。使うと100点。
重要なのが「時間」で、設定タイム(公表されないが、ゲームごとに設定されている)以下でゲームクリアすれば100点。時間オーバーは、1秒ごとに1点減点。
この400点満点で競うわけですが、大人がやっても気を抜くと減点される。
まぁ、子供が適当にやって400点取れる場合もあり、運の要素も大きいです。
5歳の子供は、すぐに慣れて楽しんで遊んでいます。
二人用で遊ぶと、プレイヤー1は全部の操作が可能、プレイヤー2はハンドル・スピードアップ以外の操作が可能です。
大人がアシストしてハンドルは子供に任せるもよし。
逆に大人が完全操作できる状態で、子供にサイレン鳴らさせてあげるもよし。
2歳の子供は、これでかなり喜んでいます。
ちなみに、トミカ好きならわかる「T君」がトミカタウンの中に立っていたり、遠くにプラレールが走っているポイントがあったり、結構細かな部分で遊び心もあります。
交差点もあるのに自由に曲がれない、というのに、うちの子は少し不満そうではありますが、これは「ハンドル操作が簡単」なのでトレードオフなので仕方ないところか。
というわけで、トミカ好き・特に緊急車両好きの幼稚園・保育園児なら買い。
多分、小学生には物足りないゲームでしょう。
(その子がはじめて遊ぶテレビゲームだというなら、十分楽しめると思いますが)
これ、「緊急車両編」なのだけど、続編予定あるのかな。
うちの子は工事車両とか、ごみ収集車も好きなんですけど…
…どうゲーム化すればよいか、自分でもわからん (^^;
#簡単操作、というのと、工事車両でできることの自由度の高さが両立できなさそう。
ゲーム解禁 2009-07-23 02:14:05 COMP FAMILY
先週末(7/18~20)は3連休だった。
しかも、保育園は名目上の夏休みに突入。
(事実上は夏休み中も預かってもらえるのだが)
子供たちをどこかに連れて行ってやらないとなぁ、と思いつつ、タイミングがつかめない。
18日は保育園の花火大会。長女を昼寝させておかないと夜もたないので、午後はこれでつぶれる。
19日は、前日夜の疲れから長女が午前10時くらいから昼寝してしまった。
夕方から散歩に出て、かなり長距離歩き回る。子供たちは楽しかったらしい。
20日は前日の散歩の疲れで、親のほうが気力なし。
というわけで、遠出はせず。
主に割を食ったのは長男。
近所の公園など行きたいのに、長女の昼寝のせいで出かけられない。
そこで、「ゲーム解禁」をしてみた。
以前から、梅雨の雨で外遊びできない時に遊ばせてみよう、とは思っていたのだけど。
---
5歳以下の子供にゲームは難しい。
まず、3歳くらいになるまで、勝ち負けという概念が理解できない。
3歳くらいで「競争」とか「じゃんけん」「すごろく」などの単純な勝負事は理解できるようになるが、神経衰弱のような「ルールに加えて、遊ぶためのノウハウが必要」なゲームは理解できない。
で、もうすぐ5歳の長男、最近やっとゲームを遊べるかな、と思うような知恵が付いてきた。
実は、以前から時々 Wii を遊ばせてみたことはあった。
主に「はじめての Wii」の、「つり」と「牛ダッシュ!」。
前者は操作が難しいようだが、ボタンを使わない単純さで「遊べないことはない」。
後者もボタンを使わないし、適当に操作していると画面上に何らかの反応はあるので「楽しい」。
(どちらも、ゲームとしては成立していない)
何よりも、子供の手は小さいので「リモコンをしっかり持って、ボタンを押す」ことが難しい。
どうしても、ボタンを余り使わないゲームしか遊べない。
最後に遊んだのは半年くらい前か。あの頃はルールが理解できず、ゲームとして成立していなかった。
今なら、単純なゲームなら理解できるのではないか、という期待がある。
---
ところで、保育園児には「ポケットモンスター」は一定の人気がある。
うちではあまりアニメを見ていないが、他のこの影響で、長男もそれなりにポケモンを知っている。
で、半年ほど前から「○○が進化すると△△になるんだよ」などと良く言うようになったので、「お父さんが遊んでいた初代ポケモンでは、そのキャラはいなかった」とか言ってやるようになっていた。
その関係で、子供は「最初のポケモンはゲームから始まった」ことは知っているのだが、先日「最初のポケモンには色は無かった」ことを言ったら、何に反応したのか非常に見たがっていた。
じゃぁ、是非見せてやりたい。
というのも、ゲーム解禁の理由の一つではある。
---
最近、Wii Sports Resort を購入した。
これにより、常に Wii に入れっぱなしだった「どうぶつの森」が、頻繁に入れ替えられるようになった。
保育園の花火大会があった日は土曜日。
この夜、とたけけの曲をもらうために(実時間で土曜日の夜限定の、そういうイベントがゲーム中に発生する)、どうぶつの森のパッケージを取り出し、そのままテレビの前に置きっぱなしにしてしまった。
翌朝、なにやらかわいらしい絵の描いてあるこのパッケージを発見したのは長女。
DVD のパッケージだと思ったのか「ぼく、このビデオ見たーい」と主張。
(注:長女は自分のことを「ぼく」と言います。長男の影響)
ゲーム解禁は以前から考えていたが、ぶつ森は子供が遊ぶには複雑すぎる。遊んでもいいけど別のゲームで…などと思っていたら、妻が「いいんじゃない? 少し遊ばせてあげれば?」
そうか。じゃぁ、ちょっとだけ、と起動。
長男にわかるようにメッセージをひらがなにして、長女のために表示を読み上げながら少し遊んでみる。
「ポケモンも、こんな風に字が読めないと遊べないんだよ」と長男に言うと、自分には少し難しいゲームだということは理解できたらしい。
その後、コントローラーを渡して自分で操作させてみる。
上下左右に…自由に動くことすら難しい。コントローラーをもつ手が遊んでいる間に「ひねって」しまい、どちらが上だか判らなくなるのだ。
でも、単純にくるくる回っていたりするだけでも面白いらしい。
「ぼくもやりたーい」と長女が言うので、長女にも遊ばせる。こちらは歩くのも難しいようなので、一緒に手伝ってあげる。しばらく遊んだら満足したらしい。
「歩くだけで走れないの?」と長男が聞くので、走って急に方向転換して見せた。(この操作は、特別なアニメーションを起こさせる)
この動きだけで長男大喜び。
---
Wii Sports Resort にゲームを変える。
乗り物好きの長男に、是非あそばせて見たいゲームがあった。
「遊覧飛行」
本来の目的は、飛行機を操作して特定のポイントを通っていくゲーム。
しかし、いい加減に操作して飛んでいるだけでも、もしくは墜落するだけでも(!)結構楽しい。
これなら、子供にも楽しめるのではないか?
しかも、このゲームは基本的にボタンを使用しない。
リモコンを模型飛行機に見立てて、傾けることで操作する。
これなら、手が小さな子供でも遊べるはずだ。
思ったとおりの好感触。
正しい意味で「飛ぶ」ことはできていないが、リモコンを動かすと画面が動くだけで楽しいらしい。
いつもどおり、長女が「ぼくもあそびたーい」と言い出したので、二人用の対戦モードにする。
本来ならドッグファイトを行うモードだが、それぞれが気ままに飛ぶだけでも十分楽しい。
やがて飽きたので終了。
---
しかし、話はこれで終わらない。
この後、部屋遊びしている子供たちの脇で、自分は探し物。
「なに探してるのー?」
と子供に問われたが、実はポケモンのカートリッジがないのだ。
ゲームボーイ本体はあるのだが、引越しの際にどこかの荷物にまぎれてしまったらしい。
他のゲームボーイのカートリッジは大量に出てきた。
ポケモンは見当たらないが「遊んでみたい」という長男に、「スペースインベーダー」を遊ばせて見る。
非常に単純なゲームなので、すぐにルールは理解できたらしい。
「ただ動くだけで楽しい」という、牛ダッシュ!や、ぶつ森や、遊覧飛行もいいゲームだとは思う。
でも、ここで初めて、目的を持った「ゲームらしい」遊び方を習得する。
最初は自機を動かすことも難しい。
弾を撃つのに集中して、敵の弾を避けられない。
しかし、徐々にではあるが上達する。
「あと少しで全部やっつけられるよ」「でも、早く動くようになって難しい」などと、実況中継しながら遊んでいる。
一面クリアはまだ難しいようだが、UFO は結構な率で狙って当てられるようになったらしい。
ゲームは平日は遊ばない、と約束させたので、次の週末までにコツを忘れてしまうかも。
でも、今のところ一番熱中しているのは、インベーダーゲームのようだ。
さて、1面クリアしたら、次は同じくゲームボーイのパックマンかな。
もしくは、PS2の「ナムコミュージアム」でギャラクシアンを遊ばせてみるか…
#ゲームボーイではなく、PS2 の「タイトーミュージアム」のインベーダーを遊ばせるのもいいかもしれない。あっちのほうが本物に近いから。
ここら辺の「オールドゲームコレクション」は、子供にそのうちゲームの歴史を教えるつもりで購入してある。
しかも、保育園は名目上の夏休みに突入。
(事実上は夏休み中も預かってもらえるのだが)
子供たちをどこかに連れて行ってやらないとなぁ、と思いつつ、タイミングがつかめない。
18日は保育園の花火大会。長女を昼寝させておかないと夜もたないので、午後はこれでつぶれる。
19日は、前日夜の疲れから長女が午前10時くらいから昼寝してしまった。
夕方から散歩に出て、かなり長距離歩き回る。子供たちは楽しかったらしい。
20日は前日の散歩の疲れで、親のほうが気力なし。
というわけで、遠出はせず。
主に割を食ったのは長男。
近所の公園など行きたいのに、長女の昼寝のせいで出かけられない。
そこで、「ゲーム解禁」をしてみた。
以前から、梅雨の雨で外遊びできない時に遊ばせてみよう、とは思っていたのだけど。
---
5歳以下の子供にゲームは難しい。
まず、3歳くらいになるまで、勝ち負けという概念が理解できない。
3歳くらいで「競争」とか「じゃんけん」「すごろく」などの単純な勝負事は理解できるようになるが、神経衰弱のような「ルールに加えて、遊ぶためのノウハウが必要」なゲームは理解できない。
で、もうすぐ5歳の長男、最近やっとゲームを遊べるかな、と思うような知恵が付いてきた。
実は、以前から時々 Wii を遊ばせてみたことはあった。
主に「はじめての Wii」の、「つり」と「牛ダッシュ!」。
前者は操作が難しいようだが、ボタンを使わない単純さで「遊べないことはない」。
後者もボタンを使わないし、適当に操作していると画面上に何らかの反応はあるので「楽しい」。
(どちらも、ゲームとしては成立していない)
何よりも、子供の手は小さいので「リモコンをしっかり持って、ボタンを押す」ことが難しい。
どうしても、ボタンを余り使わないゲームしか遊べない。
最後に遊んだのは半年くらい前か。あの頃はルールが理解できず、ゲームとして成立していなかった。
今なら、単純なゲームなら理解できるのではないか、という期待がある。
---
ところで、保育園児には「ポケットモンスター」は一定の人気がある。
うちではあまりアニメを見ていないが、他のこの影響で、長男もそれなりにポケモンを知っている。
で、半年ほど前から「○○が進化すると△△になるんだよ」などと良く言うようになったので、「お父さんが遊んでいた初代ポケモンでは、そのキャラはいなかった」とか言ってやるようになっていた。
その関係で、子供は「最初のポケモンはゲームから始まった」ことは知っているのだが、先日「最初のポケモンには色は無かった」ことを言ったら、何に反応したのか非常に見たがっていた。
じゃぁ、是非見せてやりたい。
というのも、ゲーム解禁の理由の一つではある。
---
最近、Wii Sports Resort を購入した。
これにより、常に Wii に入れっぱなしだった「どうぶつの森」が、頻繁に入れ替えられるようになった。
保育園の花火大会があった日は土曜日。
この夜、とたけけの曲をもらうために(実時間で土曜日の夜限定の、そういうイベントがゲーム中に発生する)、どうぶつの森のパッケージを取り出し、そのままテレビの前に置きっぱなしにしてしまった。
翌朝、なにやらかわいらしい絵の描いてあるこのパッケージを発見したのは長女。
DVD のパッケージだと思ったのか「ぼく、このビデオ見たーい」と主張。
(注:長女は自分のことを「ぼく」と言います。長男の影響)
ゲーム解禁は以前から考えていたが、ぶつ森は子供が遊ぶには複雑すぎる。遊んでもいいけど別のゲームで…などと思っていたら、妻が「いいんじゃない? 少し遊ばせてあげれば?」
