台風14号が過ぎていった。
観測史上、本土への上陸時の中心気圧が4番目に低い台風だったそうだ。
とにかく、とんでもない強さだった。
暴風域だけで吸収がすっぽり入る。
自分の住んでいる鎌倉市では、今朝4時ごろが一番風雨が強かったのだが、この時台風は日本海にあった。
それでも暴風域に入ったのだ。
その後勢力は弱まり、暴風域はなくなった。
そして、先ほど(夕方)、東北地方の東海上で温帯性低気圧に変わった。
台風のもたらした暴風雨を家の中から眺めながら、6年前に科学未来館に行ったときのことを思い出していた。
科学未来館はリニューアルして、「災害リスク」をわかりやすく説明する展示を始めたのだった。
東日本震災を受けてのリニューアル。
この時点でまだ、「記憶に生々しい」ため、ショックを受ける人がいないように気を使った展示だった。
しかし、そこで示されていたリスクは大地震に限らない。
噴火、津波など、震災リスクから想像しやすいものもあったが、それ以外の可能性として示されていたのは「人の移動が増えたことによる感染症のパンデミック」と、「温暖化による大型台風」だ。
一昨日、台湾で大きな地震があった。
建物が崩れたりして負傷者も多いのだが、死者は今のところ1名だけだそうだ。
そして昨日、メキシコで大きな地震があった。
こちらも死者1名だけで、大きな被害はないらしい。
関係ないとは思いつつ、こうした「災害」の話が一気にまとまったものだから、過去に見た展示を思い出したのだった。
余談だが、1985年の9月19日にメキシコで大きな地震があり、1万人の死者を出したそうだ。
そのため、毎年その日には防災訓練をしているらしい。
そして、2017年には防災訓練中に大地震が起き、300人が死んだ。
そして昨日も9月19日。防災訓練中の地震だったらしい。
偶然だと思うが、3度も同じ日に重なるというのは何か因縁めいたものを感じてしまう。
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