昨日からの話。
朝から、小2の次女が「今日クリスマスイブだよねぇ?」って聞いてきた。
イブとは何か教える。
大人でも知らない人がいそうだから書いておこう。
「イブ」は「イブニング」の意味だ。夜。
だから、24日の朝は「イブ」ではない。
昔の西洋では、日没を1日の始まりとした。
ここは想像だけど、砂漠の民にとっては厳しい日中よりも、夜のほうが安堵感があったのだろう。
今は深夜0時を1日の始まりとするので、本来25日の始まる「日没」は、24日ということになってしまう。
だから、24日の日没以降が「クリスマスイブ」。クリスマスの夜、という意味だな。
そして、25日の日没までが「クリスマス」だ。
イブは「前日」とか、そういう意味ではない。
23日にラジオを聴いていたら「今日はクリスマス・イブイブ!」とかDJが言っていたのだけど、前日の意味ではない。
#ちなみに、イブ自体は even 、「同等のもの・対になるもの」と同じ語源だ。
イブ自体に夜の意味があるのではなく、「昼と対になるもの」で夜を意味している。
男性アダムと対になる女性はイブだけど、こちらはヘブライ語の「命」の意味だそうだ。
…でも、これだって「肉体」に対する「生命」とか、対になる概念だったのではないかと思っている。
朝から自転車で、商店街にチキンを買いに行く。
車では渋滞に巻き込まれるし、午後になったらすごく混む、という毎年繰り返される知識でそうしたのだけど、アサイチで行ったらさすがに混んでなかった。
今年は、ケーキは23日の内にすでに買ってある。
冷凍ケーキ…というか、アメリカ風のアップルパイの冷凍品なのだけど、安いのにうまい、という評判のものを妻のリクエストで購入。
昼前には家に帰り、ご飯を食べて昼過ぎからチキンの調理開始。
…といっても、まずは塩コショウ砂糖を擦り込むだけ。
子供たちには部屋の片づけを命じてあったが、長女は(だけは)いつも身の回りの物を整理しているので、最初からやることがない。
洗濯物を畳んだり、床をはき掃除したり手伝いをしてくれていたが、僕がチキンを料理しようとしたら「やりたい」と寄ってきた。
そこで、全部長女に任せてみる。
鶏の腹の中に手を突っ込んで塩コショウを擦り込むのは勇気が必要だったようだ。
午後2時過ぎには、ケーキを冷凍庫から冷蔵庫に移す。5切れだけ。
解凍時間は3~4時間、となっているので、夕食の頃に食べごろだろう。
で…しばらくやることはない。ほったらかし。
長男と次女は、だらだらと部屋の片づけをやっている。二人とも片付け下手。
長女は暇だというのでゲームを許可。
以前も書いたがスプラトゥーン2が上手。
最近は普通のバトルに飽きてしまい、レギュラーマッチ中に「地面にお絵かきをする」という遊びをやっている。
時折、遊びに気付いてバトルそっちのけで大お絵かき大会になることがあり、それが楽しいそうだ。
長女はハートを描くのが得意でたくさん描くのだが、人によっては五芒星を描いたり、「オニゴッコしよ」とかメッセージを描いてくる人もいるそうだ。
オニゴッコの場合、相手を撃って殺したりすることのないようにしながら、追いかけっこが始まる。
もう、勝負なんてどうでもよくて、「言葉のない空間で分かり合えた」ことが楽しいらしい。
なにそれ。殺伐としたバトルのはずなのに、なんて自由なゲーム。
スプラトゥーン2、すごいポテンシャルだ。
#ちなみに、僕は最近ハイラルに戻ってしまったので、ハイカラには行っていない。
(同時にやると操作が混乱してしまうので)
さて、4時ごろ再び調理開始。
チキンに入れるスタッフとして、米を使ってみることにする。
毎年パン粉でやっていたのだけど、米を使う人がいることも知っていた。
生米から油でいため、少し硬めのピラフを作る。
