目次
前のページ
2002-09-22 携帯マシン
2002-09-25 悪いこと…
2002-09-26 バガン入手
2002-10-02 サーバー不調
2002-10-02 Write Once ...?
2002-10-11 Java
2002-10-31 Synchronized, wait & notify
2002-11-03 システム改変
2002-11-04 新しいコンセプト
2002-11-07 電話回線
2002-11-08 災難な一日
2002-11-18 予約特典
2002-11-22 エアチェック
2002-11-24 年賀状印刷ソフト
2002-11-26 C#
2002-12-13 ページ更新
2002-12-21 MacOS X
2002-12-23 ちょっと見直した
2002-12-23 そういえば
2002-12-27 クリスマスプレゼント
次のページ
急にHP200LXの設定に凝り始めた。
200LXが何者か知らない人はこっちのページも見てもらうとして、「魔法使いの森」を書き始めた 96 年ごろから、200LX はホームページ作成のメインマシンだった。
当時は、200LX で文章を下書きして、PowerMac 7600 で最後の文章校正 + HTML 整形、という手順だった。
いまは PM7600 から Win2000 マシンに変わっただけで、やっていることはぜんぜん変わらない。
200LX をしばらくしまいこんでいた時期があった。それはすなわち、このページが休止していた期間と一致する。
ページの復活とともに 200LX も復活したのだ。
で、99年には製造が停止したマシンだし、もうソフトなんかも枯れているだろう…と、ずっと以前の設定のまま使っていたのだが、ここ1週間くらいで気になって調べてみると、製造停止後も活発にソフトが供給されていることを知った。
愛用していたファイル管理ツール、X-Finderなんて、Release 2をずっと使っていたのだが、いつのまにか R.11となっていた(笑)
バージョンアップしたら、以前とはまったく別物かと思えるほど変わっていて、設定ファイルもかなり書き方が変わっていたので驚いた。
苦労して移行しただけの価値はあったが。
TRAINもいつのまにかデータが新しくなっていたし(97年頃のデータを使いつづけていた)、ENG2JAPも、いつのまにか発音記号の表示に対応していた。
あの頃とは自分の環境も変わった。
大容量のフラッシュカードが高くて買えず、たった 10M をやりくりして使っていた時とは違う。
30M の CF があまっていたので、これを 200LX 用にする。
実は、今までにも何度かこの CF を使おうとしたが、原因不明のアクセスエラーが時々(1時間も使っていれば必ず)起こってハングアップするので「相性が悪いらしい」と思ってあきらめていたのだ。
ふと思い立って、先日買ったマイクロドライブに付属してきた CF -> PCカードアダプタをつけて 200LX に入れてみる。
いろいろアクセスしてみるが問題なし。どうやらアダプタが悪かったらしい。
そんなわけで、LX のストレージ環境が 10M から 30M にパワーアップした。
夢のような大容量だ。200LX は DOS マシンなので、30M もあれば十分すぎる。
しかも、PC 用の CF カードリーダーも、マイクロドライブを買ったときにおまけについていたので、PC とのデータ連携が非常に楽になったというおまけつき。
今までは、 PCカード -> 内臓 RAM -> CF -> PC という、ややこしい手順でデータを送っていたのだ。
(200LX にはカードスロットが1つしかない)
200LX のゲーム環境。
97年ごろに熱中していた FreeCell や Rogue 、雀悟狼は、今でも電車の中の暇つぶしなどで健在。
最近 200LX用の Yahtzee を見つけてインストールした。Yahtzee はサイコロを使ったギャンブルなのだが、以前友人にルールを教わってからは結構好きなゲームのひとつだ。
で、今日見つけて驚いたのが、「親父王」というシューティングゲーム。
このゲーム、大学の時に遊んだ「親父打ち」の続編らしい。
テキスト画面を使って作られたシューティング、と聞くと、BASIC で書かれたつまらないゲームを思い浮かべそうだが、非常に熱い横スクロールシューティングゲーム。
VGA 用なので CGA の 200LX では本来動作しないのだが、動作させるためのソフトが開発されていたらしい。
(もともとテキスト画面なので、おそらくキャラクタパターンをどうにかしてやればよいのだろう)
これが、キャラクターが大きめなので反応の遅い液晶でも何とかなるし、もともと色はあまり無かった(はず)だし、もともと音も無いし、時機はオート連射だしで、非常に 200LX 向き。
ただし、200LX は本来、キーを押さないと「すぐCPUパワーを落とす」マシンなのだが、さすがにシューティングでそれをやられるとゲームにならない。(敵弾の動きの速度が安定しないようでは避けにくい)
そこで、ゲーム開始前にその機能を OFF して、ゲーム終了後に再び ON するのだが…
しばらくは、電池の消耗が激しくなりそうだな (^^;;
関連ページ
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |
最初に断っておきますが、今日書くことを真似してはいけません。
昨日 HP200LX の話を書いたが、その延長で「200LXでも遊べるゲーム」を探していた。
200LX は、IBM-PC XT 規格のハードウェアだ。そして、グラフィック画面が CGA 対応であれば動作する。
ただし、XT はクロックが 4.7Mhz だったが、200LX は標準で 7.9Mhz なので、6割ほど速い。
実は Giga Games というシェアウェア/フリーウェア集 CD-ROM もあってそこからも探していたのだが、もっと面白いものは無いかとインターネットへ。
で、ここでよくないものを見つけてしまった。違法コピーデータだ。
PC-XT の古い市販ソフトをいくつか置いてあるサイトを発見してしまった。
自分もソフトを作って暮らしている人間なので、良心の呵責を覚えつつダウンロード。
1980 年代前半のゲームばかり。名前を知っている、ということで、DonkeyKong と DigDug を入手してみた。
LX ではうまく動かなかった。
いや、動くのだがいろいろと問題があったので、遊ぶのはあっさりあきらめた。
(DOS から起動できるが、DOS に戻ってこれない… CTRL+ALT+DEL でのリセットは禁止されており、200LX 独自の CTRL+SHIFT+ON でのハードリセットも効かない。ゲームを止めるのに電池を抜くしか無いのは面倒くさい)
面白いと思ったのはこの後の話。
ためしにデスクトップで起動してみた。Win2000 マシンだ。
CPU は Athlon 1.4Ghz 。クロック周波数で XT のおよそ 300 倍だが、実際の速度なら何千倍出るのかわからない。
DonkeyKong のタイトル画面からゲームスタートキーを押すと、画面が一瞬フラッシュしてタイトルに戻ってしまう。
最初は、なにかの理由でうまく動作していないのかと思ったが、これは「面開始デモの後一番上から一番下まで樽が転がってきてマリオに当たるのを3回繰り返し、ゲームオーバー表示後タイトルに戻る」ということを一瞬で行っているのだった。
さすがに遊べないな…と思って DigDug を起動。
今度は、なぜか非常に遅い。本来の速度の半分くらいで動いている感じがする。 BGM まで遅くなり、非常に間延びしている。
こちらは、遅すぎて遊べない。
昔のゲームを今の PC で遊んだら速すぎて遊べない、というのは納得できる。
しかし、「遅すぎて遊べない」とはどういうことだろう。
まぁ、これで諦めがついた。
違法コピーはやはり良心の呵責があるし、何よりも「使い物にならなかった」のでやめておこう (^^;;
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |
バガンといえばバラデュークのキャラ…ではなく、レイディアントシルバーガンのこと。
ちょっと思い入れがあってずっと欲しかったのだが、オークションで落札することが出来た。
定価 5,800 円の品を、格安の15,500円で (^^;;
このゲーム、いろいろと事情があってプレミアつきまくり。
ヤフーオークションでは、美品や未開封が2万円程度、傷などがあっても「完動」で1万5千円程度で取引されている。
僕が落札したのはBIDDERSで、サターン本体とその他ソフト6本をつけてのものだった。
いまさらサターンの中古は投売りだとはいえ、15,500円は「格安」といっておかしくはない…と思う。
まぁ、定価以上で中古ソフトを買うのは、なにか馬鹿らしくもあるのだが。
それでも手元においておきたい理由があったのだ。
以前、とある会社に勤めていた。…伏せておいてもすぐばれるが、これから書くことは企業秘密かもしれないので名前は出さない。
僕が勤めていたのは業務用のゲームを作る部署で、僕も何本かゲームを作った。
自分の作品と言うのはやはり思い入れがあり手元に置いておきたいのだが、作ったゲームは残念ながら手元には無い。
ただの業務用基盤なら中古で買っておいてもいいのだけど、筐体物はちょっとね (^^;;
で、手元にあるのは、セガサターンでも発売された「コラムス'97」だけ。
このゲームはプログラマーだったので、スタッフロールに名前が入っている。
もっとも、結構難しいので今はスタッフロールを出すところまでいけない。作成中は上手だったのだけどな…
レイディアントシルバーガンは、別に僕はプログラムはしていない。
というか、ほとんどかかわっていないのだが、ありがたいことになぜかスタッフロールに名前が出ている。
やったことは、技術的なサポートとテストプレイ、あとは業務用発売までの事務的作業のみ。
その仕事をしていた頃は毎日のようにテストプレイしていたので、それほど難しくは感じなかったのだが…
久しぶりにサターンで遊んだら難しいね。
トレジャーの社長に「難しくないですか?」って聞かれて「ちょうどいいと思います」と答えたのは僕なので、誰にも文句は言えないのだが (^^;
そういえば、スーパーファミコンのジャングルウォーズ2ってゲームのスタッフロールにも名前入ってるんだよね…
大学時代にアルバイトしたからなのだが、僕は SFC を持っていなかったのでこのゲーム遊んでいないのです (^^;;
こちらはバイトだったし、データ作成手伝っただけだから、そんなに思い入れはないかなぁ…
関連ページ
別年同日の日記
16年 箱根小涌園ユネッサンに行きたい人へのまとめ(1/3)
16年 箱根小涌園ユネッサンに行きたい人へのまとめ(2/3)
16年 箱根小涌園ユネッサンに行きたい人へのまとめ(3/3)
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 【海腹川背】 ニコニコ動画でお名前を見てぶっ飛びました(;´Д`) 全然関係ありませんが、先日、17,8年ぶりにトップランディングやった次第でございますヽ(´ー`)ノ (2008-11-03 04:09:38)【通りすがり】 ぎっ。。。銀銃のスタッフロールにお名前が!?たった今SS版やってクリアしてみたばかりなんですが。。。通りすがりなので初見です、すみません (2005-03-24 00:37:29) |
えーっと、サーバー不調で4日近くもWEBが停止していました (^^;;
不調の原因もケアレスミスなら、4日も気づかなかったのもケアレスミス。
WEB 以外にもサーバー不調の影響は及んだようで、知人から「メールサーバー止まってるみたいだよ」と指摘を受けてはじめて気づきました。
どうやら、不調の原因は RedHat Linux のup2date。
これは Windows の「Windows Update」みたいなもので、最新のプログラムを探し出し、取って来てインストールしてくれるコマンド。今までにも何回かアップデートをして問題なかったから今回もそのつもりで使ったのだけど…
アップデートで大量にファイルを入れ替えたのですが、その際にディスクに不整合が起こった(?)ようで、ディスクアクセスが不調となりました。それがメールサーバー停止の原因の模様。
再起動したら、fsck しろ! とシステムに怒られました。fsck は、おかしくなったファイルシステムを修復するためのツール。結構時間がかかり、報告が山ほど出ましたが無事修復に成功します。
再起動したところ、無事起動しますが、何か変です。
サーバーはルーターとしても動いているのですが、外に見に行くことが出来ません。
なにか設定をおかしくしてしまっているらしい…
こういう問題は google で検索すれば解決することが多いのですが、そもそも外に出られないので自力解決します。
3時間くらい悪戦苦闘して、やっと解決。今後同じ問題が起こらないように、再起動時に正しく動作するように設定を直します。
WEB を見てみます。変です。ぐちゃぐちゃのプログラムの一部が見えます。
うーん…この問題はとりあえずおいておいて、qmail の設定。
qmail もdaemontoolsで起動するように設定を変えてしまいました。これなら何かあっても安心です。
さて、WEB がおかしい原因究明。
調べるのに時間がかかりましたが、どういうわけか、PHP の「古い」バージョンを入れられてしまったようです。
まぁ、PHP は RedHat標準の RPM (インストーラ)を使わず、手動インストールしていたので新旧が認識できないのは仕方ないのかもしれません。
古いことよりも、PHP の設定を標準とは変えていたので、「普通の」PHP を入れられてしまったことで WEB が機能しなくなってしまったのが問題でした。
せっかくなので最新版の PHP …は、日本語関係にバグがあると言うので、一つ前のバージョンを入れます。
入れなおしたらうまく動作するようになりました。
結局、今日はサーバーの設定だけで1日終了。
仕事をしなくてはいけないのだが、コンピューターのトラブルは時間ばかりかかっていけない。
関連ページ
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |
1年半ほど前に作った i-mode 用の Java アプリを元に、AU 用のバージョンを作っている。
Java は Write Once, Run Anywhere (一度書けばどこででも動く)をキャッチコピーとして登場してきた。
しかし、実際には Java の実行環境(JavaVM)の実装の違いなどから、「Write Once, Test Anywhere」(一度書いたら、あらゆる場所でテストしろ)などと揶揄されてきた。
まぁ、今回も i-mode と AU の違いがあるのでそれなりの修正は必要だろう、と考えてはいたのだが…
小型機器用の Java 実行環境を KVM と呼ぶ。Kiro byte で動く JavaVM の意味だ。
実際には、Java は実行環境とともに「クラスライブラリ」というものが重要となる。
KVM と組み合わせるには、CLDC と呼ばれるライブラリ群を使う。
i-mode も AU も、KVM + CLDC を基本としていることに変わりはない。
携帯電話用に、CLDC に加えて使うライブラリを MIDP という。
これは、性能も解像度も低い携帯の画面で使うことを想定した、入出力ライブラリだ。
i-mode が Java 対応した時、MIDP はまだ開発中だった。そのため、DoCoMo は MIDP ではなく、独自のライブラリ群を使った…と、表向きには語られている。
しかし、MIDP をベースとして作られたものなので、大きな違いがあるわけでもない、とも語られている。
しかし、ぜんぜん違う。
i-mode では、画面出力を基本的に「HTML 互換」としていた。
i-mode で WEB は見られるのだから、その部品を使う分には難しくないという、非常にもっともな考え方だ。
以上が、i-mode の Java で使える主要な入力部品だ。
