家族旅行の話の続きです。
キャンプエリア。
正式名称は「パディントン・ベアー・キャンプグラウンド」。
中の区画には「マーマレードキャラバンズ」とか名付けられている。
気にしてなかったけど、子供が「パディントンだからマーマレードなんだねぇ」と言い出して気づく。
そういえば、パディントンの大好物がマーマレードだったっけ。
お話の作者の旦那さんの大好物がマーマレードで、パディントンがマーマレード好きなのも旦那さんのイメージなのだとか。
(以上、子供が「グレーテルのかまど」で見たことを覚えていた情報。)
遊園地とキャンプエリアの境目は曖昧で、遊園地の端の方には、バンガローなどが立ち並んでいる。
なので遊園地から歩いてキャンプエリアに入ったのだけど、宿泊受付するロッジは、遊園地から一番離れたところだった。
案外遠くて、また次女が「歩き疲れた」と文句を言う。
4時ごろにチェックイン。遊園地で受け取った「仮宿泊証明」をわたし、本当の宿泊証明が発行される。
この証明があれば、明日も遊園地にそのまま入れる。
予約したプランでは、夕食と朝食が付いてくる。この引換券がそれぞれ1枚。
あと、温泉に割引で入れる券。合計4枚の紙をもらう。
宿泊者は部屋の鍵を受け取って…とホームページなどには書いてあるのだけど、テントに鍵はない。
そこで、鍵代わりに電気ランタンを貸してくれた。
チェックアウト時は、鍵を返すのではなく、このランタンを返す。
ここから、自分たちの宿泊するテントまで歩く。これがまた結構ある。
遊園地との境目エリアのギリギリのあたりまで戻った。
(つまり、遊園地までは非常に近い)
初めてのテントに、子供は大喜び。
妻は眠いのですぐ横になり、仮眠。
テントは、快適ではあるが使いやすくはない形状。
というのも、隣にタープなどを立て、接続するのが前提とした形状のテントを、独立して使用しているから。
入り口部分の布が、庇を作れるように大きくなっているのだけど、それを支えるところがないため、出入りするたびに大きな布が邪魔になる。
テントなので布は巻き上げられるのだけど、巻き上げても邪魔なほど大きい布が付いているのだよ。
とはいえ、難点はそれくらい。
ドームテントより大きく、家形テントより小さい感じの室内は、結構広い。
なによりも、完全な2重構造。
フライシートだけでもテントに見える形の中に、さらに小さなテントを立てている。
山間部なので朝露が多く、目覚めたときには外はびっしょり濡れていたけど、内側には全然水が染みてこない。
家形テントでも、水にぬれたフライシートがたるんで一部テント本体に付く、なんていうのは当たり前だからね。
テントは皆、斜面にウッドデッキを作り、その上に立っている。
これが、夜でも地面から冷気が来るのを防ぎ、昼間は風通しがよく涼しい状態を作り上げている。
また、虫などもテントに入りづらいので、テント内が快適になる。
初心者が楽しむには非常に良い感じだった。
さて、妻が寝ているが、子供たちに「車取ってくるので、30分ほど待ってるように」と言い、遊園地エリアに向かう。
遊園地エリアの第1駐車場…キャンプエリアから、一番遠いところに車置いてあるからね。
先に少し書いたけど、スタンプラリーで、山頂の池の近くのスタンプを次女が押し忘れている。
ついでに取ってしまおう、とリフトへ。
山頂のリフト降り場で、係員の方に「あれ? お父さん1人?」と尋ねられる。
事情を説明したら「じゃぁ、『極楽パイロット』乗っていっちゃいなよ」と勧められた。
その手があったか!
言われるまで全く考えてなかった。子供を待たせているから早く帰らなきゃ、と思ってた。
実は、僕は結構絶叫マシン好き。
高校から大学生の頃は、友達と遊園地に行っては絶叫マシンをいろいろ試していた。
妻が苦手なので、妻と付き合い始めてからは遊園地に行っても乗らなくなり、子供が生まれたらなおさら縁遠くなった。
しかし、このときは単独行動で、しかも平日なので待ち時間はほとんどない。
というわけで、できたばかりの新アトラクション「極楽パイロット」に乗ってみたのだけど、詳細は先に説明した通り。
スタンプを入手し、再びリフトで降りる。
そして車に乗り、キャンプ場へ。
プレジャーフォレストの園内を走っているだけなのだけど、結構曲がりくねった山道で、車で5分くらいかかる。
係員に言ってテント近くまで車を入れさせてもらい、荷物を運ぶ。
その後、車は受付ロッジ近くの駐車場へ。
これ、宿泊プランによってはテントの横においておけるのだけど、今回はそうではなかった。
この時点で5時近く。
5時まで待ち、テントから真っすぐ山を2区画ほど登ったところにある、バーベキュー場に行きます。
夕食はバーベキュー。
食材と燃料、調理器具は用意されていて、全部自分たちで調理します。
この燃料が、非常によく燃える炭。
どれくらい良く燃えるかと言うと、炎が上がって直接触れた食材に少し煤が付く。
…いや、炭としてはあまり良くないものですね。
ただ、廃材となるヤシ殻を素材とした「自然にやさしい」素材らしいのと、着火も非常に簡単なので初心者向けには良いのでこれを使っているのでしょう。
火力は結構強くて、肉を焼いていても油断するとすぐ焦げてしまう。
焼いている人は忙しくて食べられないパターン。
とはいえ、子供も焼いてみたいというので途中焼き役を変わったり、楽しみながら食べられた。
肉は焼きやすいサイズに切られ、小分けして真空パックされている。
野菜は自分で切るのだけど…包丁が全く切れない。ただの鉄の薄い板。
まぁ、鉄板でも野菜くらい切れるからね。無理やり切ります。
危ないから子供にはやらせられない。
子供がいると「よく切れる包丁」ってのも危ないので、どちらが良いかは微妙な所。
肉の後に焼きそば、さらに焼きマシュマロを使ったお菓子「スモア」までセットになっている。
「一人分」は焼きそば1人前+少なめの焼肉+野菜+スモア3個、だ。
子供には食べきれないだろうと、最初から使う量を抑えめにした。
余った食材は持ち帰り。
楽しみながら2時間近く食べ、7時ごろに片づけをしていたら、花火が打ち上げられた。
キャンプ場でささやかな花火大会。
子供と妻は花火好きなので、あと少し残った片づけは引き受けて見に行かせる。
片付け終わって、しばらくの間一緒に見られた。
花火が終わったのが8時過ぎ。
見やすい場所を求め、見ていたのはロッジが見える場所。駐車場も近い。
そのまま車に乗り込み、もう一度遊園地エリアへ。
夏の時期、「納涼イルミリオン」と銘打って夜間営業を行っている。
9時までなのでそれほど遊ぶ余裕はないが、見ることが目的。
プレジャーフォレストは、冬はイルミネーションがとてもきれいだと評判。
「相模湖イルミリオン」という名前で営業している。
冬季のみ…といっても3月いっぱいまでは「冬」ということで営業しているのだけど、評判が良かったので今年はゴールデンウィークも行ったらしい。
銘打って「夜桜イルミリオン」。
そして、今年は夏休みも営業している。それが「納涼イルミリオン」。
おそらくほとんど同じで、一部の電球色を変えている程度だと思う。
明らかにクリスマスツリーみたいなのあったし。
でも、文句はない。
事実上の通年営業だとしても、実際非常に美しかったし、これを「片付けて来年の冬また準備する」なんて言うのは大変だろう。
そのまま設置しておいて、時々やるので正解だと思う。
「綺麗ですよ」って写真はよく見るのだけど、一番きれいなあたりを写したものばかり見るので、そのあたりに重点的にイルミネーションを施しているのかと思った。
でも、実際はそうではなくて、園内全体が美しく彩られる。
一番目立つ遊園地中腹エリアも、山頂エリアも、迷路などがあるエリアも。
そして、キャンプ場エリアも、ロッジ付近は彩られている。
単に昼間の遊園地を電飾で美しくする、というのではない。
昼間はまったく気づかないような地味な場所が、夜のライトアップで非常に美しい空間になったりする。
遊園地の雰囲気が変わってしまう感じ。
1時間しか見られなかったけど、特に見たいと言っていた長女も大満足。
9時過ぎ、遊園地を出てキャンプ場へ。
考えてみれば、この日は朝9時に遊園地に入っているので、12時間遊び倒したことになる。
もう眠そうな次女をつれてシャワー室へ。
ロッジの近くのシャワー室が比較的綺麗だけど、それ以外にも数カ所に用意されている。
キャンプ場にシャワーが用意されている、と言うだけで非常に良い環境。
ただし、長男曰く「すごい汚くていやだった」そうです。
キャンプ場で電気つけられるから、虫が入ってきてしまうのね。
裸になる空間に虫がいる、というのが嫌だったらしい。
テントに戻り、疲れた、と長男就寝。
長女と次女は、折角のキャンプだからテントの中で遊びたい、と、僕と妻を含めて UNO を3回ほどプレイ。
でも、それで終わり。
子供が寝た後で、妻と少し外に出て缶チューハイのみながら星を見た。
キャンプ場は真っ暗ではなく、街灯などが付いているし、山なので夜霞がかかっている。
条件は良くないのだけど、星がよく見えた。
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