現在、家の10年目メンテナンスを行っている。
家の完成は2005年なので、10年目は2年前だ。
実際、「10年目点検」は 2年前に受けている。
その点検の際に、ハウスメーカーの想定以上に屋根葺きスレート板が割れていたらしい。
いわゆる「屋根瓦」ではなく、薄い板で作られた屋根を見たことがあるだろう。
あれが「スレート」だ。本来は、頁岩のこと。バージェス頁岩で有名な、あれだ。
頁岩は薄く剥がれる。その特性を活かして薄い板を作り、屋根葺きに使うのだ。
でも、天然物は高いので、人工品のほうがよく使われる。
そして、昔は人工品を作るのに石綿を使った。製品名として「カラーベスト」というものが有名なのだが、ベストはアスベスト(石綿)の意味だ。
しかし、石綿は発がん性があるというので、今は使用禁止になっている。
ちょうど我が家を立てた10年ほど前は、スレート材に石綿が使えなくなり、各社が試行錯誤を繰り返していたころで、今から見ると品質が悪かったそうだ。
それで、あまりにも割れが多いので、メーカー保証として無料にできないか掛け合ってくれることになった。
ところが、その後音沙汰がなかった。
こちらも忘れてしまっていたのだけど、年末になってハウスメーカーの営業の人が訪れた際に思い出し、話してみた。
#購入時の営業の人は、毎年年末にカレンダーをもって訪問に来てくれて、その後家で困っていることが無いか話を聞いてくれる。
非常にこまめな方で、このようなサポートが非常にありがたい。
それから数か月後には、再び連絡があり、メーカー保証してもらえることになったと伝えられた。
そして、それを織り込んだうえで、そのほかのメンテナンスの見積もりも行われた。
…その後、また連絡がない。
いや、途中で屋根材メーカーからサンプルが送られてきた。
これをもとに色などを決定するのだろうな、と思いつつ、サンプルが送られてきたのだからまた担当者から連絡が来るだろう…と思ったまま、長い時間が過ぎた。
また年末が来て、営業の方が来る頃になって「そういえばメンテナンスの話進んでない」と思い出す。
営業の方が来て相談して、年明けに今度は担当の方が交代して連絡があった。
あとはトントン拍子に話が進む。
年が明けてから計画を再始動したのに、すでに我が家の周囲には足場がめぐらされ、今も屋根の上から工事音が響いている。
壁の塗り替えなどもあり、外観は大きく変わるはず。
最も、色は「大まかな希望」は伝えてあるが、最終決定は実際に塗ってみて決めるそうだ。
#小さな塗装サンプルでは実際の色とイメージが違うことが多いため。
実際に壁の一部をいくつかの色で塗ってみて、それで決めるそうだ。
工期は 1か月ほどの予定。
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