そうか。じゃぁ、ちょっとだけ、と起動。
長男にわかるようにメッセージをひらがなにして、長女のために表示を読み上げながら少し遊んでみる。
「ポケモンも、こんな風に字が読めないと遊べないんだよ」と長男に言うと、自分には少し難しいゲームだということは理解できたらしい。
その後、コントローラーを渡して自分で操作させてみる。
上下左右に…自由に動くことすら難しい。コントローラーをもつ手が遊んでいる間に「ひねって」しまい、どちらが上だか判らなくなるのだ。
でも、単純にくるくる回っていたりするだけでも面白いらしい。
「ぼくもやりたーい」と長女が言うので、長女にも遊ばせる。こちらは歩くのも難しいようなので、一緒に手伝ってあげる。しばらく遊んだら満足したらしい。
「歩くだけで走れないの?」と長男が聞くので、走って急に方向転換して見せた。(この操作は、特別なアニメーションを起こさせる)
この動きだけで長男大喜び。
---
Wii Sports Resort にゲームを変える。
乗り物好きの長男に、是非あそばせて見たいゲームがあった。
「遊覧飛行」
本来の目的は、飛行機を操作して特定のポイントを通っていくゲーム。
しかし、いい加減に操作して飛んでいるだけでも、もしくは墜落するだけでも(!)結構楽しい。
これなら、子供にも楽しめるのではないか?
しかも、このゲームは基本的にボタンを使用しない。
リモコンを模型飛行機に見立てて、傾けることで操作する。
これなら、手が小さな子供でも遊べるはずだ。
思ったとおりの好感触。
正しい意味で「飛ぶ」ことはできていないが、リモコンを動かすと画面が動くだけで楽しいらしい。
いつもどおり、長女が「ぼくもあそびたーい」と言い出したので、二人用の対戦モードにする。
本来ならドッグファイトを行うモードだが、それぞれが気ままに飛ぶだけでも十分楽しい。
やがて飽きたので終了。
---
しかし、話はこれで終わらない。
この後、部屋遊びしている子供たちの脇で、自分は探し物。
「なに探してるのー?」
と子供に問われたが、実はポケモンのカートリッジがないのだ。
ゲームボーイ本体はあるのだが、引越しの際にどこかの荷物にまぎれてしまったらしい。
他のゲームボーイのカートリッジは大量に出てきた。
ポケモンは見当たらないが「遊んでみたい」という長男に、「スペースインベーダー」を遊ばせて見る。
非常に単純なゲームなので、すぐにルールは理解できたらしい。
「ただ動くだけで楽しい」という、牛ダッシュ!や、ぶつ森や、遊覧飛行もいいゲームだとは思う。
でも、ここで初めて、目的を持った「ゲームらしい」遊び方を習得する。
最初は自機を動かすことも難しい。
弾を撃つのに集中して、敵の弾を避けられない。
しかし、徐々にではあるが上達する。
「あと少しで全部やっつけられるよ」「でも、早く動くようになって難しい」などと、実況中継しながら遊んでいる。
一面クリアはまだ難しいようだが、UFO は結構な率で狙って当てられるようになったらしい。
ゲームは平日は遊ばない、と約束させたので、次の週末までにコツを忘れてしまうかも。
でも、今のところ一番熱中しているのは、インベーダーゲームのようだ。
さて、1面クリアしたら、次は同じくゲームボーイのパックマンかな。
もしくは、PS2の「ナムコミュージアム」でギャラクシアンを遊ばせてみるか…
#ゲームボーイではなく、PS2 の「タイトーミュージアム」のインベーダーを遊ばせるのもいいかもしれない。あっちのほうが本物に近いから。
ここら辺の「オールドゲームコレクション」は、子供にそのうちゲームの歴史を教えるつもりで購入してある。
デバッグ思考 2009-06-05 11:59:03 COMP
先日、週刊モーニングの「エンゼルバンク」(ドラゴン桜外伝)を読んでいたら、こんな問題が載っていた。
すでに回答を出した号も発売されているので、概略を書いてもよいだろう。
---
問題:
表にアルファベット、裏に数字が書いたカードがある。
このカードは「表が母音の時、裏は偶数」だというルール(仮説)がある。
A K 4 5
この4枚のカードが提示されたとき、できるだけ少ない枚数のカードを裏返して、ルールを検証したい。
どのカードを裏返せばよいだろうか?
