先日の日記で「風邪は治ったと思う」と書いたのだけど、治ってない。
今日もまた、倦怠感を感じながら仕事をしている。
これ、多分だけど、エンテロウィルスだな、と思う。
ヘルパンギーナとか引き起こす奴。
主に保育園くらいの子供がかかるのだけど、大人でもかかることはあるし、「夏風邪」と呼ばれるのがだいたいこれ。
エンテロウィルスと呼ばれる仲間は非常に多く、症状もまちまち。
だけど、多くはあまり熱が高くならず、5~9月ごろに流行する。
人によっては発症しないことも多く、その場合は単に「キャリア」になる。
このキャリアでいる期間は結構長い。発症した場合でも、「治った」と思った後長い期間キャリアになる。
そして、ノンエンベロープウィルスなのでアルコールやアルカリに強い。
コロナウィルスは、エンベロープウィルスと呼ばれる。
エンベロープというのは、包むものの意味ね。封筒とか、そういうもの。
脂質でできた外殻を持つのがエンベロープウィルス。つまるところ、細胞膜みたいなのがあって、これを壊すと死んでしまう。
(ウィルスなので正確には「死ぬ」のではないが、増殖して増えることが不可能になる)
脂質はアルコールやアルカリ…石鹸で壊れてしまうので、アルコールや石鹸による手指消毒が非常に効果がある。
ノンエンベロープウィルスは、それ以外のウィルス。
脂質膜を壊して殺す、ということはできない。なので、アルコールによる消毒は意味をなさない。
(石鹸で洗うのは無意味ではない。殺すことはできないが、洗い流して数を減らせるから)
さらに、エンテロウィルスの場合は、先に書いたように余り発熱しないことが多い。
そのため最近街中に置いてある体温計でも捉えられない。
風邪が治ってからもキャリアとなるので、「風邪の症状がある間は人に会わない」などの対策でもすり抜ける。
コロナ対策があまり効かない、厄介な相手だ。
ただ、救いは感染力が弱いこと。普通はかなり密着するような状態でないと感染せず、5歳未満の間で広まりやすい。
よだれ出しながら、くんずほぐれつするからね。
小学校のプールなどで感染しやすい、プール熱もこの仲間だ、というのも書いておいた方が良いかも。
いずれにしても、大人は普通はかかりにくい。
しかし、ウィルスの広まり方も「適者生存」だと思うと、エンテロウィルスが広まっているのは興味深い。
先に書いたように、コロナ対策のほとんどが無意味だからね。
(マスクによって、くしゃみなどの飛沫を飛ばさないことには意味がある)
インフルエンザなんかは、エンベロープウィルスなのでコロナの対策によりかなり抑え込まれてしまった。
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