さて、先に書いた「ちきゅう」の一般公開が終わってみなとみらい地区に戻った時、まだ時間は2時過ぎだった。
「これで帰るの?」と子供たち。
帰りたいか、まだ遊びたいかと聞くと、まだ遊びたいとのこと。
じゃぁ、以前から興味あった場所に行ってみよう。
ランドマークタワーのすぐ横、「三菱みなとみらい技術館」。
ずっと前から存在は知っていて気になっていたのだけど、来たことがなかった。
ワールドポーターズからはちょっと遠い。
次女の足では歩くだけで疲れるだろうから、肩車。
歩いて15分くらいはあったかな。
三菱重工のビルがあって、その一角に技術館はあった。
こども科学館ではあるものの、企業科学館なので、企業技術の宣伝の色合いもある。
でも、ここは宣伝色が低めでよくできている、という評判を以前から聞いていた。
入館してすぐ、次世代交通システム「トラム」の運転シミュレーションがあった。
他にもこうしたシミュレーションは多数あったのだけど、大抵長蛇の列。今回は遊ぶ時間が短いのでパス。
その先に、ちょっとしたゲームコーナー。
真っ白のジオラマで作られた「街」に、プロジェクションマッピングで様々なものが映し出される。
ここに、トラックボールで操作可能な「カーソル」が表示され、様々なものを探すゲーム。
8人同時プレイ可能。
2つのシナリオがあるようだけど、とにかく街の電気供給バランスが崩れることが予測される。
そこで、街中の「発電システム」と「蓄電システム」、それに「節電可能なポイント」を探し出して調整していく。
ゲームプレイの前にはカーソルを動かして街の中の様々な「次世代技術」を見つける形のチュートリアルもある。
もちろん、すべてのシステムは、実際に三菱重工が手掛けている技術だ。
奥のスペースは JAMSTEC コーナー。
はからずも、また JAMSTEC 。しんかい 6500 がメインの展示。しんかい 6500 は三菱重工が作ったものだ。
「ちきゅう」の模型もおいてある。ちきゅうはあまりに大きいので数社で作っているけど、やはり三菱重工も参加しているらしい。
今計画中のしんかい 12000…または「スーパーしんかい」をイメージした操作シミュレーションもあったけど、これも先に書いたように長蛇の列。
シミュレーション系は1回のプレイ時間が長いので、並んでいる人数がそれほど多くなくても、なかなか順番が回ってこない。
しんかい 6500の組み立てゲームとか、ソナーを使って深海探検するゲームとか、ゲームも多数。
次女のお気に入りは、コンピューター画面で「ロボット深海魚」を自由に組み立てると、大スクリーンで泳ぎだすもの。
チームラボがやっていたようなやつを、もっと簡単にした感じ。
1階の別コーナーは、JAXA コーナー。
JAMSTEC と JAXA は、最近一緒にイベントを行ったりもしているけど、それぞれ深海と宇宙を研究する組織。
ライバル関係なのかな。協力できるところでは協力し、競うところでは競っている感じ。
で、三菱重工は JAXA のロケットなんかも作っている。
JAMSTEC と JAXA はライバルだけど、三菱重工の技術が両者を結び合わせているのかもしれない。
JAXA コーナーの片隅に、MRJ の操作シミュレーターも置いてあった。
三菱リージョナルジェット。
1965年の YS-11 以来、国産旅客機はなかったのだけど、現在作成中の新しい旅客機。
先日初飛行しました。
MRJ の開発には JAXA も協力しているのね。
その関係もあって JAXA コーナーの一角なのだろう。
2階は、予約が必要な実験コーナーと、「乗り物の歴史」「発電」コーナー。
汽車の時代、プロペラ軍用機の時代、戦艦の時代からいろいろ模型が並べてある。
もちろんすべて三菱の手掛けたもの。
てこや油圧ピストン、動滑車など「力と距離を交換する」仕組みについても、触って実験しながら学習できるようになっている。
先日長男に「動滑車」について聞かれて仕組みを説明したのだけど、実物を見て理解を深めたようだ。
発電に関しては、各種発電所の仕組みや、世界中でどこに存在しているかの一覧など。
洋上風力発電所が波で倒れないための工夫、みたいなものも模型でわかりやすく展示してある。
実験コーナーは予約してなかったので全く見てません。
5時閉館で、2時間程度しか見られなかったので、あわただしく見て回った。
子供たちはもっとゆっくり見たかった様子。また機会があったら来ましょう。
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