2018年10月06日の日記です

目次

10-06 WEBページの検索順位をあげる方法(1/2)
10-06 WEBページの検索順位をあげる方法(2/2)


WEBページの検索順位をあげる方法(1/2)  2018-10-06 17:55:37  コンピュータ

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さて、先日夏の旅行記をまとめたのだが、この中に JS オートレンタカーという章がある。

伊豆大島で車を借りた、レンタカー屋さんだな。


このレンタカー屋さん、3か月前にオープンしたばかりで、まだあまり知られていない。

知ってもらう手段として WEB ページを作っているのだが、そもそも検索されない。

Twitter とフェイスブックで、何かしらの情報を毎日書くようにしているのだが、人が来ないという。


で、ページを検索上位に持っていくコツを話したのだけど…


旅行記には会話内容を書かなかった。旅行と関係ないから。

それどころか、その時実際話した内容も、時間がなくて全然詳細を教えられてない。



そこで、ちょうどいいケーススタディーとして、検索上位を目指すための方法を書いてみようと思う。


ただし、僕はSEO専門家ではない、と最初に断っておく。

SEOって、「検索エンジン最適化」の略語ね。検索サイトで、自分のページを上位に持ってくるテクニック。


僕はある程度 WEB 関連の仕事もしているし、SEO関連の知識も人よりあるとは思うが、素人にすぎない。

もしかしたら細かな話は間違えているかもしれない、と覚悟しておいてほしい。




まずは一般論から。


ここで言う検索エンジンとは、現状ではほぼ Google だ。

実際には他にもいろいろあるのだけど、使用頻度のシェアで Google が 3/4 を占めている。


そして、残りの 1/4 は、Google の「発明」した方法を真似たものだ。

各社工夫を凝らし、少しづつ違う特徴を持ってはいるものの、基本的な概念は変わらない。


ここでは、各社ごとに少しづつ違う特徴の部分まで踏み込むつもりはない。

また、Google ですら、時々細かな部分の計算方法を変える。これにも踏み込むつもりはない。


なぜなら、それらの部分に踏み込むのは、手間のわりに効果が少ないからだ。

目指すのは「今よりも検索されやすくする」ことであり、「世界でトップクラスを狙う」ことではない。



また、検索されるにしても、「どのような目的で検索されたいのか」という問題がある。

単に検索されやすくするのではなく、検索してきた人に対して何をやりたいのかによって、手法が細かく異なるのだ。


商品を売りたいECサイトなのか、記事で人を集めて広告収入を狙うサイトなのか、WEB 自体を広告媒体としたいのか。

商売っ気抜きにして、趣味で作ったサイトを見てほしい、という需要だってあるだろう。


最初にケーススタディーと書いたのはそのためで、目的を決めないと話が発散してしまい、無意味になるのだ。

ここでは伊豆大島のレンタカー屋さんとして、伊豆大島への観光を考えている人にお店の存在を知ってほしい、というのを最終ゴールと考えてみる。




▼検索され、読んでもらう


検索上位に来るためには、まず検索されなくてはならない。当たり前の話。

まずは、ここから考えていこう。


そもそも、検索エンジンは何をやっているのだろう?


