目次
08日 入学式
09日 テレワーク
10日 続・テレワーク
14日 ざっそう
15日 【訃報】ジョン・ホートン・コンウェイ氏
20日 バーベキュー
21日 炊飯器
22日 次女の誕生日
23日 おむつの想い出
27日 長女の誕生日
27日 病院週間
6日月曜日に長女が中学で、7日火曜日に長男が高校で、それぞれ入学式を行った。
新型コロナウイルスの感染予防が呼び掛けられている中の式で、どちらも式次第などが予定通りではない。
まず中学。
僕が出席したが、保護者の出席は各家庭1名のみ。
しかし、このことはアナウンスされていなかった。
だって、入学前の家庭に対して、連絡手段がないのだもの。
我が家は先日長男が卒業したばかりで、卒業式が各家庭保護者一名だったので、また同じだろうと判断しただけ。
そして、やはりその通りだったのだが、両親できている家庭も結構いた。
(そして、会場で「各家庭1名でお願いします」と呼びかけられ、片親はすごすご帰ることになる)
まぁ、小学校の卒業式も同じだったので、市内の小学校から上がってきた家庭であれば、ある程度推測できたかもしれない。
でも、他の地域からこの春に引っ越してきた、などの場合、推察などできないだろう。
式次第は大幅に簡略化されていたが、普通の入学式。
校長のあいさつが素晴らしかった。
最初に「感染予防のため、例年とは違う形で申し訳ない」という陳謝と、市の教育委員会が想定している今後の見通しを説明する。
その後「私からはこんな話をしようとしていたのですが」と概要を示しただけで「長くなるので止めておきます」と切り上げる。
必要事項は的確に伝えながら、話を長引かせない。話し上手だ。
校長の話はやたら長いことが多いが、あれは話下手のやることだと思うよ。
(自戒を込めて)
高校は、最初から「保護者は来ないように」とお願いされていた。
入学説明会の時点で、「今後の見通しが立たないので、必ずホームページを参照すること」と言われていたのだ。
そして、入学式の式次第の変更情報などが掲載された。保護者は来ないように要請された。
1人で初めての学校に行かないといけない長男は不安がっていたが、まぁ入試の時は1人で行ったんだし。
特段何も問題なく入学式に出席し、戻ってきた。
高校・中学とも、20日までは臨時休校、ということで、たっぷりの宿題を持って帰ってきた。
そして今日、非常事態宣言が発令された。
高校は昨日「20日まで休校」としたのだが、今日になって「5月6日まで休校」と変更した。
中学校と、次女の小学校の方は、まだ連絡がきていない。
高校は県立、中小は市立なのだけど、県は市に対して「足並みをそろえてほしい」と要請しているので、臨時休校が延長されるのではないかと思っている。
現状で、休校というのは人の交流を分断するのによい策だとは思っている。
しかし、以前も書いたのだが、子供が教育を受ける権利を剥奪するものでもある。
ネットによる講義などを導入している学校もあるようだが、うちの子供たちの学校は残念ながらそうではない。
(ネット教材の契約は行い、宿題などをその教材で出している。…が、これも一部教科のみ)
ネット上では、いっそのこと9月から新学期にしたらどうだ、と言っている人もいるようだ。
実際には課題が多くて簡単ではないだろうけど、魅力的な案だと思う。
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テレワークが話題になっている。
以前から「みんなテレワークすべき」ってことをたびたび書いていたので、喜ばしい限り。
オリンピックの際にはみんなでテレワークを、と3年前から東京都が呼び掛けていたが、正直なところ、2割もテレワークに移行しないだろう、と考えていた。
しかし、新型コロナウィルス対策として、あっという間に広まっている。
もっとも、「やるつもりなかったけど急に導入」というところも多くて、あちこちから悲鳴があがってもいる。
仕事内容的に、テレワークは適さない人だっているだろう。無理にみんながやる必要はない、と思っている。
以前に自分が想定していたよりも、各家庭へのネット到達率は低いようだ。
パソコン普及率が海外より低いのは、知ってた。
でも、パソコンを持っている人はもっと常時接続を導入していると思っていた。
話を聞いていると、スマホの回線をテザリングで使ってビデオ会議、とかやっている人もいるようだ。
悪いことは言わない。すぐやめよう。
ビデオ会議である必要はない。音声だけ通じていれば、十分会議にはなる。
そもそも、その会議は本当に必要なのか考えよう。
無理して、いわゆる「テレワーク」っぽさを演出する必要はない。
アドバイスできるような偉い立場ではないけど、過去に自分がやってきた仕事のスタイルの話を書こう。
まず最初に書いておくと、僕はプログラマーだ。
主に WEB 関係の…サーバー側で動くプログラムや、最近では Javascript でブラウザ側で動くプログラムなども作っている。
そうしたプログラムの特徴として、プログラムもデータもそれほど大きくない。
だから、ネットワーク越しでもそれほど問題なく仕事ができる。
2000年ごろから独立して仕事を始めたのだけど、最初の内は「週に一度打ち合わせに出かけ、後は家で作業」というスタイルだった。
当時は回線も細くて、僕は仕事柄 ISDN を導入していた(64Kbps)のだけど、普通は音声モデム(56Kbps)だった。
仕事先にサーバーがあるけど、動作確認は家庭内のサーバーで行う。
完成したら、仕事先のサーバーにプログラムをコピーする。
(rsync という、更新されたファイルだけを送信するプログラムで行っていた)
緊急時には電話で対応。
プログラムの作成作業っていうのはそれなりにまとまった時間が必要なものだし、頻繁な会議は必要ないため、このスタイルで大丈夫だった。
2000年代後半から、基本的に自宅作業にさせてもらう。
それまでは週に1度打ち合わせしていたのだけど、この打ち合わせに、ビデオ会議で出席するようになった。
というのも、子供が大きくなっていたが保育園に入れない「待機児童」で、僕が外出すると妻がワンオペ育児になり大変だったから。
僕は兄弟も親戚も多かったため子供の扱いに慣れていたのだけど、妻はそうではなくて子供と二人だとノイローゼ気味だったのだ。
