2019年09月06日の日記です


P30 買った  2019-09-06 10:55:03  コンピュータ 歯車

スマホを買い替えた。

Huawei P30。今まで P10 plus を使っていたが、2世代後の後継機だ。


1世代が1年なので、2年目の買い替えになる。

結構高いので3年くらい使いたいところなのだけど、消費税増税前の駆け込み需要というやつだ。




P10 の前は Honor6 を使っていた。Huawei の別ブランド機種。廉価版だ。


乗り換えで Honor9 の購入を検討していたら、なぜか廉価版よりも、上位機種の P10 の方が安かった。

そこで P10 に乗り換えた。



が、その直後に妻も乗り換えることにした。

妻は以前は Zenfone2 Laser。これが持ちやすいサイズだったので同じくらいの大きさの機種を…

と思ったのだが、ちょうど画面が急速に大きくなった時期で、同じサイズがなかった。


調べると、どうも P10 は小さい部類に入ったので、妻が P10 を使いたいという。

そこで、僕はさらに上位機種の P10 plus を購入して乗り換えた。



その後2年使ったわけだが、妻が言うには、やはり P10 は大きくて持ちづらいそうだ。

小柄な女性の手ではしっかり掴めず、たびたび落とした。


致命的なのは今年の初夏で、落とした際にメインガラスが割れてしまった。



12月になれば2年になるので乗り換え時かなぁ…と思っていたが、消費税導入前に買ってしまえ、となった。




妻の乗り換えが主目的になったので、まず妻の使う機種から調べる。

それなりの性能があり、今一番小さい機種は…


SHARP の AQUOS R2 compact 一択だった。ほかの選択肢はない。

サイズは小さいが、最近流行の「狭縁」画面なので、画面サイズは今までとほぼ変わらない。

(いや、縦長になったので、表記上のディスプレイサイズ…対角は長くなっている)



僕の方は、P30 pro / P30 / Zenfone6 で悩んだのだが、P30 で。

この3機種の中では、一番軽かったから。


P10 plus でも、性能をおごった代わりに少し重かった。

これより重くなるのは、性能が良くても使い勝手が悪くなる。

P30 なら、十分な性能で軽い。




妻は「落とす」ことへの恐怖から、今回はストラップを付けられるケースを購入した。

以前はストラップを付けられるケースというと手帳型などになってしまい、「小さくて持ちやすいもの」という目的から逸れてしまっていた。


しかし、今は需要があるのか、ストラップ穴付きのケースが増えた。


僕もストラップ穴付きケースで。

Honor6 の時から、イヤホン穴に差し込んでストラップ付けられるようにする器具を使っていたのだけど、イヤホン使えないと不便なこともやっぱあるのよ。


(一応 Bluetooth イヤホンは持っているのだけど、有線が使いたいときもある)