しかし、MIDP では、最後の2つ、ドロップリストとボタンがない。
ボタンに関しては通常は一連の入力に1個あればよいもので、携帯電話についているボタンに機能を割り振ることは可能なのでなくてもそれほど問題はない。
問題はドロップリストだ。
というようなインターフェイスを作ることが出来ない。こんな単純なことをラジオボタンで表現すると
という、非常にうざったい画面になってしまう。
実のところ、グラフィックを表示する画面はあるので、最悪の場合「すべてを自前で作る」と解決方法はある。
ただし、この場合文字入力と共存することは出来ない。グラフィック画面ではボタンの入力を直接知ることが出来るかわりに、文字入力が出来なくなるのだ。
加えて言えば、目に見えない「裏」の部分もずいぶん変わっている。
Java では、ユーザーの入力に即時に答えられるような割り込み機能を「Listener」と呼ばれる仕組みで実現している。
i-mode の Java では Listener が豊富に用意されていた。MIDP ではほんのわずか。
たしかに、同じようなことは出来るようになっているのだが、豊富に用意されているほうが使いやすいことは事実。
また、画面表示がらみだが、Font に関する設定も i-mode のほうが柔軟だった。Font というのは奥の深い世界で、英語の場合文字の位置は「ベースライン」を基準として考えられる。
文字は、 1. 文字の高さ 2. 文字の幅 3. 文字の、ベースラインより上の高さ 4.文字の、ベースラインより下の高さ の4つの「サイズ」がある。
i-mode では、すべてを知ることが出来た。長い文字列を指定のドット数以内で表示する時、どこで折り返すと良いかを調べる命令まであった。
しかし、AU では「ベースラインより下」を知ることが出来ない。高さから「上」を引き算すればわかるが、余計な手間がかかる。
折り返し位置も教えてくれない。任意の文字列が何ドットになるかという「幅」は教えてくれるので、少しづつ文字の長さを変えながら自分で調べることは出来るが、これも非常に余計な手間だ。
うむむむむむむむ…
最近、i-mode の Java は「MIDP がまだ出来ていなかったから」独自仕様にしたのではなく、「MIDP があまりにもダメだから」独自仕様にしたのではないかと疑っている。
だとすれば、それに気づかずに MIDP を導入した AU/J-Phone は…
関連ページ
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |
AU 向け Javaプログラムを作っている。
前の日記では機能の低さを嘆いていたが、それなりにプログラムは形になってきた。
しかし、やはり機能が低いとプログラム量が多くなる。
以前作った i-mode 向けプログラムは 10K の制限内で作ったが、AU は 50K なので機能追加も多く、プログラム量が多くなる。
プログラムが多くなり、把握しにくくなるとバグの元なので、分割コンパイルを行いたいのだが、Java には分割コンパイルという概念はない。
というか、C 言語と違ってオブジェクト指向言語なので、分割は「オブジェクト」単位で自然に行われる。
オブジェクト指向というのは、一度完成した「プログラム」を後からいろいろ使いまわせるような仕組みをいう。
使いまわすためには、プログラムの中身はわからなくても、外部への窓口がしっかりしていれば良い。
というわけで、Java はやたらと「窓口」を作る。勝手に作る。作りすぎてメモリを食う。
しかし、携帯電話ではメモリが少ない。対処方法としては、オブジェクトを出来るだけ少なくして、外への窓口も出来るだけ作らないようにすればよい。
しかしこれは本来のオブジェクト指向が目指している方向と正反対だ。
無理なつくりをするので、プログラムは非常に読みにくい、厄介なものとなる。
対症療法としては、Obfuscatorというのがある。
「窓口」というのは、つまり中を覗くためのきっかけにもなりやすい。
Java のプログラムは中身を見られやすいのだ。仕事で使うには、これは困る。
そこで、中身を見えにくいように窓口を「変な形」にするツールが考え出された。
Obfuscatorとは「混乱させるもの」という意味だ。
たとえば、「OpenWindow」という名前がついた窓口があったとしよう。
名前からも、窓口とわかりやすい。Obfuscatorはこれを「a」というような、無味乾燥な名前に変えてしまう。
これは副作用として文字数を減らし、メモリの節約にもつながる。
実際のところ、フリーのObfuscatorはRetroGuardくらいしかないのでそれを使うことになる。
KDDI は、Java プログラム作成を促すためにKJX 作成キットを配布している。
(KJX というのは、KDDI の Java 配布形式の名称だ。EZPlus のプログラムのことと思って良い)
この中には、ややこしい Java プログラムのコンパイルを補佐する GUI ツールも含まれている。
…が、これが非常に性能が低い。
i-mode での開発をしていた時には、フリーウェアのiアプリ開発Toolを使用していた。
これは、ボタン一発でコンパイルを行って、RetroGuard までかけてくれた。
しかし、KJX 作成キットではそのようなことは出来ない。
いや、それどころか、KJX 作成キットでは、実は配布形式の KJX を作ることが出来ないのだ。
KJX は配布時に 2byte の CRC チェックを付加する必要があるのだが、KJX 作成キットはその「あたりまえのこと」をやってくれない。
MIDP Builder2というものがあるのを発見した。
このソフトは、KJX 作成キットでは出来ないことをほぼ解消している。
買おうかどうしようか…と迷っていたところ、自分が一番欲しいと思っている機能が欠けていることに気づく。
ここまで来たら、仕方がないので自分でコンパイル環境を組むことにした。
最初はバッチファイルで書こうとしていたが、無理っぽいので windows に perl を導入し、perl で書いた。
まずは KJX 作成ツールが行うのと同じことが出来るのを確認。
その後、RetroGuard でプログラムを縮小する処理を追加。
正常動作を確認。
さて、ここまで来て、再び最初の問題。
Obfuscator は解決ではなく、むしろ問題を悪化させる。
そもそも、問題は「プログラムのメモリ量」ではなく「ソースの量」が多いことだ。
読みにくいので分割したい。MIDP Builder2 にかけていたもの、というのもこれだ。
C 言語なら分割できる…というのは、2つの意味があるのだがここでは「プリプロセッサ」の仕組みを導入してみよう。
プリプロセッサを使うと、ファイルの一部として別のファイルを呼び出すことが出来る。
#include というやつだ。C言語を知っている人なら見たことあるだろう。
これは、厳密に言えば分割コンパイルではないのだが、ソースを分割できる。
ソースが分割できれば、プログラムの見通しというのはある程度良くなる。
その「ある程度」がプログラマにとっては非常に重要なのだ。
で、フリーで使えそうなプリプロセッサを探す。
pamulow preprocessorというのを発見。
#include もつかえる、と書いてあったので期待したのだが、実はこの include 文は、非常に限られた用法しか出来ないと判明。
ソースの分割には使えないのだ。これでは意味がない。
そもそもプリプロセッサというのは C言語のアイディアだし、C言語のプリプロセッサを流用するのも悪くない。
そう思って、MS-DOS 時代にはずいぶんとお世話になったLSI-C 試食版をダウンロード。
しかし、これも実は使えないことが判明。
機能的には十分なのだが、なにぶん MS-DOS 時代のものなので、ロングファイル名に未対応だったのだ。残念。
他にないかと探してみると、Borland C++の無料版が見つかった。
Borland C というのもずいぶん懐かしい。大学時代、授業では TurboPascal を使っていた。後に TurboC もつくられ、さらに Borland C/C++ となるわけだが、当時としては一番使いやすい環境だった。
