2021年04月18日の日記です


抗原検査  2021-04-18 15:24:39  その他

仕事でイベントに参加しなくてはならないのだけど、コロナウィルス蔓延防止のために検査を受けて欲しい、と依頼された。


主催者側で費用を持つとのことで、了承。

少し待つと、COVID-19 抗原検査キットが送られてきた。


…えっと、これ、無意味な奴だよね?


抗原検査も PCR 検査も、誤判定率が結構高い。

なので、使用する場合は医師がそれ以外の症状なども含めて診断し、その診断の一つとしての検査がある。


そして、抗原検査キットのうち、正しく判定できるとみなされたものは、現在は必要な箇所に集中配置しているため、市販されない。


送られてきたのは「試験用」と箱に書かれたもの。

つまり、「医療用」としての認可は受けておらず、判定結果は信用できるものではない、という意味。


実際、箱に書かれていた語句を手掛かりに調べてみたら、普通に市販されていることが分かった。

つまりは、正しく判定できるとはみなされていないやつだ。




その後、主催者から連絡があり、イベントの1週間前には判定結果を写真で送ることになった。


…えっと、それも無意味な奴だよね?


PCR にせよ、抗原にせよ、体内で増殖しつつあるウィルスを捉えるものだ。

抗原検査は詳しく知らないが、PCR については、発病3日前くらいにならないと判定できない、という結果が出ていたはず。


そして、発病していなくても、3日前くらいからは感染源となる危険性がある、とも分かっている。

つまり、検査でとらえられるほど体内で増殖し始めると危ない。


だから、「陽性が出た場合は注意しなくてはならない」のは良いとして、その検査の有効期間は3日程度だ。

(風邪を発病した場合は、人との接触を避ける、という前提で、発病前の危険な3日間を判定できる)


1週間前の検査には、意味が全く感じられない。



ちなみに「潜伏期間2週間」という言葉をまだ信じている人もいるが、これもその後の知見であまり正しくないとわかってきている。


最長で2週間、というのは事実らしいが、たいていは1週間程度で発病し、潜伏期間に関しては普通の風邪とあまり変わらない。

(発症後の感染力の強さと、発病者の症状の重さは普通の風邪より怖いものだ。潜伏期間の長さが普通であることは、これが普通の風邪であるという意味ではない)




と言いつつ、仕事で必要だと言われたらやるんですけど。

すでに検査は済ませ、写真は送ってある。陰性でした。


(すでに書いた通り、この検査自体がの有効性がわからないため、陰性だから感染していない、という保証にはならない)


検査手順を守りながら、いろいろとやるのは、科学実験のようで楽しかった。



注意:

ここに書いてあること、正しい保証がないので鵜呑みにしないように。


僕は医者ではないので、最新知識は持ち合わせていない。さらに、日記に記したことは時間とともに古くなる。

COVID-19 の研究は現在非常に盛んにおこなわれていて、ある日急に昨日までの「常識」が否定されるかもしれない。


現在どうなっているかは、常に自己責任で確認してほしい。




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