第6回(最終確認)

10月15日、設計の最終確認が行われます。

最終確認は午後2時からですが、両親には早めに来てもらい、昼飯を一緒に食べることにしておきます。


午前中、子供の2カ月目の検診があり、助産院へ。

ふだんはそれほど時間がかからないのに、この日に限って待たされます。なんだろうなぁ、と思っていると、赤ん坊の大きな泣き声も聞こえます。


「ちょうど、今朝出産があってねぇ。おまたせしました」

仕方がないとはいえ、この助産院の先生方、常にマイペースです。

結局、15分程度の検診のために1時間待たされました。


帰宅途中、大船駅前で運転を妻に代わってもらい、僕はそのまま電車で横浜駅へ。駅に着くと、既に両親は待ち合わせ場所にいました。

とりあえずは昼ごはん。しかし、朝ごはん食べてすぐに電車に乗って来ただけなので、あまり食べられないそうです。

量が調節できるように、と回転寿司へ。


入ってから気づきましたが、ここだとあまり時間をつぶせません。打ち合わせの時間まではまだ随分間があります。

結局、食事の後喫茶店で時間をつぶし、それでも1時間前には打ち合わせのショールームへ。


あまり早いのも悪いので、ショールームでいろいろな設備などを見ながら時間をつぶし、2時が近づいてから営業のHさんを呼び出します。

やっと打ち合わせスタート。


今日が最終確認とは言っても、前回でほぼすべての確認を終えています。

なので、中心は両親に対する説明。細かく話をしても仕方が無いので、全体の概要と、両親の生活に関係ある部分の詳細を確認してもらいます。


一通り説明を終えたところで、気になる見積もりの話がありました。

まずは残念なお知らせから。エコキュートの助成金、外れました。でも、やることは全部やって運が無かったのだから、これは仕方が無いことです。

つづいて嬉しいお知らせ。

地盤改良の方法もさらに見直したそうで、しばらく前の見積もりより、さらに200万近く下がりました。当初の見積もりから見ると、500万も下がったことになります。

実は、これでもまだ予算をオーバーしているのですが、何とかなりそうなところまで下がったのも事実です。

すでに余分なものはほとんど取り払った設計になっています。まだ削れるところが無いわけではないけど、これ以上削ろうとも思いません。この見積もりでOKを出します。


さて、改めて両親の部屋のインテリアを選んでもらいます。

壁紙・天井は、こちらで選んだものが悪くないということで、そのまま採用。

カーテンは「俺、暗くないと寝れないんだ」という父の言葉で、遮光カーテンに変更します。


「ところで、カーテンのヒダはどれくらいにしましょう?」と、インテリアのT2さん。

現在、標準の2倍ヒダで見積もりを取ってくれていて、少し予定をオーバーしています。

すっきりさせたいのなら1倍もありますが、それが寂しいようなら1.5倍?


2倍ヒダというのは、カーテンを懸ける長さに対して2倍の長さの生地を使い、あまった分をヒダにして処理するということです。
 2倍だと重厚な感じになります。1倍は非常にすっきりしていますが、ヒダがないためカーテンというよりは、ただの布がぶら下がっている感じです。

妻に電話して聞いてみたところ、1.5倍が良いそうです。

「正式な見積もりはもう一度計算してからですが、1.5倍ならまだサービス分に余裕がありますね」とT2さん。


遮光カーテンだと、閉めた時に今度は部屋が暗くなり過ぎる事があります。

予算に余裕もあるということだし、両親の部屋はレースと2枚重ねにすることにしました。


遮光カーテンと薄いレースでは、光量の調節が両極端です。そこで、少し遮光性の高いミラーレースの中から、比較的安いものを選びました。


「もうちょっと余裕があります」という言葉で、さらに2階のホールにも同じレースを追加。

2階のホールは多目的スペースですが、北向きなのでカーテンは不要と考えていました。ここにレースをいれたのは「ちょっと目線を遮る」ためです。


最終確認は、これで終了。

今後のスケジュールの説明があり、次回会うのは11月19日の地鎮祭になりそうです。

ただし、1週間前の13日から一部工事を始めるため、除草はそれまでに行う必要があります。

カーテンのみまだ見積もりが出ていない形ですが、これは後日郵送してくれて、問題なければ承認する形にするそうです。

除草

なかなか返事がこないので、シルバー人材センターに除草の件を問い合わせて見ました。

10月は台風が多かったため、全体スケジュールが遅れていたようです。しかし、見積りのために土地の確認はしてくれていたとか。

「でも、あの土地すでに雑草刈られていますよね? 根っこから全部引き抜くのをお望みですか?」とシルバー人材センターの方。

地盤調査業者が刈ってしまったこと、しかし草の処理が終わっていないことを伝え、なんとかならないか相談します。


シルバー人材センターとしては、行政と協力して仕事を進める上で、「除草した場合のみ」除草した草をゴミ処理場に持ち込むことを許されているそうです。

そうでないゴミの処理を依頼することもできますが、この場合は事業ゴミの処理依頼ということになってしまい、非常に高い処理費用が必要になります。


考えられる手段としては、「根っこまで引き抜く」処理を依頼して、その依頼をこなすために土地の草を処理する必要があった、という名目でゴミ処理を頼むこと。

微妙な線ですが、これなら草刈り依頼で生じたゴミ、ということで処理してくれるそうです。

ただし、根っこの除去が7万円程度、加えて草を収集して袋詰めする作業料が必要になります。粗見積りだけど、合計で、10万円程度か。


地盤調査会社が気を利かせて草を刈ってくれたのが裏目に出てしまいました。

どうやら、自分たちで草を刈るしか無さそうです。


後日、妻と一緒に土地を見に行ってみます。

たしかに草だらけですが、根が刈られているので簡単に持ち上がります。手で束ねて3袋ほど袋詰めしてみました。

案外なんとかなりそう?


さらに後日、「買い物行ってくる」と出掛けた妻が、一人でこっそり草刈りをして帰ってきました。

いっそのこと、鎌をもってもう一度草刈りをした方が作業がはかどるそうです。

これで決定。僕よりも妻の方がこういう作業は得意なので、草刈りは妻にまかせることにします。


このころ非常に仕事が忙しく、僕が家を出られないのも理由のひとつでした。
 暇をみては妻が出掛け、その間僕は仕事をしながら子供の面倒をみます。

袋詰めした草を捨てるのは僕の役目。

土地の近くのゴミ収集場と、家の近くのゴミ収集場の収集日が違うことを活かし、車でゴミを運んでは捨てまくります。

カーテン見積り

2週間ほどして、カーテンの見積りが送られて来ました。

内容をみてちょっとびっくり。まだ、5万円近くも余裕があるそうです。

時間に余裕があれば、もういちどカーテンの打ち合わせはいかがでしょう、という手紙も入っていました。


「それだったら、もう一度カーテンの内容を確認し直したいな」と妻が言ったため、すぐにT2さんに連絡します。

すでに最終確認を終えているのに、もういちどカーテンの打ち合わせを入れてもらうことにしました。

(ページ作成 2004-11-21)
(最終更新 2004-12-09)

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