そんなノスタルジーに浸りながらダウンロード。
というか、ファイルが巨大でダウンロード中に思い出に浸っていたというか。
ただプリプロセッサが欲しいだけで、8メガ以上のファイルをダウンロードするのもどうかと思う。
しかし、Borland C++ のプリプロセッサは期待以上の動きをした。
最初からいっしょに設計されたCなどでは問題ないのだが、プリプロセッサを通すと行番号がわからなくなってしまうのが難点だ。
しかし、Borland C++ のプリプロセッサは、「すべての行の先頭に、コメント形式で元のファイルと行数を入れる」という対処方法でこの問題をクリアしていた。すばらしい。
そんなわけで、理想的な開発環境は整った。
しかし、使いもしない C++ が、50M のハードディスクを食っている。
あまり人に勧められる環境構築ではない (^^;;
関連ページ
【追悼】森公一郎さん (LSI-C の作者)【日記 15/01/20】
Synchronized, wait & notify【日記 02/10/31】
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |
今年の風邪はしつこくて、まだ病み上がりな感じだ。
体が完調でない間も、Java プログラムを細々と作りつづけている。
以前に i-アプリとして作ったものの移植…だったはずが、i-アプリと EZplus の機能があまりに違うことや、せっかくだから機能アップしたいという欲が出たこともあり、大幅な作り直しとなっている。
どのくらい違うかといえば、MS-DOS と Windows 3.1 くらい違う。 Win95 ほど違うという自信はない (^^;;
つまり「見た目が良くなりました」ってこと。
中身はそれほど変わらないのだが、見た目を整えるというのは思った以上に大変なことなのだ。
今月の頭から作っているのに、まだまだα版と呼べるレベルまでも達していない。
一から作っているので、以前は持っていた機能をまだ持っていなかったりもする。
Java は「マルチスレッド」を前提としたプログラム言語なので、スレッド同期の命令がしっかりしている。
UNIX などでもマルチスレッドなプログラムは組めるが、C で組むことになるので注意を払って同期するような処理を自分で加えないといけない。
Java では、命令を「synchronized」というブロックで囲むだけで、他の synchronized ブロックと同時に実行されないことが保証される。
synchronized の中で別の synchronized に動いて欲しい、というときはどうするか?
wait を使う。wait すると、その時点でスレッドは休止し、別のスレッドに処理を明け渡す。
休止してしまったプログラムを起こすにはどうするか?
notify を使う。notify すると、休止している別のスレッドを叩き起こす。
この3つの機能が非常に良く出来ていて、スレッドプログラムは Java の腕の見せ所のひとつだ。
実は、腕の見せ所であるだけに、ここらへんの命令はしっかり意味を理解して使わないとはまりやすい。
以前 i-アプリのプログラムを作った時に、結構はまった。
そして、今日また移植版のプログラムを作っていてはまった(笑)
学習してないなぁ、と思うが、Java なんてめったに使わないんだもん。
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |
思い立って、WEBサーバーの設定を少し変えました。
当ページ外から、当ページの画像が表示できなくなっています。
Ted Nelsonの考える Transcopy とは対立する考えかたなわけですが、「画像だけ」を持っていかれるのはあまり良い気持ちはしないので。
駄文ではありますが、自分の書いた文のために画像をサーバーに置いているわけですので、画像が見たければ文章にリンクして欲しいのです。
具体的には、ブラウザの送信する HTTP_REFERER という値を見て決めています。
これは、「リンク元のページ」を意味する値で、画像のリクエストでは「画像を埋め込もうとしているページ」がわかります。
この改変で、HTTP_REFERERを送らない一部のブラウザで画像が表示されなくなるという弊害があります。
Mac の iCab では、設定によって HTTP_REFERER を送らなくなるそうです。
送ってくれれば問題はありません。
セガサターンのブラウザでは、HTTP_REFERER をまったく送らないそうです。なので、セガサターンで閲覧される方は、残念ながら画像が表示されなくなることになります。
先月、先々月分のログで確認した限りでは、該当者はいないようです。
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |
もう半月以上前のニュースらしいが、シャープが新しいノートパソコンを発表している。
メビウス クレードルMURAMASA。
デスクトップに接続したクレードルに置いた時、デスクトップからは外付けHDDとして認識されるらしい。
これは「まったく新しいコンセプト」らしい。
Appleが11年前からやっていたのにね。(最近のPowerBookにはついてないけど)
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |
Bフレッツを導入してから、ISDNにしている意味が無くなった。
アナログにしようと思ったが、回線変更すると番号が変わる、といわれていた。
10月頭くらいから NTT の方で準備が整い、番号を変えずに回線変更が出来るといううわさを聞いていた。
そして、10月末に知人から「あまっている」という電話加入権を購入し、回線変更。
ISDNで iナンバーを利用していたが、これはダイヤルインに振り替え。
これで毎月の支払いが千円ほど安くなる。
切り替えて2日ほどしてNTTから電話帳が届いた。
実は、2週間ほど前にも電話帳をもらっているのだが。
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |
「マンションの外観工事が入ります」
ってお知らせは、1ヶ月ほど前にいただいた。
そして1週間ほど前から工事が始まり、マンションの周囲には足場が組まれている。
工事のおっちゃんの掛け声が聞こえる中、自宅で仕事をしていると、プリンタがうまく黒を出力してくれない。
ヘッドクリーニングの必要があるかな? と思ったが、実はインク切れだった。
妻が急ぎで手紙を出す必要があるというので、インクを買いにヤマダ電機まで。
普段なら妻が買いに行くだろうが、今日は妻は自宅で仕事なのだ。
僕がプログラムを作ったコンテンツの、メールでのサポート業務。週に一度だけうけもっている。
ヤマダに行くと、インクが売り切れていた。
仕方ないなぁ、と思いつつも、もともとHP(ヒューレットパッカード)のプリンタのインクは高いと聞いていたので詰め替えを探す。
詰め替えインクは、非純正品だ。しかし値段は1/3。同じプリンタを持つ知人に聞いていたので迷わず買ってくる。
しかし、思ったよりもインクの詰め替えは難しい。
ぼたぼたとインクがたれてしまい、プリンタを汚してしまった。
一応終了したものの、なんとなく印刷は汚い。まぁ、今は「印刷できればいい」のでこれでよしとしよう。年賀状シーズンを控えているのが気にかかるが。
詰め替えの説明書には「詰め替え後はヘッドクリーニングをすると綺麗に印刷できます」とある。それだ。それやってみよう。
プリンタの説明書を読む。クリーニングはプリンタ本体では指示できず、PCの専用ソフトから行うらしい。
ドライバディスクを探し出し、ソフトをインストール。
インストーラーに怒られる。「このソフトは発表から1年以上経っています。最新のものがHPで発表されている可能性があります。」
この HP はヒューレットパッカードではなく、ホームページだ。「HPを見に行く」をクリック。「404 NotFound」ってなんでやねん!
