先日、プログラム教育について思うところを書いた。
3月1日に、パパートの誕生日って記事書いたのね。
僕の勘違いで、本当は2月29日が誕生日だったのだけど。
パパートという人が、プログラム教育の概念を作り出した人。
BASIC など、プログラムの作り方を学習する手段はすでにあった。
そういうことではなくて、プログラムを活用することで子供の発達に良い影響を与えられないかと考え始めた。
1960年代にはやり始めていて、1980年には本を書いてちょっとしたブームになった。
それから「プログラム教育」が広まり、実際にプログラム教育で育った世代が社会に出始めて、ここ数年でプログラム教育の有用性が急に注目され始めている。
#詳しくは、パパートの誕生日記事読んでね。
これがアメリカでの「プログラム教育」ブームの背景にあるわけだけど、日本にいるとそういう流れがわかりにくい。
じゃぁ、一つ書いてみようか、と思ったのが、先日の記事。
先日の記事は、説明しようと思って肩に力が入っている。
自分でもわかっていた。
でも、書いても書いても良くならない。
記事を書く過程で、派生記事も生まれている。
問題を一部切り分けることでまとめようとしたのだけど、まとまらない。
もう悩むのに疲れて、とりあえず出してしまえ、で公表した。
やれやれ…と思って別件で過去の Scratch 関係の日記を検索したら、1年前にも同じようなこと書いてたことに気付いた。
鶏頭だ。
そんな記事を書いたことをすっかり忘れていた。
過去記事は、別に誤解を解こうとか考えていない。
単に家族の情景を書いただけの、自然体の良い日記になっている。
その代わりと言っては何だけど、誤解なんてないことを前提に書いているので、誤解がある人が読んでも理解できないかもしれない。
とりあえず公開してしまった理由の一つは、NHK で「Why!? プログラミング」という番組が始まる直前だったから。
ちゃんとプログラム教育がわかっている先生が監修している番組なので、この番組自体には誤解はないと安心していた。
でも、もしかしたら見た人が勘違いして何か言い出すかもしれない。
…杞憂だった。
番組見たら、すごくいい内容。誤解しているような人でも納得してくれるんじゃないかと思う。
全編 NHK のサイトで見られるので、興味がある人はそちらを見てほしい。
プログラムを知らない人には冗談で笑わせつつ、しっかりとしたお勉強もやりつつ、上級者ならニヤリとすることも入っている。
すごい盛り込んだ内容だ。
盛り込んでいるのに、詰め込んだ感じはない。
#いや、第3回はちょっと詰め込みすぎだったかな。
「直交座標系」の勉強をして、キー入力で動くキャラクターの作り方を教え、シューティングゲームまで作ってしまった。
10分の中で、初心者向けの説明を交えつつシューティングゲームの基礎が作れてしまう、という Scratch の扱いやすさを象徴する回でもあるのだが。
この番組、全5回しかないのが惜しい。
もっとも、現在レギュラーの子供番組「みーつけた」だって、「なりきり!」だって、「ミミクリーズ」だって、「シャキーン」だって、2~5回程度の試作版から始めている。
この番組もいつかレギュラーになる、と思いたい。
一方で、たった5回だから今の濃厚な内容が楽しめるのかな、とも思う。
これを毎週、1年作るとしたら結構大変だ。
いや、「考えるカラス」みたいに年20回くらいの放送ならできそうな気もするか…
#今思ったが、うちが NHK 教育見ている時間比率すごいな…
実は、この記事を書いている時点で全5回の、第5回だけ未放送だ。
月曜~金曜で5回の予定が、金曜日に国会中継が急遽入り、延期になったの。
長男に見せるために録画したのだけど、春から1年生の次女も、もちろん長女も、楽しく見ている。
昨日、予定されていた第5回がない、というだけで、次女は不満そうだった。それくらい楽しみなのだ。
長男はある程度 Scratch をやっているからこそ、他人の作品を紹介するコーナーで「この処理どうやってるの?」なんて声を上げている。
気になるなら、ソースプログラムを見られる、というのも Scratch の良いところだ。
公開されている作品は、すべてソースにアクセスして、改造して構わない。
人は教えても成長しない。
学ぼうとしたときにだけ、成長する。
この番組では、基本的なことは教えているが、「もっと知りたい」と思うくらいで止めている。
わざと中途半端に終わらせているのだ。寸止めがうまい。
そして、知りたければ資料は山のようにある。
学び取るのは自分自身だ。
つくづく、よくできていると思う。
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