auメール

SPモードメール対応の au 版、といいたい所ですが、すこし違います。

システムも違えばキャリアの料金体系も違うため、「全く同じもの」は作れませんし、作ったとしても使いにくいでしょう。

ここでは、とにかく「使いやすくする」ことを目指して、全く同じであることは目指しませんでした。

docomo ではメールのパケットは無料ですが、au は有料です。スマホ以前はauでもメール無料の「ガンガンメール」がありましたが、スマホにはありません。

なので、auではデータ定額プランに入ったほうが良いです。そして、データ定額プランに入るのであれば、モバイルデータ通信は常時オンでも問題ありません。

それでも、「メールはそれほど使わないので、せめてダブル定額の下限程度で」という人もいるでしょう。通信が常時オンだと、無駄な通信が発生して電池の持ちが悪い、ということを気にする人もいます。

ここに紹介する Llama プログラムは、そういう人のためのものです。

ただ、au のメールは docomo と挙動が違うため、全く同じことはできませんし、意味がありません。

• docomoのメールアプリは、センターにメールが届くと、データ通信できない状態でも取得を試みます。au のアプリは、データ通信できないと最初から諦めます。
• 上記仕様のため、docomo ではメール着信に気づいてからデータ通信オンにすれば、メールの取得ができます。auは無理です。
• でも、au ではメールの着信通知だけで着信音を鳴らしてくれます。docomo は鳴らさないので、メール取得できないとメールが来たことに気づけません。

この違いのため、設計方針は「メールが着信したら、次回のメールアプリ起動時に、すみやかに新着受信できる環境を整える」ことにします。ユーザーは気づいて、すぐにメールを見ようとするでしょうから。

基本は docomo 用と同じ。メールアプリ起動で通信開始、終了の１分後に終了。画面オン・オフもアプリの起動・終了に準じます。

着信通知があった時点で、画面がオフなら、メールアプリを起動します。これで、着信に気づいて画面をオンにすると、通信可能な状態になります。あとは新着受信するだけ。

着信通知があった時点で、画面オンなら、メールアプリ起動はしません。作業中に勝手にアプリ起動されると迷惑だから。でも、代わりに１分間だけ通信可能とします。この間に通知バーから着信通知をタップすれば、メールアプリが起動して新着受信してくれます。

docomo 用と同じく、プログラムを使う際は、メール着信を知るために、「ユーザー補助」の権限が必要です。

なお、動作確認は IS05 で行っています。この機種に搭載のメールアプリは「メール」です。現行機種では「Eメール」という別のアプリが搭載されているはず。

「メール」では、WiFiでの受信は行えません。そこで、以下のプログラムでは、必ずモバイルデータ通信を開始しています。

「Eメール」では WiFi の着信も可能なようですが、WiFi通信可能な状態でモバイルデータ通信を開始しても害はないと思うので、特に考慮していません。

その他、多少動作が異なっているかもしれませんが、手元に用意できた au 機種が IS05 だけなので、「Eメール」での動作は検証できていません。ご了承ください。