2月に入ってから、何かと忙しくて日記を書いていなかった。
もっとも、家族で記録したいようななにかも特にない。
僕と、長男の塾が忙しかったので、面白いことを何もしていないのだ。
とはいえ、2月9~11は三連休。
小五の長女と、小三の次女は「バレンタインデーに友達にあげるクッキー作りたい」と言っていた。
(こういうのを教えるのは、我が家では僕の仕事。)
本当は前日に時間を工面して作りたかったのだけど、休日にやった方がよさそうだ。
11日は、午前中からクッキーづくりを開始する。
面倒くさいことに、長女と次女がそれぞれ「自分で作りたい」ので、生地作りから2回やらないといけない。
まずは長女。
長女は、保育園の年長の時から、毎年何かしらお菓子を作っている。
なので、結構手馴れてきてはいる。
薄力粉 240g と、バター 100g を測る。
小麦粉は大きなボールに入れ、泡だて器でがしゃがしゃ混ぜて空気を含ませておく。
問題はバターの方。
冷蔵庫から出したばかりだったので、固い。
ナイフで小さく切り分け、無理やり泡だて器で混ぜてみた。
…泡だて器の中に全部入り込んでしまう。
何度かナイフでバターを切るように押し出して混ぜる、を繰り返すと、柔らかくなった。
ここに砂糖 80g を入れて、混ぜ合わせる。柔らかくなってきたらさらにホイップ。
これを小麦粉に入れて、切るように混ぜていく。
「切るように」なのは、バターが大きな塊になりやすいためだ。
バターを切って、その断面に粉をまぶす、というつもりでやっていくといい。
…あれ? 卵どこで入れるんだ?
このレシピ、昨年作った時のものを、長女が書き留めていたものだ。
「去年と同じように作りたい」というのでその記述通りにやっていたのだが、材料にある卵を入れる記述がない。
そこで、ある程度バターと小麦粉が混ざったところで卵を1つ、割り入れる。
さらに混ぜて、全体に均一なそぼろ状になったら、手でこねてまとめる。
生地ができたら、冷蔵庫に入れて全体がなじむのを待つ。
レシピを思い出しながらやっていたのと、不慣れな長女が作業していたこともあり、ここまでの工程で1時間以上かかる。
次女も同じ工程を行う。
ただし、力がないと難しい部分は僕が代行。これで少しは早い…が、逆に「自分でやりたい」という場所で長女より時間を取られる。
卵は、バターホイップ工程の最後に入れてみた。
結果は、まぁ、変わらない。最終的に全部が混ざれば、どこで入れても構わない。
とはいえ、1時間弱で終わった。
そういえば、長女は色付きの生地を用意したいのだった。
ふたたび長女に変わる。
生地の半分はそのまま残す。半分は、さらに半分に分けて 1/4 に。
1つはココア味。調整ココアしかないので、様子を見ながら少しづつ混ぜる。結局、茶さじに2杯入れた。
もう1つは、食紅で色を付ける。オレンジ色にしたい。
昨年は黄色を入れたのだが、焼きあがったら普通の色とあまり変わらなかったので、今年は赤を使いたいという。
赤を2滴たらし、混ぜると全体に綺麗なピンク色になった。
「オレンジにするなら黄色も入れる?」と聞いたが、赤だけでやってみるそうだ。
次女も、半分はココア味にしたいと言っていたので、再び交代。
次女が書き留めていたレシピには、「半分の生地に、ココア 10g」と書かれていたようだ。
でも、今年は純粋なココアを用意していない。
それでも 10g にこだわるので入れてみた。茶さじ山盛り1杯がだいたい 10g だった。
しかし、混ぜてみると全然ココア味っぽい色にならない。薄い。
結局、山盛り3倍入れた。
ここまでで3時間弱。
昼ごはんの時間はとっくに過ぎている。生地を冷蔵庫で休ませる間に、昼ご飯にしよう。
ちなみに、食事はだいたい僕が担当なので、そのままキッチンでラーメンを作る。
即席めんではなくて、生ラーメンだ。(子供が好きなので、連休前に買った)
さて、朝からずっとキッチンに立っていたら疲れた。
少し寝る…と、寝たら寝過ごした。起きたら3時半。
子供たちが「おやつー」と言っているので、お茶にする。
食べ終わったら4時。
そういえば、この日は長男の塾が5時15分からだった。
学年末試験前なので特別対策授業があるのだ。休日だというのに、先生方もご苦労様。