どうにかしなくてはならず、ビデオ会議にさせてもらったが、それほど問題は出なかった。
このころは、Skype を使用していたと思う。
皆が会議しているところに、一人だけビデオで参加する形だったから。
次の転機は、2015年ごろだったと思う。もう少し前かも。
主に仕事をしていた会社の収入が落ち始め、会社としては存続するのだけど、無駄をなくすことにした。
週に一度会議をするために借りていた部屋を解約し、各自が家庭からビデオ会議で打ち合わせすることにした。
Skype は、基本的に1対1の通話アプリで、ビデオ会議向けではなかった。
そのため、Google Hangout に使用アプリを変更する。
Skype は専用のソフトが必要だったが、Google Hangout は WEB ブラウザから使用できた、というのも気軽でよかった。
まぁ、当初は WEB ブラウザにプラグインを入れる必要があったので、インストールがなかったわけではないのだけど。
(のちにこのプラグインも不要になった)
さて、このころから、収入が減り始めたので別の会社の仕事もやるようになった。
こちらの会社も在宅作業だったが、Chatwork を使用して連絡を取った。
基本的に、ビデオ会議や電話などの音声連絡はしなかった。
毎週更新するソーシャルゲームの開発だったので、毎日細かな課題が発生して、Chatwork で細かく連絡を取りながら、Backlog で課題を整理しながら作業を進めていた。
ソーシャルゲーム開発の時は、SVN を使用していた。バージョン管理システムだな。
多くの人が並行して細かな作業を行い、このシステムで1つにまとめ上げることができる。
…が、この会社はしばらく仕事をもらっていたが、案件が変わるごとに細かな作業方法が変わった。
Chatwork と Backlog の使用は変わらないのだけど、Slack を併用したり、ファイル管理が単純な FTP だったり。
VPN (個人の家の回線を、会社の内部回線に見せかける仕組み)も使用した。
しかし、VPN って、家庭内 LAN を構築している人にとっては、超使いにくい。
ここら辺の話は、過去の日記にあるので、今 VPN でテレワークを命じられて困っている人がいたら参考にどうぞ。
現在仕事をもらっている会社は、Slack と電話で連絡を取り合っている。
Backlog のような課題整理は、Google Spreadsheet で行っている。
みんなで1つのシートを編集できるので、これで十分。
ソースコード管理は、git と github だ。
僕は、会社で用意してもらったサーバーに入り、vim でソースコードを編集している。
vim が苦手な人は、Windows 上で編集している。
でも、動作確認のためにはサーバーに入れないといけないのでひと手間ある。
(まぁ、慣れていれば、特に面倒に感じないのだろう)
会社のオフィスはあり、2か月に1度くらいは打ち合わせに行くこともある。
集中的な作業が必要なときとか、やっぱり顔あわせてやった方がいい時もあるから。
まぁ、こんな感じでした。
今流行している「ビデオ会議」的なことをやっていたのって、Hangout を使っていたころだけ。
これね、結構「よくない」のよ。
会議って、全員が一つのことに集中して時間を割かないといけないので、個別の作業が多いプログラマーなどには適用しづらい。
まぁ、全ての人が向かないかといえば、そんなことはない。
全体の方針を決めるために意見を戦わせるとか、そういうときには会議は有効だし、ビデオ会議もよいと思う。
ただ、メールやチャットで済んでしまうことの方が多いかな、と思うだけで。
最初の方にも書いたけど、細い回線でビデオ会議やるよりも、チャットを併用しながら電話したほうがずっと建設的、ということもある。
対面での会議ではホワイトボード使えるけど、電話だとそれができないからね。
チャットは、文字を送れることでホワイトボードの代わりになる。
複雑なことを考えすぎてストレスをためるより、今ある資材で乗り切りましょう、っていうだけのお話です。
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別年同日の日記
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昨日テレワークの話を書いたのだけど、書いているうちに当初書きたかったことを忘れて、あらぬ方向に話が進んでいた。
僕としては、以前「テレワーク推進」という感じのことを言っていたので、ここしばらくの状況を見ていて反省したのだ。
昔に比べて、ネットが常時接続化しているので、テレワークでも十分仕事になると思っていた。
「通勤時間」というデメリットを無くせるので、多くの人が幸せになると思っていた。
でも、Twitter で時々聞かれる意見は、遅いネット越しに作業しているので肩がこるとか、人と会えないので寂しくて死にそうとか、そういうものが多かった。
「多かった」というのは、きっと文句がない人は何も言わないからだろう、とも思う。
Twitter は、基本的に愚痴を書く場所だという認識だ。
(そうでない人も多数いるが、心情を吐露しないとやってられないようなときにつぶやく人も多い)
常時接続に関しては、昨日も少し書いたな。
家にはネットを入れていなくて、スマホのテザリングで使っている人もいるようだ。
1人暮らしなら、当然そうなるわな。
寝に帰るだけの家に、お金を払って回線を引く意味がない。
「今後も永久にテレワークです」ということになれば、家に回線を引くのもよいだろう。
でも、今は「緊急時だから」テレワークをやっているだけで、高い初期費用を払って回線を引くのも、何か違う。
人と会えなくなると寂しくて…というのは、ごめん、僕には全く気付かなかった。
僕自身、引きこもりで人と会うのが苦手だから。
人と会わなくてよいのであれば、むしろそちらの方がうれしい。
まぁ、僕には妻も子供もいて、「寂しくはない」というのが一番大きいのだろうけど。
こちらも、一人暮らしで1週間も誰とも会わなかったら、やっぱり寂しくて死にそうになるのかもしれない。