「伊豆大島 レンタカー」と検索した時、検索エンジンは、伊豆大島のレンタカー屋さんを探しているわけではない。

単に、検索に使われた単語を含んでいるページを探しているだけだ。


逆に考えれば、検索に使用された単語を含んでいないページは、検索しても表示されない。

検索されるためには、多くの単語を含んでいるページを作る必要があるんだ。



文章を書くというのは大変な作業で、苦手としている人も多い。

だから、そもそも短い文章しか書けない Twitter とか、写真だけでいい Instagram とか、「文章を書かずに」交流できるサイトが流行する。


でも、多くの人に検索してもらうための武器は、文章なのだ。

文章をほとんど含まないページは、検索してもらえない。

文章が長ければ、そこに含まれる単語の種類も増え、より多くの検索に引っかかる。


◎長い文章を書こう



検索エンジンのプログラム的にはともかく、長すぎる記事は読みにくいのでは…という考えもある。

ほんの数年前は、だから記事は短いほうが良い、とされていた。


しかし、今はこの考え方は間違っているとされる。

検索エンジンは、やっぱり文章を相手にしている。長い文章のほうが検索されやすい。




とはいえ、どんなに長い文章を書こうとも、ありとあらゆる単語を含むことなんてできない。


そこは、文章の数でカバーしよう。ここでは、文章の数を「記事数」と表現することにする。


たくさんの記事を書けば、WEB サイト全体として使われる単語の数は増える。

多くの記事があることは、もっと重要な別の効果をもたらせてくれるのだけど、これはまた後で書こう。


◎たくさんの記事を書こう




もう一つ、大切なポイント。


検索エンジン最適化、なんて言っても、最終的に文章を読むのは人だ。機械ではない。


順位を上げるために、なんて小細工した文章は読みづらい。

誠実で読みやすい文章を心掛けるべきだ。



文章を読む人を想定して、その相手に伝わるように、情報を整理して書くこと。


読む人の想定って、結構大切。

伊豆大島に観光旅行に来る人、という想定をしただけでも、「観光客だから、大島のことに詳しくない」という前提が出来上がる。


じゃぁ、観光地の場所を教えても、土地勘がないからわかりにくい。

バスなら待ち時間含めてどれくらい、車なら街から何分くらい、ということも書くと、観光地に行ってみるかどうかの判断基準になる。


(ついでに、レンタカー借りたほうがいいよ、ってアピールもできるかもしれない)


情報を整理するというのは、こうした「対象読者に向けての」情報整理だ。

観光客だから必要な情報もあれば、観光客には不要な細かすぎる情報もある。

何が必要で、何が不要かを吟味しないといけない。


とはいえ、考えていても始まらない。一度文章を書いてみることだ。

そして、一回書き上げたらその文章を破棄して、もう一度書く、くらいの心構えだと良い文章が出来上がる。



文章を書きあげるって、自分の中で情報を整理しているということなのね。

でも、そこで書きあがった文章って、情報を整理しながら、同時に伝え方も考えていたものなので、実は出来が悪い。


もう一度書くと、頭の中で整理できている情報を、今度は「どう伝えよう」ということだけに集中できる。

こちらのほうが良い文章になる。


実は、さらにもう一度書くと、伝え方も決まった後なので、テンポよく読める文章にしようとか、また別の部分を改良できる。

書くたびに良い文章になる。


◎想定読者を決めて、その人に伝わるように情報を整理しよう




▼ページランク


では、検索に引っかかったとして、どうすれば上位に表示されるのだろう?

ここからいよいよ、上位表示のための話になる。


Google では、すべての WEB ページに、「ページランク」と呼ばれる点数をつけている。

これは順位を出すうえでの指標の一つに過ぎないのだが、とても重要な指標だ。

ページランクを上げることが上位表示の方法の一つになる。


ちなみに、ページランクは内部的な情報であり、現在非公開だ。

ページランクを上げるといっても、どのように上がっているかを確認する方法は、ない。



では、どうすればページランクが上がるのか。

これは、ある種の人気投票になっている。


投票権を持つのは、Blog などの WEB ページを作成している人。つまりは「情報発信」する能力のある人。


情報を受けるだけの人と、自分でも発信する人は、観点が違う。

発信する側の人は、情報をまとめることの難しさを知っている。


そして、それらの人が「良く情報がまとまっている」と思ったページに投票する。

投票方法は、自分が作っているページから、ほかのページをリンクすることだ。


リンクされる、というのが「投票された」ということで、ページランクが上がる。


ちなみに、リンクは1つ1票ではない。

ページランクが高いページからのリンクは得点が高く、低いページからのリンクは得点が低い。


ページランクが高いということは、多くの人が「良く情報がまとまっている」と感じているページだ。

作っている人の審美眼が高い、ともいえる。


そして、審美眼の高い人が選んだページというのは、それだけ良いページだと考えられるのだ。




リンクは HTML の基本的な機能だ。

HTML とただのワープロ文章の、決定的な違いだといってもよい。


だから、WEB ページにはリンクがたくさん使われている。

これを「投票」と考え、良質な文章を探す手掛かりにしよう、という発想。



実際の検索結果の表示位置は、ページランクだけでなく多くの要因によってきめられている。

しかし、ページランクは最も重要なものだ。



▼リンクを得る


ページランクを上げるのにリンクが必要だということはわかった。

では、運よくリンクされるのを待つ以外にないのだろうか?


まずは、自分のページから、自分のページをリンクしよう。

WEB サイトには、複数のページがある。そのページ間でリンクを作るのは自分でできることだ。


特にリンクを作らなくても、Wordpres などの CMS を使っていれば、トップページや各コーナーへのリンク、時系列で前後の記事へのリンクなどが作られるだろう。

しかし、それだけでなく、記事中でも関連記事などへのリンクを作るように心がける。


先に「たくさんの記事を書こう」と書いたが、それらの記事それぞれが投票権を持ち、サイト全体のページランクを上げることができる。

機械的に作られたリンクは票を均等に配分してしまうが、記事中のリンクにより濃淡を作ることができる。


多少なりともページランクが高くなった記事は、検索などで上位に表示されやすくなる。

そこが足掛かりになって、サイトに人が来てくれれば、外部からのリンクをもらうチャンスも増える。


◎自サイト内でのリンクを活用しよう




Google はちゃんと「サイト」を認識していて、同一サイト内でのリンクではそれほどページランクが上がらない。

これを「内部リンク」と呼ぶことにする。


他のサイトからリンクをもらった場合は、「外部リンク」だ。こちらのほうがページランクを上げる効果が高い。


サイト内のどこかのページが、外部リンクをもらったとする。

そのページはページランクが上昇するだろう。


すると、そのページからのリンクの価値は高くなり、内部リンクによりサイト内の他のページもページランクが上がる。

つまり、外部リンクをもらうと、もらったページだけでなく、周囲のページにまで波及効果が及ぶんだ。



ところで、SNS では自分のプロフィールを書くことができ、WEB ページの URL にリンクすることもできる。

こういう、自分で作り出せる「外部リンク」も活用すれば…と思うかもしれない。


実は、これはできない。

SNS や掲示板を提供している各社と、検索エンジンを作成している各社は、協議して「ユーザーが作ったリンク」を明示する方法を決めた。

こうしたリンクは、検索エンジンにはリンクとして認識されない。


そうしないと、気軽に自分に向けて外部リンクを作れてしまい、不正な順位操作が行われるからだ。

SNS への投稿に URL を入れた場合も同様だ。見た目の上ではリンクが出来上がるが、検索エンジンとしては外部リンクとみなさない。


SNS を使って宣伝…というのはよく聞く文句だし、間違っているとも言い難いのだが、検索上位を狙う、という点においては効果は低い。


◎ SNS には検索順位を上げる力はない




一般には、サイト内部でのテーマを絞り込むことが大切、ともされている。


記事を読んでくれた人がいたときに、同じテーマの記事がたくさんあれば、そちらも読んでくれるかもしれないから。

それで情報の宝庫だと感じれば、リンクしてくれるかもしれない。



…とはいえ、Wordpress とか使っていれば、適切なタグ・カテゴリづけで関連話題は簡単に探せる。

テーマは絞ったほうが良いかもしれないが、あまり窮屈に考えないで、書きたいことを書いてもよいと思う。


◎テーマは絞ったほうが良いが、窮屈に考える必要はない



ちなみに、広告収入目的で WEB ページを作ろうと考えている人は、テーマをちゃんと絞り込むこと。

窮屈に考える必要がない、というのは、広告収入目的ではない前提だ。


SEOとは違うので詳細は書かないけど、広告システムはサイトの内容に合わせた広告を出す。

テーマがしっかり絞れていないと、場違いな広告が出て、当然読者の興味を引くことができず、収入に繋がらない。



話が結構長くなってきたので、いったんここで区切ろう。


つづき



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WEBページの検索順位をあげる方法(2/2)  2018-10-06 17:58:07  コンピュータ

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検索上位を目指すための WEB サイト作りの話、の後半。


