イグニスは修理中だけど、大体一か月乗ってみたところでレポートしてみたいと思う。
現状、イグニスは日常の買い物・子供の塾の送迎程度にしか乗っていない。
せいぜい 5km 程度の、短いドライブだな。
先日書いた、JAMSTEC 横浜までのドライブが最長。
それでも、片道 12km程度しかない。
高速道路に乗ったことはまだないので、残念ながら高速運航時のレポートはできない。
街乗りレベルの話だけだ。
また、先日書いた通り、現在イグニスは修理中。
納車から1か月たってないのに、擦られちゃって。
おかげで、代車として軽乗用車の「ハスラー」を借りている。
まだ3回程度しか乗っていないが、この車との比較も少し書いてみようと思う。
以前乗っていた車、エブリィランディも含め、すべてスズキ車ではあるが、車の個性がわかればいいな…と思う。
購入直後のレポートでは、とにかく感想を書き連ねたので話が雑多になり、詰め込みすぎの感があった。
今回は、乗っている間にいろいろと整理できたので、いくつかの話題に切り分けながら、何日かに分けて書こうと思う。
イグニスの特徴であるマイルドハイブリッドの話など…と思ったのだけど、書いてみたら長い!
一応書きあがって入るのだけど、複雑な技術でね。ちゃんと伝えようと思うと長くなる。
そこで、まずは単純な「乗ってみた感じ」のレポートをしてみたいと思う。
エブリィランディからイグニスに乗り換えて1か月。
一番感じていることは「窓が狭い」ということかな。
特に問題にはならない。ちゃんと運転できる。
でも、なんだか狭い。
この狭さには、頭上空間が少ない、という効果もあると思う。
エブリィランディは、席に座ったまま腕を上に伸ばして、伸びができた。
または、子供なら社内で立って歩けたし、大人でもかがんで歩けた。
でも、イグニスは頭の上に拳固が1個入るくらいのスペースしかない。
当然、フロントガラスもその状態から見ているわけで、窓から「上方向」が見づらい。
これが余計に、窓を狭く感じさせている原因になる。
さらに、狭い窓の中央上部には、自動ブレーキなど「スズキセーフティ」システムのためのデュアルカメラがついている。
さらに、オプションで付けてくれたドライブレコーダー用のカメラもある。
余計に狭く感じる。
しかしまぁ、エブリィランディが変な車だったんだよ。
車の窓っていうのはこんなものさ…
って思っていたら、ハスラーは窓が広かった。
ハスラーは軽乗用車で小さな車だけど、エブリィランディと同じで「ワゴン」と称される形だ。
全然違うタイプの車だけど、車の分類なんてかなりいい加減だからね。
まぁ、実際の形はともかく「同じ用途を目指している」くらいに考えれば間違いはない。
ハスラーは頭上空間も広い。
シフトやパーキングブレーキなどの配列も、エブリィランディに近く、同じ用途を目指しているのがわかる。
ちなみに、エブリィランディで不満だったのは、荷物置きがほぼないこと。
軽乗用車のサイズに7人乗せるために、とにかく座席しかない。
しかしまぁ、家族5人で乗れば座席が余るわけで、そこに荷物を置いていた。
ハスラーは、4人乗りだけど座席が広い。
そして、やっぱり荷物置きがほとんどない。
エブリィランディよりは広いけど、わずかな違い。
エブリィランディはエンジンが座席の下にある 1BOX で、ハスラーはエンジンルーム別の 2BOX 。
これが座席1列分の違いになってしまうのだろうね。
イグニスは、ドアポケット部分の収納が大きく、ゆったりとしているイメージ。
エブリィランディは、道路地図入れたらいっぱいだった。
イグニスは、特に端の部分は大きく作ってあり、500ml ペットボトルをそのまま入れられる。
今時地図はカーナビに任せるとして、小さなカバンなら入れられてしまうサイズ。
運転席と助手席の間には、小物を置けるスペースがあり、ここも結構な収納量だ。
後部座席も、ドアポケット部分はゆったりと取られているし、運転席・助手席の間の小物スペースに、後ろ中央の人が使うためのペットボトルスペースがある。
イグニスは、車の形自体が、安定性の良い台形になっている。
悪く言えば、しもぶくれの形状だ。
だから、下のほうにあるドアポケットは大きなスペースを取れるのだろう。
一方で、窓は結構内側に寄っていて、室内を狭く感じさせる。
…狭いといっても、車自体の横幅がエブリィランディより広いので、十分ゆったりしているのだけど。
エブリィランディは7人乗りだったが、横3人乗れるシート部分は、子供3人で座ると少し窮屈だった。
イグニスは5人乗りで、後ろには必然的に3人並ばないといけないのだが、それほど窮屈ではない、らしい。子供によれば。
これに対して、ハスラーはやっぱりエブリィランディに似ている。
車は四角く、座席はゆったりとしている。
もっとも、4人乗りで3人掛けはできない。
