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2017-06-09 計算機の同人誌
2017-06-12 連乗機能
2017-07-12 ジョージ・イーストマン 誕生日(1854)
2017-10-23 P10 に乗り換え
2017-11-13 揚げ網
2017-11-22 加湿器
2017-11-30 モノポリー
2017-12-13 0sim
2017-12-18 P10 plus に乗り換え
2017-12-20 無言電話(SIP SPAM)
2018-07-19 テレビ買った
2018-08-03 電話機購入
2018-09-12 新車購入(1/2)
2018-09-12 新車購入(2/2)
2018-10-09 イグニス納車
2018-10-09 イグニス練習
2018-10-29 イグニス・一か月点検
2018-11-01 イグニス1か月&ハスラー試乗?レポート
2018-11-02 マイルドハイブリッド
2018-11-02 アイドリングストップ
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息をするように本を読む人、というのはいるのだけど、僕はそのタイプではない。
本を読むこと自体は好きなのだけど、趣味の優先順位としては低めなので本の購入に使う費用は少ない。
と言っても、本棚はそれなりに趣味の本で埋まっているのだけど。
資料が多いな。古いコンピューターの資料とか。
計算する機械が好き、というのは、それほど趣味としてメジャーではないと思う。
機械が好きな人はいても、大抵はバイクや車のエンジン方面に行ってしまったり、計算機が好きでも電気回路方面だったり。
ただ、僕も実際に物を動かすというよりは、「その原理」とかを知るのが好きなのね。
趣味はやっぱりコンピューターで、原理を知りたくて昔のものを調べているうちに、機械にたどり着いてしまった、という感じ。
そういう人、あまり見かけない。
だから、一般書籍としてはそういう本は少ないし、見かけても専門書に近い高価なものか、安い場合は薄っぺらい内容にしているものが多い。
#濃すぎて一般化しないので、薄めていることを悪いとは思わない。
ただ、僕向けの本ではないというだけだ。
さて、こういう狭い趣味の分野なら同人誌が面白い、ということも気にはなっていた。
ただ、いざ探してみると、趣味分野が狭すぎて自分が気に入るものも少ないのね。
古いゲームは好きだけど、それは個人の想いとして好きなだけで、人の想いを読みたいわけではない。
そんな中で、数年前に見つけて気になっていた人がいた。
その人の趣味分野はカメラだったけど、古めのものの機構とかを紹介する漫画を描いていた。
素朴な絵柄が気に入った、というのもあるけど、Twitter でフォローしていた。
カメラ以外にも自転車とか、いろいろな本を書いているようだけど、まぁ「微妙に趣味が違う」ので買おうとは思わなかった。
が、昨年暮れに、「タイガー計算機などの機械計算機の本を出す」と知った。
あー、興味ある。読みたい。
でも、コミケに行くほどの情熱はない。その人は委託販売もしているので、委託を待つことにした。
そして、先日「委託しました」とツイッターで読む。
よし買おう。…と思ってからも、実際に買うまでに結構時間かかったのだけど、昨日本が届いた。
1冊だけ買うと送料のほうが高いから、シャープの初期の電卓について書いた本も一緒に買った。
内容、素晴らしい。
いや、本当に「機械計算機が好き」な人でないと何が面白いのかさっぱりわからないと思うけど。
僕は、歯車計算機が好きとは言っても持ってないし、当然分解して中を見たこともない。
高校時代に拾って、動きが悪かったのを、分解はしないまでも油さしたりメンテナンスして、動くようにはした。
高校の部活に置いておいたら、いつの間にか顧問の先生のものになっていたのだけど。
そうかー、中身こんな仕組みになっているのかー。
計算の原理に関しては知っていたけど、ただの「原理」にとどまらず、使いやすくする工夫などが解説されている。
それも、機械式計算機の元祖であるオドナー式から始まり、改良されてタイガー計算機に至る過程がよくわかる。
原理の説明が中心なので、使い方などにはあまり踏み込んでない。
割り算が面倒くさい、という記述があるけど、タイガー計算機なら引き放し法を使うことで簡単にできる。
ただ、著者の方はオドナー式を中心に据えて書いていて、オドナー式の機能だと引き放し法は使えない。
開平法についても、「ルート計算だってできる」と最後に書いているけど、方法については原理の示唆どまり。
まぁ、ここら辺は「機械式計算機の面白さを知ってもらう」という範囲を超えるので、扱わないでよいとは思う。
この話、後日談に続きます。
2017.6.18追記
作者さんから連絡いただいた。
引き放し法を書いていないのは、単に書き忘れだそうだ。
しかしまぁ、一番古いオドナー式から順次説明することで仕組みがわかりやすくなっているし、オドナー式では引き放し法が使いづらいのは事実なので、無理に入れても話の腰を折ってしまうのかな、とも思う。
最後に書いた通り、機械の原理の説明をする本なので、使い方は別でいいんじゃないかな。
気になる人は、すぐ上のリンクが僕のページの説明ページに飛んでいるので、読んでください。
関連ページ
別年同日の日記
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先日書いた機械計算機の同人誌で、「連乗機能」というものを知った。
タイガー計算機は好きだけど、恥ずかしながらこの機能を初めて知った。
タイガー計算機以前の「日本計算機」の機械にすでに入っているらしい。
じゃぁ、タイガー計算機にもあるのだろうなぁ、と思って調べたら、YouTube に「連続して掛け算する」ビデオがあった。
でも、このビデオは歯車がガシャガシャ回っているのを楽しむような趣旨で、詳しい解説がない。
しかし、以前から謎に思っていた「左下のつまみ」が連乗機能に関係してそうだ、ということはわかった。
連乗以前にタイガー計算機の説明をしよう。
歯車に数字がついていて、「3」のところから「2つ」回すと、「5」になる。
これで足し算になる。わかりやすいね。
桁上がりとか、桁ずらしとか、計算に便利な機能はいろいろついているのだけど、基本的に足し算しかできない。
でも、足し算をするだけなら、ソロバンを使ったほうがはるかに速い。
タイガー計算機は、主に「大きな数の掛け算」や、「割り算」を行うものだ。
足し算しかできないのだけど、ハンドルを回すごとに1回足される。同じ数を5回足せば、5を掛けたのと同じことになる。
タイガー計算機では、「足す数」を設定する場所があって、ハンドルを回すごとに「結果」を表示する歯車が回っていく。
5回ハンドルを回せば「5倍」の結果が得られるのだけど、結果窓の数字が変わるだけで、「足す数」の数字は動かない。当たり前だけど。
じゃぁ、今出た「結果」に、さらに計算を加えたいときはどうするか。
実際、計算していると連続して掛け算をしたいときは多い。
「1日って何秒?」って聞かれたら、24時間×60分×60秒を計算したくなる。
#プログラマの中には、この値を暗記している人も多いだろうけど。
こうした、「連続して乗算を行う」ための機能が連乗機能だ。
具体的にいえば、結果表示窓の数字を、「足す数」の窓にコピーする機能だ。
ちょうど、昨日子供の要望で理科ハウスに遊びに行った。
前回行ったときはタイガー計算機が無くて、しまわれてしまったのかと思ったのだけど、ありがたいことに置いてあった。
さぁ、試してみよう。
使い方はわからないけど、左下のつまみが関係しているはずだ。
…しばらくいじって、次の操作だとわかった。
1) まずは計算を行い、結果表示窓に数値が入った状態にする。
2) 「足す数」をクリアするレバーを操作する。
計算クランクの下についているレバーを、親指で奥に押し込めばよい。
この際、レバーを「押したまま」で次の操作に入る。
3) 左下にあるつまみ…2つの短いレバーを、寄せるようにつまむ。
すると、計算結果などを表示する「窓」部分が、わずかに横にずれる。
通常はこのレバーにはロックがかかっていて、上に書いた「足す数のクリアレバー」を押していないと動かない。
4) 「足す数のクリアレバー」は離してよい。左下のつまみはつまんだまま。
5) 結果表示窓のクリアレバー…結果窓の右側、先の「足す数のクリアレバー」の手前にあるレバーを手前に引く。
もちろん結果がクリアされるのだが、この際に「足す数」の表示窓に、結果表示窓の値がコピーされる。
実際にはコピーではなく「足される」ようだが、操作上、足す数の表示窓は 0 クリアした後のはずなので、コピーとなる。
丁寧に説明しているのでややこしそうに見えるけど、実際にはそれほどややこしくない。
でも、「レバーを押し込みながらつまみを操作」「つまみから手を離さずクリアレバーを操作」という、タイガー計算機としてはイレギュラーな操作にはなっている。
歯車計算機では、歯車が「噛み合っている時」に変な力を加えられると困るので、レバー操作中に別の操作を行うようなことは厳禁なのね。
ただ、「0クリアしてから操作しないと意味がない」「歯車をずらし、普段使わない歯車とかみ合わせた状態で動かさないと意味がない」という操作が続くため、イレギュラーな操作となる。
これ、タイガー計算機の公式ページに行ったら、ちゃんと書いてあったね。
なので、単に僕が勉強不足なだけ。
タイガー計算機にもいろいろなバージョンがあって、連乗つまみは「足す数のクリアレバー」を押し込んでいないでも操作できるものもあるようだ。
公式ページのマニュアルは、そちらのバージョンのものみたい。
理科ハウスにあった個体では、押し込みながらしか操作できなかった。
もっとも、理科ハウスの個体は壊れていて、連乗機能をつかっても、1の位は転送できなかった。
つまみ操作が違うのも、バージョンによるものではなく故障の影響、という可能性もあるかもしれない。
#冒頭に挙げた Youtube ビデオでも、押し込みながら操作していたので、バージョン差だと思うのだけど。
ところで、公式ページでも除算のやり方として、同人誌でも挙げられていた「面倒くさい」方法しか書かれていないのね。
引き放し法というやり方もあって、慣れないと意味が分からないのだけど、操作がずっと少なくなる。
どうも、YouTube のビデオなどを見ていても、この方法を解説したものが見当たらないように思う。
オドナー式で引き放し法をやっているビデオがあったのだけど、941÷4 の結果として、37686 という数値を得て終わっている。
…これ、もう一段階解説してほしい。
オドナー式で引き放し法を計算するのであれば、先頭桁から数えて「奇数桁目」は 1 を引いて、「偶数桁目」は、10 の補数にする必要がある。
先頭桁は、3 から 1 を引いて 2
2桁目は、7 を 10 から引いて 3
3桁目は、6 から 1 を引いて 5
4桁目は、8 を 10 から引いて 2…
すると 23525 という数列が得られる。これ、941÷4 の答えである、235.25 の意味だ。
ちなみに、タイガー計算機だと、今書いた「解読操作」も機械が勝手にやってくれる。
理科ハウスでは、僕が計算機で遊んでいたら長男が寄ってきたので、好きに計算させた。
すると長男は「355 ÷ 113」を計算し始めた。
何の計算かわからずに見ていたら、3.1415... と出てきた。円周率の近似分数だそうだ。
よくそんなの覚えているな。
理科ハウスの館長さんも、もらったからタイガー計算機を置いているだけで、あまり使い方を知らないというので一通りの機能を解説しておいた。
近いうちに、子供が興味を持ちそうな説明書を作って持っていくといいかもしれない。
別年同日の日記
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今日は、ジョージ・イーストマンの誕生日(1854)
写真で有名なコダック社…正確には、イーストマン・コダック社の創業者です。
写真は、19世紀の序盤…1826年に発明されています。
最初は、撮影に8時間もかかるものでした。
しかし10年ほどで撮影時間は 10~20分ほどに短縮されます。
ただし、この方法は「左右が反転してしまう」「高価」などの問題がありました。
さらに 15年ほど…1851年には、左右が正しく記録され、安価で、わずか15秒で撮影でき、しかも何枚でも複製が可能という方法が発明されます。
この方法の欠点は、撮影時にガラスに「薬品」を塗り、これが乾くまでに撮影・現像・定着などの作業を行わなくてはならないこと。
薬品の専門知識が必要ですし、写真館での撮影ならともかく、屋外での撮影にはたくさんの荷物を運ばなくてはなりませんでした。
そして、この方法からもたったの 20年で…1871年に、あらかじめ薬品を塗って乾かしたガラス板を使用する「写真乾板」が発明されます。
乾板の製造、撮影、現像が、遠く離れた場所でできるようになります。
「カメラ」自体はそれまでのものが使え、撮影のためのガラス板を変えればよいだけだったため、「写真乾板」は、あっという間に普及します。
ジョージ・イーストマンは、写真乾板の大量生産方法で特許を取得し、1880年に工場を設立しています。
翌年には会社組織化し、「イーストマン乾板会社」を設立。
1885年には、それまでガラスに塗るのが当たり前だった薬剤を、紙に塗って巻き取った「ロールフィルム」の製造を開始します。
エジソンとの共同研究によるもので、開発中だった「映画」での使用を想定していました。
後々までカメラ用フィルムとして使用される 35mm という幅は、このときに決定しています。
(この映画を見る機械、「キネトスコープ」は1891年に公開。その前に撮影機が完成しているようだが、一般公開したものではないので完成年不明)
そして、1888年。
イーストマンは、この「ロールフィルム」を使った新しい商売を始めます。
小型のカメラの中に、ロールフィルムがセットされた状態で売っています。
これで、100枚の写真が撮影できます。
フィルムが終わったら、カメラと 10ドルを現像所に送ると、すべての写真をプリントし、新しいフィルムを装填して返送されてきます。
これ以前は、カメラというのは専門知識が無くては扱えないものでした。
フィルムは光に弱く、取り出し・装填には間違えてはならない手順がありました。
そして、当時のカメラは、写真1枚ごとにフィルムを入れ替えていました。
また、フィルムの現像・プリントなども専門知識が必要でした。
これを、「100枚連続でとれる」ようにして、手間を無くしたのです。
そして、複雑な取り出し・現像は専門家に任せる、というサービスをセットで売ったのです。
それまで専門家しか撮れなかった写真を、一般に開放したと言えます。
このときのキャッチフレーズが「You press the button, we do the rest」。
意訳すると「ボタンを押すだけ。後は我々にお任せを」という感じかな。
このときに、カメラのブランドとして新しく作ったのが「Kodak」という単語です。
イーストマンが好きなアルファベットが K で、「K で始まり、K で終わる、短くて力強い音の言葉」として作り出した造語で、意味はありません。
ところで、フィルムを使い切ったらカメラごと現像所へ…って、1980年代後半に流行した「レンズ付きフィルム」と同じ感覚です。
レンズ付きフィルムは「新しい物」に思えたのですが、100年前に同じような商売があったのですね。
翌年、1889年には、フィルムを紙ではなく、透明なセルロイドで作成するようになります。
先にキネトスコープの話を書きましたが、実際のキネトスコープでは、こちらのセルロイドフィルムを使用しています。
セルロイドは、紙と同じように植物由来のシートです。
紙は物理的に繊維をほぐし、形を変えたものですが、セルロイドは科学的に溶かして生成します。
そのため、紙よりも表面が滑らかで、薬剤を均一に塗ることができますし、透明なので光を透過するという利点もあります。
#ガラス乾板では、光を透過させることで写真の複製を行いました。
同じことができるようになったわけです。
問題点もいろいろあり、後にセルロイドは使われなくなるのですが、それはまた別の話。
1890年には、イーストマンは「折り畳みカメラ」を発売します。
カメラはその構造上、光を通さない頑丈な箱である必要がありますが、折り畳み式にしてポケットに入るようにしたものです。
高価なものだったようですが、気軽に使えることからヒット商品となります。
これで「コダック」の名前が知れ渡り、1892年には社名を「イーストマン・コダック」に変更。
ところで、1897年に、有名な小説「ドラキュラ」が刊行されています。
序盤で、ドラキュラ伯爵からロンドンにある邸宅を買いたい、という依頼を受けた主人公弁護士が、ペンシルバニアに行って伯爵と話をするシーンがあります。
ここで、遠い異国の邸宅の様子を詳しく聞きたいという伯爵に、主人公が
I have taken with my kodak views of it from various points.
いろいろな場所からの眺めを、私のコダックで取って来ましたよ。
と答えるのです。
当時、「コダック」が、カメラと同じ意味で使われていたことがよくわかります。
#作者のブラム・ストーカーは新し物好きだったようで、ドラキュラの中には、当時の最新の発明が次々出てくる。
多くの人の日記を繋ぎ合わせる形で話は進行するのだけど、タイプライター(1890年頃から普及)や、蓄音機(1877年発明)で日記を記録する人々がいる。
電話機も出てくるが、これも 1890年代に普及。
「最新で科学的な世相」の中に、「中世から生きている化け物」が紛れ込む、という筋立てが当時の人には恐ろしかったのだと思うけど、今読むと全部古臭くてカッコいい。
実業家としては成功を収めたイーストマンですが、その生涯はあまり幸せそうではありません。
13歳の時に父が病死。16歳の時には、2番目の姉が病死。
イーストマンは、高校を中退して働き始め、コダック社の成功に至ります。
苦労しながら自分を育ててくれた母に孝行したい、と多くの贈り物をしたようですが、母は高価な贈り物を受け取ろうとはしなかったようです。
苦労したからこそ、子供が自分への贈り物にお金を使うよりも、自分のために使ってほしかったのかもしれません。
そして、1907年の母の死。
晩年は病気を患っており、少し動くと痛がり、車椅子生活だったようです。
結婚もしておらず、親族のいないイーストマンは、慈善活動にお金を使うようになります。
大学や病院などに多額の寄付を繰り返し、彼や、彼の母の名前を付けた施設がたくさん作られています。
1930年頃から背骨の病気を患います。立つことも歩くのも痛く、何もできない日々。
おそらくは母と同じ病気です。
そして、1932年 3月 14日に、ピストル自殺。
遺書にはただ短く、こう書かれていました。
To my Friends, My work is done. Why wait?
友へ、仕事は終わった。なぜ待つ?
待つ…何を待つ?
