つい先ほど、ハムスターに餌をやろうと思ったら、昨日の分を食べていない。
(ハムスターは夜行性なので、いつも夜8時ごろに餌をあげている)
もう年なのでもしや…と思ったが、もし寝ているだけだったら無理やり起こしたらかわいそうだ。
いつものように、砂場の掃除など一通り済ます。
多少寝坊した際でも、がたがたやっていると大抵起きる。
しかし起きてこない。
これはいよいよか、と思って巣箱のふたを開け、そっと巣材をかき分けて中を見てみる。
寝ているように横になっていたが、おなかが動いていないように思う。呼吸していない。
そっと触ってみたら冷たかった。
死んでしまったようだ。
我が家に来たのは2年半前。
ハムスターの平均寿命は2年、とよく言われるのだけど、これはゴールデンの場合だ。
ジャンガリアンはゴールデンよりも小さく、寿命も若干短い。
今まで10年以上常に飼ってきていたが、短いものでは1年、長いものでも2年ちょっとだった。
今回死亡したハムスターが、歴代最長寿。
10年前とはペットを販売する業者に対する法律も厳しくなり、生後2か月移行でないと売れない。
なので、2歳10か月以上だったのだろう。
うちに来てすぐ、大きな病気をした。
ハムスターの病気は、大抵致命的だ。動物病院に行っても無力だ、とすでに知っている。
(過去には、連れて行ったこともあるからだ)
しかし、回復した。
回復しても臆病になってしまい、常にびくびくしていて、人の気配がするとすぐ隠れてしまっていた。
やっと頻繁に姿を見せるようになったのは、1歳を超えてから。
そして、食べ物に頓着しない。
ハムスターといえば、ほお袋に食べ物を詰め込んで歩く姿がかわいい…という人も多いのだが、食べ物を運ぼうとせず、エサ入れでそのまま食べる。
少し食べたらほっといて、後で気が向いたらまた食べる。巣には運ばない。
ただし、お気に入りのニンジンのヘタだけは、回し車の下まで運んで食べていたっけ。
非常にマイペースで、手の上に載せてもあまり逃げ出さなかったし、かんだりもしない。
だから、非常に子供たちにも愛されていた。
とはいっても、前の子がすごいよく噛んだので、子供は怖がってそれほど手に載せなかったのだけど。
この、食べ物を必要な分だけしか食べないのと、マイペースに過ごしていたのが長寿の理由だったのではないかと思っている。
死んでしまったようだ、と子供たちに伝えると、まず長女が大泣きした。
もう小学校2年生の長女がそんなになくと思わなかったが、考えてみると我が家に来たのは保育園の時だ。
「物心ついたときから一緒にいた」といっても良いレベルなのかもしれない。
死んだと気づいたとき、次女はお風呂に入っていたが、長女の鳴き声がするのでどうしたのか聞いてきた。
そして、ハムスターが死んだと伝えると、こちらも大泣きした。
歴代最長寿で、子供たちに愛されていた。
ハムスターの寿命は短いが、十分に幸せに生きたと思う。
泣きじゃくる長女と次女に、ハムスターの寿命は短いから、また飼ったらまた死んでしまい、寂しい思いをするかもしれない、と伝えた。
でも、また飼いたいという。それでいい。
悲しい気持ちは僕も理解できる。最初に飼ったハムスターが死んだ時は、やっぱり悲しかったから。
でも、いつか死んで別れる時が来るとわかっていても、それまでを十分かわいがれるなら、ペットがいる生活は豊かだと思う。
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