---
1分以内に回答せよ、と時間制限をつけたとき、正答率は 4% だそうだ。
自分は回答に1分もかからなかった。
別に自慢したいわけではなく、プログラマーにとっては、答えられないと駄目な問題だと思う。
なぜなら、これは「多角的な思考」ができているかどうかを見る問題だからだ。
自分が一応の解答を出した後で、再度その解答が正しいかどうかを検証する、という作業ができていないと、答えを見誤る問題になっている。
そして、プログラマーはプログラムが完成したと思った後で、それで正しいのかどうかを検証する、という作業を常に行っていないといけない。
そうしないとバグが頻出するためだ。(これができていたって、バグは頻出するが)
話は変わって、3年位前に流行した本の問題。
確か「金持ちになれるかどうかの適正を見る問題」だったと思う。
結局、多角的な思考ができるかどうかを見ている、という意味では同じなのだが、制限時間は10分だった。
---
問題:
A 君は会社の入社試験を受けた。
この試験は同時に4人で行われ、背中に「A」「B」の記号が書いたシャツが2枚づつ、計4枚用意される。
試験を受けるものは渡されたシャツを着るが、自分のシャツに付いた記号を見ることはできない。
試験に合格するためには、自分のシャツにどちらの記号が書かれているかわかった時点で大きな声で答えなくてはならない。回答権は1回のみ。
ただし、4人はそれぞれ別の部屋に通される。
お互いの声は聞こえるが、相手のシャツの記号を伝えてはならない。
それぞれの部屋は次のようになっている。
1) どの部屋からも独立した個室
2) 3 と 4 の部屋を覗くができる部屋
3) 4 の部屋を覗くことができる部屋
4) 覗かれてはいるが、中の人にとっては個室に思える部屋。
自分がどの部屋に通されたかは、当然わかる。
じつは、A君には伝えていないが、A君以外の3人は会社が用意した「さくら」であり、着るシャツ、入る部屋なども会社が決めている。
さて、会社はA君をどの部屋に通したか?
---
問題のポイントは、これが「入社試験である」ということである。
つまり、A君は適切に回答できるような部屋に通されなくてはならない。
この問題、知人に「僕はできませんでした」と見せられ、1分くらいで一応の回答にたどり着いた。
しかし、再検証するとそれではおかしい。5分くらい考えて、結局
「1つの答えを求められているようだが、答えが2つあるので問題に不備がある」
という答えを導き出した。(先に書いたとおり、制限時間は10分)
解答は数行下に。
それでは解答。
本が用意した解答は、2の部屋である。
これで、さくらを 3 と 4 に「同じ記号で」そろえれば、A 君2枚づつしかないシャツの2枚が揃っているのを目撃し、自分は「もう片方」の記号だと判断できる。
ここでは、A 君の試験は非常に簡単なものになってしまうが、「どの部屋に通したか」という問題にたいし、「3 と 4 を同じ記号でそろえれば」試験問題が成立する、というところまで踏み込んで考えないといけないため、それなりに難易度の高い問題に仕上がっている。
つまり、これも最初に挙げた問題と同じように、「多角的な思考」を見るための問題なのだ。
ところで、自分の考えた別解はこうだ。
自分が会社の立場なら、A 君を 3 の部屋に通し、4の部屋には A 君と同じ記号のシャツの人を入れる。
これだけでは、A 君は答えられない。しかし、ここで2の部屋に通したサクラに、大声で回答させる。
つまり、A 君にとっての状況は
・自分は、2人を見られる人から見られる部屋に入り、そのうちもう一人を見ることができる。
・2人を見られる人は、回答した。
である。
なぜ2人を見られる人は回答したのか? それは、A君と、A君が覗けるもう一人の人が、同じ記号を着ているからだ。
ここまで考えられれば、A 君も回答出来る。この推論力はたいしたものだ。会社にとっても良い人材となるだろう。2の部屋に通すよりも試験としても適切である。
実は、同じ考えを延長すれば、A君はどこの部屋に入ってもかまわない。