おそらくは、痛みを耐えながら迫りくる死を…でしょうね。
苦痛しかなく、その先に待つのが死であれば、待たずに今すぐ…ということなのでしょう。
彼は「仕事は終わった」と言葉を残しました。
確かに、十分すぎるほどの仕事を…世の中を大きく変えています。
カメラを作ったのは彼ではありませんが、カメラを誰でも使える道具にし、普及させたのは彼でした。
20世紀は「映像の世紀」「情報化時代」などと呼ばれます。
カメラは、遠い異国のニュースであっても、危険な戦争の前線の話であっても、文章よりも雄弁に情報を伝えてきました。
そして今も、情報機器…スマホなどの重要な機能として、カメラが組み込まれています。
この世の中は、ジョージ・イーストマンによって生み出されたのです。
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別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 【あきよし】 誤字指摘ありがとうございます。無粋なんかではなく、ありがたいですよ :-) できるだけ読み返して推敲もしているのですが、趣味に使う時間も限られるもので、誤字脱字・そもそもの情報の勘違いも多いです。 (2017-07-26 09:15:13)【セイ】 更新いつも楽しみにしています。無粋ではありますが誤字指摘です。「広告を中退して」→「高校を中退して」 (2017-07-13 11:28:42) |
P10ってわかりにくい商品名だな。Huawei P10。いわゆるスマートホンだ。
今まで使っていた Honor6 Plus と同じ会社の、比較的最新の上位機種に当たる。
買い替えになるのだけど、Honor6 Plus に不満があったわけではない。
Honor6 Plus を購入したのは2年近く前。妻も一緒にスマホを購入した。
妻のスマホは Zenfon2 Laser 。
購入時点でのネットでの評価は悪くなかったし、値段の割に性能が良くて当時のベストセラー機種の一つなのだけど、その後評価が落ちた機種でもある。
Pokemon Go がブームになった時に、この機種ではうまく遊べなかったから。
Zenfon2 Laser は GPS のアンテナが弱く、位置データ取得が怪しい。
どうも「GPS を ON にしてから最初の位置測定」までが時間がかかるようで、バックグラウンドで常に GPS 測定をしているとそれなりに正しい位置を測定してくれる。
でも、それだと無茶苦茶電池を食う。
Pokemon Go を快適に遊ぶための電子ガジェット「Pokemon Go Plus」も公式に対応しておらず、実際うまく接続できない。
もう1年以上前、発売したばかりで入手困難な時期に購入したにもかかわらず、1度も使えていないまま。
さらに加えて、Zenfon2 Laser はカメラ性能が低い。
「レーザー測位するから暗がりでもピント合わせが速く、良い写真が撮れる」というのが名前の由来の機種だけど、肝心のカメラが暗がりに弱く、明るくても写真写りが悪い。
そんなわけで、我慢して使っていたのだけど、半年くらい前から買い替えを検討していた。
上のような理由なので、できることなら Go Plus が動く機種がいい。
でも、これが非常に難しい。
Go Plus は、Android での動作が壊滅的だ。
動く機種もあるのだけど、動かない機種が多い。動作報告されている機種でも、動かないという報告もある。
これに対し、iPhone は安定して動く…とされていた。iOS 11 が出るまでは。
先日 iOS 11 が出てからは、動かなくなったという報告が相次いでいるのだ。
…えーとつまり、iPhone を買っても Android を買っても、Go Plus を使うのはギャンブルだということになる。
ずっと妻は悩んでいたが、本格的に「思い切って買い換えようと思う」と相談を受けたのが1か月ほど前。
調べてみると、Android なら「最近の」Huawei 系の端末は動作しやすい、とわかる。
僕が使っている Honor 6 Plus は最近の機種ではないのでダメだ。
Go Plus の動作がギャンブルなら、それ以外の観点で選ぼう。
カメラ性能にも不満があるのだから、せめてカメラが満足いきそうな機種を選んだらどうだろう。
こうやって調べていた中で、Honor 9 の発売のニュースを知った。
Honor 9 の性能を調べるうち、これが P10 の廉価版に当たる。ということも分かった。
P10 を調べると、カメラ性能が少し上で、値段も少し高い。
カメラ性能が満足できるものを買おう、と考えていたので、少し高くても P10 にすると決定。
…で、購入決定の翌日には届いたのだけど、結論から言えば Go Plus は使えなかった。
多くの動作報告があるのになぜ? と思ったが、調べると動かないという報告もあった。
さらに調べると、他の機種での報告なのだけど、「発売してすぐに買った Go Plus はつながらなかったけど、最近買ったのはつながった」という報告を発見。
つまり、Go Plus にはバージョン違いがあり、初期バージョンはとにかく接続性が悪いらしい。
じゃぁ、Go Plus 買い直せばよかったんや!
と調べてみるが、どうも生産を停止しているようだ。売っているのは転売屋ばかり。
…これはあれだな。あまりにも「不良品」というクレームが多いので、設計直すことにしたかなにかで生産停止しているんだな。
ちなみに、Go Plus は「たとえ初期不良でも修理・交換に応じない」と最初から明言して販売している、という不思議な販売方法を取っている。
多分、発売前から何らかの不良品であることを、発売側が認識していたのではないかと思う。
#解析したわけではないので正確なことは言えないが、おそらく Bluetooth の標準的な規格に沿っていない。
iPhone しか繋がらなかったのは、iPhone のバグか何かに由来した接続方法をしていて、iOS 11 になって繋がらなくなった、というのはそのバグが修正されたためではないかと思う。
Android で接続できる機種・できない機種があったのは、同じようなバグを抱えていたかどうかによるのだろう。
(Huawei は、あるころのアップデートで Go Plus が動作するようになったので、わざわざバグを再現したのかもしれない。
また、同じバグを持った機種が偶然でそれほど多いとも思わないので、どこかのチップメーカーが提供した標準デバイスドライバがバグ含みで、そのチップを使った機種を中心にバグがあった…と想像)
とりあえず仕方がないから P10 を使おう、それでも、Zenfone2 Laser よりは GPS 感度良いのだし…と決めた翌日、妻の方から提案があった。
僕が P10 を使うことにして、中古の honor 6 plus を譲ってくれないか。
僕としては最新機種を使わせてもらうのはありがたい。
特にガジェット好きではないし、honor 6 plus に不満はなかったのだけど。
妻が Go Plus を使いたい一番の理由は、手の小さな妻では、スマホを持ちながら走り回っていると、良く落としてしまうからだった。
Go Plus があれば、スマホはカバンなどの中に入れたままでゲームの操作ができる。
ここで、Go Plus が使えないまま P10 を使うと、折角の新しい端末を落としまくってしまい、もったいないことになりそうだ、という懸念。
それなら、中古機種を最初から使っていたほうが、落としたとしても気が楽だそうだ。
と、説明が長かったが、そんな経緯で急に P10 を使うことになった。
Honor 6 Plus は micro SIM だったが、P10 は nano SIM 。なので、SIM 交換が必要だった。
ちなみに、Zenfone2 Laser は micro SIM なので、妻はそのまま乗り換えられる。
新しい SIM を待ちながら、P10 に乗り換えの準備。
同じ会社の上位機種なので、使い勝手はほとんど変わらない。特に戸惑いもなく移行できた。
Huawei は、iPhone を強く意識して端末を作っている。Android としてはかなり使い勝手を改造していて、Androidに慣れた人が使うと戸惑うだろう。
しかし、iPhone から Android に乗り換える際には良い端末だと言える。
そして、この改造のついでに、普通の Android では使えない「ちょっとした機能」をたくさん搭載している。
機能が多すぎて、設定するのが大変ではあるのだけど、何も設定しなければ普通の Android と同じように動くので気にしないでもいい。
たとえば、登録されている WiFi 局がないときは、WiFi を OFF にしてしまい、時々確認のために ON にする、という機能がある。
これにより、電池の持ちをよくできる。僕は以前、この動作を Llama でプログラムしていたのだけど、P10 は OS で持っている。
例えば、画面ロック…画面が消えて、パスワードなどの認証が必要な画面に戻る際に、アプリを「閉じて」しまう機能がある。
アプリごとに ON / OFF を設定できるのだけど、使っていない時は閉じてしまえば、動作しなくなるので電池の持ちをよくできる。
僕は以前、この動作を Llama でプログラムしていたのだけど、P10 は OS で持っている。
例えば、アプリごとの通信許可。本来通信が必要ないアプリで、広告を出すためだけに通信するのを「許可しない」ことができる。
僕は以前、この動作を Llama でプログラムしていたのだけど(以下略)
まぁ、こんな調子で、今まで Llama を使って実現していた「ちょっと便利な使い方」を、ほとんど OS レベルで持ってしまっている。
とりあえず Llama は入れたのだけど、今のところ何も動作していない。
(これから使っているうちに、必要だと思ったらプログラムを組むのだけど)
まぁ、Llama は作者さんが「最近の Android では役割を終えた」と感じたようで、メンテナンスが止まったままだ。
僕としても、そろそろ使うのをやめるべきかと思っている。
全然 P10 のレポートらしいこと書いてないな…
でも、本当に honor 6 plus とあまり変わらない、という実感。
・上に挙げたように、細かな使い勝手の良さは上がっている。
・CPU が良くなったので、軽快な動作感になっている。
・指紋認証は素晴らしい。ポケットからつまみ出そうとしただけで指が触れる位置にあるので、出したときには使えるようになっている。逆に言うと電源を切ってポケットに入れるときにも起動することがある。
・カメラは、少し暗がりに強くなった。これはレンズの良さによるのだろう。でも、honor6 plus も結構カメラ性能良かったので、ライカすげー、というような感覚はない。
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別年同日の日記
15年 古くて非力なマシンをLinuxBeanで再生してみた
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |
僕は主夫を自任しているし、我が家の食事も大抵は僕が作っている。
で、子供に人気メニューだけど最近作っていなかったのが、鶏のから揚げ。
コロッケとか、フライドポテトとか、かき揚げとか、揚げ物自体はそれなりに作ってるのよ。
鶏のから揚げも、以前は作っていたし自分でも上手につくれる、と思っていた。
でも、最近作っても美味しく作れないから、作る気がしなくなっていたんだ。
美味しくない理由はわかっていて、子供たちが食べる分量が増えたから。
揚げ物を美味しく作るコツは、油から上げたときに、油の上で10秒待つことだ。
すぐに外に出してしまうと、油が冷えて固まってしまい、油っこくなる。
火にかけた油の上は結構熱いので、そこで10秒待つだけで油切りが進む。
もちろん、下に紙を敷いた皿などに置いて油切りはするのだけど、この10秒でずいぶんおいしくなる。
子供が小さい頃は、鶏肉 500g も揚げれば十分だったので、から揚げでも1つ1つ丁寧に、箸で持ったまま油切りしていた。
でも、最近は 1kg でも足りないくらい。
1つづつ油切りしていては時間がかかりすぎてしまう。のみならず、時間がたつことで肉が焦げてしまい不味くなる。
そこで、最近はすくい網ですくって 10秒待っていたのだけど、網の上で密集した唐揚げは油を保持してしまい、油切りが十分ではなくなる。
結果的に、どうやっても美味しくつくれない。
これが、最近唐揚げを作らなくなった理由だった。
でも、久しぶりに唐揚げをやろう、と思った。その日付を土曜日の夕食と決め、木曜日には肉とレモンを買って準備して置いた。
そして、金曜日の午後気づいた。
そうだ、唐揚げをやるなら、以前から買いたいと思っていたあれを買おう。
鍋の縁にセットし、油の上で保持した状態にしておける、揚げ物用の網だ。
あれって、鍋と一緒にセットで作ってある、鍋の付属品だと思っていた。
でも、うちの IH は揚げ物用の「純正専用鍋」があり、純正鍋を使っていれば自動の温度管理が使える。
(純正でなくても温度管理してくれるようだけど、保証はされない)
だから「あこがれ」はあっても買っていなかったのだけど、もしかしたらバラ売りもあるんじゃないか、とこのとき急に思ったんだ。
Amazonで探す。
やはり、ほとんどは鍋のセット品だった。だけど、数は少ないがバラ売りもあった。
鍋の大きさは大体決まっているが、鍋ごとに少しづつ違う。それが、こうした網を「セット」にしていた理由のようだ。
フリーサイズで、どんな鍋にも合う商品は、代償として多少使い勝手が落ちるようだった。
でも、ないよりずっとまし。
見つけたフリーサイズ網は2種類しかなく、20~24cm 用と、24~30cm 用。
うちの鍋を測ると、23cm だった。必然的に選べる商品は1つだけ。迷わず購入した。
土曜日の夕食に使おう、と思っていたが、土曜日の夕方6時までには届くようだ。
事前に肉は一口大に切り、味付けを良く揉みこんで置いた。
時間に余裕があったので15分ほど揉んだ。
いつでも調理を開始できる状態で待つ。6時までには届くから、それから調理しても6時半には食べられるだろう。
6時15分前に揚げ網は届いた。早速軽く洗い、鍋にセットして調理開始。
いやもう、素晴らしいの一言に尽きる。
油から出した肉を網の上に置いておく。ちょうどよいころ合いを見計らいながら1つづつ置いていくと、いっぱいになったころには、最初に置いたもの油切りが十分できている。
左手で肉に粉をつけて油に入れ、右手の箸でよいころ合いの肉を引き上げ、鍋縁の網に置く。
この作業の合間に、十分油切れできた肉を皿に移す。
#実は皿ではなく、新聞紙とキッチンペーパーを敷いたフライパン。
IH で保温しているので、移し替えてからも油切れが進む。
すくい網を使っていた時は、いっぺんにすくうために、上げる頃合いを合わせる必要があった。
当然、肉をまとめて投入し、一気にすくう。すくった後は先に書いたように 10秒ほど待つ。
いっぺんに全部はすくえず、「ぜんぶすくう」だけで 1分くらいかけ、その後まとめて投入する。
投入後は、頃合いになるまで待つしかない。
これ、実は結構時間が無駄になっている。
1つづつ頃合いを見て上げられるようになったので、少しづつ次の肉を投入できるようになった。
結果として無駄な時間が無くなり、1.2kg の肉を揚げたのだけど、いつもよりもずっと早く調理が終わった。
いつもより美味しく揚がった。
美味しいというのは、もちろん油切れが良いためでもあるけど、頃合いを適切に見極めやすいためでもある。
10秒待っている間手をそこに止めていると、その間に焦げていくものもあるし、すくい網でまとめて上げていると、すべてを適切なタイミングにはできなかったから。
美味しいので子供はパクパク食べ、1.2kg じゃ足りなかった。次は 1.5kg やろう。
そんなわけで、あこがれの揚げ網の威力は絶大だった。
もっと早く買えばよかった。
もちろんすでに使っている人も多いだろうが、まだ使っていない主夫・主婦のかたにはお勧めです。
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加湿器を購入した。
今まで使っていたのは8年近く前に購入したもの。
性能的には素晴らしかったのだけど、さすがに8年もたつと寿命だ。
買い換えることにした。
プラスチックは、水に弱い。
プラスチックと一言に言ってもいろいろな種類があるのだけど、水と化学反応すると分解してしまい、最終的にはもろくなる。
加湿器は水を扱う製品で、当然水に強いプラスチックを使用していると思われる。
でも、8年もたつと、水に浸かり続ける部分はボロボロになる。
加湿器としてはまだ使えていたのだけど、あちこちひびが入ったり破損したりしていた。
特に、水タンクのふたは、毎日の開け閉めで力がかかることもあり、4年目くらいで破損して一度パーツだけ購入した。
4年もたつとすでに古い商品であり、部品番号を特定し、発注するだけでも苦労した。
そこが再び割れていた。
もう買い替え時だろう。
余談だけど、この水タンク、「ヘロンの噴水」の応用で、古い水を回収し、廃棄するようになっていた。
加湿器は水を蒸発させるため、最後にカルキなどの不純物が濃縮された水が残る。
特に、ディスク型加湿器は構造上「空気清浄機」としても働いてしまうため、水が汚れる。
水タンクに、水の重さを利用した古い水の回収機構が付いていて、吸水時に捨てられるようになっていた。
この仕組み、面白かったのでいつか記事にしたいと思ったまま、記事にせずに捨てる。
新しい製品を選定。
8年前に選定した時とは状況も変わっているけど、大体の方針は同じ。
本体価格は多少高くても良いから、消費電力が少なく、加湿性能が高いものが欲しい。
以前の調査で、気化式、特にディスク式が良いことがわかっている。
しかし、ディスク式はメンテナンスが結構面倒で、多くのメーカーが作るのをやめてしまったようだ。
以前使っていたのは三菱電機製だった。他社に比べ、飛びぬけて消費電力比の加湿性能が高かったから。
でも、性能が高い代わりに値段も高かったし、機械自体も大きかった。
これが人気が無かったようで、三菱は加湿機自体から撤退してしまったようだ。
(三菱電機ではなく重工は作っているし、加湿器ではなく保湿器は作っている)
一応説明しておくと、加湿器には大きく分けて、加熱式・超音波式・気化式の3つがある。
▼加熱式
お湯を沸かせて蒸気を出すものだ。
石油ストーブの上に薬缶を置いておくのと同じだな。
メリットは、水が高温になるため、雑菌の心配がいらないこと。機構が簡単で本体も安いこと。
デメリットは、お湯を沸かすためにかなり消費電力が高いこと。
▼超音波式
水面付近に超音波を当てることで水滴…霧を発生させる方式だ。
メリットは、消費電力が少なく、機構が簡単で済むために本体も安いこと。
デメリットは、霧にしたからと言って気化するとは限らず、加湿器周辺が水でべちょべちょになる場合があること。
中途半端に水にエネルギーを与えるために「ぬるい」温度になり、雑菌が発生しやすいこと。
カルキや雑菌を含む水滴をまき散らすため、うまく加湿できても周囲に「白い粉」を発生させやすいこと。
デメリットばかり書いたが、現在の超音波式は、内部で紫外線殺菌するなどで少なくとも雑菌の心配はなくしている。
その反面、本体の安さというメリットも失われる。
▼気化式
単に水を含ませた布などを「乾かす」ことで加湿する方法だ。
メリットは、場合によっては電気すら使わないでよいこと。電気を使う場合でも消費電力は非常に安い。
それでいて、加湿部分の形状を工夫することで、他の方式に比べても加湿性能が高い。
(消費電力あたりの性能ではなく、絶対性能としても高い)
デメリットは、やはり雑菌が発生しやすいこと。
通常は、布などの「フィルタ」を湿らせ、ファンで強制的に空気を通すことで加湿する。
この仕組み上、フィルタは事実上「空気清浄機」として機能してしまう。
空中のカビの菌などを捉え、常に湿っているので繁殖しやすい。
ただし、超音波式と違って雑菌をまき散らすことはない。あくまでも気化した水蒸気だけが放出される。
臭いは生臭くなるので、その前にフィルタを交換するなり掃除するなりすることになる。
大抵は、フィルタ掃除は大変だ。加湿性能を高めるため、複雑な構造になっていることが多いためだ。
そもそも洗浄できず、交換式の場合もある。この場合はランニングコストがかさむ。
他にも、超音波で発生した霧に、加熱した温風を当てて気化させるハイブリッド式などもある。
でも、基本的には上の3方式。
気化式は、3方式の中で一番加湿能力の幅が広い。
お皿に水を入れて、吸水性の良い厚紙を立てておくのも「気化式」だし、以前使っていた、他に類を見ないほど加湿性能が高かった機械も「気化式」だ。
なので、この言葉は加湿性能を表さない。
消費電力の少なさは表すが、これもメーカーによりけりだ。
本体が高くても良いから、消費電力が少なく、加湿性能が高いものが欲しい…
という際には、気化式の中で、フィルタに強制送風するものが最有力候補となる。
ただ、この方式はメンテナンスは一番面倒くさい。
面倒が嫌な人は、他の方式を選んだほうがいいだろう。
気化式を作っているメーカーは以前より減ったように思う。メンテナンスの面倒さが嫌われるのかもしれない。
いろいろ調べたが、今回はパナソニック製を選ぶことにした。
今まで使っていた三菱製が、加湿性能 800ml/h 。
パナソニックのものは、加湿性能 700ml/h 。
だけど、三菱製は4万円した。パナソニック製は2万円。半額だ。
もし加湿性能が不足するようだったら、もう一台買い足そう。
使い始めて1週間ほどたつが、加湿性能に不満はない。
もっとも、まだ真冬になっていないので、空気もそれほど乾燥していない。
性能を見極めるにはこれからが本番だろう。
水タンクは以前のものほど大きくない。