軽乗用車なので、イグニスより横幅が狭く、無理に3人座れば窮屈かもしれない。
ドアも、室内空間を有効利用するためか、ポケットなどはできるだけ薄く作られている。
その代わりといってはなんだが、フロントパネル部分の小物収納が充実している。
後部の荷物スペースが小さい代わりに、手荷物スペースを用意しているのかな。
営業車として使った時に、ファイルとか封筒を置くのにはちょうどよさそうな感じ。
家族でお買い物できる車、というイメージで考えていたのだけど、ちょっと性格が違うのかもしれない。
というか、両方を狙える車なのだろうけど。
運転席のアームレストについても書いておこう。
僕はエブリィランディの前は、1980年代の国民車、トヨタカローラのセダンタイプに乗っていた。
アームレストなんてなかった。
だから、エブリィランディにアームレストがついているのを見て、なんだかすごいと思った。
わざわざひじ掛けがあるんだ、という感動と、運転中にこんなものあると邪魔で危険じゃないのかな、という感覚両方。
まぁ、慣れると便利で、エブリィランディでは時々使っていた。
ハンドル操作が多い街乗りの時はたたんどいて、高速道路などでは使うこともある、という程度かな。
先にハスラーを書くが、エブリィランディと似た性格のハスラーも、立派なアームレストがついている。
しかも、中身が空で、小物入れになるようになっている。
上に書いたように、ハスラーはやたら小物入れが多い。
エブリィランディもハスラーも、アームレスト幅が広く、何だったら助手席と共用できるようになっている。
でも、イグニスのアームレストは、薄いものが運転席側についているだけ。
助手席側にはないし、薄いので共用もできない。
これについて、安っぽい、もっと立派なものを、と批判している人もネット上で幾分見かけた。
…多分、わずかな時間しか試乗していないのだと思う。
これは、その程度の時間で批判しちゃダメな奴だ。
エブリィランディもハスラーも、インパネシフト・フットパーキングブレーキだ。
運転席と助手席の間には操作系はなく、アームレストを畳めば座席の移動も簡単。
でも、イグニスは、運転席と助手席の間にサイドパーキングブレーキと、シフトレバーがある。
もし「立派なアームレスト」なんてあったら、運転の邪魔で仕方がないし、事故を起こすかもしれない。
イグニスのアームレストは、使っている状態からでもサイドブレーキ・シフトレバーにアクセスしやすい。
薄く作ってあるから、脇に抱えるようにしてその横に手を伸ばせるんだ。
とはいっても薄すぎることもなく、自然に肘を置ける。
本当に、よく考えられた絶妙のサイズだと感心する。
イグニスはマイルドハイブリッド、ハスラーはSエネチャージ、と呼ばれるシステムを持っている。
営業上の都合で別の名前になっているだけで、事実上同じものだ。
燃費向上には役立つようで、今のところ街乗りばかりで、イグニスは 13km/l くらい。
カタログスペックは 28km/l なのだけど、街乗りで半分くらいなら適正なところじゃないかな。
エブリィランディが、大体 8km/l くらいだったので、ずいぶんと燃費が良いと感じている。
こちらのカタログスペックは 14km/l 。ただし、時代が違うので測定方法も違う。
ハスラーのほうは借りているだけで、燃費はよくわからない。
一応、これまでの通算燃費は 16km/l になっていたのだけど、レンタカーなので、街乗りだけではないと思う。
技術に関しては、詳しくは後日別に書こうと思うので、ここではざっくりと。
エンジンをモーターがサポートする…なんて単純な話ではなくて、システム全体で燃費を向上させようという総合技術だ。
よくできていると関心はしているけど、縁の下の力持ち的な技術で、あまり活躍を実感できるものではない。
どちらかというと、イグニスのほうが「モーターの存在を感じやすい」セッティングになっているかな。
ハスラーはモーターを感じにくい。
これは悪いことではなくて、ハスラーはごく自然に乗れる。
もっとも、その「自然に」は、僕の場合はエブリィランディに似た感覚で、という意味だ。
もしかしたら、イグニスのほうが自然に感じる人もいるかもしれない。
具体的に言うと、モーターの効果で、エンジンのパワーが強め、エンジンブレーキの利きも強めに感じるの。
これは本当にエンジンがそうだというのではなくて、モーターアシスト / CVT のギア比 / 回生ブレーキの利かせ方などを総合して作り出している「疑似感覚」と言える。
エブリィランディ / ハスラーは、家族でお出かけする車、イグニスは走りを楽しむ車だ。
その性格の違いに合わせて「そういうセッティングにしてある」のだろうと思っている。
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