まぁ、いずれも、「非常時で緊急テレワーク」というのがよくない、ということだとも思う。
時間をかけて準備して移行できるなら、回線の問題は解決できる。
人と会えないのも、実のところ今回のような事態でなければ、自宅テレワークではなく「サテライトオフィス」(家の近所で、数人で集まって仕事をする安い物件を借りる)という手もあるのだ。
…と、自分の視野が狭かったな、という話を昨日の話に混ぜ込むはずだったのに書き忘れていた。
今日書きたかったことはこれで終わりなのだけど、せっかくなのでもう少しテレワーク話を書いておこう。
自宅で仕事していると、どうも仕事とプライベートの切り替えができない、という悩みは多いようだ。
僕の場合、仕事部屋を設定していて、仕事は必ずその部屋でやっている。
これは「仕事時間中はその部屋にいる」という意味ではない。
仕事時間は設定しているけど、疲れて居間に行ったりすることもある。
居間に行くと…今なら、臨時休校中なので子供たちがテレビゲームして遊んでいる。
僕は兼業主夫でもあるので、夕飯の仕込みとかしながらしばらく子供たちと話をする。
でも、仕事時間中でもあるので、15分程度で切り上げて部屋に戻る。
部屋に戻ったら仕事モード。
僕の場合「部屋に入ることで気持ちを切り替えている」のだけど、実のところ、なんでもいい。
家の中でも、仕事をするときは「仕事着」に着替える、というのも聞いたことがある。
スーツである必要はない、自分が仕事着だと考えている格好をすれば、気持ちは切り替わるものだ。
ともかく、気持ちを切り替える習慣ができたら、家の中にいても仕事とプライベートを分けられるようになる。
…これも、習慣ができるまでは時間がかかるね。
やっぱり、先に書いたように、時間をかけて準備して移行できていれば、もう少し良かったかもしれない。
以前書いたが、テレワークと時間給は相性が悪い、と思っている。
自分に与えられた「ミッション」が明確で、期日までに仕事をきっちりできれば問題ない、という方法であれば、仕事とプライベートの時間を自由に切り替えてもいいのだ。
以前は、そういう働き方をしていた。
でも、今仕事している会社では、時間給を取り入れている。
これは少し恥ずかしい話だが、人材の不足のためだ。
僕に与えられているミッションはあるのだが、ミッション外の仕事でも急に任されることがある。
その場合には予定しない労働時間が発生してしまうため、時間給にしているのだ。
一応、朝仕事を開始するときは、slack で仕事開始のあいさつをしている。
終了時には、終了を伝えている。
そして、日々の作業時間を、Google spredsheet にまとめ、先方に URL を共有している。
この時間内に遊んでいてもわからない、というのは事実だが、そこは信頼関係による。
成果物は github で共有しているので、時間の割に成果がないとばれる、ともいう。
だから、誠実に。
でも、やっぱりテレワークなので、自分の都合を優先することもあります。
「子供を歯医者に連れていくので、今日の仕事は早く終わります」とか、よくやっている。
働く時間が問題なのではなく、ちゃんと成果を出して、誠実に報告していればよい。
こういう融通が利くのはテレワークの良さ。
この話は、「働く側」だけでなく「雇用側」の問題でもあるね。
誠実に働いているなら、労働時間の割り振り方には裁量を認めないといけない。
(これはテレワークでなくてもそうだと思う。)
そんなわけで、仕事中の息抜きに、この日記を少しづつ書き綴りました。
だらだらとした文章なのはそのため。
2020.4.13追記
だらだら書いたので、また書き忘れが…
余りテレワークがらみのことばかり書きたくないので、追記で手短に。
本文中「緊急テレワークがよくない」と何度か書いたが、これは「緊急だから仕方ない」ではなく、「なぜ緊急になった」という批判だ。
本来、緊急ではなく、普通にテレワークできているはずなのだ。
3年前からテレワークを推進しようと国と東京都が大々的に呼びかけ、東京都の企業に準備期間を与えていた。
今年予定されていたオリンピックでは、海外から多くの見物客がきて、東京の交通網はマヒ状態に陥ることが予期されていたから。
新型コロナウイルスの蔓延は天災だろう。
しかし、3年間の準備期間を活かせなかったのは人災だ。
「国が悪い」とか「都が悪い」ではなく、どうやったら自分の職場で、自分の仕事で、テレワークを実現できるか考えていなかった人が悪い。
まぁ、東京に限った話ね。
東京以外ではテレワークへの移行は呼び掛けていなかったから。
でも、東京でテレワーク導入といっているのだからと、他の地域でも考えている会社は考えていた。
今回のこともそうだけど、何か大きなことが起きていたら、他人事と考えていてはいけない。
(自戒を込めて)
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別年同日の日記
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家から出るな、ということなので、雑草食べてます。
まぁ、買い物には行くのだけど、極力減らそうと思っている。
それに、買い物に行っても店に満足に売っていなかったりもする。
というわけで、雑草。
雑草といっても、ちゃんと食べられることがわかっている草だ。
ありがたいことに、妻がこういうのに詳しい。
買い物に行かなくても、家の近所で新鮮な食材がとれるありがたさ。
最近食べてうまかったもの。
・トリケトラム
花がきれいで、この時期、空き地などいろいろなところで見るのだけど、知らない人が見たら食べられるとは思わないだろう。
ねぎの仲間だそうだ。食材としては、ほぼニラだと思っていい。
だから、にらの卵とじとか、にら入りの味噌汁とか、にら入りのチヂミとか、そういう感じで料理できる。
・野蒜(のびる)
こちらもねぎのなかま。根の部分をゆでて、酢味噌などで食べる。
美味しいのだけど、根しか食べられないので酒のつまみみたいなもの。
トリケトラムほどありがたくはない。
・春椿(ちゃんちん)
我が家の庭木なのだけど、ぐんぐん伸びる。
だから、毎年伸びすぎたものは切っているが、春になると新芽が出る。
この新芽がおいしい。
