ハナウマ湾でシュノーケリング

4日目の朝は、非常にいい感じで起きることができました :-)

もう時差ぼけは無いようで、早すぎず遅すぎず、起きたかったくらいの時間に起きられます。起きたのは6時ちょっと前。早起きしてまで遊びに行きたいところがあるのです。

チョコレートカップケーキ朝ご飯は、昨晩の残りの豚皮スナックとチョコレートカップケーキ。チョコケーキの上に乗っている白いのは、クリームではなくてアイシング(砂糖を卵白で固めたもの)です。味は結構美味しいのですが、濃厚で1つ食べたらお腹いっぱい…。そんなに大きくはないのですけどね。



The BUSバスが来ません…。HHV前の停留所で7時から待っているのですが、なかなか来ません。

今日の目的地はハナウマ湾。「The BUS」で行きます。バスは路線番号を掲げて運行しているのですが、ハナウマ湾行きは22番です。ただし、58番も近くまで行き、こちらのほうがすいているらしい上に、HHV の前は 58番しか通りません。それを待って7時から待っていたのですが…


あ、バスが来た! と思うと「42 Waikiki beach and Hotels」。

しばらく待ってまた来た! と思うと「8 Waikiki beach and Hotels」。

さらに待って来たのは「20 Waikiki beach and Hotels」…。


ここらへんからいけるのは、ワイキキだけかい! と思い始めます。素直にアラモアナまで行って 22番に乗ったほうがいいかな…。


そのまま30分以上がたちました。だんだん日差しが強くなってきます。日陰が欲しい…と思っても周辺に日陰はありません。

道端に、フリーペーパーを置いてある無人のニューススタンドがありました。その横がわずかな陰になっているので、彼女はその影にしゃがみこみます。まぁ、変な行動は彼女のお得意パターン。暑いのは事実だし、別にそうやっていていいよ。

またバスが来ました。慌ててバス停のほうに行きます。「8 Waikiki beach and Hotes」 またかい! さらに10分後、またバスが来たので見に行くと「19 Waikiki beach and Hotels」


バスが来るたびに念のため僕がバス停まで走り、違ったら彼女のいるニューススタンドまで戻ります。また違ったよ…と戻ってくると、バスがニューススタンドの横に止まって扉が開きました。

「Hey. Where do you go?」 急なことで驚きますが、彼女がとっさに「I want to go to a HANAUMA bay.」と答えます。「OK, come here.」 …乗れってさ。

まぁ、22番に乗り換えればいいことはわかっていましたし、乗換えが出来るところまで連れて行ってくれるのだろう…とお金を払おうとすると、「いらない」と言われます。

どうせ22番に乗ることはわかっているのだし、そこでお金は払うことになるから今はいらないって言うのかな。

トランスファーチケット…と思ったら、信号で止まったときに彼女が「こっちこい」と呼ばれます。行くとトランスファーチケットをくれました。乗り換え無料の券です。「お金は?」というと、やっぱり「いらない」。


The BUS は、「どこまで乗っても $1.50」というだけでも安いのですが、さらに「乗り換えは無料」というオマケまであります。その証明をするのがこのトランスファーチケット。

チケットの有効期間は2時間。このときは8時にチケットをもらいましたが、一番上の部分が10時を示すように切られています。つまり、有効期間は 10時までということ。…15分単位を示すこともできるようになっているけど、見方は良くわかりません (^^;

結局、「15分もすれば 22番が来るから、チケットを見せてそれに乗るんだぞ」と念まで押して乗り換え駅で降ろしてくれます。やさしい運転手さん、ありがとう。



このあとはやさしい運転手さんの言ったとおり、何のトラブルも無くハナウマ湾まで行くことができました。


ハナウマ湾ハナウマ湾でバスが停まるのは、湾を見下ろす崖の上です。見事な景色。ハナウマ湾では数の少ない日本人観光客は、みんなここで記念写真を撮っています。僕らも撮って欲しいなぁ・・と思いつつも先へ。

先のほうでは、アメリカ人がたくさん記念写真を撮っていました (^^; 人種は違えどやることは皆同じ。ただし、日本人が写真を撮っているところよりも、アメリカ人が写真を撮っているところのほうが風景が綺麗に撮れそうです。


ハナウマ湾を背にここで、「写真撮ってもらえないかなぁ」とキョロキョロしていると…同じく写真を撮って欲しそうなアメリカ人カップルを発見! 声をかけようとするも、そのカップルは別のアメリカ人グループに声をかけてしまいました。