Compaq と HP が合併したので、ページの構成が変わっているらしい。google で検索して見に行くと、新しいバージョンがあった。
早速インストールして、プリンタにヘッドクリーニングの指示を出す。
そのころ、なんだかおかしな音が聞こえる。
なんだろうと思って音の方に言ってみると、外の工事で高圧洗浄が始まったらしい。
外壁を塗りなおしたりする前に、洗う作業。ちょっといやな予感。いや、でもまさか、相手はプロだし…
と思っていたら、やってくれた。マンションベランダの蛍光灯のスイッチに思いっきり水を吹きかけ、漏電ブレーカーが落ちた。
過去にも一度だけ、ものすごい暴風雨の時になったことがあるのだが…電気系統に水をかけないのは常識じゃないのか。
とはいえ、注意していなかったこちらが悪い。「悪い予感」がしたのだから、作業を止めて注意すればよかった。
ルータ・メインサーバの再起動。どちらも、特にディスクは壊れていないらしい。
しかし、ルータがネットワークに接続しない。おかしい。
実は、11月1日から、プロバイダの接続方法が変化していたのだ。
ルータは10月頭に再起動して以来稼動しつづけてきた。
10月半ばに変更のお知らせがあったときに設定はしたのだが、設定が正しいかどうかを確認していなかったのだ。
どの設定が悪いのかわからん。ネットで調べれば情報がありそうだが、今はネットにつなげないのが問題だ。
普段なら多少つながらなくてもかまわないが、今日はメールサポートの仕事をしている最中で、長時間接続できなかったら致命的。
頭を悩ますこと15分程度。設定すべき個所が2箇所だと思っていたら、実は4箇所だったのが問題だった。
何度目かの adsl-start コマンドを入れると、エラーは出ずに接続した。一安心。
直った直った…と思っていると、「プリンタが使えないよ〜」と妻。
そういえば、プリンタ設定の途中だった。さっきヘッドクリーニングしていた途中だったけど…
おかしい。僕のマシンからもつながらない。プリンタはJetDirectを使ってネットワークプリンタに仕立てているが、この設定がまたややこしい。
telnet でプリンタサーバに入っていろいろ設定してみるが、そんなにおかしくはなさそう。
また HP(ヒューレットパッカード)のHP(ホームページ)に行って調べてみると、JetDirect のファームウェアのアップグレードがあった。
アップグレードには、専用ソフトが必要らしい。そのソフトをダウンロードし、アップグレード。
アップグレードしたら設定項目が増えた。いらん設定を切る。
ついでに、いままでよくわからないから活かしておいた設定を調べなおし、いらないものは全部切る。
これでプリンタが復活した。
これで終わったと思ったのもつかの間。実は今日は仕事らしいことをぜんぜんしていない。
妻のメールサポート業務で、ユーザーからの質問が溜まっている。いくつかの問題は僕のプログラムの問題で、僕が処理しないといけない。
溜まった仕事をいろいろこなす。普段はプログラムまでいじらないといけないようなことはあまりないのだが、今日に限って2件もあった。
全部終わる頃、サポート時間もすぎて妻は自分の趣味でホームページ作成をしていた。
「ちょっと、ここおかしくなっちゃったんだけど…」
僕の(この)ページも含め、自宅サーバーで公開しているページはその強みを生かし、データベース管理をしている。
しかし、このソフトの出来はあまりよろしくない。公開はあまり問題ないが、エディット時には時々おかしな動作をする。わかっているのだが、自分で使うだけのソフトは作りこむのが面倒で。
妻がおかしくなったといったのは、データ不整合の問題だった。はいはい、後で直すから、まずはご飯食べましょう。
トラブルが一日中起こりつづけ、緊急のものがひと段落ついた時点で、すでに時間は夜8時を過ぎていた。
この日記書き終わったら、データベースいじって、プリンタのヘッドクリーニングも終わらせなきゃなぁ…
関連ページ
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |
ゲームキューブのゲーム、1年前からずっと動物の森を遊んでいる。
いや、マリオサンシャインとかもやったか。でもあまり面白くなかった。
12月発売のゼルダの伝説は期待できそう。というか、そろそろ面白いゲームを期待したい、って願いを込めて、11月の頭のうちに近所の店に予約しておいた。予約番号は1番だった。
今日、友人に「ゼルダ、早い目に予約した方がいいよ」といわれる。予約したけどなんで? と聞くと、任天堂が正式に予約特典を発表して、騒ぎになって予約停止している店が多いらしい。
任天堂公式には11月28日から予約スタートにするそうだが、予約特典はなんと「前作まるごと」。前作は N64 向けだったわけだが、ゲームキューブに移植しておきながら、発売はせずに「おまけ」専用らしい。さらに、前作の別バージョンとして開発されながら発売されなかったものもつくとか。
それは豪華特典なわけで、心配になって近所の店に問い合わせた。
今までに予約した人は、ちゃんと特典をつけてくれるらしい。安心安心。
昨日も書いたが、HP-200LX のキーボードの調子がおかしい。
5年も使っていればおかしくなるのもある意味当然かと思う。もともと 200LX のキーボードは壊れやすいらしい。
問題は、HP がすでにサポート中止をアナウンスしていること。自分で工夫して直すしかないのか…
200LX は非常に性能の低い、使いづらい、厄介なマシンであるが、それでも使っているのは替わりになるような優れたマシンが無いからだ。そうでなければ、こんなマシンとっくに買い換えているだろう。
欲しいのは、
・小さくて
・立ったままキーボードがうてて
・横640dot表示可能で(無理なら320であきらめるけど)
・十二分にカスタマイズ可能なマシン。
キーボード付クリエに惹かれることもあったが、冷静に考えるとダメ。Palm マシンなのに、Palm OS に絶対に必要な「4つのキー」が使いづらい位置にある。そんなわけでこれは脱落。
キーボード付ザウルスに惹かれることもあったが、これもダメ。冷静に考えて「いいかも」と思い、店に出向いて使い勝手を試すところまで行ったのだが、キーボードが「ないよりまし」という程度しかなかった。
そんなわけで、大きくなって、立ったままでは使いづらくても WinCE マシンでも買うしかないのかな…と思いながらパソコンショップを覗きに行ってみる。
やっぱ Jornada でかいよな…とかいくつかのマシンを見ていると、「新 Zaurus 登場」という広告が目に付いた。
何だこのデザインは。ぜんぜんザウルスらしくない。キーボードがしっかりしていて、ノートパソコンのようだ。でも小さいらしい。(現物は探したけど無かった。それも当然で、まだこのマシンは発売前らしい)
WEBで調べてみると、このマシンは先週末に発売が発表されたばかりらしい。
HP-200LX より小さい。しかしフルキーボード。200LX のようにテンキーがついていないけど、僕の使用用途なら許せるかな…
画面は 200LX より広い 640x480 。このサイズのマシンでは、200LX は今でも「かなり高解像度」だったのだが、それを軽く上回る。十分すぎる性能だ。
しかし、こんなに至れり尽せりのマシンだと値段が心配。10万円以上もするとさすがに買えないぞ…とか思ったら、5万円後半になる予定らしい。
すごすぎます。いいです。一目ぼれです。
問題は電池寿命が短すぎることか。200LX は単三電池2本で20時間持つが、新ザウは専用充電池で4時間。予備の電池を持ち歩かないといけなさそうだ。
まだキーボードの感触も確かめていないし、しばらく待てば電池寿命が改善された機種が出るかもしれない、とも思う。まだ 200LX が使えなくなったわけでもないしね。
でも、今すぐ予約すると、予約特典がもらえるんだよね〜。
ゼルダほどすごい特典じゃないけどさ。このザウルスは一目ぼれだし、発売を待って感触を確かめてから買うか、予約特典を狙うか悩みどころ。
関連ページ
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |
妻が、好きなミュージシャンの出演するラジオ番組を録音している。
いわゆる「エアチェック」と呼ばれるものだ。昔から、ラジオファンが番組をテープに録音することは良く行われているし、法的にも「個人で楽しむためのコピー」に限って認められている。
最近のラジオ局では、スタジオにテレビカメラを持ち込んでインターネットで公開しているところも多い。せっかくなので、そういう映像も録画しておく。
大抵のストリーミングビデオプレイヤーでは「保存」が出来ないようにしてあるのだが、モニタの前でビデオカメラで撮影するというローテク手法にはかなわないし、画面をそのまま連続キャプチャするソフトもある。
一部のプロトコルに限って言えば、直接ストリームをファイルに落とすことも可能だ。
そこでふと思う。多くのプレイヤーが保存できないようにしてあるのに、それを「保存」することは違法ではないのか?
いや、大丈夫。これはエアチェックと同じ行為だ。「個人で楽しむためのコピー」であれば問題は無い。
しかし、デジタルデータとなるとどこからどこまでが垣根かわからなくなってくる。
「ストリーム放送」は、ラジオと同じ感覚なのでエアチェックで良いだろう。
しかし、中にはリアルタイムのストリーム放送ではなく、ファイルとして圧縮して後で公開するラジオ局もある。
このファイルを「ストリームで視聴する」のはともかく、「ダウンロードして保存する」のは違法ではないのだろうか?
いや、これも大丈夫。これも「個人で楽しむためのコピー」の範囲だ。
じゃぁ、話をもう一歩進めよう。
相手のサーバーにあるファイルを、ダウンロードして自分のディスクに保存することは違法ではないことがわかった。
じゃぁ、この「ファイル」が、市販されているソフトウェアだったら?
これは違法な気がする。しかし、奇妙なことに現行法では先のストリームの例と区別することが出来ない。だからこれも違法ではない、というのが正解だ。
ただし、それは「ダウンロードする側」に限った話だ。ダウンロード「させた」側は違法になる。
なぜなら、「個人で楽しむためのコピー」の範囲を超えて、コピーを他人に配布してしまったことになるからだ。
さらに話を進める。インターネットでは、データを複数のコンピューターのバケツリレーで運ぶ。じゃぁ、その途中のコンピューターはみんな共犯か?
コピーを他人に配布したのだから共犯と考えることも出来る。しかし、法律では「善意の第三者」は処罰対象ではない。知らずに犯罪に巻き込まれた「途中のコンピューター」は違法ではないのだ。
Winny というソフトがある。このソフトは、「どこかにある」ファイルを入手するのに使えるが、その元ファイルがどこにあるかはよくわからない。
もちろん公開したのが誰かも良くわからないし、流通した経路もよくわからないように作ってある。
その仕組みはこうだ。Winny を使っている人は、誰しもがデータの配布者なのだ。知らない間に誰かのデータを手元にコピーし、知らない間に誰かが持っていく。使っている人は「善意の第三者」だが、気がつくと手元にはデータが残っているし、どこかのデータをもってくることも出来る。
このソフトで、市販ソフトなどを入手することは違法ではないのか?
おそらく、違法だろう。「善意の第三者」とうそぶいても、Winny を使っている人はそこで流通するデータが違法かもしれないことを良く知っている。第三者という立場は変わらなくとも、「善意」かどうかは怪しい。
ただ、「現状では」Winny の流通経路にいる個人を特定することが難しいので、犯罪者として逮捕することは難しいのかもしれない。
ところで、google は違法ではないのだろうか?
