2020年06月04日の日記です


楽観的  2020-06-04 18:13:51  その他

唐突に思い出したので書いてみるなり。


大学の時の話なのだけど、非常勤で別の大学からきていた先生が、「バイトしてみない?」と声をかけてきた。


その先生から見て、「よさげな」学生に声をかけていたようだ。

バイトといっても、事前に簡単なテストがあるというので、受けることにした。



テストといっても難しいものでも厳密なものでもなく、簡単なアンケートのようなものだ。

たしか、100 問くらいの簡単な質問が並んでいるので、YES / NO でチェックを入れていくだけ。


まぁ、やってみようか…と気軽に始めたが、100問というのが結構長い。

しかも、同じような質問がたびたび出てきたり、日本語として判断に迷うようなおかしな文章もある。


これ、YES / NO の判断迷うのですが…と先生に聞いても、「そこも含めてのテストだから、思うようにやってみて」という返事。




終わらせて先生に渡す。

数日後に結果を知ったのだが、これは心理学のテストで、性格の動向を把握するためのものだったらしい。


特に先生は、「楽観的」と「悲観的」が極端な人を探していたらしい。

これはテスト上同じ指標の数値となって表れ、楽観的だと数値が小さく、悲観的だと大きくなるらしい。


(ほかにも、いろいろな性格を意味する数値や、そもそも「嘘つきだからこのテスト結果自体が信用できない」などの数値も出るらしい)



先にテストを受けていた友人が、9点をとって「非常に楽観的」という診断を受けていた。

なんでも、1桁は珍しいそうだ。


まぁ、そいつは非常にポジティブな奴だったし、誰もが納得していたんだ。



そして、僕の結果は、5点だった。

ちょっと、なかなか見ないくらい、楽観的だそうだ。


え? 僕いたって普通だよ?

しかし、なぜか周囲は納得していた。



そして僕は脳波をとられることになった。(9点の友人もとられた)

バイト代は忘れたのだけど、たしか2時間くらいの拘束で1万円だったと思う。




話はこれだけ。


自分としてはいたって普通のつもりなのだけど、そういえば昔から「いつも楽しそう」とか「いつも笑ってる」とか、「緊張を感じないのではないか」とか、「怒っているのを見たことがない」とか、周囲に好き放題言われている気がする。


こんな話を急に思い出したのも、世の中には、新型コロナ関連のあれやこれやで、強いストレスを感じている人も多いようだからだ。

実際、妻と長男も、ストレスで胃炎になったりしてる。


しかし、僕は一向にストレスを感じていない。

これが多分、極度に楽観的だ、ということなのだろう。




ちなみに、つまらない後日談をすれば、脳波をとった結果は「あまり面白くない」物だったそうだ。


9点の友達は、普通の人とは違う、面白い波形が得られたらしい。

だから、もっと点数が極端な僕に期待していたのだが、普通の人とあまり変わらなかったそうだ。



だから、これはきっと診断したテストがおかしくて、僕はいたって普通だったのだ、と思っている。

自分の身に、普通と違うことなんて起きるわけがないじゃないか。




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