今日はバーコードが初めて使われた日(1974)。
バーコードが作られるまでの長い歴史と、その仕組みは過去に書いています。
ちなみに、基本アイディアの発明者は学生だったけど後に IBM に入社し、特許を IBM に売却しています。
IBM はさらに RCA 社に特許転売。特許の中で、読み取り装置にどうしても RCA 社の部品が必要だったためです。
RCA 社は特許活用を狙いますが、特許で出されていたアイディアそのままではうまく使えませんでした。
ふたたび、特許出願者も参加して(つまり、IBM も参加して)実用にすべく改良がおこなわれます。
結果として、現在の「バーコード」を考案したのは IBM です。
もちろん、最初の読み取り機付レジスター…POS 端末、と後に呼ばれることになるものも、IBM 製。
で、今日はその「バーコードシステム」が初めて市場で使用されるようになった日。
バーコードを使用する第1号店は、オハイオ州のスーパーマーケットでした。
最初に購入されたのは、「10パック入りフルーツガム」。購入時刻は朝8時1分でした。
このガムは、購入時のレシートと共にスミソニアン博物館で保管展示されています。
この少し前から、食品業界は「バーコード」を正式採用し、いくつかのメーカーではバーコードを商品パッケージに直接印刷していました。
10パック入りフルーツガムも、そうしたバーコード印刷済み商品の一つ。
でも、まだ印刷されたない商品も数多くあります。
そんな商品には、1枚づつシールにコードを印刷して店員が貼っておく必要があります。
バーコードは、元々こうした「簡易印刷機」で扱いやすいように工夫されたコードでした。
元々線で構成されていますから、用紙が「引っ張られる」方向に線を引いておけば、多少滲んだとしても線の幅は変わらないのです。
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