ただ、普段ピラフに入れない、レーズンを入れた。肉にフルーツはよく合うからね。
チキンの腹の空洞を見て、米1合じゃ足りないな…と思って2合作ったのだけど、多すぎた。
1合で全然問題なかった。具と水分で膨れる量が計算に入ってなかった。
粗熱を冷ましてからピラフをチキンの腹に詰め、爪楊枝で穴を閉じ、タコ糸で足を縛る。
鉄板の真ん中に載せる。
ピラフを作っている間に、ジャガイモと玉ねぎを電子レンジでふかして置いた。
これらと、乱切りのニンジン、4つ割のリンゴを鉄板の周りに並べる。
で、50分ほど焼く。
6時ごろ焼き上がった。ささやかなパーティを始めよう。
大人はシャンパン、子供はシャンメリー。
以前は長女・次女とも炭酸苦手だったのだけど、昨年はもう大丈夫だったのでシャンメリーはあっという間になくなった。
そこで、今年は2本買ってきてある。
チキンは1羽丸ごとでは、もう足りない。去年は物足りなかった。
そこで、別途買った大きめのもも肉一本追加。
綺麗に全部平らげたが、さすがに腹いっぱい。
そこに、アメリカ風のアップルパイ。
「オーブントースターで2分温めて」とあったので、その通りにしてみた。
一口食べて「甘い!」というのが長女の感想だったけど、箱には「甘さひかえめ」って書いてある。
まぁ、アメリカ風としては甘さ控えめだったのだけど、そもそもアメリカ風はすごく甘い。
解凍できていると言っても、中はまだ半解凍でシャリシャリしている。
でも、外側は温かくて香ばしい。
なんだ、この食感。
妻がどこかで「おいしい」と聞いてきたわけだが、確かにうまい。
子供が寝た後で、プレゼントを出して…じゃなくて、サンタさんが来たようだ。
3人いるからボードゲーム3つ、というのが例年のパターンになっているけど、どれが誰のもの、ではなくて全員で使うものだ。
今年は、キャプテン・リノ、赤ずきんは眠らない、シェフィ、の3つ。
早速今朝遊んでみた。
「キャプテン・リノ」は子供向けということになっているのだけど、大人が遊んでも十分楽しい。
ジェンガと UNO を足したようなルールだな。不安定な塔を建てつつ、カードを無くすことを目指す。
カードが無くなれば勝ちだし、塔を倒せば負け。塔の材料が無くなれば全員の勝ち。
ゲーム終了条件が3つもあるけど、あまり勝ち負けを競う感じではなく「高い塔を建てるハラハラ感を楽しむ」ゲーム。
「赤ずきんは眠らない」は、予想以上に楽しかった。
心理戦のゲームなのだけど、小二の次女には心理戦ゲームはまだ早いかな、と思っていたのだ。
ルール説明しようと思ったけど…案外長くなるので、アマゾンの商品説明ページでも読んで。
実際のルールはすごく単純で、「寝るか、トラップを仕掛けるかを決める」を繰り返すだけ。
だから、小二でも十分に遊べる。
でも、その「決定」が及ぼす影響が非常に微妙に設定してあって、常に悩み続けることになる。
このルールのバランスのとり方が絶妙で、すごく楽しいゲームに仕上がっている。
「シェフィ」は、子供は遊んでいたけど僕はまだ遊んでいない。
一人用のカードゲーム(ソリティア)なのだけど、すごく面白いと評判になっていたゲームだ。
以前に、子供に読ませたくて買ったボードゲーム漫画があった。
この漫画がよくできている…のだけど、その話は今は置いておこう。
(知りたい人は過去の日記を読んで)
漫画の中に「シェフィ」が出てくる。
これを読ませてから、長男が「シェフィ遊んでみたい」とずっと言っていた。
だから長男が一番喜んでいたが、僕も興味がある。後で遊んでみよう。
#シェフィの推奨年齢は12歳以上だった。ちょっと難しいゲーム。
10歳の長女はともかく、8歳の次女にはまだ難しいかもしれない。
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