変わりブロック2題

いわゆる「ブロック」の元祖と言えばLEGO、国産ではダイヤブロックあたりが有名ですが、それ以外にもいろいろなものがあります。

ここに紹介するのは、ちょっと変わったLEGOモドキ。かなりLEGOを意識しているのはわかるのですが、ここまでオリジナリティがあればちょっと許してしまおうかな…と言う品です。


お子様が口に入れても安心です

おもちゃには「お子様が口に入れないように…」というような注意書きがついていることが多いのですが、それを逆手にとってしまったアイディア商品。

CandyBloxという名前ではありますが、いわゆるキャンディーではなくラムネ菓子です。ただし、むちゃくちゃ固く作ってあります。


右図が中に入っているお菓子です。1袋にこれくらい入っています。

あくまでもお菓子であり、ブロックではないので入っている種類や数などは適当です。

そのため、果たしてどんなものが作れるのかはなんとも言えません (^^;


入っている種類は左の4種類。横幅は凸2つ分に固定で、縦幅が1〜4まであります。

色はここにあげた赤・青・緑・紫の他に、白があります。


ブロックの大きさはLEGOよりも若干小さいです。右写真で、左がLEGO、右がCandyBloxです。

同じ大きさだったらLEGOと組み合わせられたのに…と思いましたが、それは食品としてよくないですね。


なにか作ってみよう…と思い、適当に作りました。

左は馬。右は男の子。

…形に無理がありますが、このブロックではこの程度が精一杯。


パッケージ裏の写真には、こんな形が作れると書いてあったのですが…

だいたい、一袋にこんなにブロック入ってないですし、LEGOほど接続がよくないので、上からぶら下げるような形を作ると落ちてしまいます。


このCandyBloxは、3年程前に横浜のSonyPlazaで購入しました。ずっとネタにしようと思ったまま2年ほどページ作成を休止していたので、先日開けたばかりです。

もちろん賞味期限切れですが、もともと賞味期限2年くらいあったので、1年くらい過ぎても大丈夫だと思ってます(笑)

味はアメリカのお子様が好きそうな味でした。はっきり言ってまずいです (^^;


自由自在に変身できる時計

次は変な時計です。形などはかなりオリジナルなのですが、細かなところが結構笑える…

時計を埋め込んだ大きなブロックに、小さなブロックをつけていくことでさまざまな形を作れるようになっています。

どうやらブロックの名前が「CREATIVE」で、そのシリーズの中の「CLOCK」の商品番号が「8001」のようです。

しかし、シリーズといわれてもCLOCK以外には出てないようだし、8001という商品番号もかなり怪しいです (^^;詳しくはまた後ほど。


「自由自在に変身できる時計」と書いてありますが、その下にはさらに4つのキャッチコピーがかかれています。

  • 自分で組み立てる
  • あなたのお好みに応じてお作りします
  • 新しいアイデア
  • 注目のアクセサリ

なんか日本語おかしくないか? (^^;


左の写真が基本部品全種類となります。

色はここにある赤・青・緑・黄色・黒と、白があります。

時計を除くと一番大きい部品は、右写真左下の六角形の部品となります。


左下の黄色い部品が最も基本的なパーツで、六角形をしています。周囲には凹凸がつけられており、基本的にはここに別の部品の凹凸をはめることで接続を行います。

また、裏と表にもLEGOブロックのような凹凸があり接続できるようになっているのですが、基本が六角形なのにこちらの凹凸はなぜか四角く配置されています。


写真上にある2つの扇形は、六角形の周囲につけることで「円」を作り出せるように設計されています。しかし、六角形の辺に凹凸が交互に配置されている関係で、扇にも2種類が存在します。


中央の緑色の部品は六角形を6つに切ったときに出来る三角形になっています。


右下の青色部品だけは、なぜか基本の六角形を無視して四角い形状をしています。周囲の凹凸を組み合わせようとしても角度の問題でぶつかりやすいため、この部品は基本的に裏表の、LEGO状の凹凸に組み合わせることになります。

以上5種類が基本ブロックです。


六角形と扇形のブロックは中央に穴があいています。この穴は、周囲の凹凸を組み合わせた結果、都合上凹同士が組み合わさって出来てしまう穴と同じサイズです。

この穴には2種類の小さなパーツを差し込むことが出来ます。これが、写真右に写っている黒と黄色のパーツです。これは色違いはありません。


黄色パーツはジョイントです。ブロック周囲の凸と同じ物を持っています。結果表裏の方向に周囲と同じ接続を作り出すことになるので、ブロックを90度曲げることが出来るようになります。


黒いパーツは…じつはただの飾りです (^^; 黒いのを利用して、動物の目などを作ります。


ブロックにはもうひとつ重要な部品があります。それがこの時計です。

ほかのブロックと違い、時計は1つしかありません。厚さも他のブロックの2倍あります。そして、大きさは六角形のブロックを7つくっつけた形になっています。形はまるでコッホ雪片です。


こんなに巨大なブロックを必ず組み入れて、数少ないブロックで形を作れと言うのは結構無理があります…


しかも、ブロックには「方向」があります。LEGOの場合は必ず「表と裏がつながる」というわかりやすい規則で組み立てが出来るのですが、このブロックは周囲の凸凹を組み合わせて形を作ります。

結果として、凸凹がうまくつながるように「方向」を常に気にしながら作らないといけないのです。


そんなわけで、自分ではとても形らしいものを作れません (^^;


これは付属していた組立図のなかから「COCK(鶏)」です。他に、ひよこと雪だるまの組立図もあります。


組立図の端にも黒字に白の文字で「8001」という型番が書いてあります。そして、この組立図の雰囲気…


わかる人にはわかりますが、完全にLEGOの真似ですね (^^; LEGOの型番は4桁で5000〜8000程度のものが多いので、他にシリーズも無いのにいきなり「8001」という型番も真似したいためなのでしょう。

さすがは台湾製です (^^;


以下、パッケージ写真になっている形を組み立ててみました。



ひよこ

オウム

水差し?
注目は、魚の尾と雪だるまの帽子?
普通の「ブロック」のイメージである四角いブロックは、これだけしか使われていません

雪だるま

こちらの時計も、2年程前に新橋の怪しげな店で購入したものです。580円でした。

変なブロックは「ちょっと好き」だけど、役に立たない時計は「かなり好き」なので迷わず購入。時々組替えて遊んだりしながら、案外実用になっているのが不思議なところです (^^;

(ページ作成 2001-12-09)

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