6502 の開発責任者、チャック・ぺドル氏が、2019年12月15日に亡くなられたそうです。
…すみません。せっかく情報を得たので書いていますが、僕は訃報を聞くまで、氏のことを知りませんでした。
(正確に言えば、名前は知っていたが、何をした人かちゃんと認識してなかった)
6502の開発メンバーで、16bit 版の 65816 を作った、ビル・メンズチ氏のことは、過去に話を書いたのですが。
ぺドルも、メンズチも、モトローラで 6800 を作成し、スピンアウトして創業したモステクノロジーで 6502 を作っています。
その後、モステクノロジーはコモドール社に買収され、ぺドルは PET 2001 の開発を行っています。
メンズチがどこで袂を分かったのかは知りませんが、のちに独立して、6502 の改良版を作っています。
これは、Apple II シリーズに採用されています。
さらに、ほぼ一人で 65816 を作っています。
Apple II の 16bit 版を作りたい、という Apple からの要望で作られた、6502 と互換性を保った 16bit CPU です。
6502 は、8bit CPU で一番売れたのだそうです。
…訃報関連で読んだ記事にあったので、信憑性は定かではありません。
コンピューターとしては Z80 が大ベストセラーだったように思うのですが、Apple II や Commodore 64 などが 6502 を搭載していました。
Z80 は「多くの機種で採用された」のですが、Apple II シリーズは大ベストセラーマシンで、それに対抗できるのは Commodore 64 くらい…
という2強でしたから、CPU の数で行けば 6502 はかなり多かったかも。
そして、パソコンだけでなくゲーム機に目を移せば、ファミコンと PC エンジンが 6502 でした。
「一番売れた CPU」というのも、信憑性があります。
ぺドルのことは、忘れなければ来年の1周忌にはちゃんと記事にしたいところ。
今は忙しいので、駄文のみで、訃報を伝えるとともに記録しておく次第です。
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