葉のついた茎ごと食べられる。
癖が強いので、一度塩で軽くゆでてから、卵を炒めたところに入れて和える。
味付けは、塩とごま油程度。
豆腐と和えるのもおいしいらしいが、試してない。
つまりは、癖のない たんぱく質と会う味だ、ということなのだろう。
・葉ボタン
葉ボタンは、摘心といって、中央の新芽の部分を摘んでやった方が美しい形になるのだそうだ。
で、この摘心した部分を食べる。
少ししかないからみそ汁の具程度なのだけど、普通にキャベツです。
・せり
・みつば
ここら辺は普通に野菜だね。スーパーで買うと結構高い。
しかし、家の周りでとれる。ゆでておひたしにすれば美味しい。
・ギボウシ
葉の美しい園芸植物なのだけど、若くて柔らかいものは「うるい」という野菜です。
春先のこの時期は食べられます。
ゆでて胡麻和えなどで。
・背高泡立草
昨年食べたときに僕がおいしいといったそうで、妻がとってきた。
しかし、少し硬くて美味しくなかった。もう少し早めに食べた方が良いようだ。
「硬くて」と書いたが、味は悪くない。
やわらかい葉を取ってゆでてから、細かく刻む。
固いのは、葉に生えた細かな毛だ。もしかしたら、先に塩でもむか、長時間ゆでればよかったかもしれない。
味付け自体は、しょうゆとごま油で和える程度で。
この草独特の香りと、さわやかな苦みがある。それがおいしい。
家の周囲でとれると書いたが、いくつかは庭に植えてある。
わざわざ植えたのだから雑草ではないね。
何かあった時に、籠城できるように庭には食べられるものを植えるのだ、と妻は以前から言っていた。
「戦国時代か」って冗談めかして笑うのだけど、東日本震災の時も、今回も、本当に助かっている。
ちなみに、食えるものを植えてはいるが、畑ではない。
トリケトラムとか普通にきれいな花だし、春椿も春先にピンク色の新芽を出す品種で、美しい。
普通に見て綺麗なのだけど、実は食べられる、というのが素晴らしいところ。
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別年同日の日記
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数学者の、ジョン・ホートン・コンウェイ氏が、11日に新型コロナウィルスによる合併症で亡くなったそうです。
…さて、僕は氏のことをほとんど知りません。
それでもここで取り上げるのは、「ライフゲイム」の考案者だからです。
あえてライフゲイムと書くのは、日本に最初に紹介した本が「ライフゲイムの宇宙」というタイトルだったため。
まぁ、一般的には「ライフゲーム」です。
ただ、英語で The Game of LIFE といえば、一般には「人生ゲーム」のこと。
そのため、「コンウェイのライフゲーム」とも呼ばれます。
で、そのライフゲームが何なのかといえば、「生物群をシミュレートする初期の方法」であり、「セルラーオートマトンの初期のもの」です。
非常に単純なルールで、生物群の存在をシミュレートします。
ここでグダグダルール書いたりしても面白くないので、興味持った人は自分で調べてください。
ルールは単純なのですが、非常に広い範囲…理想的には、無限の広さを持った盤面の、1マス1マスにそのルールを適用する必要があります。
1回適用すると「1世代」と呼ばれ、最低100世代くらい繰り返すと面白みが出てきます。
とすると、無限の広さは無理なので 100x100 の盤面だとして、同じ操作を 1000000 (百万)回くらい繰り返す必要があります。
人間が手動でやるのは、とてもじゃないが無理。
でも、ルールは単純なので、初期の… 1960~70年代くらいのコンピューターを使い、研究されました。
特に中心的に研究していたのが、ビル・ゴスパー。
当時 MIT の学生で、自由に使えた PDP-6 でライフゲイムの研究を行っていました。
ここらへん、時々僕が名著として挙げる「ハッカーズ」の中に、1節丸ごと使って様子が描かれています。
彼は、コンウェイ自身が「存在しそうだけど見つけられない」という、「永久に増え続けるパターン」を見つけ出そうと一生懸命になり…ついに見つけ出し、コンウェイの懸けた懸賞金 50ドルを勝ち取ります。
今でもライフゲームの研究者はいて、続々と新発見が報告されたりしています。
単純ですが、非常に奥深い世界です。
全然関係ない話題なのだけど、昔、私鉄の自動券売機の表示画面でライフゲームが動いているのを見たことがあります。
当時は今とは違い、細かな LED 表示のディスプレイだったのですが、長い間同じ表示を出し続けていると、点灯時間が長い LED から寿命が尽きてしまいます。
なので、誰もいないときは表示を消すと良いのですが、消してしまうと電源が入っていないようにも見えます。
そこで、「動いている」ことを示しつつ、常にランダムに動き続ける模様として、ライフゲームが使われたようなのです。
人感センサーがついていて、近づくと普通の表示に戻るようになっていました。
ライフゲームに類似なものを、セルラーオートマトンと呼びます。
「マス目に区切った世界に対し、一定のルールを適用し続ける」ものです。
「セルラー」の語源は、生物の細胞、セル。
実際、生物の細胞は同じような仕組みで動いているかもしれない…という研究報告もあります。
ヒョウ柄とか、トラ柄とか、キリンの柄とか、熱帯魚の柄とか。
あれ、遺伝子で柄が指定されているわけではないです。「偶然」で出来上がっている。
でも、この偶然の指定は、遺伝で決まっている。
その偶然の指定が、どうもセルラーオートマトンのルールみたいになっているようなのです。
ライフゲームのルールをちょっと変えて適用してやると、いろいろな動物の柄に似たものが浮かび上がってきたりします。
こうした研究も、コンウェイのライフゲームの研究の上に成り立っているものです。
セルラーオートマトン自体は、マス目に区切った世界にルールを適用し続けるものなのですが、ここから派生して「人工生命」という研究も生まれました。
コンウェイのライフゲームは、非常に単純なルールを適用するだけで、生物の「ようにみえる」状況を生み出すものでした。
でも、もう少しちゃんと「生命らしい」ものを作ってみたら?
