プリンタが壊れたので新しいのを買った。
壊れたプリンタは…あれ、日記に書いてなかった。
ツイッターでは購入した時に書いた記録があったけど、それで満足して日記に書き忘れたかな。
幸い、壊れたプリンタがどこの会社か書いていなかったので、思い切り悪口を言える(笑)
購入して1年以内に一度故障しました。
こちらも日記には書いておらず、ツイッターの記録だけど。
1年だと保証期間内で、初期不良なので新品交換、と言われました。
でも、新品に交換したことで保証は終わりになります、と。
え、新品ということは、また初期不良の可能性もあるのだよね。保証打ち切りってどういうこと?
と思ったら、案の定また1年以内に故障。
ノズルが激しく目詰まりしたようで、黒がほとんど出ない。
よりによって黒。書類印刷もできない。
保証もないし、自分でメンテナンスできないか調べてみる。
激しくインクを減らす「メンテナンスモード」を使っても治らなければ、修理に出すしかないらしい。
いや、それはもちろんメーカーはそういうだろうさ。でも、大抵は自分でできることがあるはずだ。
しかし、ネットで修理法を調べても、該当機種は「修理はあきらめたほうが良い」という状態。
安く作るためにメンテナンス性を一切考慮しておらず、できることはほとんどないらしい。
2度、3度とメンテナンスモードを繰り返しても状況は改善せず、インクが激しくなくなっていくのがわかる。
この会社のインク、すごく高いんだよね。
一応、目詰まりしたインクを「溶かす」ための、溶剤のカートリッジを売っている業者があった。
それなりの値段だけど、当たり前だが確実に治る保証はない。
しかも、これで治った場合も最初はインクに溶剤が混ざってしまうので、「メンテナンスモード」を2~3回繰り返して…となっている。
ということは、溶剤を買った上に、新品のインクも買い足す必要があるというわけだ。
これで1万円くらい行ってしまう。新品の安いプリンタが買える。
とはいえ、安い機種がメンテナンス性が悪い、というのは今知った通り。
メンテナンス性が良い機種があって安ければ考えてみよう、と探してみる。
そして見つけたのがブラザーの機種。
今回壊れた機種の前は、HP のプリンタを使っていた。これが結構頑丈で、なかなか壊れなかった。
その HP プリンタを探していたころにはブラザーの機種も調べたことがあったが、主に業務用で、家庭のことはあまり考えていない、という印象だった。
今回調べ直したら、結構評判が良い。
といっても、やはり家庭用としてはマイナーメーカー。評判の良さは、いろいろな「前提付き」だった。
元々業務用で強かったので、写真印刷などは苦手で、白黒文書の印刷などには強い、そうだ。
特に、ランニングコスト重視の人にお勧め。業界でも一番安い部類になる。
文書よりも写真印刷が多い、綺麗であれば高くてもよい、というような人は買わないほうがいい。
ネットの評判でも、安いからと購入して「写真印刷がきれいでない」と怒っている人もいた。
我が家は写真はほとんど印刷せず、白黒文書ばかりだ。
この機種の想定顧客層に適合する。
いろいろ考慮して、購入したのはブラザープリビオ DCP-J557N で、実売6千円程度。
夏には、キャンペーンで実売3千円程度だったらしい。
安かろう悪かろう、ということもないようで、ランニングコストとしては一番安い部類だし、メンテナンス性も考慮されている。
接続は USB か WiFi になる。
AOSS などに対応しているので、WiFi 接続はそれほど難しくない。
我が家では AOSS などに対応していない(笑)
でも、タッチパネルでキーボードを使ってパスワードなどを設定できるので、非常に簡単だった。
#以前の機種は、画面表示されたキーボード上を十字キーと決定ボタンで選んで…というやり方で、イライラした。
まだ1か月程度しか使っていないが、使い勝手についても書いておこう。
インク節約モードというのがあって、レイアウト確認とかに使うものなのだけど、「べた塗りを白抜きにする」というすごい印刷方法を使ってくれる。
ベクター画像であれば、塗りを省略した線だけになる。
