The House of the Dead 2 … 以下、HoD2 と書きますが、発売は 1998年の11月後半だったようです。
チーム発足時に、一応僕もそのチームに配属されていました。
でも、テクニカルサポートを発足させることになり、チームを抜けました。
だから、僕は HoD2 ではほとんど何もやっていないのね。
当然、スタッフロールなどにも名前は出ていない。
そんなわけで、HoD2 の名前でこの記事を書いていますが、HoD2 のことは何一つ書けないのです。
そんな、事実上無関係な立ち位置だったのですが、「打ち上げやるから来なよ」と、企画のチーフの人に誘われたのは12月上旬だったと思います。
前作の人気があったので最初から売り上げがよく、会社が打ち上げ費用出してくれることになったから、って。
会社での「忘年会」は別途あるのですが、そちらは自分たちで会費を出すので、安めの居酒屋がせいぜい。
HoD2 の打ち上げは、費用会社持ちなので豪勢に、フグ料理屋で行われました。
とはいえ、あまりよく覚えてなかったりします。
打ち上げっていうのは、完成までの修羅場を潜り抜けた連帯感があるから、盛り上がれるものです。
僕、何もやってなくて、打ち上げに急に参加しただけだもの。なんか浮いてしまっていて…
しかし、すでに会社を辞めるのは決めた後だったので、皆からいろいろと聞かれました。
特に周囲に言っていたわけではないのですが、会社興す予定、というのも広まっていたのね。
何か算段はあるのかとか聞かれましたが、実際のところノープラン。
一応、ホームページとか作る仕事しようと思っているのと、何とかなるんじゃないかな、という甘い見通しで…
「軌道に乗りそうだったら、俺も呼んでよ」という先輩もいましたが、それは怖くてできません。
自分一人なら貧乏しながらでも続けられるけど、人を雇うと責任が生じるからね。
話をしていると「会社を辞めたい」という人は案外多いことがわかりました。
でも、やめてどこに行く宛もないし、独立できる自信もないし、「仕方なく」今の会社に残ってる…というような。
「俺は腕がないから、積極的に会社にしがみつく」といった先輩もいました。
転職するにも独立するにも、腕に自信がないとできない。腕に自信がない自分は、何があっても会社に残ると。
辞めたいとぼやきながら仕事をするよりも、「腕がない」と開き直り、残れるように積極的に頑張るほうが前向きな気がします。
この飲み会、最後に先輩社員に言われた一言がすごくうれしくて、よく覚えているんです。
「辞めちゃうの、残念だなぁ。四天王の中で一番できる人材だったのに」って。
以前、凄腕プログラマの話をしました。
部署内に、すごくできる人が3人いて、僕は心の中で三賢者と呼んでいた、と。
その3人に僕を加え、「四天王」としてくれている人がいたのです。
…というか、話を聞くと、結構な数の人が僕を「凄腕」のグループに入れてくれていました。
そして、その先輩は、その中で一番できるのが僕だ、と言ってくれたのです。
僕としては、頑張って仕事はこなしていましたが、凄腕の3人にはかなわない、と思っていました。
でも、この一言で、すごく認められた気がします。
会社を辞める直前に、すごくうれしい言葉でした。
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