メインマシンに、Windows を再インストールしてみた。
普段使っているメインマシン、もう7年前のものだ。
そろそろ買い換えたい、と3か月前にも書いた。
でも、3か月も放置していたのは、それほど不満がないからなんだ。
僕がこのマシンで普段何をしているかというと、WEB の閲覧とメール、テキスト書き、あとは ssh を使ったターミナル作業だけ。
この「ssh を使ったターミナル作業」が仕事のほとんどで、仕事で作るプログラムはほとんどサーバー上で vim を使って書いている。
以前は Emacs 使いだったはずなのだが、このところすっかり vim 使い。
で、作ったプログラムは PHP だったり javascript だったり、node.js だったりするのだけど、WEB ブラウザで見ることになる。
手元にあるのはほとんど「端末」に過ぎず、計算はサーバー上で行われているんだ。
そんなわけで、7年前の非力なマシンでも、特に不満がない。
とはいえ、そろそろ壊れてもおかしくないくらい使っているわけで、壊れる前に新マシンに移行したほうがよいだろうな…程度には思っている。
今のマシンは HDD で運用しているが、今から買うなら SSD だろう。
上に書いたように、作業ではほとんどデータを使わないし、家族写真などの大きなデータは NAS に入れている。
今のマシンは 500GB の HDD で、半分くらいしか使っていない。
じゃぁ、新マシンに SSD 搭載するとして…まぁ、今時 500GB の SSD なら高くはないよな。
と思ってマシンを探すと、案外そういうものは売っていない。
SSD 128GB もしくは 256GB に、HDD 1T のデュアルドライブ、というのがほとんどだ。
Windows って、UNIX みたいにディレクトリの接ぎ木できないし、別ドライブにデータ置くのって面倒くさくないの?
どうも躊躇していたところに、新サーバーを作ったので、それまで使っていた 128G SSD が余った。
これ、今のマシンに取り付けてみよう。
SSD + HDD の環境を試してみたら、案外買い替えの参考になるかもしれない。
先日ノートパソコンが壊れて Windows の再インストールをやったばかりなので、インストール USB はある。
昔… IDE のハードディスクを取り付けたりする時代は、それだけで大変な作業だったが、今時の SATA SSD は取り付けも簡単。
そんなわけで、昨日 SSD を取り付けてインストールし、起動させるまで 30分かからなかった。
仕事で使っているマシンをいじるのは怖かったので、万が一のために以前のディスクの Windows 環境もそのまま残してある。
2つのディスクにそれぞれ Windows が入っているので、起動時に「どちらを起動させるか」と聞かれる。ちょっと新鮮。
で、起動したらまっさらな Windows。
じつは、メインマシンは Windows 7 から 8 10 とバージョンを上げてきていて、ところどころに動作がおかしい箇所があった。
ログイン画面でも、なぜか Windows スポットライト表示されないし。あの綺麗な風景写真を僕も見たい。
(妻に、「あの画面、いちいち気にいったか聞いてきてむかつく」と言われているのだが)
あたりまえだけど、それまでインストールしてあったソフトは使えない。
Chrome と Becky!2 を入れる。
Becky!2 のメールデータディレクトリを、以前のディスクからコピーして…と思ったが、起動時の設定で以前のディレクトリを参照させればよい、と分かったのでそのままで。
Putty は、以前のディスクからコピーして持ってくる。
特にインストーラーがいらないソフトだったし、これで設定なども持ち越せたから。
普段テキスト書きには Sakura Editor を使っているので、これも入れる。
これで、だいたい仕事で使うソフトは整った。
たびたび使うソフトの中には、インストーラーがないものもある。
というか、むしろそういうソフトのほうが使うことが多い。
これらは、前のディスクの「ドキュメント」ディレクトリの中に、「プログラム」というディレクトリを掘って入れてある。
それをもってこよう。
で、コピーしようとして思いとどまった。
そもそも、「接ぎ木」を試してみようと思ったんじゃないか。
いつのころからか、Windows の「ドキュメント」ディレクトリは「ドキュメント」というディレクトリではなくなり、特殊なシンボリックリンクのような扱いになっている。
そして、「ドキュメント」が実際にどこのディレクトリを示すのかは、変更可能。
Exploler の「ドキュメント」とか「ピクチャ」とか書かれている場所で「プロパティ」を見て、「場所」タブでディレクトリ位置を指定してやればいい。
デスクトップを以前の場所に変更したら、見慣れたごちゃごちゃ感が戻ってきた。
調子に乗って、ドキュメントもピクチャもビデオもミュージックも、全部以前の場所にする。
うん、これでだいたい同じ使い勝手になってきた。
Quick Launch を使えるようにする。
Windows 10 ではすっかり「隠し」のような扱いだが、Windows 95 時代には便利だった機能だ。
(便利なものというのは、得てして「理解している人向け」の側面がある。
Quick Launch もそうで、Win95 の時から「便利だけど例外的なルール」に従っていた。
そのためか、Win 7 以降は、使えるのだけど隠し機能のような扱いになっている)
画面の隅にいつも時計を表示していたので、それがないと使い勝手が悪い。
この時計は何だっけ…前のディスクを見ていても思い出せない。
ネットで、Windows 用のデスクトップ時計を調べる。YTClock だった。入れる。
時計の下にカレンダーも表示。Chronus 。google calendar と同期できる便利な奴だ。
…なんだけど、google の認証が通らない。
google 側がずいぶん前に認証方式を変えたのに、ちゃんと追随できていないようだ。
古いディスクを探し、データディレクトリを見つけ出した。
コピーしたら、google 同期もできる状態のデータが復活した。
#夕方追記。
Chronus が悪いのではなく、なぜか Google 2段階認証で、スマホから「はい」を送信したのが Windows に伝わらないようだ。
再インストールした都合かもしれない。要確認。
これで、普段使う環境としては、ほぼ元通り。
速度が速くなったのか? …こちらは、まだ実感がない。速くなっているのだとは思う。
でも、普段使う Chrome も Becky!2 も Sakura Editor も、常駐するタイプのソフトなんだよね。
一度起動すると、その後はディスクアクセスしない。だから、使っていても SSD の恩恵はない。
しかし、これであまり快適になると、また買い替えが遅くなるかもしれない。
#これを書いた直後、再起動してみた。明らかに速かった。
快適になってしまった。
同じテーマの日記(最近の一覧)
関連ページ
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |