2024年06月28日の日記です


茶の湯  2024-06-28 12:16:24  歯車 料理 家族

先日、ネットが不通になっていた間のお話。


長女は胃酸過多気味で、酸っぱいものが苦手で、苦いものが好き。

幼児のころから、ピーマン大好きだったし。


先日急に「抹茶飲みたい」と言い出した。

自分のお小遣いで買うから、どこかで抹茶売ってない? と。


いや、抹茶って、結構高いのよ、という話をする。

よくわからんが、多分抹茶買ってくると、小さな缶入りで 1000円くらいする。


え、そんな高いの? と長女。

ただ、抹茶自体、飲むときはほんの少ししか使わないので、小さな缶でも20杯くらい飲めるのではないかなぁ。

ようわからんけど。

普通のお茶の葉も、コーヒー豆も、200g で 1000円くらいからで、飲める杯数は同じくらいじゃないかな。


1000円ならお小遣いで出すから買いたい、という長女に、粉だけあっても抹茶は飲めない、と説明する。


茶碗、茶筅、茶杓の3つが必要だ。


茶碗なんて、家にある丼でも十分。茶杓も、スプーンでもいいし、清潔なら耳かきだっていい。

しかし、茶筅は必要だ。


泡だて器じゃダメなの? と長女。

しかし、あれはある程度量がないと混ざらない。抹茶は、ほんの少しのお湯で作るのだ。


スプーンで混ぜるのではダメ? と聞かれるが、抹茶は結構溶けにくいので、その程度では綺麗に溶けない。


茶筅、1500円くらいから、かなぁ。昔の知識での値段なので、値上がりしているかもしれないけど。


さすがにお小遣いでそこまで出すのは…と長女も考え込んでいるので、少し考える。


あ、あれだ。100均で、よく電動のミルクホイッパー売っているけど、あれなら混ぜられるんじゃなかろうか。


そんなわけで、今度買い物行くときに探してくるよ、と約束する。




翌日が土曜日だったので買い物に出たのだが、先日「ネットワーク障害」について書いた日記の日に当たる。


僕と妻が別行動している間に、妻がミルクホイッパーを購入してくれていた。

以前は電動のものがよく売っていたが、探しても見当たらないので、手動のものにしたという。


良く買い物をする商店街のお茶屋さんを見たが、煎茶やハーブティーは売っているのに、抹茶がない。


車を停めていた、ブックオフの入るビルのスーパーの中にもお茶屋さんがあったのを思い出し、見に行くと、抹茶が売っていた。


小さな缶で、500円から 2000円まである。今回は試しに飲んでみたい、という程度なので、500円のものを購入。

茶筅も 1200円で売っていたが、ひとまずミルクホイッパーで試してみよう。




家に帰り、お茶のセットを買ってきたと長女に伝えると、まずミルクホイッパーで遊び始める。

だって、ミルクホイッパーだから、まずはミルクをホイップしなきゃ、と。


温めたミルクを混ぜると、見事に泡立つ。面白い。


手動ホイッパー、中を見たわけではないが、持ち手部分の中が空洞でバネが入っており、金属で作られた軸部分を押し込むと中に入る構造だ。


ナイフのおもちゃで、何かに向けて「刺す」と、刃の部分が持ち手に引っ込んでしまう「びっくりナイフ」と同じような構造。


ただ、内部に螺旋状の溝が刻んであり、軸にはその溝に噛み合う羽根が付いている。

だから、押し込むと先端のホイッパー部分が回転する。力を緩めるとバネの力で元に戻り、逆回転する。


ホイッパー部分は、独楽のように軸が先端まで突き抜けている。

そのため、後ろから押し込む力をかけても、ホイッパー部分は軸を支えに宙に浮いていて、綺麗に回る。




続いて、いよいよ抹茶を入れてみる。

…抹茶の量もお湯の量もよくわからない。最初にやってみたのは、味は薄くて泡立たなかった。


もう少しお湯を少なく、抹茶を多く入れてみると、泡立ちかたもいい感じだし、美味しかった。


抹茶をスプーンで入れていたのだが、どうも量がわかりにくい。

アイスクリームを食べるための、熱伝導性の良いスプーンを使ってみると、分量がわかりやすくていい感じ。

(ほとんどアイスの「ヘラ」に近い形状で、くぼみが少ない。これが茶杓とよく似ている)



そんなわけで、我が家では急に茶の湯のブームが来ました。

毎日のように、アイスのスプーンとミルクホイッパーで、抹茶を入れている。



…が、すでに飽きたっぽい。3日ほどは1日に2回とか飲んでたけど、もう飲まなくなってる。

平日はみんな忙しいせいもあるとは思うけど。


まぁ、抹茶はまだあるので、週末のたびにでも飲むとは思います。


そうそう、「自分のお小遣いで買う」と長女は言っていましたが、家族みんな飲むので、家計から出しました。




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