インストール前に

Google Play のダウンロードページでは、良いアプリだという賛辞とともに、苦情・疑問も挙がっています。


これからインストールしよう、という人には、これらの情報は不安でしょう。

ここで、いくつか不安を解消しておこうと思います。


また、作者さんのページから最新版をインストールする方法についても、最後に解説しておきます。

アンインストール方法

プライバシー大丈夫?

本当に無料?

重くなった、うまくうごかない

ICS 、Lolipop で動作しない

β版インストール方法


アンインストール方法

まず、アンインストール方法について。Llama に限らず、類似アプリのコメントには、必ず「アンインストールできない」という苦情があるものです。

これ、Llama のダウンロードページの説明に(英語で)書いてあるのですけどね…


  • (Android の)「設定」から「現在地情報とセキュリティ」を選ぶ。
    (ICS以降では、「セキュリティ」を選ぶ)
  • 「デバイス管理者を選択」を選ぶ
  • Llama にチェックがついているので、チェックを外す

これをやってからでないと、アンインストールできません。

Llama が勝手にこのチェックを入れることはできないので、使っているうちに(Llamaの要求に応じて)自分でチェックしたまま忘れてしまうんでしょうね。


プライバシー大丈夫?

Llama の日本語コメントでは見ていませんが、類似アプリでは「スパイウェアじゃないの?」という疑問も多いようです。

この手のソフトは、非常に多くの権限を持ちますからね。


Llama の場合、カレンダーも連絡帳も見ます。GPS にはアクセスするし、SDカードに書き込むし、Bluetooth で通信するし…プライバシー丸裸状態。

もしこれが悪いソフトだったら…と不安を持つのは当然です。しかし、Llama はインターネットアクセス権限を持たない、ということに注意してください。


たとえどんなにデータを得られたとしても、それを「送信」することはありえません。インターネットアクセス権限がない、という一点で、Llama はかろうじて「安全なアプリ」であることを保っているのです。


ところで、Llama は「場所で」いろんな設定を行うアプリです。場所を設定する際には、Google Map を使用することも、できます。(必須ではない)

でも、Google Map を使うには、インターネットアクセスが必須です。そこで、Llama ではこの機能だけを別アプリにしてあります。Llama map addon をインストールすると、Google Map が使用できるようになりますが、map addon には個人情報を取得する権限が無いため、これも安全だということになります。


もっとも、セットで連携するように作られたソフトなので、Llama が得たデータを map addon に渡して送信、ということが不可能なわけではありません。Llama を信用できるようになるまで、map addon は使わない、などというのが良い対処方法なのでしょう。


本当に無料?

権限の中に、アプリ内課金の権限(マーケット請求サービス)もあります。

無料アプリ、といっておきながら、実はお金払わないと使えない機能あるんじゃないの? と疑問にもつ人もいるでしょう。


しかし、この権限は、作者さんに「寄付」をするためのものです。

寄付をしても、特になにもありません。…一応、メニューから「寄付」という項目が消えてすっきりする、というメリットはありますが、それだけ。機能追加などはありません。あくまでも寄付ですから。


多くの無料アプリでは、広告表示を行っています。これ、案外儲かるそうです。でも、Llama はやっていません。なぜかって? みんなのプライバシーを守るために、インターネットアクセス権限をつけていないからですよ!


寄付しても特に何も無いけど、作者さんは思ったより寄付が多かったのに励まされて機能追加をがんばっているのだそうです。

Llama は、広告も表示せず、お金を払わないでも機能制限が一切ない、本当の無料アプリです。

でも、作者さんだって人の子。お金が入ればがんばって開発します。100円から寄付できますので、気が向いたら寄付してあげてください。


重くなった、うまくうごかない

Llama のせいで携帯の動作が重くなった、というような苦情もあります。

Llama は状況によっては CPU パワーを食います。しかし、すべては設定次第です。

動作が本当に重いのだとしたら、それは本人がいじっているうちに、変な設定にしてしまったのでしょう。


同様に、電池を無駄遣いする、という苦情も、本人の設定次第です。

逆に言えば、電池が減らなくなった、と賞賛しているコメントも、その人がそのような設定にしたためです。


Llama 自体は、「なにかができるアプリ」であって、プログラムしないうちは何もできません。

電池が減らないように設定すれば減らないでしょう。別の目的のプログラムを組んでいて、本人もわかっていないうちに電池を無駄に消費する設定を行ってしまえば、電池が早く減ります。


携帯の動作をプログラムできるアプリ、なのだから、これでなにかが起きたとしたら、それは使用者の責任です。


ICS 、Lolipop で動作しない

ICS(Ice Cream Sandwitch 、Android 4.0のこと)でうまく動かない、という苦情。

ICS の互換性が悪いため、3.x までを対象にしていたバージョンの Llama では、うまく動かなかったそうです。現在は Llama は ICS に対応しています。

(各機能のヘルプなどを読んでいると、いたるところに ICS の非互換性についての、作者さんの愚痴が書かれていて面白いです)


同様に、この機能のコレがうまくいかない、などは、機種別の非互換性によるものの場合が多いようです。

この機能ないの? に関しては、機能が多すぎてあるのに気付いていなかったり、質問時には無かったけどバージョンアップで使えるようになっているものもあります。

以降は2017.11.15 追記

現時点で Google Play で配布されているバージョンは、Lolipop (Android 5.0) で一部機能が動作しません。

作者さんのページで、対応したバージョンが配布されています。

最近は作者さんは忙しい様で、「動作しなくなったら修正する」程度の作業しか行わないようです。それも、自分向けの修正なので、Google Play で申請してバージョンアップ、とまで行きません。

幸い、Android の側も安定してきたのか、その後動作に影響が出るような改変は起きていないようです。




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(ページ作成 2012-05-28)
(最終更新 2017-11-15)
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