ピクセル画像であっても、同じ色が連続した場所は認識して「白抜き」にしてしまう。
(完全に抜けるわけではなく、まだらになる。インク節約が目的ならこれで十分)
元々インクは安いのだけど、さらに安くできる。
ところで、この機種はインクカートリッジをプリントヘッドに載せない。
最近の機種は、プリントヘッドにインクカートリッジを直接搭載するものが多いのね。
古くは、目詰まりしてもノズルごと交換できるようにするため、だった。
インクカートリッジに、インクを噴出するノズルがついているのね。
でも、ノズル部品は結構高いので、最近は「ノズル一体型カートリッジ」というのは見なくなった。
ヘッド側にノズルがあり、昔からの名残でその上にカートリッジを搭載する形。
これだと、ヘッドが重くなって、精密に駆動するのにパワーのあるモーターが必要になり、値段を上げる要因となる。
一方で、購入機種はインクカートリッジはヘッドとは別の場所に固定してあり、ヘッドまでパイプでつながっている。
ヘッドが軽く、駆動にパワーがいらなくなる。
とはいっても、インクを送るのに別のポンプが必要となり、値段を上げる要因となる。
…一長一短ということだな。
仕組みとしては後者のほうが複雑になるので、メンテナンスの必要が増す。
そのため、購入機種は基本的に「電源を完全に切ってはならない」。
インクが乾いて目詰まりするのを防ぐため、時々少し噴霧して乾燥を防ぐ。
電源スイッチをオフにしていても、プラグが抜かれない限りこの作業を自動で行う。
それを知らずに、「勝手に動くので電気代が無駄」とプラグから抜いてしまうと、故障の原因となるそうだ。
#ネットで評判を調べていたところ、使わないときはプラグを抜いていたら壊れた、という記事があり、コメント欄で上記の仕組みを解説している人がいた。
もっとも、ヘッド直接搭載でも「乾燥を防ぐ」噴霧は時々やっているはずなのだけど。
ちなみに、カートリッジがヘッドに載っていないので、「大容量インクタンク」を使うこともできる。
カートリッジがプリンタの前面にはみ出す形になって、そのはみ出した部分に「インク注ぎ口」があるので、インクが無くなっても補充できる。
純正品でないので故障などについては自己責任となるけど、いわゆる「詰め替えインク」って、詰め替えを考慮していない純正カートリッジに、無理やりインクを注入するものが多いんだよね。
うまくいかないとインクが漏れて周辺を汚したりする。
上に書いたインクタンクは、詰め替えしやすいようにカートリッジから作り直してしまったものなので、簡単に扱えるのがうれしい。
#実は、HP のプリンタでも同じような形式の非純正大容量タンクが使えるものが存在していて、以前に知人が使っているのをうらやましく思ったことがある。
ただ、その HP プリンタは業務用で本体が高かった。
今回は本体も安いのに、非常にランニングコストの安いインクが使える。
また別の話。
用紙をカートリッジ内に入れてセットする方式なので、用紙を変えたいときには、いちいちカートリッジを抜かないといけない。
うちでは主に「裏紙」を印刷に使っていて、重要な書類だけきれいな紙を使うのね。
以前使ってたプリンタは、前からロードするだけだったから、上に新しい紙を追加すればそれで大丈夫だった。
ここはちょっと面倒くさくなった点。
とはいえ、抜き差しは簡単にできるし、慣れてしまえば気にならないレベルだと思う。
最後に、壊れたプリンタに話を戻す。
この会社のプリンタは昔から結構有名だったのだけど、僕は長いこと使ってなかった。
以前には所有していたのだけど…20年以上も前だ。X68k で使っていた。
当時すごく評判が良くて、プリンタ買うならみんなこれを選んでいる、という感じだった。
今回、久しぶりに買ってみたら「新品から1年以内に壊れ、修理も不可能」というのを2回連続で繰り返したことになる。
20年もたつと、同じ会社だからと言って信用はできないのだなぁ。
もう、当分の間この会社のプリンタは買わないと思う。
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