5月4日、家族で横浜散策してきました。
本当は G.W. に家族旅行行きたかったんだよね。
でも、新年度になったばかりで、子供たちの予定がわからない。
4月の半ばに G.W. の予定が全員分揃い、旅行に行くつもりで宿を探したのだけど、もう高級宿しか空いてなかった。
そんなわけで横浜散策しよう、と方針を切り替えてはいたのですが、あまり詳細は決めておらず、詳細決めたのは前日。
面白そうな箇所をたくさんリストアップして、家族の意向を聞きながら絞り込んでいました。
そのせいもあって、いきなり降りる駅間違えた。関内で降りればよかったのだけど、隣の桜木町で降りてしまった。
横浜散策と言えば、大体このどちらかの駅で降ります。当初の面白そうな場所のリストには桜木町の施設も入っていたのだけど、最終的に行くことにしたのは、全部関内周辺でした。
とはいえ、隣駅だから歩いても大したことはない。元々散策目的なので、ぶらぶら歩きます。
桜木町には大観覧車がある。次女が、小学校の時に遠足できたわー、などと話をします。
通常は遠足はもっと遠いところなのだけど、コロナの影響で近場で済ませることになったんだよね。
カップヌードルミュージアムの前を通る。長男が、家族で遊びに来たねーなどと話をするけど、次女は小さかったので覚えてない。
でも、次女は遠足の時に来ているので、それなりの想い出はあるらしい。
赤レンガ倉庫近くの、変わった歩道橋「サークルウォーク」。
このすぐ横に、JICA 、いわゆる「青年海外協力隊」を統括する組織の横浜支部があった。
次女は社会科が結構すきなのだけど、教科書に JICA 載ってた、というような話をする。
長女の高校の先生が、JICA で海外に行っていたことがあるらしい。
妻の知り合いにも、「青年海外協力隊」で海外に行っていた人がいる。
みんなそれなりに興味がありそうなので、資料展示スペース無料だけど見てみる? と聞いてみる。
行く予定の場所はあるけど、それほど時間が詰まっているわけではないから。
でも、少し考えた後で、全員「別に見なくていいかな」という答え。先に進む。
赤レンガ倉庫の横には大きな駐車場がある。「ちきゅう」に乗船した時は、この駐車場が集合場所で、埠頭まで連絡バスが出ていた。
しかし、子供たちは覚えていないらしい。その時にトイレに行きたくて赤レンガ倉庫に行ったことは覚えているのに。
赤レンガ倉庫では、Frühlings Festが行われていた。
ドイツのビール祭りだよね。昔、「春のオクトーバーフェスト」ってわけのわからん事言ってたやつだ。
※と、その時は家族で話していたのだが、春のオクトーバーフェストは横浜ではなく、お台場や日比谷などで行われていたようだ。
横浜は10年前からやっているが、最初からFrühlings Festだった、と今調べて確認した。
ところで Frühlings ってなんだ? と、大学でドイツ語を学び始めたばかりの長男が調べ始めた。
スマホの GBoard にドイツ語キーボードいれてあるから、ウムラウトが入っていても入力できるそうだ。
単純に「春」って意味だった。まぁ、春とか花とか、そこらへんだとは思っていたけど。
上記のように道で見るものを楽しみながら歩いてきたが、最初の目的地の横浜税関についた。
税関のお仕事を知ってもらうための展示があって、これが面白い、と聞いたのはもう5年以上前だったと思う。
見に来たかったけど、小学生が見てもつまらないだろうと思って待ってたんだよね。
そのうちコロナで出かけにくい雰囲気になっていた。
いまなら次女も中学3年生なので、楽しめるだろう、ということで見ることにしたのだった。
主なコーナーは3つかな。
・ワシントン条約で保護が決まっている生物を使った商品の展示。
美術品としての象牙とか、印材の象牙が取り締まられるのは知っていたけど、「象皮のバッグ」みたいなものもあるのね。
もちろん、他の動物を使った製品もいろいろと置いてある。
・ブランド品の偽物の展示。
本物と偽物を並べて置いてあるコーナーがあるので、じっくり見極めてみる、というのも面白いです。
15個くらいあったのだけど、長女は1つ間違えただけで全部当てた。
偽物は明らかに出来が悪いものもある一方、区別がつかないようなものもある。
出来が悪いというのだって、本物が隣にないと判らないかもしれない。
長女曰く、違いに気づけば「よくできていると思う方」が本物、でほぼあっているそうだ。
本物のブランドには存在しない商品、というのもあるようで、そうしたものは全部まとめて「こちらは全部偽物」のコーナーに置いてあります。
・麻薬などの密輸手法の展示
実際に密輸しようとした事例を、パネルや再現、実物を用いて展示。
隠す手法を考える側もすごいけど、見つける側もすごいよね…
どれも見ごたえがあって面白い。
このほかに、過去の資料を並べた歴史コーナーもあります。
歴史コーナーで、横浜税関の仕事の一環として「貿易統計の集計」があることと、大正12年には自動集計器が導入された、というのを知る。
こんな古い時代から、日本でパンチカード集計器使っていたのか、と驚き。
パワーズ式、というものだったので今調べたら、最初のパンチカード集計器であるホレリスのものを改良したもので、一時期ホレリスのタビュレーティングマシン社よりシェアを持っていたようだ。
ここら辺は、コンピューター以前の歴史なので、僕もあまり詳しくないところ。
ホレリスの機械は集計しかできなかったが、パワーズの機械は集計結果を印字できた。
結果印刷まで行ってくれるというのは、事務作業としては革命だろう。売れるわけだ。
その後「タビュレーティングマシン」社は、後追いの他企業と合併して、紆余曲折あって IBM になった。
パワーズの会社も、最初のタイプライターを商品化したレミントンランドに吸収され、のちの UNISYS になったようだ。
この話、長いので何回かに区切ります。
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