周辺の話ばかりではなく、P30 の話もしよう。

すでに発売から半年たった機種だけど、まだ購入を検討している人もいるかもしれない。

何かの参考になれば幸い。


とはいえ、「何の違和感もなく乗り換えた」というのが正直なところ。

性能は上がっているのだけど、使用感は P10 plus と同じだ。



それは、P10 plus が十分に洗練されていたということでもあるし、購入後もアップデートで最新の Android バージョンを使えていたことにもよる。


加えて、Google のバックアップ機能により、初期起動時にすでに、P10 plus とほぼ同じ環境を自動構築してくれた。


「ほぼ」というのは、アプリによってはデータが回復できないから。

いくつかのアプリでは設定やデータも引き継げたが、例えば LINE などは、手動でも乗り換えが大変なアプリであり、自動ではやってくれない。



とはいえ、昔に比べて機種乗り換えの障壁は確実に下がっている。

乗り換えを気に全く新しい環境を構築してやろう…というようなことがなくて、拍子抜けでもある。




P30 は有機 EL ディスプレイで、ドットが光る。


念のため書いておくと、一般的な液晶ディスプレイでは、画面全体が光っており、そのうち暗くしたいドットを、液晶が遮って暗く見せている。


この際、液晶の透過率というのは「一番透過率が高いところ」でも結構低く、画面を十分に明るく保つために、バックライトはかなり電力を食う。


有機 EL は、ドット自体が光るので「透過率」のような影響はなく、光らせたい明るさに光らせる電力だけで足りる。

さらに、光らないところのために全体を明るくする必要もない。


そのため、有機 EL ディスプレイの方が、全体に消費電力が低い。



とはいえ、画面全体を明るくしていれば、やはり電力を消費する。

今までの Android のユーザーインターフェイスは、白地に黒文字を基本としてきたが、最近は「ダークモード」と呼ばれる、黒地に白文字を選べるようになっている。


そちらの方が明らかに消費電力が少ない、というので、そうしたモード設定を行う。

アプリごとに選べる場合もそちらに。


ホーム画面の背景も、落ち着いた暗い色合いにしておいた。

もっとも、僕は背景は暗めが好みなので、以前からそうした背景画像にしていたのだけど。




アラーム設定で、なぜか「Google アシスタントのルーチン指定」ができない。

P10 plus ではできたのに。


これは、アラームを止めると、Google アシスタントが起動する設定。

起動して、現在時刻、今日の天気予報、カレンダーに書かれた今日の予定…などを音声読み上げしてくれる。


これがとても便利で目覚ましに使っていたのだが、使えないのは残念。

もっとも、何か別の設定で有効になるのに、まだ気づいていないだけかもしれない。



#9/24 追記。

 この現象、その後なぜか唐突に修正されました





カメラ性能は非常に高いはずだが、P30 を入手してからまだ撮影するような機会がないので、十分に確認できてない。


とりあえず、ズームとマクロが利くようになったのは素晴らしい。

今までもズームはできたが、せいぜい2倍まで。

(撮影画素数にもよる。低解像度での撮影なら、ズーム倍率を上げられる。)


それ以降はデジタルズームなので、画質が荒れてしまう。


これを、ズーム専用のカメラを持つことで、5倍までズームできるようになった。


そして、マクロ専用のカメラも持っていて、すぐ近くのものを撮影できるようになった。

以前は、あまり近いとどうしてもピントが合わせられず、小さなものをとるときは「少し離れてズームする」のが一番良い方法だった。


近くでとるのと、遠くからズームするのでは、少し写真の雰囲気が異なってくる。

自由に撮影できるようになるのは楽しい。




指紋認証は、P10 plus に比べて遅くなった。


僕は P10 plus しか指紋認証を知らないのだけど、Huawei の指紋認証は他社よりも高速で、使い勝手が良かったそうだ。


しかし、それも良い指紋センサーを搭載していたため。

P30 では、画面に直接触れることで指紋認証をしている。


どうやって画面内で指紋を読み取っているのだろう…と思って調べた限りでは、有機 EL はバックライトがいらず、それなりの透過性(光を通す)もあるため、ディスプレイの「裏」からカメラで撮影しているようだ。


しかし、これが今までの接触型指紋センサーよりも遅いようだ。


P10 plus では「触れただけでロック解除された」のが、P30 では「指を乗せるとロック解除される」感じ。

触れると乗せる、の微妙な違い、お分かりいただけるだろうか?


さらに言えば、指紋認証がうまくいかない率が少し上がった気がする。

もっとも、これは指紋を登録しなおしたら認識率が上がったので、最初は新しい方式のセンサーに慣れないで、うまく登録できてなかっただけかもしれない。




指紋とは別に、P30 では顔認証も使えるようになった。こちらは非常に速い。

両方とも有効にしている場合、指紋センサーに手を置いた時点で、顔認証も同時に始めるそうだ。


そして、顔認証は指紋認証よりも早い。

スマホを机から持ち上げたときも(そういう加速度をセンシングした時も)、自動的に顔認証が働く。


そのため、使おうとして画面をのぞき込むと、もうロックは解除されている。


指紋認証の出番は、机に置いたままロック解除したいときだけだ。

そして、そういう場合は「指を乗せる」ような感じでの操作もしやすい。というか、すぐに慣れた。


そんなわけで、遅さはデメリットではあるのだけど、そのデメリットをカバーする仕組みは用意されていた。




思いつくままに書いたが、ファーストインプレッションとしてはこんな感じ。

そうそう、指紋認証を画面内で行うため、保護フィルムなどは貼らない方が良いのではないかと思い、購入していない。


Huawei は…全機種かは知らないけど、出荷時に画面に保護フィルムを貼ってくれている。

「出荷時の保護シート」ではなく、普通に使える保護フィルムだ。

(そして、その上から出荷時シートを張って箱に入っている)


ケースも付属するが、安い TPU (熱可塑性ポリウレタン)のものだ。

P10 / P10 plus はポリカーボネートのケースだったのだけど、TPU の方がクッション性があり、落下時の衝撃などから守れるからこちらにしたのだろう。


一方、TPU は黄変しやすい素材で、半年も使っていれば黄色くなってくる。

1年もたつと、硬化もしてくる。


まぁ、買い替え時の2年くらいまで使い続けても大丈夫なのだけど、かなり見た目は悪くなると覚悟した方がいい。


もう一つ問題があって、P30 はカメラ部分が出っ張っている。

おそらくは、カメラ性能を上げるため、光学部分に厚みが必要だったのだ。

(電子回路は小さくできるが、光学部品はある程度「光が移動する」空間が必要だ。)


付属のケースでは、カメラを保護するために、ケースのカメラ周辺部が盛り上がている。

そのため、机に置くとガタガタして安定しない。



先に書いた通り、僕はケースを別途購入した。

背面の広い部分はポリカーボネート、周辺部分は TPU のハイブリッドで、カメラ部分保護の盛り上がりはありつつ、ケース四隅にも同じ高さの「足」をつけて、机の上で安定する。

(同時に、この足はポリカーボネートが机に擦られて傷つくのを防ぐ)


TPU 部分は透明ではなく色付き。黄変してもそれほど悪い見た目にならない…と思いたいが、こればかりは時間がたたないとわからない。





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