「誰かの」著作物を大量にコピーし、キャッシュとして誰でも見られる形で配布している。これは「個人で楽しむためのコピー」という範囲を超えている。
Winny の違法性を証明するよりは、google の違法性を証明することの方が簡単そうだ。
インターネットの暗部は、案外身近なところで口をあけている。
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |
年賀状書かなきゃな…っていうんで、年賀状印刷ソフトを買ってきた。
今はそういうソフトがいっぱいでてるのね。2年前の正月までは Mac を使っていたし、去年は仕事が忙しかったのと面倒だったので出さなかったから知らなかった。
Macの頃に使っていたのは、もう6年も前のソフトになる。
宛名書きが主要な機能で、裏面デザインの機能も申し訳程度にあった。しかし、裏面なんて自分の作りやすいソフトで作っていたし、宛名さえ書ければ何の問題も無かったのだ。
もっとも、宛名書きの機能も不満が残るものだったけどね。
6年ぶりに買った年賀状印刷ソフトは機能てんこ盛り。宛名書きは必要十分な機能を持っているし、裏面デザイン機能も、「はがき作成に特化された」グラフィックソフトとして、普通のグラフィックソフト以上に使いやすいように考えてある。
イラストなどの添付データも、24万点だって。もうギャグの域にたっしているが、見ているだけで飽きない。
どうもこの手の「データ」というのは没個性になりがちなので敬遠していたのだが、ここまで多様なデータがあるので、これを組み合わせて作るだけでもいいかなぁ、と思う。
しかし、そうなるとよりいっそう年賀状が形式的なものになっていくな。
送らないと悪いからという理由で、出来合いのデータを組み合わせてちょいちょいと作ったものを送るだけであれば、心なんかこもっていないのだろう。こちらから送るのも、相手から来るのも心がこもっていないのであれば、何のために送っているのかわからなくなってくる。
面倒だから、今年は「結婚しました」でごまかそうかと思っていたが、考えてみると送る相手は全員結婚したことを知っているのだった。
どうも、面倒だからという考えは良くない気がしてきた。なにかネタを考えなくては。
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |
CGIのプログラムというのは、あまり動きが無い。
いや、業界の動きとかではなくて、画面の動きの問題ね。特に、相手が携帯だとぜんぜん動かない。
で、携帯向けの Java のプログラムとか組んでいると、結構楽しい。自由に動かせるからだ。
なんか動くプログラム作りたいなー、と思う。ゲーム業界から離れてずいぶん経つし、趣味で簡単なゲームを作りたい。
C# はどうなんだろう? って思っていた。
Java の利点は、プログラムがお手軽なことだ。欠点は、配布が絶望的なことだ。
「どこでもうごく」とかいっていたのに、事実上ほとんど動かない。相手の OS が違うのなら仕方が無いとしても、同じ OS でもブラウザのバージョンが違ったりするだけで誤動作する。これじゃぁ、ゲームを作っても遊んでもらえないのでつまらない。
で、C# は Java に非常に良く似ていて、お手軽なプログラムが組める。配布は Java よりは良いが、相手が WinNT か Win2000 か WinXP じゃないといけない。全 Windows ユーザー、というわけには行かないが、許容範囲か。
そんなわけで、C# やりたいなーと、ここ1ヶ月くらい思っていたのだが、忙しくてあまりいじれないのがわかっているのに言語キットを買うのもばかばかしいと思っていた。
そうしたら、フリーの C# 開発環境があることを知った。
SharpDevelop-jp、フリーなだけにまだバグもあるらしいし、マニュアルなんかそろっていない。でも、お手軽に遊ぶには十分そう。
インストールは面倒くさい。
まず、.NET Framework SDKを入手してインストール。インストールには結構時間がかかる。
インストールが終わったら、SDK と同じページに ServicePack があるので、それもインストール。
つづいて、SharpDevelopの英語版を入手してインストール。今のところ 0.92 が最新のようだ。このインストールは早い。
最後に、SharpDevelop-jpを入手して展開し、手動でさっきインストールした英語版のファイルに上書きする。
これで、起動してから Tools メニューで Option を選ぶと、日本語表示するための設定が出来るようになる。
使ってみる。最初は何がなんだかわからなかった。
以下、使ってみる人のために、さわりの部分だけを書いておく。
ファイルメニューから「新規作成」を選んで、コンバインを作る。Windows フォームプロジェクトが面白いだろう。
プロジェクトがツリー表示されるので、MainForms.cs をダブルクリックして開いてみる。
すでにソースコードが半分出来上がっている。
「Design」を見てみると、なにも書いていない Window が出来ている。
画面左下の「ツール」タブを押すと、Forms のなかに様々な部品が入っている。
これを使って、 Window に好きな部品を置こう。
たとえば、ボタンを置いてみたりする。すると、ソースもちゃんと影響を受けて、ボタンを作り出すソースが書き加えられる。
「実行」メニューから「実行」を選ぶと、現在のソースがコンパイルされ、実行される。
さっきデザインしたのと同じ Window が現れ、同じようにボタンが配置されただろう。
ボタンを押しても何も起こらない。あたりまえだ。そのプログラムはまだ書いていないのだから。
あとはプログラムを書くことになるのだが、それに関してはネット上にたくさんのページがあるから探してくれ。
ここなんかは結構参考になった。
クラスライブラリのリファレンスは、スタートメニューに勝手に入れられている SDK の「概要」を表示させると見られるページに「ドキュメント」として入っている。
これは ActiveX を使おうとしてウザイという人には、こちらのページで、.NET 開発 - .NET Framework - リファレンス - クラスライブラリ を開くといい。
関連ページ
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |
OldGoodCOMPUTERのコーナーを更新しました。実に13ヶ月ぶり (^^;
HP200LXの話題です。
先日の日記(の後半)でも書いたのだけど、新型ザウルスが明日発売になる。
200LX のページに「ポケットにも入って立ったままキーボード入力が出来るマシンは他に無い」ってことを書いているが、実はキーボード内蔵ザウルスでもできる。
それでも、「MS-DOSの豊富なソフトが使える」を考えると 200LX に代わるマシンは無かったのだが、明日発売の新ザウは Linux の豊富なソフトが使える。少なくとも、その可能性はある。
(再コンパイルや移植は必要だろうし、巨大なソフトはメモリの都合で動かないだろうが、それは 200LX だって似たような問題があった)
そんなわけで、200LX が「今でも他に代わるものが無い」と言い切れるうちにページを作ろうと思ったら、今日に間に合わせる必要があったと(笑)
ちなみに新ザウルス、買うつもりでいます。
でも、予約してなかったら、年内の出荷分は予約だけで売切れだそうです。
入手は年明けてからになりそうです。
関連ページ
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |
妻が仕事で使っている iMac の調子がおかしい。
明らかにモニタの故障。修理に出すしかないが、なにぶん仕事で使っているものなので修理に出すと仕事が出来なくなってしまう。
1週間ほど悩んでいたのだが、「えぇい、新しい機械を買ってしまえ!」と iBook を購入。
買った後で、これが 11 月に発売になったばかりの新機種だと知った (^^;;
一昨日通販で頼んだのが今日到着したので、早速遊んでみる。
OS は MacOS X。「10.2 になってずいぶん良くなった」「でも、まだβ版」という微妙な評価をされている OS だ (^^;
初起動の際は、通常の OS の起動シーケンスとは違い、ユーザー情報の入力を求めてくる。これは初代 iMac からの伝統だ。
パソコンは「絶対に最初に設定しないといけないこと」というのはあるもので、初起動の際に必要ならキーボードやマウスの使い方から教えるチュートリアルソフトまで自動起動して必要情報させるのは悪くない。
情報を全部入力した後、ネットに接続されていれば apple に情報が送られる(つまり、ユーザー登録だ)。
そこまでは良かった、問題は「接続を終了しています」と表示されたきり、先に進まなくなったこと。
画面には「しばらくお待ちください」と出ているし、OS の普通の起動シーケンスではないのでリセットするのも怖いし、そもそもどうやってリセットしたものかわからないし (^^; そのまま待つこと30分。
30分たっても変わらないので、仕方が無くリセット。
iBook にはリセットキーは無く(探せばあるかも知れないけど、わからなかった)、昔の Mac のキーコンビネーションでリセットできるかな、と試したら成功した。(Win でいう、Alt+Ctrl+Del みたいな物だ)
再起動したら、どうやら本来の OS の起動シーケンスで起動したようだ。
そのまま「ソフトウェアをアップデートします」と言われる。非常に多岐にわたるアップデートが出ており、MacOS X が 10.2 になって「良くなった」とは言われても、まだ頻繁にアップデートが繰り返されるβであることを物語っている。
まぁ、アップデートしておきましょう。待つことしばし。「アプリケーションは予期せぬエラーで終了しました」だかなんだか、そんなメッセージが出てアップデートプログラムのウィンドウが消えうせる。
手動でアップデートのプログラムを再起動したら、2つあったアップデートのうち、片方しか出てこなくなった。ひとつはアップデートに成功したのか?
