新マシン…HP Pavilion 15-cs0000 が届き、セットアップ中。
なかなか人気マシンのようだし、まだ「使い勝手」が書けるほど使い込んでもいないのだけど、セットアップ時点で気づいた点を書いておこう。
まず、僕にとっては最悪ともいえる欠点から。
このマシン、タッチパッドに問題がある。
ELAN Clickpad と呼ばれる種別のものらしい。
Windows 10マシンらしく、複数の指を使ったジェスチャにも対応した、それ自体の使い勝手は悪くないものだ。
以前は、タッチパッドの端をなぞるとスクロール、という操作が流行った。
でも、ジェスチャなら2本指で動かせばスクロール。ほかにも指の数や動かす方向で、いろいろな操作が可能。
このジェスチャは Windows 10 標準のものだ。
ただし、ELAN Ckickpad では、細かな設定が一切できない。
不意にズームジェスチャが入ってしまうからいやだとか、タップするとクリック扱いになるのが嫌だとか、普通のタッチパッドではそうした機能を細かく ON / OFF してカスタマイズできるのだが、そういうカスタマイズ性が一切ない。
Windows の設定画面、デバイスから「タッチパッド」を選んでも、設定項目が出てこない。
どうやらここの設定項目はデバイスドライバの責任のようで、使用マシンによって項目が違うらしいのだけど、その設定項目が「感度」以外に何もない。
まぁ、今はセットアップ中なのでタッチパッドを使っているのだけど、常用し始めたら今メインマシンで使っているマウスを奪って新マシンで使う予定。手になじんでいるので。
それまでの辛抱だ、ということで、実は大きな問題ではない。
#ここから、翌日追記
なんてことだ!
ネットでいろんなところ見ていても、「ELAN は設定できない」みたいな書かれ方がしていたのだけど、プリインストールアプリの中に「ELAN TouchPad Setting」というものがあった。
Windows 標準の設定画面ではなく、このアプリを使うことで細かなセッティングができた。
2本指ジェスチャによるスクロールだけではなく、タッチパッドの端をなぞることによるスクロールにも対応している。
これなら、過去の別のマシンから乗り換えた人でも違和感なく操作できる。
しかし、このソフトでも設定できる「感度」だけは、Windows の設定画面でも設定できるようになっている。
ということは、ほかの設定も同じように「設定」画面で可能にして置き、より細かな設定はソフトで…などもできたはずだ。
非常に分かりにくいが、まぁ気づけば問題ないレベルなので、良しとしておこう。
#追記ここまで
画面がノングレア処理されていない、というのは思った以上に見づらいものだった。
ノートパソコンなのに、画面がスマホみたいにツルツルなのね。
スマホなら小さいから気にならないのだけど、画面が大きいので自分の顔が映り込んでいるのがよく見える。
これは、あらかじめ気にしていて、公式オプション品のノングレアシートを一緒に買ってあった。
公式だからと言って高いことはなく、同等品をアマゾンなんかで探しても似たような値段。
ならば、画面サイズに適切に合わせて切られている公式品を買った方がよかろう。
そして…そう、このシートは非常によく、画面サイズピッタリに切られている。
画面の端に合わせて綺麗に張ったつもりでも、最後が画面の枠にあたって、シートが浮いてしまうほどにピッタリサイズだ。
多分、0.5mm 程度の誤差しか許されないんじゃないだろうか。
幸いなことに、静電気と空気圧で吸着するようなタイプで、何度でも貼りなおせる。
そこは心配しないでいい。
そして、3回も貼りなおしたらさすがにホコリが入り、シートがピッタリ貼りつかなくなる。
何度でもはがせるので、ホコリの近くをはがし、セロテープでホコリを取ってやれば大丈夫。
苦労したが、最終的には綺麗に貼れた。
このシート、実際には必須だと思うだけど、価格競争のために少しでも安くするためと、生産現場で貼っていると案外手間がかかるのでシートなしで売っているのではないか、と思ってしまうほど。
#まぁ、最近は画面タッチ可能な機種もあるし、その場合は画面が傷つきやすいので、保護シートを自己責任で貼ってもらう方がよいのだろうとは思う。
キーボード。
感触は悪くない。配置にまだ慣れていないから微妙に打ち間違える、というのは慣れの問題だ。
しかし、キーボード刻印の文字が素晴らしく読みづらい。
キーボードはカッコいいメタリックな仕上げで、バックライト付きだ。
バックライトを点灯すると文字部分が光るやつね。
カッコいいけど、ノートパソコンとして使うには電池を少しでも節約したい、と思ってしまう。
もちろんバックライトは消せるのだけど、消すと先に書いたように読みづらい。
光が透過する部分は、灰色で半透明。半透明ということは、見る状況によって微妙に色が変わるということだ。
ここに、メタリックなキーボード。メタリックということは、見る状況によって微妙に色が変わるということだ。
この、微妙に色が変わる下地に微妙に色が変わる文字、というのが、周囲の明るさによっては致命的に視認性が悪い。
まぁ、キーボード打っているときは手が配列覚えているから、視認性悪くてもそれほど問題ないのだけど。
キーボードついでにもう一つ。
せっかくテンキーがついているのに、num lock のインジケーターランプがない。
なので、数字を入れようとしたカーソルが動いてしまう、なんてこともしばしば。
まぁ、こちらもインジケーターがあったとしても、案外見ていないものなのだけど。
普通は、起動時に num lock を ON / OFF どちらの状態にするかは、BIOS (今時は UEFI か)で設定する。
しかし、Pavilion の BIOS には設定項目がなかった。
(ちなみに、BIOS 起動は昔ながらの F1 や F2 ではなかった。
shift 押しながら Windows を起動して、Windows の起動オプションからトラブルシューティング→詳細オプションを選ぶと、UEFI の設定がある。)
しばらく使っていて分かったが、どうやら「前回使っていた設定」で起動するようだ。
ということは、これは Windows 10 が制御しているのかな?
BIOS を見ていたら、Function キーをどう扱うかの設定もできた。
出荷時設定では、F1~F12 を押そうと思ったら、Fn キーと一緒に押さないといけない。
通常は、音量変更や画面輝度変更キーとして働く。これはまぁ、ノートパソコンなのでそんなものかな、と思っていた。
でも、設定を変更すると、通常は F1~F12 として働き、Fn キー併用で音量変更、のようにできる。
僕としてはこちらの動作が好みなので、設定を変えた。
キーには、音量変更などの絵が大きく書いてあり、F1などの表記は小さめに書いてある。
これが、先に書いたキーの文字が視認しにくい問題と併さり、どれがどのキーかわからない。
基本的には、数字キーの 1 の上にあるのhが F1 、9 の上にあるのが F9 、という認識でよい。
慣れてしまえば何の問題もなさそうだ。
というわけで、細かな文句はあるのだけど、どれも些細な事。
全体的にはよく出ていると思います。色々調べてそう思ったから買ったのだけど。
一応、ここに書いた「些細な事」は、僕が気になって、でもまぁいいか、と思った程度のことなのだけど、人によっては致命的かもしれないので、これから買う人の参考になれば、と思う。
そして、この文章は、新マシンで書いてみた。
セットアップするだけでなく、ちゃんと使ってみた最初の例だ。
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