塾が終わるのは9時半なので、長男は何かしっかり食べておく必要がある。
適当に用意する。
そして、こんな中途半端な時間からクッキーを焼き始めるのは無理なので、もう少し待ってもらうことにする。
長男は僕が車で塾まで送るのだけど、娘たちが「ラッピング用の袋がない!」というので、一緒に出掛けて100円ショップで買うことにした。
よく行くダイソーで…と思っていたら、妻から「セリアの方が、ラッピング小袋とかは充実している」とアドバイス。
そういえばそうだった。
妻も買い物したいというので、家族全員で外出。長男は塾行くだけだけど。
…もう、夕ご飯作る暇とかないので、各自が好きな弁当買ってきた。
食べたらすぐにクッキーづくり開始。
さて、長女が3色の生地を作ったのは、三毛猫クッキーを作りたいから。
昨年、100円ショップ(セリアだ)でかわいい猫型のクッキー抜き型を見つけて、購入した。
で、友達の家が三毛猫を買っているから、三毛猫がいいと言って昨年開発したレシピ。
まぁ、ある程度通常生地を伸ばしたところで、他の色をちぎって載せ、さらに伸ばしてまだらにするだけだけど。
猫の形に抜くと、ちゃんと三毛猫っぽく見える。
実は、先ほど言ったセリアで、新しい猫型クッキー抜き型を見つけた。
昨年購入したものは、足やしっぽが細く、抜くのが難しい。
今年の型は、そういう細かな部分がないデザインだった。その反面、猫らしさも大幅減。
昨年のは、細い部分もあるけど、猫らしい躍動感があるのだ。
で、細い部分が抜くのが難しい。
今年は黒い記事を多めに作っていて、クロネコも作るという。
合計で、天板1枚分の猫型クッキーを作るのに、30分以上かかったと思う。
ピンクの生地はまだ残っていて、こちらは花の形にするという。
桜の形のかわいいクッキーがたくさん…天板反面分出来上がった。
さて、抜き残しの生地はあるが、ここで次女に交代。
次女はもう少し簡単で、梅・菊・星・ハートの抜型でどんどんクッキーを作っていく。
#桜・梅・菊など、渋いチョイスなのは、これが本来は和食用の根菜類抜型だからだ。
次女のこだわりはこの形ではなく、自分の名前を入れられる「スタンプ」だ。
これも、昨年セリアで買った。クッキーにメッセージを入れられる、自由に文字を組み替えられるスタンプ。
昨年はアルファベットしかなかったのだけど、好評だったようで今年はひらがなや、顔文字が作れる記号スタンプが増えていた。
まだローマ字が難しい次女としては、ひらがなスタンプを欲しがっていたのだけど、説得して買うのを止めた。
(次女は欲しくなるとすぐ買おうとして、お小遣いを無駄に使ってしまう。
年一度しか使わないスタンプだし、実際のところアルファベットの方が形が単純で、クッキーにしたときに判別しやすいと思うためだ)
次女に交代したところで、オーブンを予熱し始めて、天板2枚が埋まったところで焼き始め。
180度で 12分。
そのあとは、クッキングシートだけ用意して、型抜きは続ける。
シート2枚分を抜くのに 12分というのは、ちょっと忙しい。焼けたらすぐにシートを変えて焼き続ける感じ。
型抜きした「端」の生地は、丸めなおして家族用に。
打ち粉が入ってしまうので粉っぽくなるし、作業している間に生地がダレてしまうので、形もきれいに出なくなる。
しかし、オーブン稼働3回、天板6枚分のクッキーが出来上がった。
最後の焼きに入ったら、時間はもう8時過ぎ。娘たちを風呂に入らせる。
その間に、僕はキッチンの型付け。
風呂から出たら、とりあえず粗熱を冷ましたクッキーから、大きめの容器に入れさせる。
そして、冷凍庫へ。クッキーは冷凍保存可能なので、3日後のバレンタインまで保存しておく。
食器なども全部洗い終わったら、もう9時過ぎ。
そのまま長男を迎えに塾へ。
家に帰ったら、娘たちはもう寝ていた。
家に入ったら甘い匂いがして、長男が「おいしそう」というので、家族用のクッキーを3枚ほどあげる。
疲れた。
料理は好きなのだけど、朝ご飯・昼ご飯・クッキーづくりで一日中台所にいたような気がする。
#もちろん、外出もしているし一日中ではないのだけど。
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