気づけば9月に1回しか日記を書いていない。
もう一度くらい書いておこうか。
今年の夏は異常気象による災害が多かった。
まず、異常な猛暑。昨年も記録的な猛暑で「異常気象」だったのだが、今年はそれ以上。
30度以上の猛暑日は、福岡県太宰府市で連続40日、累計60日という記録を作った。
東京でも、9月18日に猛暑日になっている。これは過去一番遅い猛暑日だそうだ。
ただ、暑さ寒さも彼岸までで、9月23日くらいから急に「例年並み」に涼しくなった。
その後また暑くなって夏日を記録したりはしている。
10月頭くらいまでは夏日になる可能性があるようだ。
この暑さに伴い、全国で線状降水帯による集中豪雨の被害が相次いだ。
特筆すべきは2つ。一つ目は台風10号だ。
8月22日にマリアナ海溝付近で発生したが、動きが異常に遅い。太平洋高気圧の張り出し方が例年と違うそうで、台風を動かすための風が吹かないため遅いのだ。
遅すぎるため進路予測が難しい上に、暑い海洋上に長期間いたため、十分に発達した大きな台風になった。
当初は関東直撃コースが予想されていたが、予想進路は徐々に西にそれていき、沖縄を通り越して中国大陸方面へ、という予想になった。
それで安心していたところ、沖縄に上陸したあたりで完全停滞。台風に刺激された前線により、九州から東北まで雨が降り続く。
さらに、台風がやっと動き始めたときには東向きに進路を変えており、九州から上陸、四国から太平洋に抜けたうえで、再度急に方向転換し、近畿に再上陸して低気圧に変化、その後も雨を降らす力は衰えないままに日本海側に抜けた。
僕が住む神奈川県でも小田原から箱根にかけて大雨が降り、床上浸水や土砂崩れが多数報告される。
国道246号線のトンネルが土砂崩れで埋まり、1週間の間通行止めになった。
もう一つは能登豪雨。
9月21日だから、1週間ほど前の話だ。
この雨自体、100年に一度、とも形容されるほどの豪雨だった。
その上、能登は今年の元日に大きな地震があり、まだ十分に復旧できていない。
あちこちで土砂崩れが起き、やっと立ったばかりの仮設住宅も含め多くの家が床上浸水、やっと地震の避難から戻ってきた、という人も含めて、再度多くの人が県外に避難する事態となった。
こちらに関しては、行方不明者も多く、まだ捜索が続いている。復旧のめども立っていない。
特に大きな被害はこの二つだが、線状降水帯による豪雨で床上浸水などの被害が出た場所はもっとたくさんある。
あとは、北関東で雹が何度か降っていたな…
これも猛暑によるものだね。地表からの上昇気流が強いからこそ、氷の粒が大きくなるまで落ちないように支えられる。
ゴルフボール大の雹による被害も出ていたようだ。人に当たったら死ぬレベルだが、死者などは出なかった模様。
(農業用のガラスハウスや、止めてあった自動車の被害は多かったようだ)
今年の夏は、異常な猛暑と、その猛暑からくる気象被害の多い年だった、と言えるだろう。
幸いなことに、自分がいる地域ではそれほどひどい雨は降っていない。
しかし、先にも書いたように神奈川県でも被害が出ているところはあるし、災害の話題を聞くたびに、明日は我が身、と言うつもりで備えを怠らないようにしてきた。
水と食料のローリングストックだな。
それくらいしかできることがないわけだが…
正直なところ、家族全員の3日分、という指針には若干足りていないのだが、何もないよりはずっと良い、という考えで備えている。
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