マス目にルールを適用するのではなく、生命としてふるまうプログラムを作って、いろいろな研究をするのが「人工生命」の分野です。
遺伝的アルゴリズムとか、人工生命分野から生まれた発想で、今では別の分野でも使われます。
「少しづつ違ったランダムパラメーターを用意して、それらどうしを戦わせ、優れたものだけ残していく。
残った者同士のパラメーターをかけ合わせたり、ランダムに突然変異を入れたりしながら、さらに強いものを残す。
最終的には最強のパラメーターが出来上がる」
という考えかた。
例えば、2000年を過ぎたころから、急にチェスや将棋、囲碁の AI が強くなってきたのは、この考え方を取り入れたためです。
まぁ、僕はこうした世界は「好き」ではあるのですが、研究者ではないので薄っぺらな知識しか持っていません。
亡くなったコンウェイ氏の業績としては、ライフゲイムなんてのは「ほんの僅かな手遊び」みたいなもので、非常に偉大な数学者だったようです。
でも、そちらについても僕はちっとも理解していませんので、紹介できません。
しかし、ライフゲイムだけでも、上に書いたように後に続く様々な研究の礎となっているわけです。
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別年同日の日記
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一昨日の土曜日は、台風のように激しい春の嵐だった。
でも、昨日の日曜日は穏やかに晴れ、朝から暖かかった。
天気予報では、月曜には雨になると言っていた。
(そして、これを書いている今日は雨だ)
そんなわけで、急に日曜日に「庭でバーベキューやろう」と決まった。
実は、新型コロナウィルス対策で外出できなくなった3月から、ずっと「暖かく晴れたら庭でバーベキューしよう」と言っていたのだ。
どこにも出かけられないのだから、庭で楽しむくらいしたいじゃないか。
しかし、寒かったり、雨だったり、風が強かったり、なかなかできなかった。
昨日は急に来たチャンスで、とにかくやろう、と朝10時ごろに決めた。
とはいっても、急に決めたので準備はない。
まだ夕方になると寒いので、昼ご飯にやろう、と決める。
冷凍庫から、使えそうなものを出して解凍する。
豚肉のステーキ肉が5枚(家族分)あった。
鶏モモ肉も1枚あったので、これは適当に切る。
ソーセージはたくさんあった。
すでに空いていて、残り10本くらいのがあったからこれを使う。
ジャガイモがあったので、3つほど茹でる。
玉ねぎをスライスし、電子レンジに入れて辛みを飛ばす。
途中からスライスした人参も入れて軽く温めるが、にんじんは生でも食えるからあまり気にしない。
長女が「マシュマロ欲しい!」というので、歩いて行ける近所のスーパーへ。
凄く混んでいた。みんな外出を控えろと言われているから、普段の買い物も少なめにして、週末に自動車でまとめ買いに来るんだな。
しかし、「すごく混んでいた」は思い違いで、レジに並ぶ列が、十分に距離をあけるように書かれたうえで、床にも目安となる位置にテーブが貼ってあるためだった。
いつもより並ぶ列が長いので混んでいるように見えるけど、スカスカだからそれほどでもないの。
マシュマロは、無事買えました。
焚火台を出したけど、もう鉄板が腐食して穴が開いている。
高熱にさらされるものだから、長年使うとこうなるんだよね。
我が家のバーベキューコンロ・焚火台は、もう10年くらい使っているはず。
そろそろ買い換えよう、と言ってからも使い続けていたが、さすがに次に機会があったら新しいの買おう。
しかしまぁ、マシュマロを買いに行っている間に、妻が炭をおこしてくれていた。
以前…もう半年くらい前かな。衝動買いで「炭火起こし器」を買ったのだけど、今回初めて使った。
すごく簡単に火がついたらしい。過程を見ていなかったのが残念。
で、豚肉を焼き始めたら、すぐにいい具合に。
あらかじめ塩コショウしといたからそのままで旨いが、子供は焼き肉のたれをつけて食べていた。
つづいて、野菜だの鶏肉だのソーセージだの、適当に焼いて、適当に食べる。
ご飯も欲しいよねー、と、餅も焼く。子供が好きだから、こんな時期でも餅あるんだ。
いつもはオーブントースターで餅を焼いているが、炭火で焼いたら香ばしくてすごくおいしかった。
この日は空が凄く青く、雲も少なかった。
が、ちょっと雲が出た時間帯があって、長男と妻が「あれは積層雲」とか話してる。
長男は、中学で習った知識がまだある。教科書で学んだだけなので、雲の名前と特徴はわかるが、見てもよくわからないという。
妻は、大学で地学を学んでいたので、一応気象もやっている。
とはいえ、雲の見分けは最近再勉強したものだという。
僕はちっともわからんが、空に雲が浮いているだけで、親子間の話のネタになるのは良いと思う。
最後にマシュマロを焼く。
次女が「チョコとクラッカーも」という。スモアにしたいらしい。
長女がマシュマロを提案したのは、単に焼きマシュマロだったので、スモアの準備はしていない。
家を探したら、クリームを挟んだリッツクラッカーがあった。
これをねじって外して、クリームとマシュマロを挟んだ状態で食べると…
すげー甘い。チョコだって甘いのだけど、多少の苦みがあるのが良いのだ。
クリームだと、ただひたすら甘いだけだった。
しかし、長女と次女は気に入ったようだ。
長男はあまりの甘さにダメージをうけ、もういらない、という。
(長男は甘すぎるもの苦手)
バーベキューをしている間に、家の上をヘリコプターが2機、飛んで行った。
今日は特に何もないはずだけど、何だろう…
と思っていたら、今朝になって分かった。
NHKニュースで「全国に非常事態宣言が出されて最初の週末でした」と、各地の観光地の様子を取材していたのだ。
鎌倉から江ノ島に至る海岸線の上空から、ヘリが空撮していた。これか。
妻が、ネット上で飛行機のフライト状況を見られるサイトを調べ、「もう一機は毎日新聞」と特定していた。
そんなことまで分かるページあるのか。すごい。
去年は長男が受験で遊べなかったので、今年は春からいろいろ家族で出かけようと思っていたのだけど、なかなか難しくなっている。
家の庭で楽しめるのであれば、たびたびやってもいいだろう。
でも、焚火台買わなくちゃな。
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炊飯器を買い替えた。
外出自粛が呼び掛けられ、運送業の方々が忙しくしている最中に、不要不急に思える炊飯器を買い替えるのは申し訳ない気持ちもあったのだが、壊れたのだ。
日々のご飯が食べられないのは大問題で、急を要した。不要不急ではなかった。と、言い訳しておこう。
今まで使っていた炊飯器は、三洋電機製。
購入時、ちょっと高級品だった、と記憶しているが、いくらくらいだったかはよく覚えていない。
もう10年以上は使っていたと思う…
と思って調べると、三洋電機がパナソニックの子会社になったのが2009年だな。
2011年までは SANYO ブランドを使っているのだけど、購入したのは子会社化以前だったはずなので、10年以上使っている、という記憶は間違いではないだろう。
#この日記を公開後、「そういえば、昔の家族写真に、子供がキッチンで遊んでいたものがあるな」と思って調べた。
Google Photo にダメ元で「炊飯器」と入れたら、ちゃんと炊飯器が写った写真が出てくる。すげぇ。
2007年9月時点ではまだ購入していないが、2008年8月には使っている、ということのようだ。
…ということで、時期が確定したので過去の日記調べたら、ちゃんと購入時に書いていたよ。
実のところ、3年くらい前に調子が悪くなって、時々ご飯が焦げるようになっていた。
一時期、毎日のように焦げ付いて「すぐ買い替えよう」と思ったのだけど、毎日焦げるので毎日「どうしたら焦げないか」を実験して、原因を突き止めていた。
たぶんだけど、窯の底面付近に温度センサーか何かあって、近くに水滴があるだけで温度を測り間違える。
しかし、このころ、どういうわけか(どこかの故障で)炊飯時の蒸気を十分に逃がせないようになっており、ともすれば内部に水滴が入り込みやすくなっていた。
そのため、焦げていたのだ。
…と推察して、炊飯前にとにかく水分をふき取るようにしたら、焦げなくなった。
このまま使い続けていた。
そしたら、1か月ほど前に、蓋の部品の一部が壊れて取れた。
これは飾り部品なので、性能に問題はない。でも、壊れるくらいなのでさすがに寿命だろう。
さらに、1週間くらい前に、連続して2日ご飯が焦げた。
うん、さすがに買い替え時だ。
買い替えるつもりで、ネットで情報を探す。
10年以上炊飯器の情報なんて見ていなかったので、どれがいいのかわからない。
こういう家電品の「おすすめ」をしているサイトを見ても、どこも書いている内容が全然違う。
ある評価サイトで最高点のものが、別のサイトでは選外だったりする。
今の炊飯器は、いろいろな方向に特化していて、購入者が何に重きを置くかで、「ベスト・バイ」が変わってしまうようだ。
いろいろ悩んで、どこのサイトでも「1位」にはならないものの、必ず3~5位には入っている機種を購入した。
象印の機種。まだ使い始めて数日だが、ご飯の炊きあがりには満足している。
でも、付属してきた「おいしいご飯の炊き方」の1ページの図解には苦笑。
ほとんど宗教だ。
(科学的なおいしさを追及しているというより、心構え・精神論になっている。
これを一生懸命守って炊く人がいたら、「そんな面倒な方法で炊いたのだから」と、プラシーボ効果でおいしく感じることだろう)
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別年同日の日記
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子供たちの学校が休校で、毎日家で暇を持て余している。
一応、学校からは宿題プリントなどの課題が出ている。
しかし、習ってもいない部分を出すわけにもいかず、昨年までのおさらいが中心。
そして、各自全体の分量を考えて、1日にやるべき分量をちゃんとやっていても、学校の授業時間よりもはるかに速く勉強が終わってしまう。
で、暇を持て余している。
一昨日、夕食の準備前に「夕ご飯何がいい?」と聞くと、次女から「揚げ物!」との答え。
いや、揚げ物は面倒くさいからやらない。
この時も、仕事終えてから夕飯準備なので、7時近かったのだ。揚げ物やっていたら、夕食が8時になってしまう。
次女は揚げ物が好き。もっとピンポイントに言えば、フライドポテトが好きなのだけど。
昨日は次女の誕生日だったので、仕事先に「早く終わります」と朝から断っておいて、午後4時には仕事を終えた。
誕生日だからケーキを買いに…行くと、お店は「代表者1名のみの入店でお願いします」と書いてあった。
まぁ、まっとうな判断だ。
今のご時世、人ごみを避けるためにも、家族で買い物も許しがたいのはわかっている。
しかし、子供たちは、それぞれ「自分でケーキ選びたい」というので家族総出でケーキ屋に行ったのだ。
楽しみが少ない中、お祝い事で浮かれている気分なのに「ダメ」とは言えなかった。
そこで、一人づつ入っていき、食べたいケーキを申告してもらう。
僕がメモを取り、最後に全員分買って店を出た。
家に帰り、誕生日祝いのごちそうを作る。
前日に次女がリクエストしていた通り、揚げ物だ。つけ添えに、フライドポテトをたっぷりと。
メインは、鶏の唐揚げ。これも次女は好き。というか、家族みんな好き。
いつもは、僕が 1kg の鶏肉から作るのだが、先日行きつけのスーパーで、「揚げるだけ」の冷凍食品を買ってきてあった。
いつもは電子レンジで温められる唐揚げを買うのだ。500g。
しかし、ここのところ何もかもが品薄で、いつものやつが売ってなかったのだ。
