2015年01月20日の日記です


高柳健次郎の誕生日(1899)  2015-01-20 10:37:51  コンピュータ 歯車 今日は何の日

今日はテレビの父、高柳健次郎の誕生日(1899)。


テレビの父、と呼ばれる通り、テレビの基礎技術を完成させた人です。

日本人ですが、この方法が世界中で使われていたのだからたいしたもの。


テレビだけでなく、光と電気の関係する産業を起こしたのも功績です。

カミオカンデ作成には欠かせない、高性能の光電子倍増管を世界で唯一生産できる浜松ホトニクスも、高柳健次郎の教え子が興した会社です。


詳しくは、命日の際に書いています




ところで、アナログテレビ放送の時代、日本は NTSC でしたが、世界的には PAL という規格もありました。

全然違う規格なんで、テレビゲームとか作るときに大変なんだわ。


NTSC は秒60コマ。PALは秒50コマ。

1秒間に送り出せるドット数はほぼ同じで、結果としてPAL の方が解像度が高い。


静止画での美しさを取るか、動画にしたときの滑らかさを取るか、開発者の思惑が違ったのかなー、なんて思ってたのですが、これ、単に家庭用電源の交流周波数を元にしているんだそうです。


アメリカでは 60Hz 、ヨーロッパでは 50Hz。

なるほど、ただそれだけの話か。


NTSC も PAL も、それ以前の「白黒放送」との互換性を保ったままカラー化した方式です。

そして、白黒だった当時、一番簡単・安価に「周波数を作り出す方法」は電源の周波数をそのまま流用することだった、というのも理解できる話です。


#日本では地域によって周波数が違うので、発振回路が別途必要となり、安価な製品は作りにくい。

 国内でしか通用しない独自技術が必要となる、というルーツはこの頃からあったのだな。




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