【主治医の決定】
発症10日目、電話が掛かって来ました。
これまで神奈川県のサポート側で病状把握をしていましたが、標準的な回復になっていないので、神奈川県から依頼を受けて、鎌倉市の医師会の方でサポートを開始する、という内容でした。
早速電話で現状を聞かれます。
熱は少し下がり始めたところです。パルスオキシメーターの値は、95%くらい。
パルスオキシメーターは、93%以下で肺炎の疑いがあるためすぐに連絡を、となっています。なので毎日測っていますが、95% 程度は維持できていました。
すると、「その場で 40歩ほど足踏みして、その後パルスオキシメーターの値を教えて下さい」と言われます。
行ってみると、90% 程度。そのまま電話をしていてもすぐには値が回復せず、1分以上かかって 94% を超えました。
電話ではなく直接確認したいので、後ほどお伺いします、と言われます。
なにか機械とかで精密測定するのかと思ったらそんなことはなくて、同じように軽い運動からの回復時間を見ただけでした。
でも、パルスオキシメーターは安静時の値を見るだけでなく、こういう使い方も大切みたい。
来てくれたのは看護師の方のようで、医師ではないので現状確認しただけ。
でも、明言しないけど肺炎のようで、入院の可能性も考えつつ医師と連携します、といって帰りました。
この日、熱は更に下がって37度5分程度に。
夕飯は子供が作ったカレーがあり、美味しかったので何杯かお代わりしました。
お粥でないものを食べられました。
小皿によそったものだったので、それでも普段の半分程度しか食べてません。
発症11日めの朝。
なんと、少し眠れました。
朝ごはんも、カレーを中くらいの皿で美味しく食べられました。
で、久しぶりにたくさん食べたので、トイレに行きたくなりました。大の方。
汚い話ですが、これが大変だった…
大きいのを出そうと気張ったら、酸欠になったのです。
酸素を欲して激しく咳き込むのですが、肺炎なので急には酸素が入らない。
こういうときは横になって回復を待つのが良いのですが、トイレの最中なので横にはなれない。
咳き込みながらもとにかく終わらせて、布団に倒れ込んでパルスオキシメーターで測定すると、86% でした。すごく低い。
5分程度で 90% までは回復したのですが、95% まで 20分くらいかかっていました。
さて、その後医師の男性から電話が来ました。
状況を聞いて引き継いだので、まずは家を訪問したい、という連絡でした。
最初にコロナの確定診断ができる病院を聞いたときの、2件の片方。「訪問診療中心の病院」の人でした。
午後にお伺いします、と言われていて、1時頃に来ました。本当に午後だ。
で、すでに薬を持ってきてくれています。
まず最初に、当面僕が主治医となります、と宣言されました。サポートは鎌倉の医師会ですが、多くの医師のたらい回しにするようなことはせず、治療が終わるまでの主治医を定めますと。
そして、医師の所見として、コロナによる肺炎であること。肺炎なので入院が望ましいのだけど、病床逼迫しているのと、話をしていても薬で治療できそうなので、自宅療養で続けましょうと。
で、薬ですが、肺炎の治療に使うステロイド剤で、コロナ治療薬として承認されているものだそうです。
ただ、強い副作用もあるので無理におすすめしません。リスクとリターンを考えたら、自分ならば服用します、と。
ステロイド剤は嫌いという人もいますが、僕は特に薬に好き嫌いは無いので飲みます。
強い薬で胃潰瘍になる人もいるということで、胃薬も一緒に出ていました。
また、熱がずっと続いているようなのでと、解熱剤の強力なやつも持ってきれくれていました。
こちらは急に熱が引き始めたところなので、多分使いません。
ステロイド剤は、今日はすぐに1回分飲んで、明日からは朝のうちにと言われます。
この日はこれで終わり。
熱は下がり、食欲は更にまし、夜もよく眠れました。
12日目の朝は、体は随分元気になり、普通にご飯を食べられました。
食事を食べれるようになると、体力の回復は速いです。
これを書いている現在、15日目ですが、食事は普通に取れるようになっています。
ただし、体を動かすと息切れします。
さすがにもう、トイレに行って激しい酸欠を起こすことはないのですが、家の階段の上り下り程度で息切れは起こします。
医者の先生からは、毎日の電話の問診の際に、スクワット10回でのパルスオキシメーター測定を求められます。
スクワット10回は特にきつくないのですが、その後の酸素濃度の変化を見るのね。
これが、運動終了後に徐々に 90% まで落ちて、またゆっくり 95% くらいまで戻る感じ。
健康ならこの程度の運動では 97% くらいを維持するようなので、まだ肺炎の症状が強いのでしょう。
7日で熱が下がった場合は、10日で感染力も消えたという判定になります。
しかし、標準から外れてしまっているため、熱は十分に下がっても「まだ感染するかもしれない」扱いです。
これが地味に不便で、家の中で隔離されています。
隔離ということは、近づいた人はその後手を洗ったり、いろいろな手間が生じます。
元気にはなっているので、感染力がなくなった判定になれば、自分の身の回りのことくらいはできるようになるのですが。
以上、まだ完治はしていませんが、ほぼ回復のご報告でした。
同じテーマの日記(最近の一覧)
関連ページ
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |