20年たったら書く、というつもりで書いているけど、そろそろ「語ることが何もない」ゲームが増えています。
新人の頃は、雑用仕事でいろんなチームに駆り出されたし、部内テストプレイ筐体で遊ぶこともありました。
しかし、この頃になると中堅社員になっていて、雑用はやらないし、忙しくて部内ロケテスト台でも遊ばないことが多いのね。
先に書いた WaveRunner も、「アイディアコンテスト」のことは覚えているのだけど、自分で遊んだ覚えがほとんどない。
▼SEGA SKI SUPER G
96年末…冬シーズンに発売されたと思います。
スキーゲームね。ストックを支えに、足を動かすことで操作します。
よく覚えていないのだけど、冬に部内の有志でスキーに行った覚えがあります。
セガは羽田が近いので、会社の仮眠室で泊まらせてもらって、翌朝羽田からの始発便で(チケットが安いので)北海道に行きました。
AM1研では、お金を積み立てての「社員旅行」もあったのだけど、このスキーはそれとは違う、有志の集まりでした。
社員旅行だと、積み立てもするけど会社から補助が出るので、それなりに豪華旅行だった。
でも、このときは有志だけの貧乏旅行(笑)
たぶんそれが 95年~96年の冬シーズンだったと思うので、その時から企画の片鱗があって、取材を兼ねていたのかもしれません。
たしか、冬発売なのでコラムス 97 と同じ頃が締め切りだったと思うんですよ。
夜、ほとんど人のいない部署内で、企画やってた人と会話していたのを覚えている。
その人、いつも夜になると「さらっとトマト」飲んでてね。当時発売されたばかりのジュースだった。
その日も飲んでたので「好きですねー」って言ったら、「だって、すごくおいしいよー」とか、そんな他愛もない会話。
だからどうしたということではなくて、その程度しか記憶に残ってないのです。
▼ダイナマイトベースボール
以前に僕も在籍した「ファイナルアーチ」という野球ゲームを作ったチームがあります。
ファイナルアーチは、決して人気が出たソフトではないのだけど、ゲームセンターにとって「必要なソフト」と考えられました。
野球ゲームって、外回りの営業サラリーマンとかにウケがいいのね。
で、ST-V ではなく Model2 で作ったのが本作。
特徴として、アナログな「バットスイッチ」というのがあります。
90度ほど回転する棒なのだけど、引っ張って離すと、バネの力で元の位置まで戻ります。
これで、野球盤のようにバットを「振る」ことができて、スイングの力も調整できます。
ファイナルアーチって、「サヨナラ打」の意味でつけられたのだけど、わかりにくかった。
和製英語だし、一部の野球ファンはそういう言い方をするけど、一般的な用語ではないのね。
「ダイナマイト」ってつけろというのは、営業側からのリクエストだったと思います。
「ダイナマイト刑事」のヒットがあったので、同じ部署が作ったゲーム、として売り込みやすいという判断。
ダイナマイトベースボール、この後シリーズ化されて毎年バージョンアップ版が発売されます。
AM1研では、基本的にゲームごとに人員が集められ、作成が終わると解散していました。
だから「チーム」って考え方はあまりないのだけど、この「チーム」は、The J League 1994、ファイナルアーチ、ダイナマイトベースボールとスポーツゲームを作り続けていました。
特にプログラマーが、かな。企画やデザインは、ゲームごとに違っていた気がします。
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