それで、揚げるという手間が必要で、1kg もあるやつを買ってきてあった。
ちょうどいいから、これで誕生日祝いをしよう、という算段。
いつも僕が苦労して作るやつよりおいしかったように思う。
さすがプロの仕事だ。今度からこれ買ってこよう。
#とはいっても、いつもは突発的に作るので、家にある鶏肉で作っているのだったりする。
フライドポテトは、コンソメ味と青のり塩2種類、たっぷりと。
長女が好きなエビ煎餅も揚げておこう。
あと、サラダ。きゅうりとプチトマトもたっぷり。豪華感ある。
唐揚げ、いつもと同じ 1kg なのにボリューム少な目だな…とおもったが、いつもは「肉だけで」1kg なのだった。
今回は、衣もついた状態で 1kg なので、若干少ないのだね。
さて、夜になって次女が「また生え変わるみたいで、歯がぐらぐらしてるー」と言っていた。
寝るころになって、「お父さん、ぐらぐらだと思ったら、歯が割れてる」と深刻そうに言ってきた。
確かに、見ると割れている。
永久歯かどうか、次女も覚えていないという。
しかし、夜でどうしようもないので、明日の朝どうにかしようといって寝る。
今朝、いつも行っている矯正歯科に電話。
状況説明したら「普通の歯医者に相談してもらった方が良いだろう」とのこと。
矯正歯科の方でも見られるけど、この歯医者予約いっぱいで、今日すぐに見てもらうことはできないから。
で、近所の歯医者に電話する。
「12時ごろなら空いてます」というので、すぐ予約入れる。
見せてみたら、レントゲン撮ってくれて、乳歯と確認できた。良かった。
で、次の歯もすぐに生えてきそうだし、抜いちゃいましょう、ということに。
次女としては「痛かった」というのだが、割れた歯をずっと心配しているよりいいだろう。
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唐突な話だが、長男がまだ赤ん坊のころ、布おむつを使っていた。
ちょっと ism 入ってるよね。とても人に勧められるものではない。
世の中には「紙おむつなんてゴワゴワして、赤ちゃんがかわいそう」的なことをいう人もいるが、今の紙おむつはとても快適で、布おむつの方がかわいそう、という見方もできる。
まぁ、それはさておき。
布おむつを使っていたのは、妻が長男を産んだ産院の先生の勧めだった。
これも書いとかないといけないな。
ほんの15年前の話だが、当時は今より産院が多く、「お産は病気ではない」のだから、病院よりも産院で、という人もそれなりにいた。
(不安だから医療設備の整った病院で、という人の方が多数派ではあった)
その後、「病院の現場が忙しい」ということで、政府が産院をもっと活用してもらうための施策を行った。
すぐ上に書いたが、産院は医療設備が整っていなくて不安だ、という人もいたため、大病院と連携を取ることを義務付けたのだ。
しかし、産院の多くが産婆さん…高年齢の人に支えられていたのも事実。
変化に対応するよりも、もう引退してしまおう…と多くの産院が廃業してしまった。
結果的に病院にお産の業務が集中し、「忙しすぎて本来の業務に差し障る」ために、お産を扱わない病院が急増。
多くの妊婦が、妊娠はしたもののどこで産めばよいのかわからない、という状態になった。
いわゆる「お産難民」であり、社会問題化した。これが大体10年前の話。
今では状況は改善しているけど、根本的な解決はできていない。
まぁ、長男が産院で生まれた、というのは、まだ産院が普通だったころの話です。
で。
その産院では、妊婦がおなかに さらし の布を巻くように指導していたのね。
おなかを冷やさないように、ということもあって。
で、この さらし…しばらく使って柔らかくなったものを、おむつとして使うように指導していた。
さらしの おむつというのは、なかなか理にかなっていた。
長い布を折りたたんで使う。
おしっこなどの水分も、何重にも折りたたんであるため、よく吸ってくれる。
それでいて、洗うときは1枚の布になる。
とても洗いやすいし、何よりも乾きやすい。
1日に何枚もおむつを替えて、「足りなくなってきた」と、日中洗濯することもあった。
それでも、1~2時間で乾くので、またすぐ使える。
さらしの布というのは、何度も同じ折り目をつけていると、癖が残って、洗って干しても折り目がわかる。
だから、洗濯物が乾いたら折り目に従っておれば、またすぐ おむつとして使えるように準備できる。
いつでも おむつを替えられるように、あらかじめ畳んで用意していた。
…と、なんでこんな突拍子もない話を始めたかというと、現在 さらし をマスクとして使っているから。
1か月ほど前の、子供の小学校・中学校の卒業式のころまでは、我が家にも使い捨てマスクがあった。
(新型コロナウイルスが話題になる前から買ってあった。我が家では、毎年冬には、風邪を惹かなくてもマスクを使用している)
でも、その頃には在庫が底をつきかけていた。
小学校の卒業式は「マスク着用で出席してください」と指定されており、誰かのお母さんが、髪ゴムとハンカチでマスクを作っていた。
そうだな。あれでいい。
そのやり方で十分だと思っていたら、この方法は結構有名なようで、妻が同じものを使い始めた。
「マスクはもう少ないから、私はこれで十分」と。
でも、子供はハンカチのように柄があるものは少し恥ずかしいという。
また、マスクは使い捨てることに意味がある。
汚染されたマスクを使い続ければ、そのマスク経由で体内にウイルスを入れてしまうことになるから。
布の場合は石鹸で洗えばよいのだけど、1日に3~5枚必要と考えると、家族全員分のハンカチはなかった。
「さらしがあればよかったのにね」と、ふと思い出して妻に言ってみた。
どんどん洗って、干して、畳んで使うものとしては理想的だし、白一色で柄もないため子供も恥ずかしくない。
そうしたら、「さらしか! あるある!」と、妻がすぐに出してきた。
