X68000 Z の詳細がやっと発表になったのだが…
ここまで日記に一度も書いていなかったので経緯を。
ミニファミコンとか、ミニメガドラとか、昨今昔のゲーム機の公式エミュレータハードが人気がある。
これらの機械、ハードウェアは全部「瑞起」という会社が手掛けているらしい。
その瑞起が、ミニX68000 を作っている、という情報を小出しにしてきた。
そして、9月15日から行われていたゲームショウにモックを展示した。
この時点で分かっていたのは、見た目が X68000 なミニハードだけでなく、実物大でちゃんと動作するキーボードとマウスも再現、キーボードは LED がいっぱいある例の変態的なものがちゃんと動いていて、マウスは現代的にホイールマウスになっているのに、トラックボールにもできるという仕様。
ちなみに、キーボードもマウスも USB 接続。
そして、ゲームショウの会場で、10月8日に詳細を発表し、販売の予約受付も同日から行う、と発表した。
これが X68000 Z という名前だった。
おぉそうか、是非買ってやろう、と思っていたら、10月8日当日になって延期する、という発表があった。
そして、要望の高さに驚いているので、まずは「ハッカーエディション」という、β版扱いのようなものから始める、と。
つまりは、この時点で「皆の要望に応えられるほど高度なエミュレーションは実現できていなかった」ということらしい。
詳細は不明だが、X68k の一部のゲームなどが入っている「ゲーム機」扱いでしか考えていなかったのかもしれない。
でも、ネットでは X68k ユーザー / 当時あこがれていたユーザーが、当時の環境の再現を望んでいたのだ。
当時使っていた人間として、ハッカーエディションを買って人柱をやるのもいいかもな、と思っていた。
今日になってハッカーエディションの詳細が発表された。
X68k として、ではなく、「ARM ベースの Linux 組み込み機として」の開発者の募集だった。
現時点でのエミュレータはβ扱いで、瑞起の想定したアプリは動いているが、「開発などには使えない」と明言されている。
なるほど… X68k には今でも思い入れがあるし、Linux もわからんではない。
でも、組み込み開発の経験求む、と言われると少し違うし、そこまでガチで参加できる時間的な余裕もない。
今後、ブラッシュアップされたら、アーリーアダプタ向けの製品を発表して、その反響次第でやっと一般市販版を作る…かも、とのことだ。
逆に言えば、一般市販版は世に出ない可能性もある。
ひとまず、様子見。
こんな日記を書くくらいには、期待している。
でも…
その昔、1chip MSX というものが発売になったことがある。
当初は MSX1 の機能として発売された。
しかし、FPGA で実現しているので、将来は MSX2 相当にバージョンアップできるようにする、という話だった。
じゃぁ、MSX2 相当になってから買おう、と様子見にした。
その間に、MSX1 相当の機械としても、いろいろ微妙だという噂を聞き始めた。
後に MSX2 になったのだが、なんか買う情熱が無くなってしまい、そのまま。
今回も同じ道をたどりそうな予感が、少しある。
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