たしか1月くらいの話だと思うのだが、小3の次女が、学校の理科で「電気」を習ってきた。
電池に豆電球を繋げると光る。
途中ににスイッチをつけ、回路を「切ってしまう」と光らなくなる。
他にも、回路の一部に10円玉をはさんでも電気が流れたり、消しゴムだったら流れなかったり。
「電気とはどういうものか」という、初歩の初歩だ。
で、こんな初歩的なことを学んだだけなのに、多くのことを知った気になって言うんだ。
「どうやって、コンピューターは電気で計算しているの?」と。
実はこのテーマ、以前に当 WEB サイトで書こうと思ったことがあるものだ。
古いコンピューターの話を調べるのが好きで、いろいろ紹介記事も書いている。
今のコンピューターと違い、初期のコンピューターというのはいろいろ単純でね。
思いっきり単純化した「動作原理」を説明したいと思ったことがあるんだ。
でも、その時は記事にしなかった。
ある程度「コンピューターの話」として書くと、どうしても難しくなるから。
思い切って、身近な別の話に置き換えて書くこともできる。
そうすると、ちょっとはわかりやすい話になるのだけど、コンピューターの歴史としては嘘になる。
で、自分で没にしたんだ。
没にする過程で、それなりの記事はまとめていたので、「思い切ってわかりやすくした説明」は頭の中にあった。
それこそ、小3で習う電気の知識で、十分に理解できる「コンピューターの基礎回路」だ。
現代の本当のコンピューターに使われている回路とは、いろいろと違う。
でも、「原理」を知りたいだけなら十分なものだ。
すでに頭の中に説明しやすい話があったため、次女にはすぐに説明してやることができた。
お風呂に入りながら概要を話して…でも、回路図があった方がわかりやすいため、風呂を上がってから回路図を描きながら説明しなおした。
それで、小3でもだいたい理解できる程度の話。
この話は、もう一度「書いておいてもいいかも」と思い直したのだけど、面倒くさくてほったらかしていた。
そして、数日前に小学校は春休みに入ってしまった。
「小3の次女に向けた話」として書こうと思っていたのに、あと数日で4年生に進級してしまう。
というわけで、一気に書き起こした。
面倒くさかった理由の一つは「回路図を描くのが面倒」だったのだけど、draw.ioという良いサイトを見つけた。
というわけで書いたのが、電気で計算する方法という記事。
技術記事のコーナーに入れておいたが、微妙に技術ではない気もしている。
2進数1桁の、掛け算と足し算を電気でやる方法を書いてある。
そして、それを拡張して、複数桁同士の足し算を行う方法の概要を示す。
さらには複数桁同士の引き算・掛け算をやる方法の「ヒント」までを示す。
複数桁同士の割り算は、知らない。そんな複雑な回路、僕がわからないから。
僕はソフト屋なので、回路は概要しかわからないんだ。
同じテーマの日記(最近の一覧)
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |