まずは、ここまでに取りこぼしている話を。
僕は50歳と書きましたが、基礎疾患はありません。喫煙習慣もありません。
酒は気が向いたときに飲むことがありますが、習慣にはなっていませんし、飲むときも少しだけ。
その他、重症化のリスク因子は特にありません。
ワクチンは接種していませんでした。
鎌倉市では、55歳以上でないとワクチン接種を行っていなかったので。
(僕が罹患している間に、40歳以上の接種が始まったようです)
なので、僕の病状は「健康な50代でワクチン接種なし」の例と考えてください。
感染したウィルス株についてはわかりません。
現在関東の9割はデルタ株だそうなので、そうでないと考えるほうが不自然かと思います。
自宅療養の神奈川県方式について。
神奈川では早くから自宅療養を積極的にすすめていて、そのためのサポートシステムを作り上げています。
具体的には LINE を活用することで、自宅療養者であっても健康状態を常に把握できるようにしてるのね。異常があればすぐに看護師が家を訪問するなどのサポートが入ります。
また、入院判断についても、基準が細かく定められていて点数化されています。
38度以上の熱が3日続く、とか、安静時の酸素飽和度 95%以下、とかで点数がついて、5点以上は入院となっている。
でも、僕が発症した頃から急激に患者が増えたため、残念ながらうまく回っていないようでした。
まず、LINE のシステムがパンク気味。情報入力中に止まってしまったりするのです。
患者の急増で、情報収集システムがうまく動かなくなっていました。
(問題があったのは2日ほどで、すぐに対処されましたが)
僕の場合、高熱はずっと続いていたけど、3日ではサポートが入らず、看護師さんからの連絡は10日目でした。酸素飽和度の報告も連日 95% で、自分では気づいていませんでしたが、すでに肺炎になっていました。
今確認すると、この時点で入院判断の点数が7点です。
実際看護師さんからは入院も考慮する、と言われましたが、病床確保できず自宅療養となりました。
患者急増の時期で、その中でも医療関係者は頑張ってくれていたと思います。
でも、事実として必要な医療は届いていない、医療崩壊の状態です。
療養中の話で書いていなかったこと。
療養中は、とにかく水分を摂るようにしました。
滝のような汗が出る、という話も聞くのですが、高熱が続く間はそんな感じではなく、薬が効いて熱が下がる時に、じっとりと汗が出続ける感じ。
ただ、水ばかり飲んでいるとミネラルバランスが崩れるのか、急に汗が出なくなり、水を飲んでも気持ち悪くなってしまうようになります。
スポーツドリンクも併用して飲んでいました。というか、熱で何も食べれないときは、糖分も含むスポーツドリンクが主な栄養源でした。
(うちでは、こういうときのために、粉末スポーツドリンクの素を常備していました)
先に、陽性者と陰性者で居住スペースを分けたことも書いていましたが、陽性者スペースには自由に飲食できる工夫を妻が作ってくれていました。
麦茶を容器に入れてある。少しのお湯とスープの素などがおいてある。水で溶ける梅昆布茶の粉末がおいてある。小袋のお菓子や、菓子パンがおいてある。
普段ならお腹が空いたらキッチンに行くのですが、陽性者はキッチンには絶対はいらないルールにしたので、その状況でも普段どおりの生活ができるように工夫したものです。
使った場合の補充も、陰性者が使う食品にウィルスが付着して感染を起こさないように、手順などを定めていました。
先に書きましたが、このあたりの感染させないためのルールは妻の工夫によるものです。
上に書いたような感染予防の管理もあり、妻と次女は、家族からの感染無しに、14日間の経過観察を無事乗り切りました。
家庭内で動線をわけ、感染対策を行った時点で「濃厚接触」ではなくなり、最後の濃厚接触から14日間が観察期間になります。
我が家の場合、7月27日に対策を行ったのでこれを0日として、8月10日が14日目。
8月11日からは普通に生活して構いません。
ところで、陽性者で順調に回復した長女と長男は、発症日から11日、8月3日と5日には普通の生活に戻っています。
陰性者の観察期間のほうが、不自由を強いられる期間が長いです。
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