最初に

Google Play の Llama のコメントを見て、残念だったのは「英語だから使えない」と言っている人々がいること。

まぁ、わからないではないです。Llamaではかなりくだけた言い回しの英語が使われていて、英語に苦手意識がある人だと読むのがつらそうです。というか、僕も英語は苦手なので意味わかんないとこあったし。

さらに、Llama はAndroid や Linux の知識を持っていることが前提の部分があります。逆に、技術に詳しければ、英語がわからなくてもなんとなくわかるのですが…


日本語版が出たら使います、と日本語で書きっぱなしの意見も有ります。

作者さん、イギリスの人だからたぶん日本語わからない。日本語版が欲しい、という意見は悪くないけど、せめて作者さんに意見を伝えなくちゃ。


日本語を荒訳しているページも探せば見つかりますし、僕はそうしたページを見ながら、Llama を使い始めました。

そうしたら、かなりすばらしいツール。日本語化されていないから、という理由だけで、使わない人がいるのはもったいなさ過ぎる。

英語は苦手ですが、プログラマーなので読めなくは無いです。(技術情報文章は日本語化されていないことも多いので、英語を読むのは技術者のたしなみです)

幸い、Llama にはヘルプが充実している。読みながら使っていました。


しかし、ある動作に疑問がありました。これってどうなっているんだろう?

なにかヒントがあるかな、と、作者さんのページを初めて見に行きました。

…そしたら、翻訳ボランティア募集しているではありませんか。アプリ中で表示される全文字列(厳密にはちょっと少ない)が公開されている。


自分でも動作概要はわかってきていたし、自力翻訳してでも使い方を知りたい部分もある。

これは、ボランティア参加するのもよさそうだ。



…というわけで、仕事の合間にちまちまと、少しづつ翻訳を積み重ねました。

2週間ほど掛けて翻訳したものを作者さんに送ると、すぐにアプリに取り込んだバージョンを送ってくれました。協力者として、僕の名前も出してくれるそうです。


…となると、使った人からの苦情受付ページ作らなくちゃな、と、昨日から Llama の使い方ページ書き始めたら、今日すでにβ版リリース。早い。

このβ版は、まだ翻訳がおかしなところがあります。「文章」は公開されていたけど、どこで使われるのか、「文脈」がわからない部分があったから。

複数の箇所で使われる文章を、1箇所だけの文脈で最適化しすぎておかしくなっている箇所もあります。

(英語では複数個所が同じ言葉になるのだろうけど、日本語ではうまく訳せない。…これから対応考えます)

というわけで、まだ自分でも日本語翻訳文に納得していない状態です。

(ページ作成 2012-05-29)

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