前半記事では、そもそも検索とは何か、何をもって順位を決めているのか、などの話をした。

基礎知識としてはそれで十分なのだけど、概念だけではわかりにくいので、ここからケーススタディに入ろうと思う。



▼当サイトの場合


まず、実例としての当サイトだ。


はっきり言って、検索順位はそれほど高くないので、偉そうなことが言える実例ではない。

とはいえ、「個人が趣味を書きなぐっているだけのサイトとして」という但し書きをつければ、結構悪くないと自負している。


非常に古くから作っているページなので、サイトの作りそのものが、検索エンジンに最適化されていない。

だから、今から Wordpress などで同じようなページを作る人がいたら、もっと上の順位を狙えるだろう。



…と言い訳しながら書くが、現在の当サイトのページ数はおよそ 2000。

22年やっているので、平均して4日に1記事は入れ続けてきたわけか。

飽きずによく続けたな、自分。


そして、本来のメインコンテンツである「古いコンピューターの話題」は、全く人気がない。

いいんだよ。自分の趣味で書きたいだけなんだから。


比較的人気があるのは、料理ページ、旅行記ページ、日記。

日記は雑多な内容を詰め込んでいるのでさらに細かく書くと、人気があるのはやはり旅行記と料理。

それとコンピューター雑学。今書いている、検索エンジンの順位を向上させる方法というのも、コンピューター雑学だな。


見事なまでにバラバラのジャンルで、検索エンジン対策としては良くない。

まぁ、広告収入を目指して作ったページではないので、あまり気にしていない。




当サイト、記事がやたら長い。


長すぎるページは読者が飽きてしまう。

文章は 1000文字~2000文字程度でまとめよう、とされていた。


しかし、今では常識が変わっている。

2000文字は最低ラインで、長くしたほうが良いとされる。僕にとっては追い風だ。


でもね、実のところ、長さは問題ではない。

みんな、そもそも関係ない「長さ」を気にしているから迷走するのだ。


重要なのは、読んだ人が感心してリンクをくれるかどうかだ。

この基本に戻って考えよう。


短くても人の心を打つ文章は書けるし、長くても苦も無く最後まで読めて面白かった! と言える文章もある。



実際のところ、短い文章を書くというのは難しい。センスが必要とされる。


星 新一 をご存じだろうか。短い文章で楽しませる小説形式、ショートショートの名手だ。


2000文字というのは、その作品群の中でも短い部類に入る。

センスあふれる人でも、2000文字では厳しいのだ。


僕はそんな才能はないので、長い文章を書く。


文字数ではなくて行数で考えているのだけど、200行が目安。

これを超える文章はさすがに長い。調べると、大体 6000文字のようだな。


どうしても200行では書ききれない場合は、複数に記事を分割する。

ただ機械的に分けても意味がないよ。分割するときは、話題が変わる部分で記事を分けるようにするんだ。


この記事の場合も、2つに分割している。

前半が仕組みの話で、後半が具体論だ。


過去には4つくらいに分けた記事もあるのだけど、その記事は今でもよく読まれる人気記事だ。




乏しい経験則から、人気の出る記事のパターンをいくつか書き出してみよう。


まずは、個人の体験を書いた記事。

僕のサイトだと、


大人がヘルパンギーナにかかると

失敗しない焼きメレンゲ

スパリゾート・ハワイアンズに行きたい人へのまとめ


このあたり。


1番目は、ちょっと珍しい風邪をひいたので、病状変化をまとめてみたもの。

2番目は、ごく普通のお菓子のレシピなのだけど、失敗しやすいポイントを詳細に解説したもの。

3番目は、家族旅行記。ただし、旅行記とは別に、旅行先の施設の様子を細かくレポートしている。


お菓子のレシピが「体験」なのかと思われるかもしれないけど、作るのが難しくて何度も失敗したからね…

大抵、レシピっていうのは成功する前提で書かれているので、失敗体験をもとに書いてみた。



世の中、公式見解や客観的な記事はいくらでもある。

でも、そういう記事って、良い面は伝えても悪い面は隠していたり、失敗は隠して成功部分だけまとめていたりする。


情報としては半分欠けているわけだ。

本当に情報を求めている人は、悪い面も、失敗しやすいポイントも、包み隠さずすべてを知りたい、と思っていることが多い。


だから、個人の体験した、そういう悪い部分も含めて伝える記事は人気が出やすい。

これは僕のページでの経験則だけでなく、「クチコミマーケティング」と呼ばれて、重視されている現象だ。


◎主観的で、思い入れたっぷりな個人の感想のほうが人気が出やすい




次に、「自分が知りたかったのに、検索しても出てこなかった」情報。

実は、上に書いた3つとも、これにも当てはまる。


1番目は、風邪をひいて辛いから情報を探しても見当たらなかった。

2番目は、お菓子作ろうと思ってレシピを調べたが、いい加減なことを書いてあるページを多数見かけた。

(にもかかわらず、それがいい加減であることに気づかずに従い、失敗した)