というか、三菱製はタンクが大きすぎ、水を入れると重いと不評だったようだ。
フル稼働していても1日1回水を入れればよかったので、僕は好きだったのだけど。
パナソニックのものは、多分フル稼働の時期になったら1日2回給水しないといけないと思う。
まだメンテナンスは行っていないが、事前に見た限りでは、三菱のものよりメンテナンスが楽そうだ。
三菱のものは30枚程度に分離する薄いディスクを、1枚づつ手洗いする必要があった。
パナソニックのものは、人工繊維の網状のスポンジのようなもの…名状し難いが、水をうまく吸いつつ、揉み洗い等しやすそうなフィルタを洗えばよい。
洗面器に入るくらいの大きさなので、つけ置き洗いすればよいようだ。
洗っていれば10年もつ、という触れ込みなので、フィルタ交換という「追加コスト」はないと信じたい。
#そもそも、10年たつ前に本体が壊れる気がする。
何よりも、一定期間使うと、「メンテナンスしてください」と本体に促されて、分解し、再度組み立てないと動作しなくなる。
メンテナンスが難しいほど状況が悪化する前に、強制的にメンテナンスを促すわけだ。
三菱のものは、「臭くなった」などで自分で判断する必要があった。
その程度まで事態が進んでいると、洗うのも一苦労だった。
ここら辺、パナソニックは作り方がそつない。
個人的な想いだけど、パナソニック製品を買うと、少し寂しさを感じる。
パナソニック製品は優等生過ぎるのだ。
大きな減点対象はないのだけど、突出した魅力もない。
(まぁ、その「平均点の高さ」は突出した魅力なのだけど)
以前使っていた三菱の加湿器は、メンテナンスなど面倒だったけど、いろいろと良いアイディアが光る製品だった。
最初に書いたけど、汚れた水の回収システムとかよくできていた。
給水するたびに魅入ってしまう。
加湿中の動作も、水タンク越しにディスクがゆっくりと回転するのが見えるように作ってあり、美しかった。
今度のパナソニック加湿器は、手がかからずに十分な性能を発揮してくれそうだ。
非常におとなしく、部屋の風景に溶け込むようなデザイン。まるで存在していないような、空気のような存在。
実のところ、毎日使う家電製品というのは、それでいいのだと思う。
それでいいのだけど、少し寂しさを感じるのだ。
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マクドナルドの「ハッピーセット」のおもちゃに、なんと「モノポリー」が入っている。
…というか、11月頭に新聞折り込み広告で入っていたマクドナルドのクーポンで知って、興味を持っていた。
11月17日からが、ハッピーセット30周年記念の「パーティゲーム」で、1週間づつの前・後半に分かれている。
前半が、人生ゲーム・UNO・ツイスターゲーム。
後半が、黒ひげ危機一髪・トランプ・モノポリー。
えーとつまり、タカラトミーがスポンサーなわけだな。
トランプ以外の5つは、全部タカラトミーから発売されているゲームだ。
#タカラトミーもトランプは作っているけど。
もちろん、定価で3000円程度の各種ゲームを、マクドナルドのおまけにつけるわけがない。
興味を持って調べたが、どれもかなり簡略化されている。
(トランプは簡略化されていない。100円でも売っているけど)
その中で、我が家の子供が一番興味をもったのは、モノポリーだった。
そんなわけで、先日出かけた時にマクドナルドで昼ご飯を食べ、入手した。
ルールブックを読むと、かなり簡略化されていて、ただのスゴロクレベルにまで「運のゲーム」になっている。
しかしこれが、工夫次第で結構元の雰囲気を出せるようになっていた。
さて、マクドナルド版モノポリーについて書く前に、本物の「モノポリー」の概要を書いておきたい。
モノポリーは、サイコロを転がして駒を進める、スゴロク型のゲーム。
ゴールは特になく、四角い盤面をぐるぐる回り続ける。
ゲーム中には「お金」の概念があり、1周するごとに給料をもらえる。
多くのマスが「土地」になっていて、最初に土地に止まった人は、そこを購入できる。
後から土地に止まった人は、宿泊料を払わなくてはならない。
お金を払いきれずに「破産」した人は負け。
マスには、土地以外にも「鉄道」や「水道」「電気」などの社会インフラもある。
これらも、最初に止まった人が入手でき、後から来た人は料金を払う。
その他、スゴロク的な「税金を払う」とか「牢屋に入る」という指示のマスもある。
それらのマスは指示に従うこと。
「チャンス」マスのように、カードを引いて指示を決める場合もある。
「モノポリー」というのは独占の意味で、商売を独占すると料金がつり上がるようになっている。
土地なら、近隣のグループになったマスを独占する、鉄道なら、複数の鉄道会社を独占する。
または、水道と電気の社会インフラを独占する。
さらに、独占して「まとまった」土地には家やホテルを建て、宿泊費を吊り上げることができる。
小さな土地を集めて大きな建物を建て、巨額の金を動かす地上げ屋ゲーム。それがモノポリーだ。
面白いのは、プレイヤー間の交渉が自由だということ。
土地を自由に交換していい。
土地の交換がお互いの利益になれば話は早い。
破産目前の人の資産を金で買い取って「助けてあげる」のでも良い。
もちろん、独占に成功したプレイヤーは有利になる。
他のプレイヤーは、この独占を防ぐべく、もっと有利な条件で対抗しても良い。
しかし、独占を防ぐための…ただそれだけの投資は、投資する人にとってもあまりメリットがない。
無理をすれば自分が破産する。
ただの「スゴロク」だったら、運がすべてで、こんなに世界的な大ヒットゲームになっていない。
モノポリーの本質は、プレイヤー間の交渉術のぶつかり合いだ。
…と、モノポリーについて書いたところで、マクドナルド版の相違点を。
まず、マスの数が違う。
本物は、四角いボードの1辺が10マスになっている。
マクドナルド版は6マスだ。
これに伴い「グループとなる土地」が、3つ1組から、2つ1組に減っている。
これだけを見ると、独占しやすくなっている。
また、本物にあった鉄道や水道・電気などのインフラマスは、マクドナルド版では無くなっている。
「チャンス」のマスは残っているが、チャンスカードは無くなり、サイコロを転がして起こることを決める。
まぁ、おまけとして作るために縮小しているのだから、この程度の違いは問題ないだろう。
本物ではサイコロを2つ転がして、進む数を決めていた。
7が一番出やすい、という「期待値」があるため、他のプレイヤーが止まるマスを予想して家を建てる、というような戦略性があった。
マクドナルド版は、サイコロ1個だ。運の勝負。
そして、最大の違いなのだが、マクドナルド版は、ルールブックによれば「交渉」が存在しない。
独占するには、偶然にも並んだマスに同じ人が最初に入る必要がある。
そもそも、土地を独占しても「止まった時の支払いが2倍」というだけで、家を建てたりできない。
だから、戦略の立てようもない。
…そんなわけで、本物とマクドナルド版の違いは「本物は知略を競うゲームだったが、マクドナルド版は運のみのスゴロクになった」ということになる。
まぁ、ハッピーセットのターゲット年齢層は未就学児童~小学校低学年なので、戦略性なんかない方が楽しめるだろう。
でも、これは「ルールブック上は」というだけの話だ。なにも、ルールに従うだけが遊び方ではない。
ゲームのルールなんて言うのは、遊ぶ人の合意が形成できれば自由に変えていいものだ。
まず、交渉して土地を売却しても良いことにしよう。
売却は、なにもお金だけで行うのではない。土地同士の交換でもいいし、安い土地2つと高い土地1つ、でもいい。
これだけでもずっと「モノポリー」らしくなる。
続いて、家を建てられることにしよう。
本物では、土地の所有は「権利書」カードを持つことで示される。
しかし、マクドナルド版は、プレイヤーの「チップ」を土地に置くことで示す。
土地は全部で16カ所しかないのだけど、チップは各プレイヤー12枚、全部で48枚ある。
「チップの追加」で家の建設を意味することにしよう。
建設は、独占した土地のグループでしか行えない。
その土地に書かれた金額の2倍を払うことでチップを追加でき、チップが2個付いた土地に止まったプレイヤーは、土地の4倍の金額を支払う。
#独占時点で支払額は2倍になっている。チップが2枚になったことで、さらに2倍する。
チップの追加が「土地の金額の2倍」なのも、その時点での支払額で追加可能、という意味合い。
家の建設…つまり、チップの追加は1枚を限度とする。
4人で遊んでいれば、各プレイヤーのチップで足りるだろう。
3人以下の場合は、使っていないプレイヤーチップを使ってもいい。
参加してないプレイヤーのチップなので、土地が誰のものであるかは一目瞭然だ。
土地を人に売るときは、家はなくした更地の状態に戻すこと。
家は「土地に書かれた金額」で売れることにする。購入価格の半額だ。
#独占している場合、グループの土地全体を更地にしないと土地は売れない。
こうすると、マクドナルド版公式ルールよりも、多くの金が動くようになる。
スタート時の支給額を+5くらいしておくといい。
実際これで遊んでみると、大金が飛び交う激しいゲーム展開になった。
サイコロに期待値がないので、「予想して狙う」ようなことはできないのだけど、ただのスゴロクよりは楽しめる。
#マス目が少ないので、サイコロを2個に増やすと破綻する。
2d4 とかならいいかもしれないけど、試してない。
1つ処理に困った部分がある。
マクドナルド版にしかないのだけど、「チャンス」マスで、「ドナルドパーティ」マスに進む、という指示があるのだ。
ルールブックには、この指示が出た場合は、ただ進むだけではなく、そのマスを無条件に奪い取って自分のものにできる、となっている。
しかし、独占すると家を建てられる、というルールを導入すると「無条件で奪い取れる」のが相性が悪い。
というか、交渉すら存在しなかった公式では、唯一の「他人のマスを奪える」チャンスだったのだけど、交渉して苦労して手に入れたものを無条件で取られたら…と考えると、ゲームが破綻する可能性がある。
モノポリーでは、土地を持っていない人間はジリ貧なのがわかっているので、「土地を奪える」は起死回生のチャンスだ。
このチャンスは残っていたほうが面白いように思う。
その一方で、これがあるとルールの整合性が取れなくなる。
独占して家を建てたのに、土地が奪われて独占ではなくなる、などのおかしな状況が生じるからだ。
また、交渉ありのルールだと、「奪い取られるかもしれないマス」というのは価値が低くなり、使いづらい。
そこで、このようなルールではどうだろう。
(まだテストプレイしていないが)
・「ドナルドパーティ」マスに進む、というチャンス指示が出た場合、「好きなマスに進む」ことができる、と読み替える。
・進んだマスが独占「されていない」場合、そのマスの金額を支払うことで、マスを入手する。
すでに所有者がいれば、所有者に金を払う。所有者がいなければ、銀行に金を払う。
・進んだマスが「独占」されていた場合、マスの所有者は、土地を奪われないが、土地相応の金額を奪われる。
独占だけなら土地に書かれたマスの2倍、家が建っているなら4倍の金額となる。
・進む際に、時計回りで「GO!」マスを通過する際は、通常通りお金2を銀行からもらえる。
これなら、特定の土地が「奪われるかもしれない不利な土地」ということはなくなる。
お金が全くない時は独占された土地に進むことで「買取らないといけない」という理不尽も起きないだろう。
独占された土地が無い場合も、GO! のすぐ後の金額1の土地を選べば、直前にお金が2入るので破産することもない。
マクドナルド版の公式ルールと比べると、かなり複雑化している。
それでも、土地を抵当に入れて借金、とかがある本物に比べると、かなり簡略化されたゲームだ。
未就学児童には難しいかもしれないけど、小学校低学年なら遊べると思う。
(うちの小2の次女と遊べた)
一度は公式ルールで遊んでみて、慣れた頃に「上級編」ルールとして取り入れてみてください。
公開後すぐに追記
「モノポリージュニア」という製品があるのだそうです。知りませんでした。
子供向けに簡略化したもので、
・サイコロは1個
・マスの数が少ない
・交渉が存在しない
などが特徴だそうで。
マクドナルド版は、この「ジュニア」を元に、さらに簡略化したものだったようです。
別年同日の日記
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昨日に続き電話関連の話。
中学1年の長男に、先日塾の模試を勧めてみた。
近所の学習塾が、無料で模試を行っていたのね。
チェーン店なので、県下の1万人以上が同じ試験を受け、学力がわかる。
結果はまだ出てないのでそのことは良いのだけど、このときに「子供との連絡手段欲しいな」と、ちょっと思った。
初めて、子供だけで夜外出させて、車で迎えに行ったので。
まずは、0sim を申し込んでみる。
ゼロシム。月額料金無料、500MByte までは利用料無料の、データ専用 SIM だ。
500M を超えると、100Mごとに100円かかる。時々子供と連絡するだけなら、500Mに収まるだろう。
データ専用だけど、IP電話を使えば通話もできる。
そして、LINE を使えば、相手が限定されるが音声通話でも無料だ。
ちなみに、昔は LINE は SMS が使えないと ID 作れない、と言われた。
今は Facebook アカウントがあれば ID を作れる。データ専用 SIM でも大丈夫。
問題は、これを入れるスマホだな…
昔使っていたLumix Phoneをガラクタ箱の奥深くから発掘。
古いけど、通話するくらいなら問題ないだろう。
ところが…だ。
LumixPhone 、ずっとほったらかしだったので、過放電でバッテリーがダメになっているっぽい。
最初は、1日充電しても5分動作するのがやっとだった。
ただ、過放電で悪くなったバッテリーは、しばらく使っているうちに「ある程度」回復する、と聞いたことがある。
繰り返してみても、30分くらいが限度。
ネットで調べると「冷凍庫に一晩入れ、半日かけてゆっくり解凍するとよくなる」という情報が。
一体何がどういう原理で。オカルトだと思いながら試す。
なんと、4時間くらい動くようになった。
これは、機内モードにして無駄な電力を消費させない状態の話。
ゼロシム自体は、入れて動作させてみたら問題なく動く。
ただし、セルスタンバイ問題が出る。
データ専用 SIM を入れられたスマホが「音声通話回線が見つからない」と思って、一生懸命探し続けて電力を無駄に消費する現象。
ただ、「セルスタンバイ状態」と表示はされているのだけど、この状態でもやっぱり稼働時間が4時間くらい。
「音声が見つからないよー」とは言っているが、それで無駄あがきはしない、ということか。
試しに LINE アカウントも作り、通信できるようになった。
あとは、動作時間さえどうにかなればなぁ。
…まぁ、本命は妻のスマホの買い替え待ちか。
現在、僕が以前使っていたスマホと併せ、妻は2台持ちで生活している。
新しい機種を買ってみたのだけど、
「スマホ初心者だったので、Android スマホがメーカーごとにかなり使い勝手が違うのを知らなかった」
のが主な原因で、使わずに僕に譲ったのだ。
でも、そろそろ機種差に慣れてきて、本当に欲しい機能が何かまとまってきているようだ。
譲れない機能、諦められる機能などが見えてくれば、適切な1台を買える。
そしたら、少し古い機種が2台余るので、そこにゼロシムを入れればいいだろう。
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Huawei のスマートホン、P10 plus を購入した。
…いやいや、2ヵ月前に、その下位機種の P10 を購入したばかりだろ。
もう買い替えたのか、って思われるかもしれない。
元々、P10 を欲しかったのは妻なのだ。
購入したのだけど、思ったのと違った。それで僕が使うことになった。
「思ったのと違った」のは、主にユーザーインターフェイス部分。
Android で、ランチャとかホームとか言われる、システム標準で付属している、一番操作の中心となる部分だ。
それまで ASUS の ZenFone2 Laser を使っていた。
ASUS では ZenUI というランチャを使用している。
Android には、iOS の通知機能である「バッヂ表示」は存在しない。
でも、ZenUI では謎テクノロジーによって、バッヂ表示を行う。
これに対し、Huawei では HuaweiHome というランチャを使っている。
バッヂ表示は「一部ソフトのみ」対応していて、「一部ソフト」の多くが、Huawei 製のアプリだった。
これが、バッヂ表示はするけれど、アプリとしての出来はそれほど良くない。
いや、出来が悪いわけではないけど、可もなく不可もなく。
探せば無料でもっといいのがあるよ、という感じの出来栄え。
一度は P10 は肌に合わない、と僕に譲り、代わりに僕がそれまで使っていた Huawei Honor6 plus を使い始めた。
でも、その後 HuaweiHome の癖にも多少慣れてきた。
何よりも、Android はランチャを好きなものに交換できる。
無料の「Atom Launcher」が結構望みの操作感を実現してくれる、ということも分かった。
#先にバッヂ表示を「謎テクノロジー」と書いたが、iPhone にあるものを Android で実現すべく、いくつかのホームアプリが「独自の」バッヂ表示 API を作り出していた。
独自規格が乱立したわけだが、今はそのすべてに対応したホームアプリなどが作られている。
HuaweiHomeが「一部ソフトのみ対応」だったのも、一部 APIにのみ対応していただけの話。
じゃぁ、ユーザーインターフェイスの問題が無くなったところで、再び新機種を選定しよう。
妻は小柄なので 5.5inch の Honor6 Plus は持ちにくい。
5.0inch の Zenfone2 Laser は持ちやすい。
ちなみに、5.1inch の P10 も、問題なく持てる。
Zenfone2 Laser の不満点は、カメラ性能が悪いこと。カメラ性能は欲しい。
Pokemon GO とかポケ森とか、結構ゲームも好きなので、それなりの処理能力も欲しい。
…というわけで探すと、やっぱり P10 になってしまう。
P10 、コストパフォーマンス高いんだよね。だから以前も選んだのだけど。
じゃぁ、やっぱり P10 は妻が使うことにして、僕は新しい機械を買おう、ということになった。
Honor6 plus に不満はなかったのだけど、SIM サイズが違うので、今更戻れない。
それに今は、Honor6 plus を「空き」の状態にしたいんだ。
じゃぁ、P10 の廉価版であり、Honor6 plus の後継機である、Honor9 にしようかな…と思って調べる。
えーと、一応書いておけば、Honor9 と P10 は、処理性能などはほぼ同じだ。
違うのはカメラとディスプレイで、P10はカメラにいいレンズを使っているため、集光しやすい。つまりは暗い時に強い。
また、レンズ部分に光学手振れ補正が入っているので、揺れに強い。
でも、Honor9 のカメラが貧弱なわけではない。
もともと、レンズなんて気にしないでも十分高性能なのだ。
今では iPhone もダブルレンズだけど、もともとは Honor6 plus が導入した技術だ。
それをさらに進化させたものが、Honor9 と P10 に搭載されていて、レンズ以外は同じもの。
Honor9 だって、スマホとしてはかなり高いレベルのカメラで、P10 はそれをさらに良くしたもの。
ディスプレイは、Honor9 のほうがわずかに大きい。P10 が 5.1inch で、Honor9 は 5.15inch だ。
ちなみに、大きくなったがドット数は同じ。つまり、ここは「大きい方が微細加工が楽になるから安い」部分と思われる。
とにかく、技術的には P10 と一緒だけど、「多少安い部品つかってもいいんじゃないかな」って部分で安くしたのが、Honor9。
海外では、P10 の半額くらいで Honor9 を販売しているようなのだけど…
買うつもりで調べてみると、妙に高い。
honor9 は販売ルートが限られている。あまり Huawei 名を出さない「OEM」に近い販売ルートを取るためだ。
そして、値段は税抜き 53,800円で横並び。税込みだと 58,104円。
もちろん、SIM 契約付き1年縛り、とかで値引きしているところは多いけど、今欲しいのはそういうものではない。
これに対し、「上記機種」にあたる P10 は、販売ルートが自由なので値引き競争がある。
価格.com で安い店を調査すると、税込みで 54,400円の店が並んでいる。
…廉価機種のほうが高い、という逆転現象が起きているんだ。
#…と、購入検討時には思っていた。
今日記にするために再度調べたら、OCN 販売の SIM 付き Honor9 は、税込み 49,464円なのだけど、この SIM は契約する必要はないそうだ。
とはいえ、「上位機種」である P10 との差額は5千円程度。わざわざ選ぶかは微妙な値段だ。
P10 をもう一台買って、妻には新しい方を渡そうか…とも思った。
そうすれば、僕は「引っ越し」の必要がなくなるので楽だ。
でも、思い立って P10 の上位機種である「P10 plus」の値段を調べてみる。
58,782円。上位機種と言っても、P10 と5千円も違わない。というか、廉価機種であるはずの Honor9 と600円しか違わない。
何よりも、P10 plus の最安値を Amazon が付けているので、頼めばすぐ届く安心感がある。
P10 plus は、P10 よりもさらに良いレンズを使っている。
また、ディスプレイは 5.5inch になり、表示ドット数も増えている。
その分本体は大きくなるが、大きくなった分バッテリー容量も増えている。
もっとも、画面が大きくなって画素数が増えたのは、デメリットの可能性もある。
