P10ってわかりにくい商品名だな。Huawei P10。いわゆるスマートホンだ。
今まで使っていた Honor6 Plus と同じ会社の、比較的最新の上位機種に当たる。
買い替えになるのだけど、Honor6 Plus に不満があったわけではない。
Honor6 Plus を購入したのは2年近く前。妻も一緒にスマホを購入した。
妻のスマホは Zenfon2 Laser 。
購入時点でのネットでの評価は悪くなかったし、値段の割に性能が良くて当時のベストセラー機種の一つなのだけど、その後評価が落ちた機種でもある。
Pokemon Go がブームになった時に、この機種ではうまく遊べなかったから。
Zenfon2 Laser は GPS のアンテナが弱く、位置データ取得が怪しい。
どうも「GPS を ON にしてから最初の位置測定」までが時間がかかるようで、バックグラウンドで常に GPS 測定をしているとそれなりに正しい位置を測定してくれる。
でも、それだと無茶苦茶電池を食う。
Pokemon Go を快適に遊ぶための電子ガジェット「Pokemon Go Plus」も公式に対応しておらず、実際うまく接続できない。
もう1年以上前、発売したばかりで入手困難な時期に購入したにもかかわらず、1度も使えていないまま。
さらに加えて、Zenfon2 Laser はカメラ性能が低い。
「レーザー測位するから暗がりでもピント合わせが速く、良い写真が撮れる」というのが名前の由来の機種だけど、肝心のカメラが暗がりに弱く、明るくても写真写りが悪い。
そんなわけで、我慢して使っていたのだけど、半年くらい前から買い替えを検討していた。
上のような理由なので、できることなら Go Plus が動く機種がいい。
でも、これが非常に難しい。
Go Plus は、Android での動作が壊滅的だ。
動く機種もあるのだけど、動かない機種が多い。動作報告されている機種でも、動かないという報告もある。
これに対し、iPhone は安定して動く…とされていた。iOS 11 が出るまでは。
先日 iOS 11 が出てからは、動かなくなったという報告が相次いでいるのだ。
…えーとつまり、iPhone を買っても Android を買っても、Go Plus を使うのはギャンブルだということになる。
ずっと妻は悩んでいたが、本格的に「思い切って買い換えようと思う」と相談を受けたのが1か月ほど前。
調べてみると、Android なら「最近の」Huawei 系の端末は動作しやすい、とわかる。
僕が使っている Honor 6 Plus は最近の機種ではないのでダメだ。
Go Plus の動作がギャンブルなら、それ以外の観点で選ぼう。
カメラ性能にも不満があるのだから、せめてカメラが満足いきそうな機種を選んだらどうだろう。
こうやって調べていた中で、Honor 9 の発売のニュースを知った。
Honor 9 の性能を調べるうち、これが P10 の廉価版に当たる。ということも分かった。
P10 を調べると、カメラ性能が少し上で、値段も少し高い。
カメラ性能が満足できるものを買おう、と考えていたので、少し高くても P10 にすると決定。
…で、購入決定の翌日には届いたのだけど、結論から言えば Go Plus は使えなかった。
多くの動作報告があるのになぜ? と思ったが、調べると動かないという報告もあった。
さらに調べると、他の機種での報告なのだけど、「発売してすぐに買った Go Plus はつながらなかったけど、最近買ったのはつながった」という報告を発見。
つまり、Go Plus にはバージョン違いがあり、初期バージョンはとにかく接続性が悪いらしい。
じゃぁ、Go Plus 買い直せばよかったんや!
と調べてみるが、どうも生産を停止しているようだ。売っているのは転売屋ばかり。
…これはあれだな。あまりにも「不良品」というクレームが多いので、設計直すことにしたかなにかで生産停止しているんだな。
ちなみに、Go Plus は「たとえ初期不良でも修理・交換に応じない」と最初から明言して販売している、という不思議な販売方法を取っている。
多分、発売前から何らかの不良品であることを、発売側が認識していたのではないかと思う。
#解析したわけではないので正確なことは言えないが、おそらく Bluetooth の標準的な規格に沿っていない。
iPhone しか繋がらなかったのは、iPhone のバグか何かに由来した接続方法をしていて、iOS 11 になって繋がらなくなった、というのはそのバグが修正されたためではないかと思う。
Android で接続できる機種・できない機種があったのは、同じようなバグを抱えていたかどうかによるのだろう。
(Huawei は、あるころのアップデートで Go Plus が動作するようになったので、わざわざバグを再現したのかもしれない。
また、同じバグを持った機種が偶然でそれほど多いとも思わないので、どこかのチップメーカーが提供した標準デバイスドライバがバグ含みで、そのチップを使った機種を中心にバグがあった…と想像)
とりあえず仕方がないから P10 を使おう、それでも、Zenfone2 Laser よりは GPS 感度良いのだし…と決めた翌日、妻の方から提案があった。
僕が P10 を使うことにして、中古の honor 6 plus を譲ってくれないか。
僕としては最新機種を使わせてもらうのはありがたい。
特にガジェット好きではないし、honor 6 plus に不満はなかったのだけど。
妻が Go Plus を使いたい一番の理由は、手の小さな妻では、スマホを持ちながら走り回っていると、良く落としてしまうからだった。
Go Plus があれば、スマホはカバンなどの中に入れたままでゲームの操作ができる。
ここで、Go Plus が使えないまま P10 を使うと、折角の新しい端末を落としまくってしまい、もったいないことになりそうだ、という懸念。
それなら、中古機種を最初から使っていたほうが、落としたとしても気が楽だそうだ。
と、説明が長かったが、そんな経緯で急に P10 を使うことになった。
Honor 6 Plus は micro SIM だったが、P10 は nano SIM 。なので、SIM 交換が必要だった。
ちなみに、Zenfone2 Laser は micro SIM なので、妻はそのまま乗り換えられる。
新しい SIM を待ちながら、P10 に乗り換えの準備。
同じ会社の上位機種なので、使い勝手はほとんど変わらない。特に戸惑いもなく移行できた。
Huawei は、iPhone を強く意識して端末を作っている。Android としてはかなり使い勝手を改造していて、Androidに慣れた人が使うと戸惑うだろう。
しかし、iPhone から Android に乗り換える際には良い端末だと言える。
そして、この改造のついでに、普通の Android では使えない「ちょっとした機能」をたくさん搭載している。
機能が多すぎて、設定するのが大変ではあるのだけど、何も設定しなければ普通の Android と同じように動くので気にしないでもいい。
たとえば、登録されている WiFi 局がないときは、WiFi を OFF にしてしまい、時々確認のために ON にする、という機能がある。
これにより、電池の持ちをよくできる。僕は以前、この動作を Llama でプログラムしていたのだけど、P10 は OS で持っている。
例えば、画面ロック…画面が消えて、パスワードなどの認証が必要な画面に戻る際に、アプリを「閉じて」しまう機能がある。
アプリごとに ON / OFF を設定できるのだけど、使っていない時は閉じてしまえば、動作しなくなるので電池の持ちをよくできる。
僕は以前、この動作を Llama でプログラムしていたのだけど、P10 は OS で持っている。
例えば、アプリごとの通信許可。本来通信が必要ないアプリで、広告を出すためだけに通信するのを「許可しない」ことができる。
僕は以前、この動作を Llama でプログラムしていたのだけど(以下略)
まぁ、こんな調子で、今まで Llama を使って実現していた「ちょっと便利な使い方」を、ほとんど OS レベルで持ってしまっている。
とりあえず Llama は入れたのだけど、今のところ何も動作していない。
(これから使っているうちに、必要だと思ったらプログラムを組むのだけど)
まぁ、Llama は作者さんが「最近の Android では役割を終えた」と感じたようで、メンテナンスが止まったままだ。
僕としても、そろそろ使うのをやめるべきかと思っている。
全然 P10 のレポートらしいこと書いてないな…
でも、本当に honor 6 plus とあまり変わらない、という実感。
・上に挙げたように、細かな使い勝手の良さは上がっている。
・CPU が良くなったので、軽快な動作感になっている。
・指紋認証は素晴らしい。ポケットからつまみ出そうとしただけで指が触れる位置にあるので、出したときには使えるようになっている。逆に言うと電源を切ってポケットに入れるときにも起動することがある。
・カメラは、少し暗がりに強くなった。これはレンズの良さによるのだろう。でも、honor6 plus も結構カメラ性能良かったので、ライカすげー、というような感覚はない。
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