布というのは非常事態に必ず役に立つので、新品のさらしを何本か非常持ち出し袋に入れてあったのだ。
うん。まさに非常事態に役立った。
そんなわけで、毎日ハンカチサイズのさらしを洗って干しては、畳んでいる。
(時々書いているけど、主夫なので洗濯物は僕の担当)
これが、おむつを思い出させたのだ。それで冒頭の記述となった。
ネットを調べると、同じような考えで、さらしのマスクを作って使っている人は多いようだ。
医療的にこれが本当に役立つのかとか、僕は一切保証できないので自己責任で。
(医療用ではない…市販されている紙マスクなども含めて、マスクの効果については実証されていない。
WHOが当初「マスクに効果はない」と言っていたのもそのためだ。
ただ、マスクをしている人が風邪を惹きにくい、データはあるそうだ。
とはいえ、これは「自発的に使っていた人」に対してのみ言えることで、マスクを着けてもらって実験しても、効果が出ない。
このことの意味を考える必要がある。理解できた人にはマスクは効果があると思う。)
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次女・長女は誕生日が4日違いだ。
先週土曜日、長女も誕生日だった。
次女の誕生日には、みんなでケーキを買いに行った。
それぞれ自分の好きなものを買うためだったのだけど、店には一人づつしか入れなかった。
また同じ面倒をしたくないし、そもそも「できるだけ家にいて」というのは理解しているのだ。
なので、今回は僕が代表して適当に買ってくる、ということにする。
それともう一つ、当日は次女が予防接種を受けに行かなくてはならなかった。
この予約時間が朝9時。
しかし、そんな早い時間にはケーキ屋は空いていない。
「できるだけ家にいる」というのは、外出機会を減らすことも意味があるだろう。
予防接種後、再度出かける、というのはやりたくない。
どうにかならないかな…としばらく考えて、ふと思いついて検索してみる。
やっぱり、朝7時からやっているようだ。
長女にも了承を得たうえで、誕生日はケーキではなく「ドーナツ」でお祝いすることにする。
駅前のミスタードーナツが朝7時開店だったのだ。
長女に、誕生日のごちそう何がいい? と聞いてみる。
「べつに・・・」というのが最初の答えだった。
ずっと家にいないといけないので、子供たちの好きなものは結構作っている。
少し考えてから「シチュー」という答えが返ってきた。
前日カレーで、まだ1食分残ってるんだよね。
でも、シチューがいいというのだから作りましょう。
こちらも、必要なものがあれば次女の予防接種に出かけるついでに買おうと思っていたのだけど、家にある材料だけで作れそうなので、特に買い物はしない。
カレーは昼ご飯に食べた。
次女の予防接種には、妻が付き添う。
僕は車の運転手と、ドーナツの買い出し係。
長女からは、チョコ味と抹茶味が多めがいいなぁ、とリクエストを受けている。
おりしも、ミスタードーナツは抹茶味ドーナツのフェア中だ。
でも、朝早いので品ぞろえが少なかった。
抹茶味は、パイの1種類しかない。
ダブルチョコレート買ってやろうと思っていたが、ベースとなるチョコリングも売っていない。
まぁ、家族5人で10個もあればいいだろう。
子供たちのこのみを考えながら、適当に選んでいく。
…おっと、ほぼ選び終わったところで、チョコリングが出来上がってきた。
お店の人に、ダブルチョコレートもすぐきますか? と聞いてみる。
ベースとなるドーナツが今できたところで、ダブルチョコレートは30分くらい後になるそうだ。
冷まして、チョコ掛けして、固まるまで待つ必要があるからね。
ダブルチョコレートは諦め、チョコリングを追加。
さらに、会計を済ませてから抹茶味のポンデリングが出来てきた。
「すみません、今棚に並んだの追加で」といって、追加してもらう。
いろいろと不審な客だったろう。結局、14種類購入。
夜、リクエストのシチューを全員に「かるく」よそい、この後のドーナツがメインだ、と言っておく。
ドーナツ食べた後でまだおなかがすいていたら、シチューをお替りしてもよい。
で、14書類のドーナツ。(パイ含む)
机の上に一気に出したら、ちょっともりあがる。
誕生日の長女から、自分の好きなものを2つづつ取っていく。
とはいえ、どの味も食べたいから、全員が少しづつちぎって他の人と交換。
残ったものも、包丁で等分に切って分ける。
ドーナツをおよそ3個って、食事としても十分な量。
食べ終わったら、みんな「もうおなか一杯」という状態で、シチューのお代わりは…
長男は「おなかいっぱいだけどおいしいから食べたい」って少し食べてたな。
まぁ、それなりに楽しい誕生会でした。
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こちらは次女のこぼれ話。
先に書いた日記で、次女の予防接種に行った話を書いたのだけど、この一週間、次女は病院に通い詰めでした。
まず、先々週の土曜日。
「11歳の誕生日までに」やらなくてはならない予防接種があったため、小児科へ。
実は、長女も「13歳までの誕生日に」やらなくてはならない予防接種があり、一緒に行った。
火曜日は次女の誕生日だったのだけど、この日の夜に歯が割れる。
水曜日は歯医者へ。
割れた歯を抜歯したため、経過を見るために木曜日も歯医者へ。
金曜日は、以前から通っている矯正歯医者へ。
ここで、もう一本生え変わりそうな乳歯が見つかる。
すでに永久歯が見える状態なのに乳歯が抜けずに残っており、この状態は生えてくる永久歯に悪影響があるから、と抜歯。
そして土曜日、先に書いたように、11歳以降に受けなくてはならない予防接種を受けに小児科へ。
8日間で、歯を2本抜歯して、2回の注射を受けた。
本人、「いたかった」と弱気に言っておりましたが、がんばりました。
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