3番目は、子連れ旅行で準備が大変なので調べたのだが、知りたいことを書いてあるページがなかった。


そのあとで自分が体験したり、正しい理解にたどり着いたりしたので、記事としてまとめたものだ。


どこにも情報がなければ、自分の書いた記事が唯一の情報源となり、重宝される。

自分が苦労して解決したことは、必ず誰かの助けになる。


まぁ、どの程度の人の助けになって、どの程度のリンクをもらえるかはわからないのだけど。


◎探しても見つからない情報は狙い目




自分が知りたかったのに、というのは、言い換えれば「疑問を持つ人がいた」ということだ。

誰かが疑問を持ったなら、同じ疑問を持つ人は他にもいると思っていい。


というわけで、「人が質問していたことに答える」というのも、人気が出る記事のパターン。


ボタンの左右位置

ファミコンの詳しい話

ファミコンの画面について


この辺りは、質問に答えたものが、その後も人気を維持しているページ。


ファミコンの話が2つあるけど、1つめの後半部分が質問に答えて後から追記したもの。

それが人気があったので、調子に乗って派生させたのが、2つ目の記事。どちらも今でも人気がある。


僕はコンピューターが専門なので、質問に答えるのは、多くがコンピューター記事の雑学記事になる。

コンピューター雑学だから人気がある、ということではない。


誰でも自分の得意分野はあると思う。

その得意分野の記事を書けば、人が持っていない情報となり、人気が出るだろう。


◎質問が出たら、同じことを考えている人が多数いると思おう




あと一つだけ書いておこう。

これも自分の体験を書く、ということなのだけど、非常に高価なものを買った時の「人柱レポート」はそれなりの人気がある。


ただ、これらの記事は読まれることは多いものの、リンクされることは少ない。

そういった意味では、検索順位の向上効果は低いかもしれない。


#ページランクは順位を決める上で重要な指標だが、実は「検索結果の中で、最近よく読まれる記事」というのも検索順位を向上させる。


高価なものを買うときって、だれしも慎重になると思う。

すでに買って使っている人のレポートを読んでみたくなるのだ。だから人気が出る。


でも、それは比較検討のためであり、わざわざほかの人に教えてあげるようなことではない。

だから、リンクするまでには至らない。


僕のページで言えば


注文住宅建築記

新車購入


あたりが人気記事。

少し前は、スマホ P10 plus を購入した記事なんかも人気あったけど、後継機種の P20 が発売されてからは人気なくなりました。


新車購入も、先日書いたばかりの記事で、検討した最近の車種名が並んでいるから読まれているだけでしょう。

この手の記事は、しばらくしたら人気なくなります。そういうもんです。


◎人柱レポートは人気記事



失敗談なんかは特に人気。他人の不幸は蜜の味。

高価な買い物で失敗したなら、せめてウケを狙って元を取ろう。




▼ケーススタディー


では、最初に書いていた通り、伊豆大島のレンタカー屋さんのページ検索順位を上げる方法を考えてみる。


あくまでも、「僕ならこうする」というだけで、レンタカー屋さんに強制できるものでもないし、やってもらった時の結果も保証できない。



すでに、商売のための WEB ページは持っている。

CMS である Wordpress で作られたもので、記事を増やすだけで検索上位に来やすい状況は整っている。


でも、Blog 部分には記事が全然投入されていない。数件の「お勧め飲食店」の情報だけ。

そのほかのページも、店舗の位置やレンタルしている車のタイプ、値段などがあるだけ。


商売上の必要な情報は書いたから、ページとしては完成。

…ということだと思うのだけど、これでは検索順位が上がらない。



レンタカー屋さんによれば、宣伝のために SNS に力を入れている…とのことだった。

WEB のトップページには、Twitter / Facebook / Instagram の最近の投稿が並ぶ。


今は、SNS で日々のレンタカーの空き状況などを紹介している。

しかし、これは使い方としてあまり良いと思えない。


SNS は基本的に、近況報告のメディアだ。

短期間しか滞在しない観光客が、「毎日のレンタカー状況」を知るためにフォローするとは考えられない。

情報の出し方として筋が悪い。


さらに、すでに書いたように、SNS でどんなに人気を得ても、WEB ページを検索上位に押し上げる力はない。

毎日更新、という労力を割いているが、このままでは後に何も残らないように思う。



労力を使うのであれば、まずは後に資産が残る WEB ページに力を入れるのがよいと思う。

その上で余力があるなら、 SNS で WEB ページの宣伝をするといいだろう。

WEB ページを更新しましたよ、こんな情報書いてますよ、という内容なら、フォローして情報を得る意味が出るからだ。

(もちろん、日々更新する情報が良い内容だというのが前提だ)



