地鎮祭

地鎮祭の建築予定地11月19日、地鎮祭を行いました。

あいにく前日からずっと雨。天気予報によれば午後から雨が上がるそうですが、地鎮祭は午前中でした。

ところが、地鎮祭の時刻が近づいた頃から雨が小降りとなり、地鎮祭の間だだけは止んでいてくれました。(地鎮祭後、また降り出しました)

なんとも運が良かった。偶然と言えばそれまでだけど、なんか幸先良い感じです。(本当に幸先よければ、そもそも雨が降らないのかも知れませんが)


さて、当日は5分ほど遅刻して行ったので、到着したときには全ての準備が整っていました。

地鎮祭の前に、神主さんから土地の住所・施主の名前・現在の住所の確認があります。祝詞の中で「(現住所)に住んでいる(施主の名前)が、(土地の住所)に家を建て、これから暮らす」ことを神様に報告し、守ってもらうようにお願いするためです。


式の中で、穿初では施主が鍬を持って地面(を意味する砂山)を掘る必要があるため、やり方の説明があります。また、玉串奉奠の作法の説明があります。

僕は玉串の扱いなど、神事の作法は一通り知っているので問題なかったのですが、妻は「間違えたらどうしよう」と式の間ずっと考えていたそうです (^^; (間違えても、別に問題は無いのだけどね)


修祓の儀この後は、主に神主さんが作法に従って動き、式を進めます。悪い言い方をすれば、神主さんの踊りを見ているだけ…

なんとなく動きの意味はわかりましたが、神主さんにもらった式次第によれば、以下のことをやったようです。

修祓の儀(しゅばつのぎ)お供物、祭具、参列者のお祓い
降神の儀(こうじんのぎ)神様を神籬(ひもろぎ)にお迎えする。
献饌の儀(けんせんのぎ)神様に、米・酒・海の幸・山の幸を献上する
祝詞奏上(のりとそうじょう)工事安全と立派な家が建つことの祈願
四方祓の儀(しほうばらいのぎ)土地の四方を祓い清める
地鎮の儀(とこしづめのぎ)草刈初(くさかりぞめ)、穿初(うがちぞめ)をする
玉串奉奠(たまぐしほうてん)玉串をお供えする
撤饌の儀(てっせんのぎ)お供え物を下げる
昇神の儀(しょうじんのぎ)神様にお帰りいただく

草刈初・穿初は式のクライマックスですので、ちょっと解説を加えておきましょう。

テレビなんかで地鎮祭をやっていると必ず見る、「砂山を崩す儀式」が穿初です。

あの砂山、忌砂(いみすな)と呼ばれるもので、実際の土地ではないが土地を代表するシンボルです。


最初、忌砂には草が差し込まれています。草刈初は、この草を刈り取る儀式で、普通は住宅の設計者が行うそうです。(うちの場合も、設計をしたTさんが行いました)

えい、えい、えいと3回声をあげながら、木で出来た儀式用の鎌を当て、最後に引き抜きます。

つづいて穿初ですが、これは2段階に分かれます。

穿初まず、施主がやはり木製の儀式用鍬を使って、3回声をかけて砂山を崩します。これを鍬入の儀といいます。(うちの場合、僕と妻の連名で家を建てるため、二人それぞれが行いました)

最後に、施行者が儀式用鋤で、同じように3回にわけて忌砂を均します。こちらは鋤入れの儀です。(SWHの工事担当Fさんが行いました)


式の最後に、神主さんから神様についての説明がありました。

神主さんは、猿田彦神社の方です。天照大神(太陽の神様で、日本の神様の中で最高位)の孫、邇邇芸命(ににぎのみこと)が日本を治めるために地上に降り立った時、道案内をしたのが猿田彦(さるたひこ)になります。

このことから、猿田彦は道の神様・土地の神様とされていて、地鎮祭にも良く呼ばれるのだとか。

地鎮祭の手配はSWHの方に任していたのですが、近所の神社の神主を呼んでやるだけだと思っていました。こんなちゃんとした謂れのあるところから呼んでいたとは。



ちなみに、地鎮祭で呼び出す神様は土の神様である大地主大神(おおどこぬしのおおかみ)、埴山姫大神(はにやひめのおおかみ)、産土大神(うぶすなのおおかみ)の三柱だそうです。


式の終わったあと、神饌撤下(お下がりのお供え物)のお神酒を関係者全員でいただきます。

杯として、素焼杯(かわらけ)を使用していました。おそらく、一度きりの使いきりであり、汚れていないことを意味するのだと思います。

(と言いながら、素焼杯が渡されたのは施主の家族のみで、他の人は普通の釉薬のかかった杯を使っていましたが)


供物それ以外の神饌は、施主のお土産だそうです。人参・じゃが芋・かぼちゃ・さつま芋・りんご・みかん・グレープフルーツ・パイナップルが入っていました。

パイナップルが祭壇に並んでいた時に、ちょっと違和感を覚えましたが (^^; 祭壇にはこのほか、米・干し椎茸・鰹節・するめが供えられていたのですが、これらは貰えないようです。

(これとは別に、SWHから供えられた日本酒一升瓶2本も、施主のお土産になりました)


神主さんから、陶器の小箱について説明がありました。

これは鎮物といって、土地の中央に埋めておく物だそうです。中には7種類のものが入っているそうですが…。

中身が気になるのですが、すでに藁で封印されていてあけてはいけない雰囲気。これは、工事中に埋めるために工事担当者に手渡されました。


お札また、家内安全を祈願したお札をいただきました。これは、家が完成したら南向きに壁に飾るのだそうです。


こういうお札、普通は棟上の時に天井裏につけるのでは…と思って調べてみると、やはりそのようです
 ただ、旧来の日本の建築法と2x4の建築法は全然違います。なので、特にこだわる必要も無く「家が出来てから壁に飾る」と言われたのではないかと思います。


(ページ作成 2004-11-29)

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