処理能力は変わらないのだから、画素数が増えた分だけ描画速度が遅くなるだろうし、電力食いにもなるだろう。
ディスプレイが大きくなった分バックライトも電力食いだろうし、バッテリー容量増加は相殺されるかもしれない。
でも、僕としては Honor6 plus で 5.5inch を使っていたので、このディスプレイが魅力的に見える。
というわけで、P10 plus を購入することに決めた。
前回、13日の日記で「妻のスマホ買い替え待ち」という話を書いたのだけど、それから新機種の選定を始め、注文したのが14日。
15日には P10 plus が届いたので乗り換え作業。
Huawei 機種は、Android / iOS からの「乗り換えツール」が準備されている。
これを使うと、できるだけ同じアプリを入れてくれ、可能ならデータや設定も引っ越してくれる。
そんなわけで、開封して1時間後には乗り換えが完了。
実際には使っていて多少のトラブルはあったのだけど、見た目の上では画面が広くなっただけの上位機種に、ほぼそのまま環境移行できた。
「気づいたら成長して画面が大きくなってました」というくらい、乗り換えの違和感がない。
多少のトラブルというのは、Amazon Prime Video がデータ不整合でもあったのか使えなかったことくらい。
データ消去して、再ログインしたら何も問題なく使えるようになった。
15日の夜には妻にファクトリーリセットした P10 を渡し、16日中に妻も移行作業。
こちらはいろいろ実験していたこともあり、移行ツールを使わずいくつかのアプリを再インストールしただけ。
SIM サイズが変わるのだけど、その申し込みは後にして、とりあえず2台持ちしていた Zenfone2 Laser に電話機能を戻す。
16日の夜には Honor6 plus が空いたので、ファクトリーリセット。
先日契約したゼロSIM を入れ、新規に子供用アカウントを作り、子供の連絡用に仕立て上げる。
なぜこんな突貫作業をしたかというと、17日に家族で出かける用事があったから。
また、18日から長男が塾に体験入学してみることになっていたから。
どちらかというと、大事なのは塾。
僕や妻が中学の頃は、塾は夜9時には終わっていたものなのだけど、今の塾は10時近くまであるのね。
その時間に子供を一人で帰らせるのは危険なので、車で迎えに行くことにしても、連絡手段が欲しい。
で、その前日に家族で出かけるのだから、そこで練習できるといいだろう、というつもりで突貫で仕上げたのだ。
そのお出かけの話は、この後の日記に…
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WEBページの検索順位をあげる方法(2/2)【日記 18/10/06】
別年同日の日記
15年 CentOS5+Xen3 から CentOS6+Xen4 への引っ越し
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先日 IP 電話を導入したら、すぐに無言電話がかかってきた。
無言なので電話を切ると、すぐにまた掛かってくる。
もしかして、機器の設定を間違えて音声がうまく通じていないのか、と思ったが、自分で確認したら大丈夫。
そもそも、新しい会社電話番号は税理士さんにしか伝えていない。
(この年末調整で、税務署に伝えてもらうためだ)
税理士さんが確認のために電話をくれたのかな、と思ったが、それにしてもしつこい。
10回もかけ続ける、なんて人間が相手ではありえないだろう。
とりあえず、IP電話の機器から電話機のケーブルを引き抜く。
どうせまだほとんど誰も電話番号を知らないのだ。電話がつながってなくても構わない。
忙しくてそのまま数日。
やっと設定を見直す。
ネットで情報を探すと、SIP SPAM とか、 SPIT (SPAM over Internet Telephony)とかいうらしい。
IP 電話に対して、だれかれ構わず電話をかける、SPAM。
もっとも「SPAM」というのは語弊のある部分で、実際には宣伝などの通話をしたいわけではない。
電話機のポートが開いていないかを確認していて、ポートが開いているなら攻撃を試みるのだ。
ネットで対策方法を調査し、機器設定で、一か所ボタンを Yes にするだけで、簡単に対処できるとわかった。
でも、その設定の「意味」を知っておかないと気持ち悪い。
そんなに簡単な対処なら、なぜわざわざ変更可能にしてあり、初期状態が No なのか。
何か副作用があるのではないか。
そんなわけで、VoIP 電話機がどうやって動作しているのか、改めて確認したので、まとめておこう。
ちなみに、同じような「無言電話」に困っている人のために、先に対処を書いておこう。
僕は Grandstream の HT701 を使っている。
設定の FXS PORT というタブに、Authenticate incoming INVITE という項目がある。
初期状態は No なので、 Yes にすればよい。これだけで SIP SPAM による無言電話が無くなる。
他の機器でも、INVITE 、Authenticate あたりをキーワードに設定を探すと見つかると思う。
(日本語では INVITE 認証、と訳されることが多いようだ)
設定の意味を理解するためには、VoIP の概要を知る必要がある。
VoIP は、単純に言えば、アナログ音声をデジタルサンプリングして、パケット化して相手と相互通信する技術だ。
これ自体はそれほど難しいことではない。
問題は「相手」ってなぁに? ってことだ。
インターネットを使うのだから相手は IP アドレスで指定しないといけないが、電話なので電話番号で指定したい。
そこで、VoIP 電話を提供する会社が SIP サーバーというものを用意する。
契約したユーザーには、ID とパスワードを発行する。
電話番号は、この ID と紐づいている。
通信機器は、まず SIP サーバーに接続し、パスワードで認証を行う。
これが成功すれば、ID に対して、接続してきた IP アドレスを記録できる。
先に書いたように ID と電話番号は紐づいているので、IPアドレスと電話番号も紐づけられることになる。
電話をかけたい人は、SIP サーバーに接続して、電話番号を伝える。
すると、SIP サーバーはその電話番号相手の IP アドレスに接続し、「INVITE」(呼び出し)と伝える。
VoIP 通信機器は、INVITE を受信すると、電話を鳴らす。
電話を取った場合、サーバーは発信者の IP アドレスを教え、以降はサーバーを仲介しない直接通信となる。
SIP SPAM は、SIP サーバーでない第三者が、ランダムな IP アドレスに対して INVITE メッセージを送ることで起きている。
INVITE が受け付けられれば、そこに VoIP 通信機器があることがわかる。
PC やサーバーの存在を確認しても、そうした機器は注意を払ってセキュリティを固めてあることが多い。
それに対し、VoIP 通信機器のようなものは、セキュリティに注意を払われにくい。
悪意のある人間としては、乗っ取りやすいありがたい機器だ。
これを知りたいから、SIP SPAM が行われる。
余談になるが、外部ネットワークから参照可能で、設置したらそのままほったらかしの機器は同様の問題を抱える。
Webカメラやルーター、NAS や HDDレコーダーなど。
対策は、常に最新のファームウェアを入れるように気をつけること。
また、脆弱性が見つかったらすぐにファームウェアを更新してくれる、信頼ある会社の製品を使うこと。
VoIP 機器の場合、SIP SPAM で「無言電話」にならない対策をしても、上記問題は解決しない。
やはりファームウェアの更新に気を付けること。
さて、当初の SIP はこのような「悪意」を想定しないで設計されてしまった (RFC 2543)。
しかし、このような攻撃方法が認識された時点で、追加の RFC で対策が立てられた (RFC 4474)。
サーバーは、ユーザー認証のためのパスワードを知っている。
ユーザーも当然自分のパスワードを知っている。
でも、攻撃者はこのパスワードを知らない。
そこで、INVITE メッセージを送る際に、パスワードやそのほかの情報を使って計算した値を一緒に伝える。
両者で計算が合えば「正当な」INVITE メッセージ、それ以外は SPAM だ。
ここで、SPAM かどうかを判断するのは、受け付ける VoIP 機器側だ。
SIP サーバーが数値を伝えてきたとしても、受け取る VoIP 機器側で無視しても何ら問題はない。
(SPAM は無言電話となる)
また、後から追加された RFC なので、SIP サーバーが対応していない場合もあり得る。
この場合は、VoIP 機器側では比較すべき数値が渡されないため、正当な INVITE も、 SPAM と判断せざるを得なくなる。
(一切着信しなくなる)
前者はイライラするだけだが、後者は電話として致命的だ。
そのため、機器の初期設定としては、この機能を使用しない状態になっている。
SPAM に困って「使用する」に設定した場合は、自分で電話をかけて、着信できることを確かめたほうが良いだろう。
正常に着信すれば、SIP サーバーもこの機能に対応しており、他の副作用は生じない。
というわけで、設定変更一つで問題は解決した。
これで、着信待ちだけなら無料の電話回線が一つ用意できた。
以前書いたけど、僕に用事がある人は僕の携帯やメールに連絡をよこすため、多分使わない。
「会社電話番号」を知りたがるお役所のために用意しているだけだ。
その役所も電話をかけてくることは、まずない。
使わないからこそ、無料になるのはありがたい。
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数日前に、Amazon PrimeDay …年に一度の Amazon の安売り日があった。
まぁ、これに関してはいろいろなところで、いろいろ言われている。
安売りと言いながら実は高くなっているものもあったり、良く調べないで気軽に買うと却って損をする。
以前から欲しかったもので、もし安くなていたら買おうかな、くらいのつもりでチェックはしていた。
数量限定のものでは、例えば UPS (無停電電源装置)がすでに耐用年数を過ぎているので買いたい、と思っていたのだが、あっという間に売り切れた。
買えなかったものはそれで構わない。
で、テレビをそろそろ買い換えたい、と以前から思っていたんだ。
我が家の液晶テレビ、12年前の 2006年に購入したものだ。
地デジ完全移行が 2011年夏のこと。
その5年も前は、地デジ対応液晶テレビは高かった。
高かったがゆえに「もったいない」気がして使い続けていた。
でも、そろそろ限界。
しばらく前から、液晶の端の方が色がおかしくなっているのだ。困らない程度だけど、老朽化は事実。
最近任天堂 Switch でよく遊んでいるが、画面の端まで表示されない。
…これは、映像ポジションのセッティングを変えれば表示されるが、電源を入れなおすと必ずオーバースキャン(ブラウン管テレビのように、画面端を表示しない)モードに戻ってしまう。
近年のゲームは画面端まで表示されることが前提に作られているので、いちいち面倒くさい。
その Swicth は HDMI 接続だが、テレビには HDMI ポートが1つしかついていない。
他に、HDD レコーダーと Amazon Fire Stick も頻繁に使っている。HDMI 切り替え器を使っているのだな。
さらに、Chromecast やミニファミコン、ミニスーファミ、家庭用ビデオカメラ、PCのミラーリングなど、HDMI を使いたいことは多々ある。
結果、HDMI 切り替え器を2段構成にして、無理やりいろんな入力ソースに対応することになっている。
今まで 32型を使っていたので、同じサイズでいいだろう、と考えた。
ちなみに、今までもフルハイビジョンではないし、今も 32型だとフルハイビジョンはあまりないようだ。
なによりも HDMI ポートがたくさんついているものが欲しかった。
中国製の製品に4つついているものがあったが、あまり評判がよくないようなので見送った。
他は、大抵2つしかついていない。でも、2つあれば今よりマシだ。
今まではシャープの AQUOS だった。12年前だと液晶と言えばシャープだった。
でも、今は大型液晶では相変わらず強いが、32型程度だと特に優れてはいないようだ。
いろいろ迷って、Panasonic VIERA にした。
以前も書いたが、昔は Pana にしたら負け、くらいに思っていた。そつがなさ過ぎてつまらないのだ。
だけど、実際よくできている。個人的な趣味で使うなら面白い特徴を持つ機種もいいのだが、子供も使うと考えるとそつがない性能のほうがいい。
Prime Day のセールで、3万2千円で買えた。
昨年のモデルの型落ちだけど、相場より5~6千円安いようだ。
で、本日届いて先ほどセッティング。
まず、届いた箱を持って軽いのに驚いた。12年前のテレビは、腰を入れて持たないと持ちあがらない程度の重さはある。
届いたテレビは、子供でも持ち上げられる軽さだった。
バックパネルが冷陰極管ではなく、LED になったのが大きいのだろうね。
軽いだけでなく、薄く、小さくなっている。
画像は鮮やかだ。色合いがはっきり出る。
一方で、音は悪くなった。
テレビ自体を小さくするために、スピーカーが背面についていて、後ろ向きに音を出す。
壁に反射した音を聞くことになるが、あまり良い音ではない。
知らなかったのだけど、これ今のテレビに共通の悩みなのね。
大型画面を少しでも小さい本体で、となると、スピーカーは背面につけるしかない。
12年前の状況で取り残されていたので、浦島太郎でした。
しばらく使ってみて、どうしてもだめなら外付けスピーカーを検討しよう。
とりあえず、接続構成は今までの環境のまま。
つまり、HDMI ポートは1つしか使っていない。今後、接続を見直しながら使いやすいように分散するつもり。
家に余っている USB ハードディスクがあるのだけど、接続したら裏番組録画ができるはず。
すでに HDD レコーダーがあるし、それすらも最近はあまり見ないのだけど、後で実験くらいしてみよう。
#子供たちもゲームを遊ぶようになって、テレビの使用時間のほとんどがゲーム。
子供が寝た後は妻が遊んでいる。
食事時などは、Fire Stick で子供が好きそうなアニメ見てる。
録画とはいえ、テレビ番組を見るのは本当に少しだけ。
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13年使っていた FAX電話機が壊れた。
自営業をやっていると FAX が必要なことがあり、以前は年に2~3回使っていたと思う。
でも、ここしばらくは使っていなかった。
1カ月ほど前、お役所に書類を送るのに「FAXで」と言われて使用した。
その時はちゃんと動いた。
2週間ほど前、レンタカーを借りたいと思い、そのレンタカー屋さんが FAX 問い合わせが前提になっていたので使おうとしたら、壊れていた。
紙送りのギアが壊れたようで、紙を読み込んでくれないのだ。
これに関しては、メール問い合わせもできたので問題はなかった。
(メールは FAX よりも返事が遅い、とWEBページに明記されたいたので FAX を使おうとしたのだった)
FAX 機能は壊れたけど、電話としてはまだ十分使えるから…
と思っていたら、1週間ほど前に、コードレスの子機をつかおうとした時に即座に「充電してください」という表示がでて使えなかった。
どうやら電池寿命らしい。
親機の物理的なギア故障と、子機の電池寿命がほぼ同時に来るという、素晴らしい製品耐久性設定。
こうなると、さすがに買い替えざるを得ない。
13年前に比べ、FAX の使用回数は減っている。
今回はたまたま連続して使おうとしたのだけど、通常は2年に1回というところか。
コンビニでも FAX は送れるし、もう FAX つきでなくて良いだろう。
それよりも、今まで使っていた電話は、親機側の受話器がコード付きだった。
これが結構不便で、親機側もコードレスにしたい。
調べたら、Amazon で1万円未満で買える機種があったので、購入。
今時固定電話を使う人も少ないので、電話機は簡素化し、設置面積が小さくなる傾向にあるように思う。
我が家は仕事用・家庭用で、2台の固定電話がある。
と言っても、片方は IP 電話で、もう片方は光でんわ…これも広義の IP 電話なのだけど。
今まで使っていた FAX だって、FAX としては小さめの機種だった。
でも、それをどけたら、2台の電話を置いてもまだ余るスペースが生まれた。
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今年末までをめどに、スズキ・ソリオかダイハツ・トールを買おうと思ってカタログをもらいに行った。
しかし、3日後に、スズキ・イグニスの購入契約書にサインしていた。
展開が早すぎて自分でも驚いているのだけど、事の経緯を記録しておこう。
車購入から 10年目を過ぎたころから、何となく次の車を考えていた。
しかし、我が家はあまりにも特殊だ。
家に入るための道幅が 1.8m しかなく、しかも途中でほぼ直角に曲がっている。
幅が狭く、旋回性能が高い車でないと入れない。
そういう車は、普通に考えれば軽乗用車になるのだが、我が家は5人家族。
法的に4人までしか乗れない軽ではだめだ。
今まで乗っていた、スズキ・エブリィランディは、2001年登録の車だ。
軽乗用車のエブリィに、普通乗用車のエンジンを積み、普通乗用車扱いとして7人乗りにしたもの。
一応、エンジンのパワーに耐えるようにボディは設計しなおされているのだが、サイズなどは本当に軽のままだった。
当時はダイハツもライバルとしてアトレー7を作っていたのだが、この路線は売り上げが悪かったようで、両社とも現在は後継となる車種を作っていない。
車自体が 10年車検の時と、中古で我が家が購入してから 10年目の時に買い替えを検討した。
しかし、同じような車を探しても見当たらない。この時はそのままあきらめた。
その次の車検…前回の車検だが、少し捜索範囲を広げた。
エブリィランディほどの小ささはなくてもよいから、我が家に入れる車で、家族5人+ゲスト1名くらいは乗れる車はないか。
これも、なかった。
しかし、そのころ新しく出た4代目スズキ・ソリオなら、5人乗りで家に入れるのではないか、という希望は見えた。
エブリィランディより、横幅も、長さも、回転半径も大きくなっているのだけど、それでも一番小さな普通車だった。
何よりも、オプションで「全方位カメラ」がつけられる。鳥瞰視点で車の周囲の状況を把握できる機能。
これなら、狭い道でも的確なハンドル操作ができるかもしれない。
しかし、このころ仕事がうまくいっておらず、新車を買う資金はなかった。
「新しく出た」ばかりなので、中古も当然ない。
#厳密にいえばすでに中古はあったが、新車並みに高い。
この時は、もう一度車検を通し、次までには買い替え、という選択をした。
そして今回。
次回車検まであと半年ですよ、という手紙がディーラーからきて、再び検討を開始したのが8月頭。
2年の間に状況が変わっていた。
ソリオは大人気で、ライバルのダイハツも類似の車を作っていた。
ダイハツ・トール。トヨタに OEM 供給され、ルーミー、タンクという名前でも売られる。
さらに、スバルからもジャスティという名前で売られる。
この販売網で、月間販売台数では、あっという間にソリオを上回っていた。
WEB などで情報を調べると、なるほど、非常に上手にコピーしているようだ。
ソリオの良い工夫は素直に取り入れ、さらにダイハツなりの別回答を用意している。
一方で、開発期間の短さから追随しきれていない部分もある。
しかし、トールはまだ新車。
2年前のソリオと同じ状況で、値段が高い。
一方で、2年の間にソリオの中古は出回り始めていた。
これなら買い換えられるか…
というところで、仕事の決算がまとまった。
決算は赤字ではあるのだが、単年度黒字にはなっている。今後の見通しも悪くない。
よし、中古にこだわらず、新車購入も視野に入ってきた。
ということで、本格的に調査しよう、と考え、今月頭に「大きな買い物もするかも」と書いた。
検討を始めたばかりだったので「まだ『どうしよっかなー』って考えているくらいのレベル」とも。
車検は来年2月なので、今年いっぱい悩んでもいいかな、という心づもりだった。
とりあえず、いつも買い物をするスーパーの近くにトヨタのお店があったので、タンクのカタログをもらってきた。
WEB で十分調べていたのだけど、紙のカタログで見ないと気付かないこともある。
これは、ソリオのカタログも欲しいな。
実は8月中から何度かもらおうとは思っていたのだ。
でも、スズキのお店の定休日と、僕の仕事に余裕がある曜日が同じなのだ。
これで1か月近くもらいそびれていた。
土日は子供が家にいるので外出しずらい。
かといって、全員を連れてカタログをもらいに行く、というのも厄介だ。
土曜日の午前中、昼までには帰るからと子供を留守番させてカタログをもらいに行くことにした。
車検などでいつもなじみのディーラーさん。
カタログだけもらいに来ました、と断ってカタログ棚に向かう。
この時は、いつも僕を担当している人はいなかったようで、店内にいた別の人が近くに来た。
迷わずソリオのカタログを取り、「アクセサリーカタログもありますか?」と聞いたら、奥から持ってきてくれた。
そして、ソリオしか取らなかったことを見てか、「具体的に購入をご検討中ですか?」と聞かれる。
ここでうかつな答えをすると、セールストークに巻き込まれそうだ。
まだ先の話なのですが、次の車検までには買おうかと思って、他社も含めて検討中です、と答える。
幸い、セールストークは始まらなかったのだけど、別の質問が来た。
今日来たのは、新聞折り込み広告などをご覧になったのでしょうか?
