結婚式

駐車場にリムジンが滑り込むと、カメラマンがすでにビデオを撮りはじめているのが見えました。

車の中からコーディネーターの人と挨拶します。運転手さんがドアを開けてくれたのでリムジンを降り、彼女をエスコートします。


なにぶんビデオに撮られているので、デジカメでの撮影はちょっとお休み。妙に服の色が白い式中の写真3枚は、カメラマンが撮影したスナップをデジカメで接写したものです。また、自分が写っているデジカメ写真はコーディネーターの方に撮っていただきました。


空は抜けるような青空です。リムジン出発時には小雨が降っていましたが、ハワイではあの程度の通り雨は良くあることのよう。

彼女の手を取って、教会に向かって歩いていきます。なぜなら、カメラマンが「こっちだ」と手招きしているから(笑) カメラマンの横を通り過ぎ…道が二つにわかれてるですけど、どっちに行けばいいの? コーディネーターさんが「教会はこちらですよ」と言うので、そちらに行きます。

ブルーラグーン・チャペル・バイザシー小道を抜けると、教会の正面に出ました。綺麗な緑の中に立つ、海沿いの小さな教会。ステンドグラスが綺麗で、とてもかわいらしい雰囲気です。

ただし! 目の前の敷地では土木工事中だけどな。新しい教会でも立てるのか、ガーガーとパワーショベルが動いています。


教会の中に入り、コーディネーターさんが式次第を説明してくれます。説明されながら、一度リハーサル。細かな部分は複雑ですが「全部覚えられる人なんていないですし、多少間違えてもいい想い出」と言われるので気は楽です。

歩くときの位置や、誓いのキスをするときの顔の向きなどに細かな注文があります。これは、「カメラでの撮影の際に綺麗に撮るため」だそうです。結婚式って「想い出を残すため」にするものなんですね。


一通りリハーサルが終わる頃には牧師さんも現れ、一人づつが自己紹介。牧師さん、コーディネーターの方、オルガン奏者さん、聖歌歌手さん、ビデオカメラマン、スチルカメラマン。みんなが自己紹介と共にお祝いの言葉をくれました。


「では準備が整ったので始めましょう」といわれ、結婚式開始。まず、伴奏に合わせてハワイアンの聖歌がうたわれます。結婚式だということよりも、「ビデオ撮ってる」ことにちょっと緊張。

聖歌が終わり、牧師さんの手招きでゆっくりと祭壇へと進みます。一番前まで行くと英語で牧師さんのお祈りがあり、そして誓いの言葉。


手を取り合ってお祈り言うべきことは「はい、誓います」だけ。英語式に Yes, I do. ってのもやって見たかったけど、きっと日本語で救われてる(笑) その後は指輪に関するありがたい説話があり、指輪の交換です。


指輪の交換にはちょっと不安がありました。指輪を買ったときにサイズは確認したのですが、届いた指輪はちょっときつめのものでした。「デザインによって多少サイズが変る」ことを知ったのはその後のことです。

それからは毎日ジョギング。少しでも無駄な肉を落とそうという考えです。その甲斐あって、日本を出発する前日には指輪が入りやすくなっていることは確認したのですが、ハワイに来てから疲れと寝不足で指がむくんでいる気がする…


…大丈夫でした。少し手間取りましたが、問題なく指輪の交換を済ませます。続いて、ふたたび誓いの言葉。


今度は長々と喋ります。牧師さんに続いて言えばいいのですが、英語なまりの日本語なので聞き取りづらい。実のところ、僕は1箇所間違えました (^^;

これで神への誓いは終わりました。再び牧師さんのお祈りがあり、続いて祝福の歌がうたわれます。

誓いの口づけさて、最後。ベールをあげて誓いのくちづけを…変に意識すると余計に恥ずかしくなるので、普通にキス。ビデオを撮る都合上、3秒以上、と指定されていますが。

すべて終わり、退場。教会の出口付近まで歩き、そこで振り返って一礼。



式が完全に終わると、一斉に拍手が起こりました。牧師さんもニコニコして(この人は始終ニコニコしていましたが) Congratulations と言ってくれます。

実はまだ終わりではありません。結婚証明書へのサインが残っています。通常は結婚する二人のほか、牧師と見届け人二人のサインが必要だそうですが、列席者がいないので見届け人はコーディネーターと歌手の方がやってくれることになりました。


結婚証明書にサインすでに式自体は終わっているため、くだけた雰囲気になっています。証明書へのサインが終わると「そのまま顔だけこちら向いて、サインしているふりをして〜」といわれ、記念撮影。二人ともサインした後は、牧師さんが証明書を持ち、二人で隣りにたって記念撮影。さらに、関係者全員で記念撮影。


結婚証明書
これが結婚証明書

さらに、祭壇でそれぞれの写真と、二人そろっての写真を撮ります。「表情が硬い、もっと笑って」と言われましたが、作り笑いって慣れてないからどうしていいのかわかんない (^^; 変な顔なんじゃないかと思うほど笑いを作って、それでも写真に撮るとちょうどいい感じに微笑んでいました。


木陰のブランコで微笑みあう記念撮影をしている間に牧師さんは帰ってしまいました。…1時間ごとに結婚式をやっているようですし、忙しいのでしょう。我々はと言うと、教会の外に出て記念撮影の続きです。

外はちょっと風が強いですが、非常にさわやかな天気。日差しは強いのですが、木陰で気どって記念撮影。

続いて…あっちの木には、なんと枝にブランコが下げてあります。もしかして…と思ったら、やはり教会をバックにブランコに座って記念撮影。あまりにもメルヘンチックで笑いが出ます。ここまできたら、もうどうにでもなれという感じ。


この後も、指輪を見つめて微笑む二人(実際に指定されたポーズでは、指輪をカメラの方に向けているので指輪を見ていないのですが)とか、教会の前で見つめ合う二人とか、カメラマンに指定されたとおりのポーズで次々と撮影。締めくくりはリムジンまで戻り、「教会の前に停まったリムジン」の前で記念撮影です。

教会とリムジンの前で

これで結婚式は終了。予定よりちょっと早く、11時半にはホテルに向けて出発です。

(ページ作成 2002-07-07)

前記事:教会へ     戻る     次記事:町へ出よう
トップページへ

-- share --

0000

-- follow --




- Reverse Link -