2019年06月14日の日記です


google photos その後  2019-06-14 12:27:41  コンピュータ

2日前に「Google Photos にバックアップする方法、ノートパソコンだとつらいなー」ってことを書いた。


で、その後調査していて、普通に Linux で動く Google Photos アップローダーを発見した。

なんでも、2018年5月…およそ一年前に Google Photos の API が公開されて、サードパーティ製のソフトも作れるようになったようだ。


で、使ってみたのだけど、満足するものではなかった。

画像を圧縮しないで、元画像のまま送り込むソフトだったのね。


他にも、EXIF がついてない画像…つけようがない動画なんかも、撮影日がアップロード日付になってしまうそうだ。


圧縮はソフトの問題かもしれない。


一応、ある程度送り込んだところで、Google Photos 側で「圧縮」処理してもらい、Google Drive 容量を開ける、ということもできる。



でも、日付は API に指定方法がないためどうしようもない、とのこと。


類似ソフトはほかにも発表されているようなのだけど、API がないのであれば他のソフトでも同じ問題は出るのだろう。



そんなわけで、やっぱり本命は Windows の仮想化か。

1つのソフトのために仮想マシンを用意して Windows インストールするとか、なんか間違っている気がするので、ほかの解決方法があるとありがたいのだけど。





余談。

いつものことだけど、余談のほうが長い。



冒頭にあげたアップロードツール、コマンドラインで動くのだけど、普通は GUIというか、X Window 必須です。


というのも、Google の認証が必要で、その部分は WEB ブラウザでないとできないから。

WEB ブラウザは、普通に考えると GUI がないと動かない。


流れとしては、


1) アップロードツール起動

2) 初回のみ、Google の認証が必要。URL が表示され、ブラウザでアクセスするように指示される。

3) ブラウザでアクセスし、Google の認証を通すと、その結果をツールが受け取って動作できる。


という仕組み。

一度認証を通せば、その認証情報はツールが保持するので以降は認証する必要はない。



僕は家庭内サーバーを完全 CUI で使っていて、Windows 上の Putty …端末ソフトで扱っている。


そこで、まず w3m をインストールしてみた。

文字だけで動作する WEB ブラウザだ。とにかく WEB ブラウザが動けば大丈夫そうだから。



ここで、実は操作を誤った。

文字だけになったら普段見ている画面と違うので、勘違いして別のリンクを押したのだ。


そうしたら reCAPTCHA 入力画面になった。

画像の中にゆがんだ文字が書かれていて、入力を求められるやつだな。


…テキストブラウザでは、画像が見えない。


どうしよう、と考えて、cacaview というソフトの存在を知る。

テキスト端末でもアスキーアートとして画像を表示してくれるソフトで、reCAPCHA の文字が読める程度には再現性もよい。


w3m はテキストブラウザとは言え、画像部分は外部ソフトに渡してみられるようになっている。

X Windows 環境で画像だけ別ソフトで開くことを想定しているのだけど、cacaview で開いたってもちろん構わない。


cacaview は CentOS なら caca-utils というパッケージを入れれば入る。



…で、さんざん苦労して認証を通して(やっぱ reCAPCHA 文字は読みにくく、何度も間違えた)、そのあとで「あ、これ違う画面だ」と気づいた。

本当に進みたかったルートではない。


本来進みたいルートに進んだら、あっさりと「Javascript が動かないので別のブラウザでお試しください」という画面になった。


w3m は Javascript が動かない。ダメだ。




しばらく考えて、サーバーに入っている nginx を使うことにした。


GooglePhotos のアップロードツールでは、localhost に対してアクセスを求められる。

そこで、nginx で適当な名前でサーバー公開して(もちろん家庭内だけ)、バックプロクシとして動作させて localhost にアクセスすればよい。


これで認証は通った。

最後に、GooglePhotos のアップロードツールに情報を渡すため、もう一度 localhost にリダイレクトされるのだけど、この部分で「localhost」ってことで、Windows にアクセスが行ってしまう。


まぁ、URL はわかったので、w3m でアクセスする。

これで認証が通った。




先に書いた通り、GooglePhotos アップロードツールは僕の求めていたものではなかったのだけど、この手順を踏めば、一切 X Window 環境なしに使える、本当のコマンドラインツールになる。


必要な人はお試しあれ。



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