え、そんな広告入ってなかった、と言ったら、大手2紙にしか入れてないという。うちは別の新聞だ。
ちょうど9月が決算月なので、今月の購入なら大幅値引きもできる、という。
次の決算月は3月。それだと、車検に間に合わない。
セールストークに乗ってみることにした。
わが家が特殊状況で、自分で判断する限りソリオと、ライバル社のトール以外入れない、という説明をする。
対応してくれた販売員の見立ても同じだった。車幅で言えば、この2車種が普通乗用車で一番狭い。
ただし、トールはソリオより横幅が広く、回転半径が小さい。
ほかの条件も勘案してソリオが本命なのだが、状況次第ではトールに決めるかもしれない、とも断っておく。
ちょうど実車があるというので、見せてもらう。
トールのカタログに書いてあり「いいなぁ」と思っていた装備がついていた。
トールでは、上位グレードのみの装備。
あ、ソリオでもついてるんですね、と言ったら、「ソリオ全グレードについていて、当たり前なのでカタログには特に書いていない」とのこと。
えー、この装備ほしい人って、限られるけどいると思うよ。
カタログに書かないのは宣伝下手。
WEB で大体調べていたのだけど、実際に見るまで分からなかった部分も多数。参考になった。
試乗も勧められたのだけど、子供が待っているのでその時間はない。
最後に、全方位カメラ付きで見積もりだけまとめてもらった。
実は、あらかじめ「値引額」の相場も調べてあったのだけど、相場平均よりもかなり値引いてくれている。
この値引き、広告にも書かれていたが「先着〇名限定」の値引きも入っている。
なので、この値段で購入するには、早めの契約が必要なようだ。
で、確約できないけど、と断りながら、見積もりのある部分を示された。
早めに契約してもらえれば、この部分も無料にできると思います。
それだと、値引き相場の限界額近いことになるだろう。
具体的なオプションの検討はまだだし、車の色などもこれから検討したい。
また来ます、と言って店を後にする。
家に帰ってからもらった名刺を確認したら、対応してくれた販売員は店長さんだった。
そうか、だから迷いなく限度額近くまで値引きを引き出せたのか。
日曜日は我が家に来客があったので動きなし。
月曜日、仕事開始の時間を待って、仕事先に問い合わせる。
実は、仕事上のサーバートラブルがあり、トラブル解消まで僕の仕事はストップがかかっている。
月曜日、火曜日と午後から作業に入る形で大丈夫だろうか?
その代わり、トラブル解消するはずの今週後半は、遅れている分を集中して仕事を行う。
快く許可をもらえたので、ディーラーに試乗したいと電話を入れる。
できれば、店長さんに立ち会ってもらいたいのだけど、ご都合はいかがかと。
急な話だったけど、大丈夫だった。
店長さんの立ち合いというのは、土曜日に試乗を勧められたときの約束だった。
「家の前が狭いので、試乗車を傷つけるのが怖い」と言ったら、その時には同乗して責任を持ってくれると言っていたのだ。
ディーラーに行くと、試乗車が変わっていた。
ちょうど、購入を希望していた全方位カメラ付きの試乗車が来たところだという。
もしかしたら、取り寄せ手配をしてくれていたのかもしれない。
試乗を兼ねて、自宅に入れるかのテストに向かう。
長くなるので記事を分けます。
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わが家に入る道路が狭すぎて、入れる普通車を探している話の続き。
ソリオなら大丈夫かも、と試乗で家に入るテストをした。
結論から言うと、ダメだった。
細い道は、ぎりぎりだったが何とか入れた。
しかし、その先の曲がり角が曲がり切れない。
何よりも、曲がった先にある縁石が問題だった。
曲がる先は水路をまたぐ細い橋で、端が 14cm の立ち上がりの縁石になっているのだが、ここに前部バンパーの下についた部品、フロントスポイラーの下部をこすってしまうのだ。
このため、タイヤをぎりぎりの位置まで動かすことができず、長い車長と相まって曲がり切れない。
店長さんの運転で何度か切り返してみるも、入れない。
これ以上切り返さないと入れないようでは実用的ではないし、無理だとあきらめることにした。
ディーラーまでの帰り道、車内の雰囲気は重かった。
さて、ディーラーに戻るころには店長さんも次の手を考えていて、確認してみますと事務所に入っていった。
で、しばらく後にカタログをもって戻ってきて「イグニス」を提案。
エブリィランディとは違うタイプの車種で、まったくノーマークだった。
購入を検討していたソリオとは兄弟車にあたり、エンジンや足回りなどはほぼ共通。
しかし、ワゴン車であるソリオと違い、SUV …というのは実体のないバズワードなのだが、オフロードでも走れるような車として作られている。
そのため、ソリオよりもわずかに回転半径が小さく、長さも短く、何よりも地上から車体までの高さに余裕がある。
ただし、幅に関してはソリオより広い。これが多少の不安材料ではある。
ソリオは、最低地上高が 14cm…ちょうど縁石の高さで、そのためにこすってしまった。
イグニスは 18cm 。
ちなみに、エブリィランディは 15.5cm 。候補に入れていたトールは、13cm。
トールはソリオより回転半径は小さいものの、幅・長さとも大きく、最低地上高も低すぎる。
試乗してみたい気持ちはあったのだが、この時点で完全に候補から外れてしまった。
ただ、イグニスはフロントが長い。
エブリィランディの良さは、フロントが短く、事実上ないこと。エンジンは運転席の下にある。
このため、視界は非常によく、狭いカーブを曲がるときに、前をこすらないギリギリまで寄ることが可能だった。
ソリオはフロントにエンジンが入っているので、少し長い。
イグニスは、デザインの関係もあって、さらに長い。
これがカーブでどうなるか…
悩んでいても仕方がない。
運よく、ちょうど試乗車がある、というので再び試乗。我が家に向かう。
幅は広いが、細い路地の通り抜けは、むしろソリオよりも余裕を感じた。
実は、細い路地の片側は、隣家の生垣で、上のほうが葉が茂ってせり出している。
ソリオは全体に四角いデザインで、上のほうまで横幅いっぱいに車体がある。
一方で、オフロード性を考慮したイグニスは、安定性のある台形デザインだ。
「一番せり出しているところ」で車幅を測ると広いのだけど、上のほうではソリオより小さくまとまっていたのだ。
これが、上がせり出した生垣とうまくかみ合い、ソリオよりも余裕をもって通れたのだった。
曲がり角部分は車を傷つけると怖いので、店長さんに運転してもらった。
最初に曲がった部分で、ほぼそのまま入れそうだった。
店長さんは道に慣れていないので何度か切り返して入れたのだけど、とにかく入れることは分かった。
多分、ハンドルを切るポイントなどを覚えれば、切り返しなしで入れる。
店長さんによれば、橋の縁石にタイヤを軽く当てるまで前進し、当たったら後退して切り返す、の連続だったとのこと。
ソリオでは車体の一部をこすってしまうので気を使うが、タイヤなら何も問題ない。
また、四角く作られたソリオと違い、イグニスのフロントは角が丸くなっている。
カーブの際に正面の壁にぎりぎりまで寄っても曲がりきることができ、やりやすかったようだ。
よかった。とにかく入れる車が見つかった、というのが何よりだ。
ディーラーに戻り、もう少し打ち合わせ。
想定していたワゴンとは違うし、全くノーマークだったので情報が少ない。
イグニスは新しいコンセプトから 2016年に発売された車で、まだライバル車はないという。
後で調べたら、ライバル不在は事実だった。
そして、非常に評判が良い。
先に書いたように、エンジンや足回りはソリオと同じ兄弟車だ。
しかし、ソリオよりも評判がよく、売れているのだ。
となれば、近いうちにダイハツも追従してくるのだろう。
しかし、「まだ」ライバルはない。今年中に車を買いたい我が家では、これ以外の選択肢はないということだ。
じゃぁ、すぐ買っても構わない。
ソリオと同じようなオプションを想定して、見積もりを作ってくれた。
イグニスはそもそもソリオより安いので、ずいぶん安くなっている。
ただ、ソリオより値引き率も悪い。
「先着〇名様」の値引きは、車種限定のものだったためだ。イグニスは対象機種ではない。
しかし、最終的な検討をして、また明日きます。
その時には多分契約します、と言って帰る。
じっくりとカタログを読む。
提示された見積もり以外に、特にほしいようなものはなかった。
どういう車が必要なのか、ソリオ検討時にすでに伝えてあるので、希望を満たすオプション装備を選んでつけてくれているのだ。
安全は金額に変えられないので、自動ブレーキなども付けてもらっている。
実は、ソリオは7月にこのシステムが更新されたばかりで、後退時の自動ブレーキと、高速道路で前の車に追従する機能が追加された。
これらの機能、半年も待てばイグニスにも搭載されそうな気がするが、そんなことを言っていても仕方がない。
そもそも、過去にうっかりバックで壁に突っ込んだことはないし、高速道路もそれほど使わないので関係ないともいえる。
#いや、過去になくても、未来の過ちを防止するための安全装置なのだけど。
色についても、妻と意見が一致したのですぐ決まる。
日本ではあまり見ることのないオレンジ色。
イグニスは世界戦略車で、欧州でも売っているために設定された色のようだ。
昨日、火曜日。
そんなわけで、オプション類は特に問題なし。色はオレンジ、ということで契約に向かう。
あとは、どこまで値下げしてくれるのか。値下げ交渉の材料を2つほど持っていった。
まずは、オプションや色などの確定。
すべてが決まってから、本社とも相談して値下げ交渉となるそうだ。
実は、前日の見積もり時点で、オプション類を 10万円値引きしてくれていた。
オプション類 10万円プレゼントは、広告にも書かれた決算セールの特典。
でも、家で広告を見ていて、別の個所の記述を発見したのだ。
一部車種で、特定オプションの組み合わせを選択した場合、「オプション 50% OFF」という特典。
僕の場合それに合致していて、12万円弱引いてもらえるはずだった。
あと、ソリオ検討時に「この部分を無料化できるかも」と言ってくれていた部分。
これは確約できないといわれていた部分だが、それを引いてもらえれば…
本社への問い合わせが終わり、最終見積もりが出てきた。
僕が値下げ材料で持っていた最大値下げ幅よりも、さらに引いた値段が提示されていた。
じゃぁ、何も文句はない。
もともとソリオより値段が下がっている。値下げできる範囲も狭いだろう。
その中で十分な合格点。
というわけで、交渉成立。具体的な書類作業に入る。
ひたすら、サインして印鑑を押す作業。
車購入時に書かないといけない書類ってたくさんあるのね…
決算セールって、「9月中に契約」すればいいのだと思ってたのだが、「9月中に引き渡し」なのだそうだ。
そんなわけで、ふつうは納車まで1か月くらいかかるところ、頑張って月末までには渡したい、とのこと。
とはいえ、これから手配するのでもしかしたら来月になるかもしれないそうだ。
こちらとしては、年末までに買おうと思っていたので、10月に入っても一向にかまわない。
まぁ、そんなわけで、そのころには新車が届きそうだ。
おまけ。
イグニスの ライト周りは イカっぽい
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9月末か10月頭には…と言われていた新車、昨日8日に納車となりました。
頭かな? 上旬ではあるけれど。
まぁ、9月中に間に合わせたかったのは、販売店側の決算の都合なので我が家としては問題はない。
一番懸念していた家への出入りだけど、まだ車の挙動に慣れていないので難しい。
購入記に書いたのだけど、我が家は狭いうえに角を曲がらないといけない道の先にあり、車をそこに入れないといけない。
回転半径は以前使っていたエブリィランディより大きいのだけど、実際の操作感としては、前輪は想像以上に角度がつき、急に曲がる感じ。
もっとも、前輪が急に動いても、後ろはただ、ついてくるしかない。その結果内輪差が大きく、おそらくここで回転半径が大きくなっているのだろう。
で、この内輪差のせいもあって、狭い角が曲がりにくい。
どうするかと言えば、曲がる前にできるだけ外側に出て、回転半径を大きくとるしかない。
まぁ、回転半径が大きいのだから当然の話。
あとは、どこでハンドルを切り始めればよいかとか、練習して慣れるしかないな。
また後で練習するつもりだけど、日中は仕事があるので…
といいつつ、夕方には子供の塾の送り迎えがあるので、日中どこかで練習しておかないとヤバい。
まだ少ししか乗っていない、ファーストインプレッション。
最初の印象に過ぎないので乗っているうちに違う感想になる可能性は重々ある。
それについては、数か月乗ってからまた記事を書こう。
あくまでも、エブリィランディと比較しての話になってしまう。
13年もエブリィランディに乗っていたからだ。
こちらも超マイナー車種なので、比較されても困るだろうけど。
エブリィランディって書くのが長いので、以下ランディとさせてもらう。
ランディって車は後継車種の名前になっていて、実際には日産セレナの OEM 車につけられている。
ただ、「エブリィランディ」は、軽ワンボックスのエブリィをベースとした小さな車だけど、日産セレナは全然違って大きい車だ。
なぜ全然違う車を後継車種にしたのかはわからないが、そこは勘違いしないでいただきたい。
乗り心地。
シートは固い、って色々な記事に書いてある。
ランディに比べれば全然そんなことない。乗り心地いい。
ランディって、軽トラみたいなもんだからね。
我が家的には、そのランディで、家族旅行で遠くまで走り回っている。
長距離ドライブに向かない、というのは事実なのだろうけど、あまり気にしない。
というか、ランディの場合は車自体が長距離向きではなかったのでね。
イグニスは、もう少し「走れる」車なので、長距離でも疲れないシートが求められるのは理解する。
そう、そもそもランディは、たくさん人や荷物を載せて、近距離を走るのに適した車だった。
エンジンパワーもなかったので、加速も悪かったし、坂を上るのがつらかった。
イグニスは加速もいいし坂でも当たり前に上る。
納車の際には、祝日で子供もいたので、全員でディーラーに行き、そのあと少しドライブして帰ってきた。
5人乗せていても、運転していてエンジンパワーの不安を感じない。
…これも、もっと「普通の車」に乗っていた人から見たらどうか知らないよ?