まぁ、残るひとつをアップデート…またエラーが出た。3回目でやっと成功。理由は不明。
最近の Apple のテレビの CM では「パソコンでインターネットやっていると、よくフリーズしません?」とか「うちの親父でも使えました」とか言っている。つまり、MacOS X ならフリーズはしないし、初心者でも使える、というのだ。その実態がこれということは…JARO ってなんジャロ。
しかし、トラブルもここまで。評判の悪い OS X も、使って見ると結構使える。
半日使った感想だが、「今 OS 9 で動いているマシンを、わざわざ再インストールして OS X にする必要は無い。しかし、OS X がプリインストールされているマシンを、わざわざ再インストールして OS 9 にする必要も無い」という感じ。
そりゃ、中身がまるっきり変わっているので作法もずいぶん違うけどね。
例えば、今までは別のマシンに接続するのはアップルメニューから「セレクタ」を選んで使っていたのが、今度はファインダの「移動」メニューから「サーバーに接続」を選ぶようになった。
#ついでに言うと、Linux マシンで動く Netatalk にはなぜか接続できなかった。同じファイルサーバーで Samba も動かしているので、そちらで接続したら接続できた。これは Netatalk の設定の問題かもしれない。
これは余りにも作法が違いすぎて、最初はどうやったらいいのかわからなかった例。
しかし、実のところセレクタは本来「ネットワークプリンタを選択するもの」であり、後から「ファイルサーバーを選択する」機能が無理やり付け加えられた経緯があって、Mac の作法の中ではわかりにくいもののひとつに数えられていた。
それを考えると、新しい作法の方がよいのかもしれない。
まぁ、いずれにせよ今日は OS をいじって遊んだだけ。
アプリケーションをいれて、まともに使い始めたら他の問題点も出てくるのかも。
関連ページ
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |
名は体をあらわす、という諺がある。
名前を見れば内容が分かるという意味で、ある意味正しい。
しかし、「見かけで判断してはいけない」という戒めの言葉もよく聞く。
Windows では、名は体を表す、という考え方でシステムが成り立っている。
ファイルの拡張子がかわると、中身が同じでも正常には動作しない。それどころか、中身が同じでも「みため」、つまりアイコンがかわってしまったりする。
位置を移動すると正常に動かなくなる、なんていうのもこれに関係した症状。
古い MacOS では、見かけで判断しない、という考え方でシステムが成り立っている。
ファイルには拡張子なんかないし、位置を変えようが名前を変えようが動作に影響はない。アイコンも拡張子ごとに決めてあるわけではないので、かなり自由につけることができる。
しかし、「最近」…MacOS X よりも前の 9 の後期の時代には、Windows のような「ファイルの位置で処理」するように変更された。これは、 OS X になってファイルシステムが変更になり拡張子判別になるので、互換性のためにそうしたのだという噂があった。
で、先日 OS X の iBook を購入したので、いろいろといじってみたら、拡張子判別ではなかった。
というか、一部は拡張子判別のようで、拡張子を変更しようとすると警告が出る。
でも、JPG のファイルを TXT にしても、ちゃんと編集に使ったグラフィックツールが起動する。
ファイルの情報を見てみると、起動するプログラムを選択する欄があった。
どうやら、ファイルごとにダブルクリック時に起動するプログラムを保持しているらしい。
これは、昔の MacOS が持っていた「ファイルクリエータ」という概念と同じだが、自由にユーザーが切り替えられるのは昔の MacOS よりも便利だ。
ためしに、同じ JPG の拡張子のファイルを、一つはグラフィックツールに、一つはピクチャービュワーに関連づけてみる。
もちろん正しく動作するし、この状態で拡張子を消したり、別の拡張子に切り替えても大丈夫。
MacOS X をちょっと見直した。けっこうやるじゃねぇか。
もっとも、こういう細かなマニアでないと分からない部分はよくできているが、相変わらず標準ソフトが異常終了することは多い。
それで「誰でも使える」ってことはないと思う。
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |
先日買った iBookをいじっていたら、無線LAN が欲しくなった。
そもそも、iBook は無線LAN 普及の立役者だ。専用の無線LANカードを内蔵できるようになっていて、無線LANが入っている状態が「普通」という感覚になっている。
でも、高いからしばらく有線でいいかな…と思っていたのだが、3日いじっていたら無線LANが欲しくなった。値段を調べてみると、今は結構安くなっているし、エイヤで購入してしまった。
ネットショップで購入したのだが、いつ頃届くのかなどの通知が一切無く、昨日いきなり送られてきた。
無線LANの設定は拍子抜けするほど簡単で、すぐにつながった。
無線LANを買うついでに、新Zaurus(SL-C700)用にもCF無線LANカードとSDメモリを購入していた。
Zaurus は発売直後に予約したのだが、発売後の予約では年内の入手は困難だろうというのがもっぱらの噂…だった。
それが、どういうわけか今日届く。昨日周辺機器が先に到着していたわけで、ベストタイミング。
iBook、無線LAN、Zaurus と、この一週間で面白いおもちゃが続々到着した。
なかなか豪華なクリスマスプレゼント。…財布は痛いけどね (^^;;
関連ページ
PHSサービスが始まった日(1995)【日記 16/07/01】
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |