母の三回忌法要が行われた。
昨日、3月30日の土曜日の事。
直前の28日夜から、29日の午前中にかけては、台風並みの大嵐だった。
しかし、30日は穏やかな晴天。台風一過と同じですね。
我が家からの参加者は僕のみ。
子供たちが物心ついたころには母の痴呆が始まっていて、余り想い出ないからね。
長姉夫婦に、駅からの車での送迎をお願いされていた。
父母の菩提寺は我が家からそれほど遠くない場所にあるので僕は車で行けるのだが、遠方からくる兄弟にとっては、駅からの交通手段が難しいのだ。
次兄は駅からバスで行く、と言っていたが、こちらもお寺で合流後の交通手段は頼まれていた。
午後1時からお寺で法要。
墓は少し離れた市民霊園にある。住職さんにもそちらに移動してもらい、墓でも法要。
話としては、これで終わり。
久しぶりに兄弟が集まるので、この後食事をしよう、と長兄が手配してくれていた。
しかし、お店の予約時刻まで1時間半もあった。ちょっと早い。
どうしよう、と話をしていたら、次兄から「美空ひばりのお墓を見てみないか」と提案。
じつは、同じ市民霊園内にあるのは知っているのだが、行ったことはない。
父は美空ひばりのファンであったが、父も同じ霊園内にあることは知っていながら、見に行ったことはなかったんだよね。
しかし場所がわからない。
調べてみると、お墓の管理を任している石材店さんのウェブページに案内動画が載っていた。
しかし、これを見てもよくわからない。
墓参りの際に借りていた水桶などを返すついでに、美空ひばりのお墓について聞いてみた。
そうしたら、ちょうど話をした方が、この動画をアップした本人だった。
なんとなくの位置を聞いて、行ってみる。
案内動画もわかりにくいし、話に聞いた位置案内もよくわからなかったので、少し道に迷った。
別に石材店さんが悪いのではなくて、お墓の中なので似たような光景ばかりで分かりにくいのだ。
どうもこっちっぽいな…と進んだところにあった地図に、「美空ひばりの墓」とわざわざ書かれていた。
でも、この地図も主目的は墓の位置を示すことではなかったので、詳細位置がわからない。
どうもこのあたりだろう…というあたりを、親戚一同で探す。
そして、見つけた。
美空ひばりは芸名で、本名は加藤和枝。だから、加藤家の墓になる。
これはわかっていたのだけど、加藤って名前の墓、多すぎるよ…
そして、美空ひばりの墓だからと言って、特に大きくて立派ということもない。だからわかりにくい。
ただ、明らかにこれだ、と決め手になったのは、墓に入れないように門がついていて、中に立派な花束が所狭しと置いてあったから。
また、門の前に線香を置く焼香台があり、火のついた線香があった。今でもファンが訪れ続け、献花や焼香が絶えないようだ。
門から中に入ってはいけないのに花が沢山あるのはなぜだろう、とも少し思ったが、門の前に水が入った桶がいくつか置いてあった。
つまり、花束はここに入れておけば、管理している人が中に置いてくれるのだろう。
急に来たので線香の持ち合わせがなかった。さっき我が家の墓で全部使ってしまった。
…と思ったら、焼香台のところに箱があって、線香とマッチも置いてあった。自由に使っていいようだ。
ろうそくも置いてあったが、皆で線香を1本ずつ備える。
こんなことをしているうちに良い時間になった。会食の場所に移動。
去年行った一周忌では、九つ井で会食した。有名なお蕎麦屋さんだが、そばに限らず懐石料理なども出している。
今年は侘助。同じところだよね…と思っていたら、違った。
すぐ隣にあって、侘助もお蕎麦屋さん。だから僕は、九つ井が経営している、別のスタイルのお店なんだと思っていた。でも、全く違う経営母体のお店。
こちらも、懐石料理なども出している。非常においしかった。
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