ランディみたいな車から見ると、はるかに快適だというだけだ。
中2の息子、小5と小3の娘、妻と僕の5人が乗っていたわけだが、当然後ろは子供3人が横に並んでいる。
7人乗れたので席が余っていたランディに比べて「窮屈だ」というのは子供の意見。
まぁ、これは当然だろう。座席に余裕がなくなったのだから。
「立って歩けなくなった」というのは長女の意見。
ランディは天井が高くて歩けたからね。
「窓が小さくなった」。これは、確かに。
天井が高いだけでなく、ランディは窓が大きかった。
でも、イグニスは窓の上下が狭くて、外が見づらくなった。
上下だけでなく、後ろ側の窓が後ろ側にも狭い。
荷物置きスペースの横には窓がない格好だ。
左右後方が確認しづらい、という不安を書いている記事も読んだな。
これに関しては、もともとランディは後ろに長かったため、左右の後方確認はドアミラーで行っていた。
問題なし。
そんなわけで、居住性に関してはランディよりも落ちている。
7人乗りと5人乗りで狭くなっているのだから、仕方ないよね。
でも、ランディは荷物を置くところがなかった。
申し訳程度のスペースはあったのだけど、ほぼ役に立たず、事実上は座席や足元に荷物を置いていた。
これが、イグニスはちゃんと荷物スペースがあり、当たり前だけど荷物を置ける。
昨日は、ちょっとドライブがてら買い物に行ったのだけど、荷物を足元に置かないでよい、というのは子供にはうれしかったようだ。
…いや、ランディが変な車で、普通は足元に置かないのだけど。
エンジン音は非常に静か。
というか、これもランディがうるさかったのだ。
運転席の下にエンジンがあったからね。ちゃんと防音は考えてあったのだけど、やっぱり音はしていた。
それが、ボンネットの下…室外にエンジンが置かれている、というだけで十分静か。
そのうえ、車を止めるとアイドリングストップでエンジンが止まってしまう。
次女は、車が止まったときに壁に頭をつけていると、微妙に振動していたのが「楽しかった」そうで、イグニスは静かすぎて不安だそうだ。
まぁ、こんなのはすぐ慣れるだろう。
そのアイドリングストップだけど、どういうときに作動するのかは、いまいち不明。
これはしばらく乗りながら条件を解き明かしていきたいところ。
ネットで依然調べたところによると、エンジンが温まった後、というのは必須条件だそうだ。
また、室内に置かれるリチウムイオン電池が5度以上、というのも必須条件。
#電解液中の化学反応によって動作する電池は、低温では動作しない。
この低温は電池の種類によって異なるが、リチウムイオンでは5度以下は動作できない。
フットブレーキを踏んでいる間はアイドリングストップしているが、パーキングブレーキして、ニュートラルにして、ブレーキから足を離すとエンジン再始動してしまう。
「動かない」と意思を示しているのにエンジンをかけてしまうのは何故なのか。
ニュートラルでなくパーキングに入れてみても同じようだった。
じゃぁ、フットブレーキをずっと踏んでいれば大丈夫かな、というと、そうでもない。
あまり時間がたつと、再始動してしまうようだ。
信号を待っているだけでも再始動することがあった。案外時間が短い。
エンジンが冷えてしまうから再始動するのか、充電容量が減ったから再始動するのか、そこら辺の仕組みはまだよくわからない。
変速機は CVT 、無段階変速機で、ギアではない。
ランディは4段ATだった。
CVT は加速感が独特で好きではない…という人も多いらしいのだけど、僕はそもそも CVT って乗るの初めて。
滑らかな加速感で、悪くない。
もっとも、4段ATでも、ギアチェンジのショックとかは気にならなかった。
子供載せて運転しているから、急加速などはしないせいでもある。
昔はMT車乗っていたので、ギアが変わった瞬間の加速感が良い、というのも気持ちとしてわかる。
あれはあれで楽しいよね。
ただ、家族移動が中心の現在は、滑らかに動く CVT のほうがずっと理にかなっているという、それだけだ。
走っていて、ランディに比べてずっと安定性がある。
しつこいけど、ランディは背が高い箱型で、不安定な車だからね。
イグニスはそれより低くて台形。安定性重視だろう。
で、この安定性のために、スピードを出しても速度感がない。
普通にアクセルを踏んで… 40km くらいのつもりでメーターを見ると、60km 出ていて慌てて速度を落とす、というのを2度ほどやった。
(速度違反はいかんので、以降は気を付けた)
まだ高速には乗っていないので、高速運航時の感じとかはわからない。
ランディで5人乗っていると、80km くらいで十分で、100km 出すと「速すぎる」と感じた。
100km 制限の道では、周りに迷惑にならないように周囲と同じ速度で走るんだけどさ。
イグニスだと、多分 100km でも安定して走れるのだろう。
ちなみに、メーターは 200km までついている。
日本じゃ使わない、というのは事実なのだけど、そこまでは安定して走れますよという、製作者側の自信だろう。
シフトレバーは、サイドについている。
パーキングブレーキも、サイドレバーだ。
まぁ、これが車としては普通なのだろうけど、ランディはインパネシフト、フットパーキングブレーキだった。
以前に乗っていたMT車はシフトもパーキングもサイドだったので、取り立てて問題はない。
とはいえ、まだ慣れてなくて、止まった後に左足で空中を踏んでしまったりする。
シフトしたいときに、横ではなく前に手が出てしまう。
パーキングブレーキと言えば、僕としては「坂道発進で活用するもの」なのだけど、イグニスは坂道発信の際に、勝手にブレーキを保持してくれる。
まだ試してない。そのうち、近所の急坂に行って試してみよう。
買い物中に、少しにわか雨が降ったようだ。
駐車場に戻ると、車が雨に濡れていた。
スズキ純正の撥水コートをつけてもらっていたので、確かに撥水していた。水玉がきれい。
まぁ、これはそれだけの話。
車の話ではなくなっていくが、スズキ純正ナビ。
純正とはいっても、パイオニア製ね。
イグニス発売当初は、本当にスズキオリジナルナビがついていたらしいのだけど、この出来があまりにひどくて騒ぎになったようだ。
しかし、イグニスには狭い道を取ったり駐車したりする際に使える周囲の状況を映すカメラがある。
このカメラを取り付けるには、スズキオリジナルナビを使わないといけなかった。
…で、現在は、カーナビで有名な数社に「スズキ向け」のカスタマイズをしてもらい、純正品としている。
パイオニアだけでなく、パナソニックやケンウッドからでも選べる。
で、ディーラーが推しているのはパイオニア製。
パイオニア、会社としてちょっと厳しいので、安く卸してくれていたりするのかもしれません。
そもそもなんで会社が厳しいかと言えば、パイオニアはカーナビの老舗であり、資産があるがゆえに時代の変化に取り残されたから。
今ではほかのメーカーの後を追うような立ち位置のようです。
…で、そのカーナビがどうかという話になるわけですが、なるほど、時代に取り残されているわけだ。
もっとも、パイオニア以外を見たことがないので、「今風のカーナビ」がどうなのか、よくわかりませんけど。
インターフェイスがいけてないです。遅いです。
タッチパネルなのだけど、操作感にタイムラグがあって、いらいらする。
もっとも、ラグが出るポイントは決まっているので、慣れれば普通に操作できるようになりそうです。
目的地検索を言葉で探す場合、1文字入れるごとに「何件」という数字を絞り込んでいきます。
この絞り込みに少し時間がかかるせいで、次の文字が入れられなかったりもします。
これもタイムラグ。
で、さんざん絞り込んでみたら、目的の施設がない、なんていうのも。
うちでは時々行く場所を登録してみよう、と思い、子供の通っている歯医者、理科ハウス、ジャムステックなどを探したのですが、いずれも施設名に入っていませんでした。
まぁ、電波が届くかどうかも不明な車の中で使えるように、全データベースをカーナビ本体内に収めているのですから、仕方がないとも言えます。
救いはちゃんとあります。
「NaviCon」という、デンソーが作って、カーナビ各社が対応しているスマホ向けのアプリがあり、そのアプリで目的地設定ができるのです。
このアプリも、使い勝手がすごい良いわけではないのだけど、カーナビを操作するよりはずっとマシ。
NaviCon は Google map を使って、Yahoo の「ロコ検索」なども使って施設を探すようになっているので、大抵の施設は見つけられます。
検索時に、その施設の口コミ情報とかも見られますし、出先で急にレストランを探したくなった、などの時には便利でしょうね。
このアプリ、実はイグニスの契約時にすぐに見つけてスマホに入れていました。
伊豆大島に旅行に行った際も、レンタカーに対応カーナビがついていることを期待して、行きたい地点などをたくさん登録していました。
#レンタカーにはカーナビ付いてませんでしたが。
それも予期して、同じ地点は Yahoo! カーナビアプリにも入れていました。
でも、あまり「先に入れておく」という想定はしていないようです。当然ですね。
どうも、インストールした後からカーナビと接続させると、設定が変です。
どの Bluetooth 接続がカーナビなのかを指定しないといけないのですが、この指定が挙動がおかしいのです。
チェックボックスになっていて、当初は「カーナビと接続しない」にチェックが入っています。
カーナビの Bluetooth 接続は見えているのに、タップしてもチェックできません。
一度「カーナビと接続しない」のチェックを解除してから、カーナビの接続を選択しないと、選択できないのです。
ちなみに、カーナビにチェックを入れてから、ほかの Bluetooth 接続を選ぶと、チェックがそちらに移動します。
見た目はチェックボックスなのに、ラジオボタンの動作で、しかも最初の1つを指定するときに事前準備が必要なのですね。
なんともわかりにくいインターフェイスです。
今時のカーナビは、走行データをサーバーに送り、サーバー側で集計して渋滞情報などとして活用しています。
パイオニアも当然対応しているのですが、この設定もわかりにくい。
とはいえ、これはパイオニアの責任ではありませんね。
スマホとカーナビを Bluetooth 接続し、テザリングでスマホ電波を使わせてもらってデータ送受信、という流れなのですが、このための設定をスマホ側で行う必要がありました。
Bluetooth 接続はできているはずなのに通信されている気配がない、と思ってしばらく悩んでいました。
テザリングの許可を出す必要があります。
また、この通信を行うためには、「スマートループ」の無料会員になる必要があります。
これがまた…会員になるときに「使っているカーナビの型番」を聞かれるのですが、リストの中にないのです。
スズキ向けのカスタマイズ品だから。
仕方ないので適当に「2018年製品」の中から選びましたが、それで正しいのかよくわかりません…
#マニュアルの表紙には、それらの型番も列記されていました。
だから、ソフト的にはたぶん同じなのだと思います。
Bluetooth では、オーディオとかも使えます。
スマホの Google Play Music から音楽を流し込んでみたら…なんか、通信がうまくいかないようで、音がガビガビになる。
まぁ、これはそれほど期待していなかったので、使わないだけです。
すでに、事前に SD カードに、家の中にある MP3 / M4A ファイルをありったけ書き込んでおいたものがありました。
これを入れてみると…ちゃんと認識しました。MP3 も M4A も、どちらも聞くことができます。
ただ、音楽は聴けるのですが、プレイリストを作る機能がありません。
調べてみたところ、このカーナビにはプレイリストは存在せず、フォルダ単位で音楽を流せるので、好きな音楽ファイルをコピーしたフォルダを作れ、とのこと。
曲順は、ファイルの最終更新日準らしいです。まだ試してないので詳細不明ですが。
なんとも…潔いというかなんというか。
プレイリストは欲しかった気がします。
ラジオ・テレビ機能。
素晴らしいです。なぜこんなことが可能に?
我が家のあたりは視聴難地域で、テレビアンテナを立てても入らないそうです。
それで昔から CATV が普及しているのですが…以前書きましたが、会社の方針転換で月額料金がバカ高いので現在はフレッツTV使っています。
で、ラジオもよく聞こえない。
FM 横浜が微妙に入りますが、場所によっては入らない。
ランディでは、車庫に置いているときはラジオが聞こえませんでした。
もちろん、東京の FM 局である J-Wave や TOKYO FM 、千葉の Bay FM など、入るはずもありません。
…しかし、パイオニアのカーナビでは、これらの局が入る。
Bay FM は、ちょっと不安定でステレオになったりモノラルになったりしますが。
FM よりさらに直進性が高い、デジタルテレビ電波なんて入るわけもありません。
ワンセグ携帯とか、使ってみても見れたためしがないし。
…と思っていたのに、テレビもちゃんと入ります。ワンセグではなく、フルセグで。
電波が不安定になりがちな車の中でも安定して受信できるような工夫があるのだと思いますが、素晴らしいです。
これくらい高感度なラジオ、家庭用でもあるのかな…ちょっと探してみたい気になりました。
#以前は、妻が TOKYO FM とか聞きたいということがありました。
それで、延長アンテナ使ってみたり、なんども試して無理だとあきらめていたのです。
カーナビのバージョンアップ。
PC からデータを SD カードに入れることで、地図データなどをバージョンアップできます。
近所の信号の名前が古かった(信号の名前が、1年くらい前に変わった)ので、バージョンアップしてみたのですが…
3か月分くらいの差分データを更新したのかな?
これが、非常に遅い。数メガバイトのファイルに過ぎないのに、1時間以上かかったのではないかと思います。
途中で電源を切っても大丈夫。その続きは、次回起動時に行われます。
また、更新中もカーナビとしては使えます。だから、気長に待っていてください、ということなのだと思いますが…
更新中は SD カードを「更新専用」に占有しちゃうのですね。
音楽データをそこに入れてあるのに、聞くことはできません。
毎月一回だから、大目に見ないといけないところでしょうか。
しかし、半年に一回の「全データ更新」の際はもっと大きなデータを扱うようなので、何時間かかるのか…
#全データ更新なら、一気に上書きだからもっと速いかも、という期待もある。
差分って、部分的なパッチを繰り返したり、データ位置をずらしたりするので、却って遅いことも多い。
なんか、最後のほうは全然車の話ではないな。
昨日1度乗ったきりで、そのあと車庫に置いてカーナビの設定ばかりやっていたもので…
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早速、家の前の道を練習してきた。
大丈夫、慣れれば切り返しなしで一発で入れられる。
まだ、慎重にゆっくり入れているのだけど、慣れるにしたがってすぐに入れられるようになるだろう。
さて、イグニスの前輪は、思った以上に曲がる角度…舵角が大きい。
乗っている僕としてはよくわからないのだが、外で見てくれていた妻によれば、エブリィランディ(以下ランディ)よりもずっと、タイヤの角度がつけられるようだ。
その結果、車の前側は、想像していたよりも急旋回となる。
ただし、前だけを急角度に動かしたとしても、後輪はただついてくることしかできない。
その結果、内輪差が大きくなる。カーブの内側に何かあるのであれば、後輪がそこにぶつかりやすくなる。
結果として回転半径は大きいのだが、回転半径の大きさというのが「ゆっくりとしか曲がれない」という意味ではないのだ。
狭い道で車を操作するために、ランディに乗っているときは、「運転席にいる自分から見て」景色がどうなったときに操作を行うかを、覚えていた。
狭い道を通る際には、道の中央ラインよりも、右寄りにある轍の内側を通るつもりで運転する、正面壁が迫るとき、左側の壁の縦筋が横に来たらハンドルを切り始める…など。
ランディは、ワンボックスカーだ。
エンジンは運転席の下にあり、運転席の前には、ほぼ何もない。
一応ボンネットはあるのだけど、その下はラジエーターとウォッシャー液しかない、小さな部屋だった。
部屋を用意した、というより、衝突時の衝撃吸収用の小さなスペースだろう。
一方でイグニスは、ボンネットの下に普通にエンジンが置いてある。
現在のエンジンは技術の進歩で小型化されているとはいえ、エンジンと小型モーターが用意されたハイブリッドシステムでもあり、それなりに大きな部屋が準備されている。
つまり、ランディよりも、運転手は後ろの位置に座っている。
ランディの時に覚えた目安位置まで進んでしまっては、前がぶつかって曲がり切れない。
…昨日初めてイグニスを運転した時は、そう思って運転していた。
しかし、先ほど練習して、そうではないとわかった。
バンパーの長さが違うにもかかわらず、運転席から見た景色が同じ位置まで前進してよい。
ただし、回転半径の大きさを考慮し、ぎりぎりまでカーブの外側に寄っておく。
そこから、ハンドルをいっぱいに回して曲がり始めると、長いボンネットは壁ぎりぎりをなめるようにして、旋回していく。
ランディは完全には小型の車で、ボンネット部分も角がしっかり出ていた。
だから、こんな曲がり方をしたら、角がぶつかってしまう。
しかし、イグニスは角が丸いデザインをしている。そのため、ぶつかるギリギリまで前進してから曲がっているにも関わらず、角が当たることなく曲がっていく。
車の前部がカーブをほぼ曲がり切り、目の前が壁ではなくなりはじめたら、もうハンドルを戻し始める。
「壁から離れないように寄り添う」つもりで進む。
すると、後輪も壁に引き寄せられる。
これをやらないと、内輪差のせいで後輪がカーブ内側に引っかかってしまう。
結果、非常に狭い角で、OUT-IN-OUT をする形で曲がりきることができる。
すべてをぎりぎりで通していくので、非常に怖い。慎重を要する運転だ。
しかし、周囲を確認できるカメラもあるので、すべてに気を配りながら慎重に運転をすれば、問題なく角を曲がれる。
切り返しをする必要もないし、もし切り返す時でも、周囲が見えるので慎重に運転すればよい。
練習するときに、妻に外から見てもらっていた。
妻は「自分が運転できるだろうか」と心配していたが、もう少し僕が運転に慣れてから、気を付けるポイントを伝えれば乗れると思う。
確認カメラで、ハンドルを切ったときに、どのようなコースを通るか、予想の線が出るのがありがたい。
この線は、車が…タイヤが通る位置ではなく、車体の一番外側が通る位置を示しているようだ。
なるほど、周囲にあたらないようにするには、そうしないといけない。
結果として、橋を渡るときに、予想の線が川に落ちるようなぎりぎりのコースを選ぶ必要がある。
最初はこれが怖かったが、車の外から見ている妻から見れば、タイヤ位置には十分余裕のあるコース取りだったそうだ。
ともかく、慣れさえすれば問題なく入れられることはわかった。
今まで乗っていたランディだって、最初はゆっくり、こわごわと家に入れていたのだ。
そのうち何の問題もなく入れられるようになったのだから、イグニスもそうなると思う。
狭い道を入っていける普通乗用車としては、イグニスは現在トップレベルの車だと思う。
スペック上の回転半径はソリオのほうが小さいのだけど、ランディと同じく「四角い」ので、壁によることができず、曲がり切れなかったのは先日日記に書いた通り。
我が家と同じように、普通乗用車で狭い道に入る必要がある、という需要がどれほどあるかは不明だが、同じ悩みを持つ人の参考になれば幸いだ。
この練習で少し乗ってみたら、充電容量が結構減っていた。
もともとそれほど充電されている状態ではなかったと思うのだけど、昨日カーナビの設定とかやっていて、電源だけ使っていたから。
で、少し乗ったら、「充電中なのでアイドリングストップしません」という趣旨のメッセージが表示された。
アイドリングストップには諸条件がある、と先ほども書いたのだけど、充電容量も条件の一つのようだ。
昔の車と違って、普段走っているときには発電しない、というように聞いている。
常に発電していると、それが負荷になって燃費が悪くなるから。
代わりに、ブレーキ時に発電する回生ブレーキとかを使うようなのだけど、「充電中だからアイドリングストップしない」という表示を見る限り、充電容量が低いときは普段エンジンを回す中でも発電を行っているのだろう。
発電機を…これはハイブリッドシステムのモーターでもあるのだけど、自由に駆動系につないだり外したり、うまく制御しているようだ。
このハイブリッドシステムの話を、まだ書いてなかったな。
今朝書いた話題でも、アイドリングストップする話は書いたのだけど、ハイブリッドシステムは、事実上このアイドリングストップをサポートしているだけだ。
一応走行のアシストもするらしいのだけどね…エンジンの 1/10 しかパワーのない小さなモーターなので、アシストされても気づかない程度の効果しかない。
一応燃費向上の役には立っているようだけど、「モーターでも走れるハイブリッド」ではなく、走るときは常にエンジンが必要。
でも、駆動系に直接モーターがついているので、エンジンが止まったときに「押しがけ」するように動かすことは可能。
だから、アイドリングストップした状態からでも、静かにエンジンを再始動できる。
アイドリングストップによる燃費向上、というのがこのシステムの中心なのだろうね。
これをハイブリッドと呼ぶことに抵抗も持つ人も多いらしい。
ハイブリッドというのは、もともと「猪豚」のことだ。野生のイノシシと、家畜の豚の交雑種。
どちらも特徴のある立派な種で、それぞれの特徴を引き継いだものが「ハイブリッド」。
そういう意味では、エンジン車と、電気自動車の特徴を引き継げば「ハイブリッド」なのだろうけど、モーターで走れないイグニスがハイブリッドを名乗るのはちょっと違う気もする。
でも、僕はもともと車好きでもないし、ハイブリッド車という言葉に幻想は持っていない。
どんな方式であろうが、燃費向上の役に立っているのであれば受け入れていいと思うし、呼び名が良くないなら別の呼び名をつけてもいいと思う。
ただ、エンジンとモーターを組み合わせて燃費向上させた車の総称、というのを改めて世に問うたとしたら、どんな呼び方が良いだろうか?