商売はレンタカーなのだが、そこは一番最後。

WEB で宣伝につなげることはあってもよいが、SNS では控えめにしたほうが良いだろう。


多くの人にとってレンタカーは日常には使わないもので、その話をされても面白くない。


それでも、サイトの検索順位が上位になれば、自然に商売ページの宣伝にもなる。




Instagram の記事は、島内の観光地などのきれいな写真が使われていて、見栄えが良い。

写真は、ご自身…もしくは、近い知り合いの撮られたものではないかと思う。

同じ写真を探しても、インターネットには見つからないオリジナルのようなので。


せっかく持っているこれらの美しい写真を使い、WEB ページの Blog 部分で記事を増やすと良いだろう。


Instagram の投稿では、写真は載せているのに、その写真に対する説明が、ほとんどない。

あるのは、レンタカー屋としての宣伝と、関連しそうな語句をハッシュタグにしたものだけだ。


挙句、フォロワーから「どこの写真ですか?」なんて質問が来ている。


質問が来るというのは、その情報を欲しがっている人がいる、ということだ。

本文中にその情報を書いておくのが望ましい。




全体に、読者が想定されているように思えないのが、一番の問題だ。

読んでくれる人を想定して、その人に届くような文章を書かないといけない。


商売に結び付きやすいのは、「伊豆大島の観光客」だろう。


だから、観光案内をするつもりで、先に挙げた伊豆大島の美しい写真を使って、その写真にまつわる情報を書いていく。

お店の情報なら、どういう料理が中心で、平均単価がいくらくらい、お勧めのメニューは何か、などが欲しい。


読者を想定しただけで、ずいぶんと良い内容になるはずだ。



想定読者は、サイト全体で一貫する必要はない。

記事ごとに想定読者が決まれば、それで構わない。


当たり前の話だけど、レンタカーの紹介ページは、車を借りる人が想定読者だ。

値段やタイプだけでなく、車種や装備がわかればうれしい。


情報はとにかくありがたいので、装備が「ない」のであっても、隠さず書いておいたほうが良い。




基本が守れていれば、どんな内容でも気軽に書いてもよいと思う。


先に書いたように、なにが検索に引っかかるかわからないから。

多くのテーマを書いておけば、どこかで誰かからリンクしてもらえるかもしれない。


自分の趣味があるなら、積極的に書こう。

それが商売と無関係でも、自分のよく知っていることなら記事も書きやすい。



もっとも、どのような文章を書くかは商売の姿勢にもかかわることなので、強要はできない。


商売とプライベートをキッチリ分けたい、という商売人もいる。

それができていないような商売人は信頼できない、というお客さんもいる。


そういう人たちにとっては、個人の日記のようなことが書かれている商売のページ、というのは許容できないかもしれない。


僕は正反対のタイプで、人柄が見えている、人間臭い人でないと、裏で何を考えているかわからない…と警戒してしまう。

そういう人は商売人として信用できない。


まぁ、どちらに転んでも、ちゃんとついてくる人はいるし、その人たち相手に商売もできる、ということだけど。

ここは、やりやすいほうで良いということだな。




話としては、以上。


いわゆる「SEO対策」としては、もっと細かな技術的なテクニックも多数ある。


でも、しつこく書くが、基本はリンクをもらうことだ。

そして、リンクをもらうためには、読んだ人が感心するような、いい情報を提示することだ。


「良い文章を書く」ではないことを忘れないように。

つたない文章だって、人に情報を伝えることはできる。


「特別な情報」ではないことも忘れないように。

個人の体験とかが「いい情報」であって、国家機密のような特別情報である必要はない。



こうした基本を忘れなければ、WEB サイトは誰でも作れるし、そこそこ人気が出る。

「そこそこ」よりも上を目指すには、もっと努力が必要なのだけど。



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