今日は、クリストファー・レイサム・ショールズの誕生日(1819)
およそ1年前、命日の際に取り上げています。
命日が誕生日の3日後なのね。
詳しくはそちらを見てもらうとして、QWERTY 配列キーボードを考案した人です。
これ、数字の下の段のキーが、左上から順に QWERTY という順に並んでいるのでそう呼ばれます。
別の並びとしては DVORAK 配列とか有名だけど、僕は使ったことはありません。
(別に DVORAK の順に並んでいるわけではなく、配列考案者の名にちなむ)
詳細は命日記事に譲るので、もう余談です。
今でもコンピューターのキーボードは QWERTY 配列になっていますが、記号類などは昔とずいぶん変わっています。
ここ数日、昔のキーボードには { } とかの記号ないよね、って話を書き続けています。
この話書くために、すごく膨大な数のキーボード画像見ました。
いやー、いろいろある。昔は今ほど「標準」がしっかりと決められていなくて、本当にバラエティに富んでいる。
今では、US 配列は数字の 2 の SHIFT 状態が @ になっています。
日本で使われる JIS 配列は、ここが " になっている。
US 配列は当時一般的に使われていたキーボードを元にした…ということになっているのだけど、1970年前後に一般的だった ASR33 端末なんか、むしろ JIS 配列に似ていたりする。
それ以上古くなると、今度は記号類が極端に減って、SHIFT しても記号なんかでなかったりするはずなんだけど、なんで記号の配列が「あまり使われていなかったもの」に変わってしまったのかと思うと興味深い。
#JIS 配列は ISO 配列を元にしているのだけど、この配置は SHIFT 状態で ASCII コードを +32 ないし +64 すればよいだけなので論理的に作りやすい、という説がある。
でも、むしろ話は逆で、当時一般的に使われていた ASR33 のような配列を元に ASCII を制定したのではないかと思う。
よく調べてないから鵜呑みに信じられても困るけど。
Space-cadet keyboardなんていうのも見つけた。
3日前の記事に書いた、TX-0 に後からつけられたキーボード…リンカーン Flexowriter の延長線上にあるのではないかと思うのだけど、詳しい由来はよくわからない。というか、そこまで調べていない。
MIT で作成された、Lisp machine で使われていたキーボードで、奇妙な記号がいろいろと使える。
括弧なんか ( ) [ ] { } に加えて、〈 〉も使える。< > (大なり小なり)と区別がつかないで困ったりしなかったんだろうか。
☜☞ (環境によっては見にくいかも。人差し指で左右を示す形)に加えて、👍👎(環境によっては表示されないかも。親指を立てる、親指を下に向ける)まである。
リンカーン Flexowriter は、ASCII 時代になって記号が増えることで消えてしまった時代の仇花なのだと思っていたから、思わぬ後継機種があることに驚いた。
まぁ、結局一般化はしなかったわけだけど、今なら Unicode があるからこれらの文字を入れられないでもない。
その記号が入るからと言ってあまり便利にならないのだけど、洒落でどこかの会社が復活させないだろうか。
値段次第では買ってもいいのだけど。
#あ、でも僕は記号類の配置が US 配列だとイライラしてしまうので、ダメかも。
BCPL と { } の話は、まだ気になる部分があって調査しているのでもう1回くらい書くと思います。
面白い話のタネを提供してくださった、ツイッターで会話していたグループの方々に感謝です。
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