…すでに、そうした言葉は広く認知されていて、それが「ハイブリッド」なのだろうね。
似て非なる概念をわざわざ作り出しても混乱するだけ。だから既存の言葉を使う。多少違うとはわかっていても。
受け手が微妙な差異を理解していれば問題ないと思うし、理解しないで購入したら「だまされた」となる。
あとは、販売店が正しく説明できるかどうか、だけだ。
エンジンでもモーターでも走れるのは、思想として立派な一方でシステムが大掛かりすぎるという問題点もある。
必ずしも、モーターでも走れるハイブリッドが最適解だというわけではない。
現状のシステムとそれほど変わらない規模で、うまく燃費向上できるシステム、というのは、呼び方の問題はあるにしても悪くはないと思う。
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イグニスを購入して1か月近く。
無料点検があるのでディーラーに持っていき、代車としてしばらくハスラーを借りる。
…いやいや、1か月点検で代車なんて必要ないでしょ。
じつは、このタイミングで事故に遭ってしまいました。
狭い道で対向車が来たので路肩に寄せて止まっていたところ、相手の運転ミスで擦られてしまった、という次第。
状況的に完全に相手のミスで、全面的に非を認めて修理や代車にかかる必要はすべて持つ、と言ってくださいました。
普段使っているディーラーも聞かれたので答えたところ、相手の保険会社からディーラーに連絡がいき、代車まで含めて一切の手筈が整えられた、という状態。
ひっかき傷、というにはちょっと広め。
でも、塗装が剥げた程度で大したことはない。
しかし、新車でメタリックカラーで防汚コート剤も塗ってもらっていたばかり。
塗装するためには一旦コートをはがす必要があるはずだし、メタリックの場合、クリアペイントの上塗りが必要なはず。
そのうえで、コート剤を塗りなおしてくれるようだ。
工程が多いからか、1週間ほどかかるという。
事故は木曜日の夜で、金曜日にはディーラーの準備が整った。
代車には、軽を希望した。
そもそもイグニスを購入したのは、我が家の狭い道を入れる普通車がほかにないからだ。
借りるのであれば、万が一にも傷つけるわけにもいかず、同じイグニスを希望するより、もっと小さな軽のほうが良い。
そして、昨日書いた通り土曜日は家族で出かける予定だった。
イグニスは家族5人が乗れる普通車だが、軽だと4人しか乗れない。
そこで、ディーラーには日曜日に行くことにした。
そんなわけで、昨日イグニスをディーラーに引き渡して、ハスラーを借りて帰ってきた。
まだ、この帰り道しかハスラー乗っていない。
これから何度か、長男の塾の送り迎えをするだろうから、返すころには試乗レポート的なものも書けるかもしれない。
しかし、1度しか乗っていない感想として、いい車だと思う。
イグニスに特に不満はないが、ハスラーのほうが以前乗っていたエブリィランディに似ている感じ。しっくりくる。
このサイズで十分なので、法律的に5人乗れればこれを買ったのに。
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イグニス1か月&ハスラー試乗?レポート【日記 18/11/01】
別年同日の日記
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イグニスは修理中だけど、大体一か月乗ってみたところでレポートしてみたいと思う。
現状、イグニスは日常の買い物・子供の塾の送迎程度にしか乗っていない。
せいぜい 5km 程度の、短いドライブだな。
先日書いた、JAMSTEC 横浜までのドライブが最長。
それでも、片道 12km程度しかない。
高速道路に乗ったことはまだないので、残念ながら高速運航時のレポートはできない。
街乗りレベルの話だけだ。
また、先日書いた通り、現在イグニスは修理中。
納車から1か月たってないのに、擦られちゃって。
おかげで、代車として軽乗用車の「ハスラー」を借りている。
まだ3回程度しか乗っていないが、この車との比較も少し書いてみようと思う。
以前乗っていた車、エブリィランディも含め、すべてスズキ車ではあるが、車の個性がわかればいいな…と思う。
購入直後のレポートでは、とにかく感想を書き連ねたので話が雑多になり、詰め込みすぎの感があった。
今回は、乗っている間にいろいろと整理できたので、いくつかの話題に切り分けながら、何日かに分けて書こうと思う。
イグニスの特徴であるマイルドハイブリッドの話など…と思ったのだけど、書いてみたら長い!
一応書きあがって入るのだけど、複雑な技術でね。ちゃんと伝えようと思うと長くなる。
そこで、まずは単純な「乗ってみた感じ」のレポートをしてみたいと思う。
エブリィランディからイグニスに乗り換えて1か月。
一番感じていることは「窓が狭い」ということかな。
特に問題にはならない。ちゃんと運転できる。
でも、なんだか狭い。
この狭さには、頭上空間が少ない、という効果もあると思う。
エブリィランディは、席に座ったまま腕を上に伸ばして、伸びができた。
または、子供なら社内で立って歩けたし、大人でもかがんで歩けた。
でも、イグニスは頭の上に拳固が1個入るくらいのスペースしかない。
当然、フロントガラスもその状態から見ているわけで、窓から「上方向」が見づらい。
これが余計に、窓を狭く感じさせている原因になる。
さらに、狭い窓の中央上部には、自動ブレーキなど「スズキセーフティ」システムのためのデュアルカメラがついている。
さらに、オプションで付けてくれたドライブレコーダー用のカメラもある。
余計に狭く感じる。
しかしまぁ、エブリィランディが変な車だったんだよ。
車の窓っていうのはこんなものさ…
って思っていたら、ハスラーは窓が広かった。
ハスラーは軽乗用車で小さな車だけど、エブリィランディと同じで「ワゴン」と称される形だ。
全然違うタイプの車だけど、車の分類なんてかなりいい加減だからね。
まぁ、実際の形はともかく「同じ用途を目指している」くらいに考えれば間違いはない。
ハスラーは頭上空間も広い。
シフトやパーキングブレーキなどの配列も、エブリィランディに近く、同じ用途を目指しているのがわかる。
ちなみに、エブリィランディで不満だったのは、荷物置きがほぼないこと。
軽乗用車のサイズに7人乗せるために、とにかく座席しかない。
しかしまぁ、家族5人で乗れば座席が余るわけで、そこに荷物を置いていた。
ハスラーは、4人乗りだけど座席が広い。
そして、やっぱり荷物置きがほとんどない。
エブリィランディよりは広いけど、わずかな違い。
エブリィランディはエンジンが座席の下にある 1BOX で、ハスラーはエンジンルーム別の 2BOX 。
これが座席1列分の違いになってしまうのだろうね。
イグニスは、ドアポケット部分の収納が大きく、ゆったりとしているイメージ。
エブリィランディは、道路地図入れたらいっぱいだった。
イグニスは、特に端の部分は大きく作ってあり、500ml ペットボトルをそのまま入れられる。
今時地図はカーナビに任せるとして、小さなカバンなら入れられてしまうサイズ。
運転席と助手席の間には、小物を置けるスペースがあり、ここも結構な収納量だ。
後部座席も、ドアポケット部分はゆったりと取られているし、運転席・助手席の間の小物スペースに、後ろ中央の人が使うためのペットボトルスペースがある。
イグニスは、車の形自体が、安定性の良い台形になっている。
悪く言えば、しもぶくれの形状だ。
だから、下のほうにあるドアポケットは大きなスペースを取れるのだろう。
一方で、窓は結構内側に寄っていて、室内を狭く感じさせる。
…狭いといっても、車自体の横幅がエブリィランディより広いので、十分ゆったりしているのだけど。
エブリィランディは7人乗りだったが、横3人乗れるシート部分は、子供3人で座ると少し窮屈だった。
イグニスは5人乗りで、後ろには必然的に3人並ばないといけないのだが、それほど窮屈ではない、らしい。子供によれば。
これに対して、ハスラーはやっぱりエブリィランディに似ている。
車は四角く、座席はゆったりとしている。
もっとも、4人乗りで3人掛けはできない。
軽乗用車なので、イグニスより横幅が狭く、無理に3人座れば窮屈かもしれない。
ドアも、室内空間を有効利用するためか、ポケットなどはできるだけ薄く作られている。
その代わりといってはなんだが、フロントパネル部分の小物収納が充実している。
後部の荷物スペースが小さい代わりに、手荷物スペースを用意しているのかな。
営業車として使った時に、ファイルとか封筒を置くのにはちょうどよさそうな感じ。
家族でお買い物できる車、というイメージで考えていたのだけど、ちょっと性格が違うのかもしれない。
というか、両方を狙える車なのだろうけど。
運転席のアームレストについても書いておこう。
僕はエブリィランディの前は、1980年代の国民車、トヨタカローラのセダンタイプに乗っていた。
アームレストなんてなかった。
だから、エブリィランディにアームレストがついているのを見て、なんだかすごいと思った。
わざわざひじ掛けがあるんだ、という感動と、運転中にこんなものあると邪魔で危険じゃないのかな、という感覚両方。
まぁ、慣れると便利で、エブリィランディでは時々使っていた。
ハンドル操作が多い街乗りの時はたたんどいて、高速道路などでは使うこともある、という程度かな。
先にハスラーを書くが、エブリィランディと似た性格のハスラーも、立派なアームレストがついている。
しかも、中身が空で、小物入れになるようになっている。
上に書いたように、ハスラーはやたら小物入れが多い。
エブリィランディもハスラーも、アームレスト幅が広く、何だったら助手席と共用できるようになっている。
でも、イグニスのアームレストは、薄いものが運転席側についているだけ。
助手席側にはないし、薄いので共用もできない。
これについて、安っぽい、もっと立派なものを、と批判している人もネット上で幾分見かけた。
…多分、わずかな時間しか試乗していないのだと思う。
これは、その程度の時間で批判しちゃダメな奴だ。
エブリィランディもハスラーも、インパネシフト・フットパーキングブレーキだ。
運転席と助手席の間には操作系はなく、アームレストを畳めば座席の移動も簡単。
でも、イグニスは、運転席と助手席の間にサイドパーキングブレーキと、シフトレバーがある。
もし「立派なアームレスト」なんてあったら、運転の邪魔で仕方がないし、事故を起こすかもしれない。
イグニスのアームレストは、使っている状態からでもサイドブレーキ・シフトレバーにアクセスしやすい。
薄く作ってあるから、脇に抱えるようにしてその横に手を伸ばせるんだ。
とはいっても薄すぎることもなく、自然に肘を置ける。
本当に、よく考えられた絶妙のサイズだと感心する。
イグニスはマイルドハイブリッド、ハスラーはSエネチャージ、と呼ばれるシステムを持っている。
営業上の都合で別の名前になっているだけで、事実上同じものだ。
燃費向上には役立つようで、今のところ街乗りばかりで、イグニスは 13km/l くらい。
カタログスペックは 28km/l なのだけど、街乗りで半分くらいなら適正なところじゃないかな。
エブリィランディが、大体 8km/l くらいだったので、ずいぶんと燃費が良いと感じている。
こちらのカタログスペックは 14km/l 。ただし、時代が違うので測定方法も違う。
ハスラーのほうは借りているだけで、燃費はよくわからない。
一応、これまでの通算燃費は 16km/l になっていたのだけど、レンタカーなので、街乗りだけではないと思う。
技術に関しては、詳しくは後日別に書こうと思うので、ここではざっくりと。
エンジンをモーターがサポートする…なんて単純な話ではなくて、システム全体で燃費を向上させようという総合技術だ。
よくできていると関心はしているけど、縁の下の力持ち的な技術で、あまり活躍を実感できるものではない。
どちらかというと、イグニスのほうが「モーターの存在を感じやすい」セッティングになっているかな。
ハスラーはモーターを感じにくい。
これは悪いことではなくて、ハスラーはごく自然に乗れる。
もっとも、その「自然に」は、僕の場合はエブリィランディに似た感覚で、という意味だ。
もしかしたら、イグニスのほうが自然に感じる人もいるかもしれない。
具体的に言うと、モーターの効果で、エンジンのパワーが強め、エンジンブレーキの利きも強めに感じるの。
これは本当にエンジンがそうだというのではなくて、モーターアシスト / CVT のギア比 / 回生ブレーキの利かせ方などを総合して作り出している「疑似感覚」と言える。
エブリィランディ / ハスラーは、家族でお出かけする車、イグニスは走りを楽しむ車だ。
その性格の違いに合わせて「そういうセッティングにしてある」のだろうと思っている。
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スズキは、同じ技術を軽乗用車では「Sエネチャージ」、普通車では「マイルドハイブリッド」と呼んで搭載している。
呼び方が違うのは、商売上の理由があったらしいのだけど、ここではどうでもいい。まぁ、同じものだ。
これが、ネットを見ていると結構悪口というか、文句が目立つ。
悪口の多くは、複雑すぎて技術を理解していないため「自分の思っていたのと違う」という理由で書かれているものだ。
まず、疑問があるならマニュアルを読もう。
文句の多くは、マニュアルに書いてあるのに読みもせずに書かれたものだ。
あまりにも多いから、先日購入した僕と、2年前の発売直後ではマニュアルが違うのかもしれないな…と思った。
マニュアルはすべてスズキのページで公開されていた。
確かに、毎年マニュアルは改定され、この2年間で三刷になっている。
しかし、最初のマニュアルから、マイルドハイブリッドの各種機能が働くための条件などは詳細に書かれていた。
繰り返すが、納得いかないならマニュアルを読もう。
それで疑問の大半は解消する。
マニュアルに書かれているのは、各種機能が動作する詳細条件だ。
「なぜ」その条件が設定されているのか、については書かれていない。
このことについて文句を書いている人もいる。
なぜこんなことが条件になっているのだ。
これでは、僕のドライブスタイルでは、せっかくの機能が活かしきれないではないか…というものだ。
これについては、多少理解する。
イグニスが納車された直後のファーストインプレッションで、僕も「アイドリングストップの条件がよくわからない」と書いた。
しかし、冷静に考えればどれも妥当性のあるものだ。
「条件」からその「理由」を探るのは、ある程度知識がないと難しいかもしれないが、理由がわかれば妥当であることに気づく。
そして、妥当であるならば納得するしかない。
「今までの」ドライブスタイルとあわないのであれば、妥当である新しいスタイルを模索するしかない。
一見疑問に思えるような条件設定でも、それは必要があってやっていることだ。
車の技術は進歩している。
過去の技術で作った「ドライブスタイル」が、今の技術にあっていないのであれば、作り直さないといけない。
文句を言っているだけでは、進歩する世の中から取り残されていくだけだ。
もう一つ、スズキの販売店員が購入前に十分な説明を行ってくれなかった、ということで怒っている人も見かけた。
販売店員の説明を聞いて買ったが、実際にはその説明と違っていたようだ。
それは…ご愁傷さまです、としか言いようがない。
販売店員側に十分な知識がなかったのだろう。
先に書いたように、購入してもマニュアルを読まずに文句を言っている人はいる。
また、マニュアルを読んでも十分に理解できていない人もいる。
販売店員だって同じことだ。
車は複雑な商品で、すべてを理解しているわけではないだろう。
おそらく、検索してこのページを読んでくれている人は、マイルドハイブリッド車を購入したくて下調べしている…などだと思う。
店員の知識を信じすぎず、自分で調べるという考え方は正解だ。
ただ、今から書くことも参考程度にとどめてね。
僕だって、複雑すぎる車を、納車からたった1か月で理解なんてできていないだろうから。
昨日の日記では、マイルドハイブリッドの説明を「書いたけど長い」と説明した。
今日公開するのは、全面的に書き直したものだ。
特に長くなるのは、アイドリングストップの説明だ。
そして、ネットを見ていて文句が多いのも、アイドリングストップについてだ。
非常に複雑な条件でアイドリングストップが行われるようになっていて、この条件が理解できない / 理由がわからない人が多いようだ。
当初はマニュアルに載っている細かな条件の「理由」を説明して回っていたのだけど、長くなるだけなのでやめた。
条件を知りたい人は、先ほどリンクしたオーナーズマニュアルを読んでほしい。
2018年7月版であれば、4-71 ページから載っている。
そして、その理由を知りたければ、少し前の 4-64 ページから読もう。
理由を説明しているわけではないが、アイドリングストップ機能の説明と、諸注意が書いてある。
ある程度知識がある人なら、そこから大まかな理由は推察できる。
さて、前置きだけで長くなった。
今回は、特に誤解が多いのではないかと思われる部分の「理由」に絞って解説するのを目的とする。
▼マイルドハイブリッドについて
目的を絞り込みはしたが、全体の技術をざっくりと解説することから始めよう。
マイルドハイブリッドは、エンジンをモーターでアシストすることにより燃費を向上する技術…ではない。
スズキの公表している説明を読む限りでは、そのような技術に思える。