4 の部屋に入れられたなら、2番目に答えた人と同じ答えにすればよい。
1 の部屋であれば、1番目に答えた人と同じ答えにすればよい。
ただし、この場合、「他人の答えの内容」が関係し始めるので、他人が誤答すれば、自分も誤答になる。
3の部屋の場合、他人が「回答した」という事実だけが重要であり、その内容は重要ではないため、通す部屋としては 1 や 4 より 3 のほうが適切である。
というわけで、「おそらく2が答えだろうが、3も答えとして適切だし、どの部屋でも間違いではない」という結論にたどりつく。
でも、問題が載っていた本では、そのような解答は無かった。
なぜか?
つまり、問題を作った人が「自分がたどり着いた結論を、別角度から検証する」ことができていなかったのだ。
多角的な思考を問う問題を作った作者は、多角的な思考が出来ていなかったのである。
あまりに可笑しかったので、当時も日記ネタにしようかと思ったのだが、流行していた本の悪口を書くのもどうかと思ったので取り上げないでおいた。
今回、最初に書いた問題で思い出したので、ついでに書いておく。
---
最後に、最初の問題の解答を書いておく。
解答がわからないと気持ち悪い、と思う人もいるかもしれないので。
A K 4 5
この4枚のカードのうち、できるだけ少ない枚数のカードを裏返して、母音の裏が偶数であることを調べるにはどうすればよいか。
答えは A と 5 。
K は子音なので、裏が何であってもかまわない。
調べたいのは「母音の裏が偶数であること」なので、偶数の裏が子音でもかまわず、4をめくる必要は無い。
しかし、5を裏返して母音では無いことを確認する必要はある。
すでに回答を出した号も発売されているので、概略を書いてもよいだろう。
---
問題:
表にアルファベット、裏に数字が書いたカードがある。
このカードは「表が母音の時、裏は偶数」だというルール(仮説)がある。
A K 4 5
この4枚のカードが提示されたとき、できるだけ少ない枚数のカードを裏返して、ルールを検証したい。
どのカードを裏返せばよいだろうか?
---
1分以内に回答せよ、と時間制限をつけたとき、正答率は 4% だそうだ。
自分は回答に1分もかからなかった。
別に自慢したいわけではなく、プログラマーにとっては、答えられないと駄目な問題だと思う。
なぜなら、これは「多角的な思考」ができているかどうかを見る問題だからだ。
自分が一応の解答を出した後で、再度その解答が正しいかどうかを検証する、という作業ができていないと、答えを見誤る問題になっている。
そして、プログラマーはプログラムが完成したと思った後で、それで正しいのかどうかを検証する、という作業を常に行っていないといけない。
そうしないとバグが頻出するためだ。(これができていたって、バグは頻出するが)
話は変わって、3年位前に流行した本の問題。
確か「金持ちになれるかどうかの適正を見る問題」だったと思う。
結局、多角的な思考ができるかどうかを見ている、という意味では同じなのだが、制限時間は10分だった。
---
問題:
A 君は会社の入社試験を受けた。
この試験は同時に4人で行われ、背中に「A」「B」の記号が書いたシャツが2枚づつ、計4枚用意される。
試験を受けるものは渡されたシャツを着るが、自分のシャツに付いた記号を見ることはできない。
試験に合格するためには、自分のシャツにどちらの記号が書かれているかわかった時点で大きな声で答えなくてはならない。回答権は1回のみ。
ただし、4人はそれぞれ別の部屋に通される。
お互いの声は聞こえるが、相手のシャツの記号を伝えてはならない。
それぞれの部屋は次のようになっている。
1) どの部屋からも独立した個室
2) 3 と 4 の部屋を覗くができる部屋
3) 4 の部屋を覗くことができる部屋
4) 覗かれてはいるが、中の人にとっては個室に思える部屋。
自分がどの部屋に通されたかは、当然わかる。
じつは、A君には伝えていないが、A君以外の3人は会社が用意した「さくら」であり、着るシャツ、入る部屋なども会社が決めている。
さて、会社はA君をどの部屋に通したか?
---
問題のポイントは、これが「入社試験である」ということである。
つまり、A君は適切に回答できるような部屋に通されなくてはならない。
この問題、知人に「僕はできませんでした」と見せられ、1分くらいで一応の回答にたどり着いた。
しかし、再検証するとそれではおかしい。5分くらい考えて、結局
「1つの答えを求められているようだが、答えが2つあるので問題に不備がある」
という答えを導き出した。(先に書いたとおり、制限時間は10分)
解答は数行下に。
それでは解答。
本が用意した解答は、2の部屋である。
これで、さくらを 3 と 4 に「同じ記号で」そろえれば、A 君2枚づつしかないシャツの2枚が揃っているのを目撃し、自分は「もう片方」の記号だと判断できる。
ここでは、A 君の試験は非常に簡単なものになってしまうが、「どの部屋に通したか」という問題にたいし、「3 と 4 を同じ記号でそろえれば」試験問題が成立する、というところまで踏み込んで考えないといけないため、それなりに難易度の高い問題に仕上がっている。
つまり、これも最初に挙げた問題と同じように、「多角的な思考」を見るための問題なのだ。
ところで、自分の考えた別解はこうだ。
自分が会社の立場なら、A 君を 3 の部屋に通し、4の部屋には A 君と同じ記号のシャツの人を入れる。
これだけでは、A 君は答えられない。しかし、ここで2の部屋に通したサクラに、大声で回答させる。
つまり、A 君にとっての状況は
・自分は、2人を見られる人から見られる部屋に入り、そのうちもう一人を見ることができる。
・2人を見られる人は、回答した。
である。
なぜ2人を見られる人は回答したのか? それは、A君と、A君が覗けるもう一人の人が、同じ記号を着ているからだ。
ここまで考えられれば、A 君も回答出来る。この推論力はたいしたものだ。会社にとっても良い人材となるだろう。2の部屋に通すよりも試験としても適切である。
実は、同じ考えを延長すれば、A君はどこの部屋に入ってもかまわない。
4 の部屋に入れられたなら、2番目に答えた人と同じ答えにすればよい。
1 の部屋であれば、1番目に答えた人と同じ答えにすればよい。
ただし、この場合、「他人の答えの内容」が関係し始めるので、他人が誤答すれば、自分も誤答になる。
3の部屋の場合、他人が「回答した」という事実だけが重要であり、その内容は重要ではないため、通す部屋としては 1 や 4 より 3 のほうが適切である。
というわけで、「おそらく2が答えだろうが、3も答えとして適切だし、どの部屋でも間違いではない」という結論にたどりつく。
でも、問題が載っていた本では、そのような解答は無かった。
なぜか?
つまり、問題を作った人が「自分がたどり着いた結論を、別角度から検証する」ことができていなかったのだ。
多角的な思考を問う問題を作った作者は、多角的な思考が出来ていなかったのである。
あまりに可笑しかったので、当時も日記ネタにしようかと思ったのだが、流行していた本の悪口を書くのもどうかと思ったので取り上げないでおいた。
今回、最初に書いた問題で思い出したので、ついでに書いておく。
---
最後に、最初の問題の解答を書いておく。
解答がわからないと気持ち悪い、と思う人もいるかもしれないので。
A K 4 5
この4枚のカードのうち、できるだけ少ない枚数のカードを裏返して、母音の裏が偶数であることを調べるにはどうすればよいか。
答えは A と 5 。
K は子音なので、裏が何であってもかまわない。
調べたいのは「母音の裏が偶数であること」なので、偶数の裏が子音でもかまわず、4をめくる必要は無い。
しかし、5を裏返して母音では無いことを確認する必要はある。