水曜日の20日、春分の日でお休みだった。
また家族でどこか行こうか、と思ったが、長女は部活が忙しいらしい。
面白そうなところ行くのはいっしょに行きたいけど、そうじゃないなら家族が出掛けても良いという。
じゃぁ、次女がソフトクリーム食べたがっているから、食べに行くか…と思ったが、これは長女も興味あり。
以前から家族で行きたいと思っていた、観音崎自然博物館行くか…と思ったが、これも長女は興味あり。
港南台まで山歩きするか、と言うと、それなら行ってきてよい、と許可が下りた。
これが前日朝の話。
前日、次女は学校でレクリエーション大会があったらしい。年度末だからもう授業はあまりないのね。
それで散々球技やったり走ったりして、筋肉痛になりそうだという。
…20日の朝、案の定全身筋肉痛。次女は結構ひ弱。
とても山歩きはできないからみんなで行ってきて、という。
次女なら昼ご飯は自分で作って食べられるから、留守番を任せて、僕と妻と、一番山歩きをしたがっていた長男の3人で、お弁当を持って出かける。
鎌倉アルプス、というのはたいそうな名前なのだが、家の近所の裏山感覚なのだ。
どちらかと言えば、六国見山の方が近いし気軽に登れるから、こちらの方が裏山っぽいのだけど。
鎌倉アルプス、こと「天園ハイキングコース」は、家から歩くと 20分くらいのところに途中入り口がある。
鎌倉方面に行くと、すぐに建長寺の中に出てしまう。今回は天園方面に向かう。
…まぁ、詳細は面倒だから省こう。ひたすら山歩きだ。
子供たちが子供のころに、同じコースを2回歩いたことがある。子供の足ではしょっちゅう休憩になり、一日がかりではあったが、保育園児でも歩けるコースではある。
今回は、3時間半くらい。10時ごろでかけて、午後早い時間に歩き終わった。
何度覚えても忘れてしまう。
大平山は、鎌倉市の最高峰だそうだ。
大平山はピークが2カ所にあり、片方は鎌倉市、片方は横浜市なんだよ…
それで、大平山は横浜市の山だ、という説が出回ったこともあったんだよ…
以前は鎌倉市側に「山頂」と書いた看板があったのだが、この噂があったころに架け替えられ、今は「鎌倉市最高地点」に変わっている。横浜の山だとしたら、鎌倉市側には山頂はないので。
だけど、今ネットで調べる限り、やはり大平山は鎌倉市での最高峰、ということになっている。
そして、横浜側のピークは、横浜市の最高地点。ハイキングコースの横浜に入った側のピーク地点にも、そこは横浜市の最高地点であり、大平山は鎌倉の山という説明書きがあった。
…まぁ、覚えても特に意味はないので、ここに書き記してもまた忘れると思う。
あ、今調べていて知った。
神奈川県のページには、大平山は「横浜市最高峰」とある。
…同じページ内に、「鎌倉市最高峰」とも書いてあるな。
うん。やはり、横浜市か鎌倉市か、判然としていないようだ…
さて、大平山を過ぎてすぐに天園がある。茶屋があったのだけど、しばらく前から営業を休止しているそうで、寂れていた。
僕は子供のころボーイスカウトをやっていたのだが、毎年大みそかの夜から元旦にかけて、オーバーナイトハイクというものをやっていた。
本郷台駅から出発して、港南台まで歩き、今回歩いたコースを逆にたどって江の島まで行って、初日の出を見るの。
天園は、深夜に行っても明かりがついていて、大人たちが楽しそうに話をしていた。
まぁ、深夜営業なんて年越しの時だけだったと思うのだけど、山の中に急に明るくて楽しげな場所がある、というのが、毎回印象的だったのを覚えている。
寂れてしまっている今は、その面影はない。
天園を過ぎたあたりで、ハイキングコースを外れて港南台方面に向かう。
そのあたりから、鎌倉霊園を見ながらひたすら歩き続ける。なんか、ずっとお墓の横を歩いている気分になる。
横浜市側に入ると、いくつかのコースがある。ビートルズトレイル、というコースを通る。
鎌倉市よりお金持っているから、山道も横浜市側の方が整備されているんだよね。
そういえば、今回は山のいたるところで、2019年の台風被害の痕跡が残っていた。
我が家でもベランダが壊れる被害にあったのだが、山の中では、大木が倒壊した箇所、山道が崩落した箇所が数カ所あったそうで、その後2年くらいハイキングコースが立ち入り禁止になっていたはず。
コロナの影響で、山道の補修に予算が回らなかった、という事情もあるのだけど。
一番驚いたのは、結構大きい木が横倒しに…なっているのだけど、根っこが想像と違う形をしていたもの。
鎌倉近辺の山は、鎌倉石、と呼ばれる砂岩でおおわれている場所が結構多くて、そういう場所に生えた木だったのね。
そして、生えたものの、下が石なので根っこが入らない。根は横に伸びて、その上に落ち葉が土を作って、薄いわずかな土の上に生えていた状態になっていたようだ。
これが、その「横に広がった根っこ」ごと、土も一緒に風で倒れた。当然板のように平たく張り巡らされた根っこも空中に浮いているわけで…不思議な光景になっていた。
ハイキングコースも終点に近づいたところで、大丸山がある。
これは、横浜市の最高峰。先に書いた、大平山のピーク位置の方が、横浜市としては「最高地点」らしいのだが、あれは横浜市の山ではない、というのが横浜市の見解なので、大丸山が最高峰、という扱い。
ちなみに、大丸山が標高 156.8m、大平山が 159.4m、参考として六国見山は 147m で、横浜ランドマークタワーの展望フロアは 273m だ。
横浜市最高地点はランドマークタワーで、自然地形なら大平山、最高峰が大丸山、という状態。
今回、大丸山のあたりで、時間は 11時40分だった。山頂でご飯食べよう、と言いながら登る。
前回、子供たちが小さなころに大丸山に上った時は、確か山頂でカップラーメン食べてる人がいた。
…という話をしながら登ったら、今回もカップラーメン食べている人がいた。
大丸山はそういう場所なのか?
食事後、歩き始めてすぐに、円海山から市街地に抜ける。
アスファルト道路になると、歩いていて足が痛い、と長男がいう。
山道って、柔らかいから足に優しいんだよね。
しかしじきに駅前。
せっかくだからお土産に何か買う? と妻が言うので港南台バーズなど見たが、特にめぼしいものがないので、さっさと電車に乗って帰宅。
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