そもそも、各社がハイブリッドシステムを研究しているのは、燃費向上のためだ。
僕もそう思って購入した。でも、これがそもそもの間違いだ。
モーターアシストが主眼の技術だと思っていると、マイルドハイブリッドには文句しか出ないだろう。
間違いは2つある。
1つ目。
燃費向上はモーターアシストで得られるのではない。
アイドリングストップも、発電機兼モーターも、CVT も、リチウムイオン電池の搭載も。
もっと言えば、車両重量を努力して軽くしていることなど、地道な努力も含めて燃費を向上させている。
そのつもりで読むと、スズキの説明ページでも、マイルドハイブリッドの説明として「アイドリングストップ」なども含めて書いている。
モーターアシストは、マイルドハイブリッドのほんの一部でしかなく、ここに期待しすぎると肩透かしを食うことになる。
2つ目。
そもそも、スズキの目指す「エコ」は、燃費向上、排気ガスを減らして環境にやさしい、という「エコロジー」ではない。
エコロジーは含んでいるが、経済的である「エコノミー」も含んでいる、と考えるべきだろう。
燃費を上げれば経済的でもあるから、同じものに思えるかもしれない。
しかし、「導入費用」も考えてほしい。
安上がりでそれなりの効果があるものなら導入するが、その効果を突き詰めて値段が上がるなら本末転倒である。
悪く言えば、安物のシステムだ。
燃費向上のために本体価格も高くしている他社と同じような機能を期待すると、思ったほどの性能ではない、ということになる。
いわゆる「ハイブリッド車」は、モーターのみで走行するために、パワーの大きいモーターを使っている。
600V 程度で駆動するものが多いようだ。このため、充電池も 200V 以上の出力を持ち、大きい。
通常、自動車の電気系統は 12V で設計されているため、モーター用に別系統の回路を用意する。
モーターも大きいし、充電池も大きいため、車両重量は増す。システム値段も高くなる。
燃費はその分悪化することになるが、モーターのパワーで悪化分を解消する。
のみならず、十分に燃費を上げることで、高い導入費用もカバーできるようにする。
先に書いたように、マイルドハイブリッドの場合、導入費用を安くするためにこのシステムの否定から入る。
モーターは、わずか 48V のものだ。これを、普通の 12V 電流を昇圧して駆動する。
エンジン始動に使う 12V セルモーターよりも力強いが、600V モーターと比べるとおもちゃみたいなものだ。
パワーは出ないので、エンジン走行を基本とし、モーターは特にパワーが必要な時の「アシスト」にとどめる。
しかし、エンジンは低速走行時に燃費が落ちる。ここをアシストして速やかに高速にすれば、燃費が上がる。
走行にはアシスト程度だとしても、エンジンを回すのには十分だ。
そこで、アイドリングストップ可能にして、停車中はエンジンを止めてしまう。
再始動時には、モーターでエンジンを回して始動する。
これで燃費が上がる。
いつでもモーターを使えるように、と考えると、電力を出すための大容量の充電池も必要になる。
しかし、後で書くように、大容量の充電池があれば「いつでも使える」というわけではない。
ならば、最初からアシスト程度、アイドリングストップの再始動用だと割り切る。使えないときがあって構わない。
充電池も小さくすれば、余計な重量増加が抑えられ、燃費が上がる。
モーターは発電機としても使えるので、減速時の回生ブレーキに使う。
回生ブレーキで発電できるので、走行中常に発電するのをやめ、負荷を減らすことで燃費を上げる。
従来の発電は「少ない電流を常に」だった。回生ブレーキ / モーター出力時は「大電流を短期間に」だ。
従来の鉛蓄電池は、少ない電流の出し入れしかできない。そこで、リチウムイオン電池を導入する。
ただし、リチウムイオン電池には「低温時に使用できない」という弱点があるので、従来の鉛蓄電池も併用。
低温に弱いので、暖房が効く室内に置く。
電池を大容量にしても「いつでも使える」わけではない、というのは、このリチウムイオンのことだ。
5度以下では使えないので、日本だと特に寒い地方でなくとも、冬場は使えないときが出てくる。
大体、この考え方でマイルドハイブリッドは構成されている、と考えてよいと思う。
いろいろなところで、細かく燃費向上を狙うのだけど、今までのエンジン自動車と違うような画期的な何かがあるわけではない。
それどころか、新しく導入した「リチウムイオン電池」は、低温に弱いという弱点を持ち、冬場は使えない可能性がある。
リチウムイオン電池が使えないと、モーターアシストはもちろん、再始動ができないのでアイドリングストップも使えなくなる。
するとどうなるかというと、今までのエンジン自動車と同じになってしまうのだ。
マイルドハイブリッドに期待して買った人が怒る、もしくは「故障したのではないか」と不安になるポイントが、この「冬に普通の車になってしまう」ことのようだ。
最初のほうで、「エコロジーだけでなく、エコノミーなシステム」だと書いたのはこのため。
冬場に耐えるようにいろいろな仕組みを追加することもできるだろう。
実際、トヨタプリウス PHV なんかはリチウムイオン電池にヒーターをつけ、充電中は電池を温める、というシステムを作っている。
外部電源が前提だが、停車中は充電することを前提にすればよいシステムだと思う。
でも、冬のためだけに装備を追加するよりも、冬はあきらめる、というのも悪くない考えかた。
それだって、完全にあきらめるわけではなく、しばらく乗っていれば暖房で温まって使えるようになるのだ。
スズキはこちらを選択した。スズキ車に乗るということは、この選択についていくことになる。
最悪の状況でも、普通の自動車としては十分なのだから、おおらかな気持ちで行こう。
長くなってきたので、一度ここで記事を区切る。
次のページは、今回の記事の目的である、アイドリングストップについて誤解が多いポイントについて解説していきたいと思う。
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引き続き、マイルドハイブリッド技術の一部で、複雑怪奇なアイドリングストップについて書こうと思う。
ハイブリッドというとモーターアシストのほうが注目されやすいと思うのだけど、マイルドハイブリッドでは、むしろアイドリングストップのほうが重要ではないかと思う。
エンジンが止まる、というのは、効果がわかりやすいからだ。
加えて、エンジンスタートからの通算アイドリングストップ時間がカウントされる。
そんな表示を出されてしまったら、できるだけアイドリングストップするような運転を心掛けたくなってしまう。
しかし、アイドリングストップは、十分な条件が整った時でないと行われない。
この条件が複雑怪奇なため、いろいろと誤解も多いようだ。
細かな条件は、イグニスのマニュアルに書いてあるのでそちらを読んだほうがいい。
条件は 4-71 ページからだ。
ただ、この条件が納得いかない、という人が多い。
例えば、アイドリングストップの条件は「フットブレーキを踏んでいること」が含まれる。
停車中に、パーキングブレーキを効かせてシフトをニュートラルにし、フットブレーキを離すと…
停車する意思は十分に示せていると思うのに、エンジンが再始動してしまう。
僕も最初は「なんでダメなんだ?」と疑問に思った。
さて、条件を見てみると、どうも大きく4つに分かれるようだ。
・運転者が、エンジンを止めることに了解していること
・法令面で、エンジンを止めても問題が出ないこと
・技術的に、エンジンを止めてもよいこと
・エンジンを再始動すべき、という状態が来ていないこと
この4つがすべて整っているときしか、アイドリングストップは行われない。
後で解説するけど、先に書いた「フットブレーキを踏んでいないとダメ」は、法令面の問題に属する。
技術的には、停車しているのだからよさそうなものだけど、別の理由でダメなんだ。
▼運転者が、エンジンを止めることに了解している
まずは、わかりやすい話からいこう。
運転者が了解していない限り、勝手にアイドリングストップが行われることはない。
・アイドリングストップ OFF スイッチを押していない
・スポーツモード・マニュアルモードにしていない
・アクセルを踏んでいない
ここら辺が条件だ。すべて満たさないといけない。
アイドリングストップ OFF スイッチは、A の周りに丸く矢印が付いた記号に「OFF」と書いたスイッチだ。
このマークが納得いかない、と書いている人も見受けた。
日本語の「あ」は A だけど、アイドリングストップは英語だから A じゃなくて I だろ…と主張していた。
アイドリングストップは、残念ながら英語ではない。和製英語だ。
英語では、Auto Start-Stop System。A の周りに矢印で丸を付けるのは、国際的に定められたマークだ。覚えよう。
スポーツ・マニュアルモードは、運転を楽しむためのシフト。
燃費なんて気にせずにエンジンパワーを引き出したい…という時向けなので、アイドリングストップはしなくなる。
▼法令面で、エンジンを止めても問題が出ない
言われれば納得するのだけど、ネットを見ていて一番「条件がおかしい」と言われているのが、法令面の問題だと思う。
法律って、自分に関係することなのに知らない人が多いので、何が違法になるかわからないのだよね…
では、まずは何が違法行為になるのかを示そう。
道路交通法第71条 (運転者の遵守事項)
5 車両等を離れるときは、その原動機を止め、完全にブレーキをかける等当該車両等が停止の状態を保つため必要な措置を講ずること。
車両を離れるときは、原動機(エンジン)を止めなくてはならない。
のみならず「停止の状態を保つ」必要がある。
アイドリングストップで、「エンジンが止まっている」と勘違いして、運転者が車両を離れてしまったらどうなるだろう?
後で書くが、アイドリングストップはあくまでも「一時停止」で、最長でも2分後にはエンジンが再始動する。
とても「停止の状態を保つ」とは言えない状態で、違法行為になってしまうのだ。
だから、システム側としては「運転手が確実に運転席に座っていることを確認する」必要がある。
このための条件はどうやら3つあり、
・ブレーキペダルを踏んでいる
・シートベルトをしている
・運転手側ドアを開けない
のすべてを満足していないと、アイドリングストップが終了して、エンジンが停止していないことを教えるようになっている。
先に書いた、パーキングブレーキをかけてブレーキペダルから足を離す、というのがだめな理由は、これだ。
まぁ、実際には法令面だけでなく、パーキングブレーキ不十分でクリープが起こったらどうするんだ、などの安全性もある気がする。
どちらにしても、ブレーキペダルを踏んでないとダメだという判断には、妥当性があるように思う。
▼技術的に、エンジンを止めてもよい
エンジンというのは「車を走らせる部品」ではない。
車の中で使われる、ありとあらゆるエネルギーを作り出すための部品だ。
ここを勘違いしていると、車が停止したのにアイドリングストップしないのはおかしい、と思ってしまう。
実際には、走る以外のエネルギーもすべて停止できる状態でなくては、アイドリングストップしない。
「デフロスタを使っていない」
これなんかは、非常にわかりにくい、技術面でアイドリングストップできない例だ。
デフロスタっていうのは、フロントガラスの曇りを取るために、フロントガラスの内側に乾いた暖かい風を当てる機能。
一見するとアイドリングストップと無関係に見えるが、これを使うとアイドリングストップできなくなる。
乾いた風は、エアコンで作っている。
結露するほど湿っている室内の風ではなく、乾いているであろう外気を取り入れて、エアコン冷やす。
冷えた空気は結露し、除湿される。
これを今度はエンジンの余熱暖房で暖め、乾燥させてフロントガラスに吹き付ける。
乾燥した空気は水分を吸収し、水蒸気としてしまうため、フロントガラスの曇りがすぐに取れる。
エアコンというのは、ポンプで冷却材を循環させることで動く。
家庭用エアコンなら電気モーターを使うが、自動車ならエンジンの回転力を使う。
そんなわけで、エンジンを停止するとエアコンも停止する。
夏場の冷房機能なら、ある種の「ぜいたく品」なので、アイドリングストップ中くらい止めても良い。
しかし、デフロスタは安全にかかわる機能なので、止めるわけにいかない。
そんなわけで、デフロスタを使うと、アイドリングストップはできなくなる。
デフロスタは「曇ってしまった」時に使うものだ。
これに対して、あらかじめ外気を取り入れてフロントガラスに当てていれば曇りを防止できる。
できることなら、そちらを使って曇らないようにするのが良いのだろう。
「坂道で停車していない」
これもわかりにくい。
坂道とアイドリングストップは、一見何の関係もないように思える。
現代的な自動車には、ブレーキ倍力装置というものがついている。
ブレーキを踏む力をアシストし、強い力でブレーキを踏んでくれる装置だ。
このアシストの力は、エンジンから取っている。
だから、エンジンを止めると急にブレーキが弱くなる。
ブレーキが一番力を必要とするのは、動いている車を止めるときだ。
いったん止まってしまえば、「動かないように念のため」ブレーキを使っているだけだ。
普通の AT 車なら、停車中でもクリープ現象での前進を防ぐ…という意味もある。
しかし、イグニスの場合アイドリングストップでエンジンを止めてしまえば、これもなくなる。
そんなわけで、止まってしまえばブレーキ倍力装置は不要だ。
アイドリングストップでエンジンを止めてよい。
ただし、坂道では話が変わってくる。
エンジンを止めた結果、ブレーキの力が弱まれば、重力に負けて車が動いてしまうかもしれない。
だから、坂道でブレーキ倍力装置を止めるわけにはいかず、アイドリングストップできなくなる。
「リチウムイオン電池が5度以上」
前半記事でも書いたけど、システムの中核を担うリチウムイオン電池は、5度以下では動作保証外だ。
アイドリングストップ時には、エンジンアシスト用のモーターを使って再始動を行う。
このモーターは、リチウムイオンから電力を取る。
そのため、寒いときは再始動ができなくなるため、アイドリングストップできなくなる。
それだけでなく、回生ブレーキも使えなくなる。回生した電力の行き場がないためだ。
CVT は仕組み上エンジンブレーキの利きが悪く、回生ブレーキで「代用」としているので、寒い状態での長い下り坂などは怖いそうだ。
まぁ、そういう時に備えて、シフトには L がある。もしくは、スポーツモードに切り替えてもよいそうだ。
そうすれば、回生ブレーキは使わずにエンジンブレーキをかけられるようになる。
技術面でアイドリングストップを使えない、という状態は他にもいろいろとある。
しかし、上に書いたのが代表的なわかりにくい例ではないかと思う。
▼エンジンを再始動すべき、という状態が来ていない
最後に、アイドリングの条件ではなく、「再始動の条件」だ。
再始動すべきタイミングだと判断すれば、アイドリングストップは終了し、エンジンが再始動する。
まぁ、基本的には「走りだそうとした」タイミングで再始動が行われる。
・ブレーキを踏んでいる足を離した
・ハンドルを動かした(信号待ちから、交差点を曲がるための操作を開始した、と認識)
・シフトレバーを、ニュートラル・またはパーキングから、ドライブに戻した
これらの動作は、走りだすための前準備だととらえるようだ。
購入時の日記で「勝手にアイドリングストップが終わったりする」と書いているのだけど、この時はハンドルを操作しようとしたためだった。
もう一つある。
・アイドリングストップ時間が2分を超えた
この時も再始動する。
アイドリングストップ時、エンジン内には噴霧され、ガスになったガソリンが入っている。
再始動の際には、すぐにこのガスに点火されることになるのだけど、冷えてしまうと液体に戻ってしまう。
そうなると、点火がしにくくなる。
おそらくは、これを考慮して「2分」という時間が決められているのだと思う。
もちろんこれ以外にも、アイドリングストップ「できる」前提が崩れたときも、エンジンは再始動する。
他にもいろいろと条件はあるのだけど、全部説明すると長くなるのでここで終わろう。
…ふぅ。昨日までは、条件をできるだけ網羅しようとして、長くてつまらない文章だったのだ。
なんとか悪くない範囲にまとめられた、と自分では思う。
(昨日までに書いていた内容がひどすぎたから…)
わかってもらいたいのは、一見アイドリングストップには無関係に見える条件であっても、よく考えられて定められていることだ。
意味があるのだから、文句を言ったところで仕方がない。意味を知って、納得して使うのが良いと思う。
もっとも、これは文句を言うなと言っているのではない。
文句が出る、というのは、それが妥当な条件であっても、ユーザーには納得してもらえてない、ということだ。
次のより良い製品につなげるため、文句を言うのはユーザーの権利でもある。
まぁ、理由によっては文句を言ったところで開発陣が苦笑いして終わりだろう。
より有効な文句を言うためにも、今定められている条件の「理由」は知っておいてよいと思う。
おまけ:
書き終えた後で、良い参考文献を見つけた。
書き終えた後、と言いながら、一部これを見ながら記事修正させていただいた。
トランジスタ技術 増刊 MOTORエレクトロニクス NO.2
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