残念…と思ったのもつかの間。撮影後、カップルとグループが話を始めましたが、どうも一人暇を持て余している様子。彼女が「Take photo, please?」と聞くと、快く撮影してくれました。こういう交流もあったほうが、旅らしくて好きです。


入場窓口に並びます。ハナウマ湾は自然保護区になっており、入場に $3 必要です。また、ゴミを残す事、魚や植物などを採取する事は禁じられています。

窓口は1ヶ所しかなく、処理が遅いのか、人数のわりには待たされます。

入場した所にはトロッコ乗り場。ハナウマ湾は崖に囲まれており、バス停・駐車上は崖の上に有ります。急な坂を歩くのが嫌な人は、下り¢50、上り$1 のトロッコに乗るのですが…そんなものには乗らず歩きます。普通の人なら歩ける距離です。乗り場で待っているのは、大きく太ったアメリカ人女性一人だけでした。


3分も歩けばビーチに到着。シュノーケリングの用具を借りられるはずなので探して歩くと、すぐに店がありました。ロッカーもどこかにあるはずなのだけど、どこだろう? とりあえず、店には長い列が出来ていたので考えるより先に並びます。

しばらく待って列が進み、店の値段表が見えるようになった頃…ロッカーが日本で言うような「コインロッカー」ではなく、店に預ける形式と理解しました。借りるより先に着替えなくちゃダメじゃん。


彼女はすぐ近くのトイレで着替えを済ませ、僕は物陰でバスタオルを巻いてサッと着替え。再び列に並びます。 シュノーケリング3点セット(シュノーケル・ゴーグル・フィン)は $6 、ロッカーは荷物1点 $5 。この他に、デポジットとして $30 かクレジットカードか車の鍵が必要です。

車は持っていないし、$30もの持ち合わせもないので、クレジットカードを預けることにします。荷物は無理矢理1点にまとめ「荷物1点」にして、シュノーケルセットを2人分借ります。さて、泳ごう!


デジカメも預けてしまったので、この後は写真無しです。

泳ぐ前に準備体操。そんな事している人は周囲にいませんが、事故は起こしたくないので。そもそも、「ラジオ体操」のない国の人々は、準備体操のやり方をよく知らないと言う話も聞いたことがありますが。

水に入ると結構冷たいです。日差しが強いと言ってもまだ9時過ぎ、さらに空気も乾燥しているので気化熱も奪われているのでしょう。湘南の「生ぬるい海水浴場」とは違う物を感じます。

「空が奇麗だから」と彼女は背泳ぎ。僕は泳ぎが下手でクロール以外は出来ないのでいきなり水に顔を付けると…。これは、背泳ぎなんかもったいない。波うち際だと言うのに、魚が結構泳いでいます。

泳ぎが下手でも海水なら浮きます。シュノーケルのお陰で息継ぎも楽ですし、ゴーグルで目もあけられます。そして、フィンがあると驚くほど速度が出ます。借りてよかった3点セット。


2時間ちょっと遊んでいました。何度か塩辛い海水を口に入れたりもしました。

波打ち際からほんの数メートル泳ぐだけで珊瑚礁があり、そこには非常に多くの魚が住んでいます。綺麗な色の大きな魚、群れをなして泳ぐ小さな魚…珊瑚礁の小さな穴からひょこひょこと顔を出すひょうきん者もいます。見ていて飽きません。

しばらく泳いでいると彼女とはぐれます。珊瑚礁のために波はあまりないとは言っても、やはり海なので流されることもあります。あらかじめはぐれたときの待ち合わせ場所を決めておいたので、ゆっくり楽しみながら泳いでそこに行きます。途中、2度ほどはぐれましたので、待ち合わせ場所は決めておく方が良さそうです。


泳いでいて後悔したのは、水中カメラを持って来なかった事。目の前に魚が泳いでいるなんて、そんなに体験できることではありませんから。

実はデジカメのハウジングを買おうと思って高いのでやめたのですが、せめて「写るんです潜水」を持って来るんだった…。

実は、シュノーケルを貸してくれる店で販売もしていたようなのですが、日本人向けの料金表では消されており、外人にしか販売していないようでした。なんでだろう?

11時半、ハナウマ湾を後にしました。

(ページ作成 2002-08-03)

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