宮ケ瀬ダムの話の続きです。
お昼ご飯の後、ダムの上を見に行くことにします。
またダムの下に戻ってインクラインで登ってもいいのだけど、それじゃぁつまらない。
公園の中を通って、ダムの上まで歩いてみることにします。
これが、整備されているのだけどちょっとした山登り。高低差 150m ですからね。
花壇には今は花は咲いてないけど、春に来たら綺麗そうです。きっとまた来ましょう。
途中で次女が音を上げたので、おんぶして歩きます。
そしてダムの上。
なんとなく「ハイリア大橋」のイメージ。ゼルダのテーマを口ずさむ。
下から登って行った際に、大橋の入り口にあたる部分にある管理事務所は「本日定休日」の看板が。
ダムカード欲しかったのに!
#後日談:普通は管理事務所で配布するのですが、宮ケ瀬ダムでは近くの「水とエネルギー館」でも配布しているそうです。
でも、この日は時間の都合で水とエネルギー館は行きませんでした。
時間はすでに1時40分。
2時から午後の観光放流が始まります。
大橋を渡って反対側にあるインクラインに乗って下まで降りたい…のですが、途中で展望塔があったので寄りました。
横浜ランドマークタワーが見える!
インクライン乗り場に着いたら、…あれ? 有料?
今日は無料じゃないんですか? と係員さんに聞いてみたら、さっきはエレベーターが不調だったので緊急に無料にしたけど、もうエレベーターが治ったので有料、とのことでした。
まぁ、折角だから乗りましょう。興味はあったし。
インクラインに乗れたのは55分。乗車時間は4分。
インクラインはケーブルカーですが、箱根のケーブルカーなんかよりずっと急斜面です。
#この日記の冒頭につけた写真。
クリックすると拡大するけど、ダムの向こう側に貼りつくように、小さなケーブルカーが見えます。
もともと工事の際に、ダンプカーを運んでいるエレベーターがあったそうです。
エレベーターはロープで引っ張るわけですが、バランスを取るために逆側に「錘」を吊り下げています。
インクラインが通っているコースは、元々はこの錘を下げていたところ。
何かを載せることを想定していなかったのですごい急斜面。
でも、ダム完成後に観光用にケーブルカーとして残したのだとか。
ダムに沿って降りていく形なので、ダムの構造がよくわかります。ところどころに整備用の扉がついていたりしてね。
有料ですが、なかなか貴重な体験でした。
下まで降りたら、観光放流の開始直前。
駅員さんが「せっかくだから、そこから見れば」と窓を指します。
午前の放流は駅前の広場から見たのですが、実は駅の窓の方がダムにより近いのです。
ただし、窓は少ないので、数人しか見られません。
時間ぎりぎりに降りてきて、ちょっと得した感じ。
そろそろ放流が終わる…という時刻になったところで、家族に相談します。
まだ見ている人が多いうちに、エレベーターに乗ってもう一度上に登りましょう。
午前中は公園から往復したのですが、結構遠いです。
もっと言えば、今いる下から戻ると、ずっと上り坂。
この後、長女・次女のリクエストでアスレチックに行こうと思っているのですが、上から行ったほうが下り坂だけなので楽です。
「エレベーター」と書かれた方に行ってみると…すぐにエレベーターがあるのかと思ったら、ダム内の長い通路を通ります。
これがまた、武骨な感じでなかなかいい。
早くに並んだので、すぐに乗れました。
再びダムの上から、今度は公園内を下っていきます。
吊り橋などを渡り、先ほどとはちょっと違う方に進むと、アスレチックがあります。
アスレチック以外にも、ローラー滑り台や巨大迷路なんかも…体を動かして遊ぶ系の場所ですね。
広い公園で、今日一日でずいぶんと歩いています。
長女・次女はアスレチックに遊びに行きましたが、親と長男はレジャーシートを芝生に広げて休みます。
ここも、「6歳から12歳」縛り。
でも、実際には3歳くらいの子も遊んでいるし、危険なので付き添って大人も入り込んでいます。
年齢制限は意味ないのでは…
時間は2時半を過ぎたところ。
アスレチックは4時までなので、1時間半ほど自由時間。
長男は、ノートを取り出して周辺風景のスケッチを始めました。
以前から絵を描くのは好きなのだけど、最近学校で写生会があってから、建築物を描くのが楽しいらしい。
持っていたおやつ(都コンブ)など食べながらまったりと過ごします。
長女と次女は時々戻ってきておやつを食べるけど、また遊びに行く感じ。
結局1時間ほどで飽きたようなので、終了。
3時半ごろ帰ります。
宮ケ瀬とは関係ないけど、帰りに厚木ハムに寄ります。
行くときに通りがかったので、帰りに寄ろうと言っていた場所。
厚木ハムは、本場ドイツのコンクールでも賞をとるような美味しいハム・ソーセージを作っているお店。
おいしそうなものがいっぱいあって、散財しました。
サンクトガーレン(厚木の地ビール)もいろいろ売っていたので、それも1本づつ買ってきました。
家に帰って、これらのソーセージを中心として夕食。
特に「血のソーセージ」はずっと昔から興味があったもの。
想像とは全然違う味で美味しかった。
厚木ハムの血のソーセージ「ツンゲンロートヴルスト」は、ハムみたいな太いサイズ。
刻んだ肉と、脂身と、血をゼラチンで固めた感じ…なのだけど、香辛料が絶妙のバランスで利いています。
(血が多いのでレバーみたいな味を想像していたのだけど、全然違った。
香辛料と肉と油の味なので、コンビーフと味の系統は似ていて、ずっと美味い)
薄切りハムみたいな1枚で600円くらい。無茶苦茶高い。
ゼラチンで固めているので、加熱しないで食べます。
以上、ダム周辺で一日遊びました。
駐車料金も、お弁当も安かったし、最後にハムで散財したと言っても休日に家族で遊びに行ったとしては安い物。
公園には桜もたくさん植わっていたので、次は春に行きたいですね。
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