先日妻の誕生日だったので、お祝いに何かするかい? と聞いてみた。
紅葉見に行きたいなー、という答えだったので、近所の山を気軽にハイキングする予定に。
おにぎり3合分握って出かけました。
2年前に近所から港南台まで山の中を歩いている。
これ、「天園ハイキングコース」と名付けられている道なのだけど、途中から入った形になる。
じゃぁ、同じ場所から入って逆方向に歩こう。
コースとしてはすごく短いのだけど。
山に入ったのが10時半くらい。
歩きはじめて、元気ではしゃぎまわっているうちにハイキングコースは終わってしまった。
建長寺の境内に出る。時間はまだ11時半くらい。お昼ご飯を食べるにも速い。
流石にちょっと短すぎたかな、と思うが、せっかくなので建長寺を見学。
実は、近所だけど一度も入ったことない。
「ここどこ?」と子供たちは言っていたが、実は先日オクトーバーフェストに自転車で行ったときに前を通っている。
建長寺をゆっくり見学していたら、1時間くらい経ってしまった。
腹減った、というので建長寺を出たところで、「あー、前自転車で来たとこ」と納得。
と同時に「結構歩いたつもりだったけど、すごく近所だ」とショックを受ける。
建長寺の中でのこと。
小さな石碑が沢山立っている。「金百圓」とか書かれている。
なかなかこういうことを勉強する機会は無い。昔は百円の価値と言うのが非常に大きくて、百円寄付したら石碑を立ててくれるくらいだったのだ、と話をする。
百円がどれくらいの価値か…も聞かれたけど、これは時代によって変わるからわからない。
金五百圓、と刻まれた、非常に大きな石碑があった。
金心講、とも書かれている。講とは志を共にするグループの意味。寄進するために集まってお金を集めたのだろう。
下にメンバーの名前が刻まれているが、○○病院とか、○○楼(多分食べ物屋)とか、個人名ではない。
それだけの大金だった、ということだろう。
裏に回ったら、明治43年、とあった。明治末期だ。
さらに小さな石が添えられてあり、そちらには個人名が刻まれていた。そして、「金参圓」とある。
参円で名前を特に刻んで残すレベルだ。とはいえ、個人で寄進できる額でもあるので、5~6万円と言うところか。
#と思って調べたら、当時の1円は現在の2万円くらいの価値らしい。
5~6万というのはだいたいあっているようだ。
すると、五百圓は1千万円くらいの寄付。その程度寄付すると、立派な石碑が残されたようだ。
建長寺を出てから、源氏山公園を目指す。
この日の朝のラジオで、八幡宮の紅葉はさかりを過ぎたが、源氏山公園は見ごろだと言っていた。
源氏山公園の入り口が化粧坂切通(けわいざかきりとおし)。
そういえば、google now でもしばらく前から「近所の観光スポット」として紅葉が綺麗だとおすすめされていた。
また山道に入ったので、子供ははしゃいで登る。
でも、公園に入ったらごはん、というので頑張っている節もある。
紅葉の綺麗な木の下でお弁当。時間はすでに1時を過ぎていた。
おにぎりと、おかずのウィンナー・きゅうりはあっという間になくなった。
まだ食べたそうなので、非常食に持ってきていたバナナチップスを開ける。
この後どうすんの? と長男が聞いてくる。
鎌倉駅を目指すよ! と言ったら、妻が「次女がもう疲れているし、北鎌倉に抜けて帰ってもいいよ」という。
でも、源氏山公園は、鎌倉と北鎌倉の中間地点。どっちに行っても大して変わらない。
スマホの地図を出して妻に見せると、じゃぁ鎌倉行こうか、となる。
すぐに市街地に出て、車に気を付けながら歩く。
小町通り。
誕生日祝いでもあるので、何かおいしいものでも食べよう、と言っていた。
でも、さっきご飯食べたばかりだし、時間も夕飯には速い。
どんぐり共和国(ジブリグッズショップ)とか、ちょっぺー(有名なおもちゃやさん。オリジナル商品を作るので、ここでしか入手できないプラレールとかある)とか覗きながら歩く。
「石道楽」というお店があった。
入り口の目のつきやすいところに「化石コーナー」と書いてあったので何気なく見ると、安い。
三葉虫のかけらが300円、とかだったりする。
完全な標本でも800円とか。
アンモナイト、直角貝などもやすいし、珪化木も安い。
妻は1年半ほど前に科学館で珪化木標本を買っているが、それよりずっと安いので衝撃を受けていた。
この店、非常に不思議な構成だ。
化石もあれば、鉱物標本もある。パワーストーンとしての「お守り」も売っているし、ちゃんとアクセサリーとしての宝石もある。
結構前に小町通りにパワーストーン屋さんができて、その後人気があるのか徐々に増えているのは気づいていた。
でも、個人的には「パワーストーン」は好きではない。でも、この「石道楽」の扱いは好き。
パワーストーンとしての効用なども書いてあるのだけど、変にオカルト・おまじないに走らず、科学的知識も併記してあったりする。
温度によって色が変わる液晶を使い、体温で色が変わる指輪が売られていた。
5歳の次女が欲しがる。と言っても、一番小さな指輪でもぶかぶかだ。
370円。高くはないが、悩む。
7歳の長女は、「人工テレビ石」が欲しいらしい。200円。
人工だけあって天然モノよりずっと透き通っていて、面白い。こちらは買ってあげてもよいかな。
長男は、ヘマタイト磁石に興味を持っている。
紡錘形の2つの磁石のセットで、投げると空中でくっついて面白い音を出す。
小さいの 300円、大きいの500円。大きいほうが明らかに磁力が強い。
子供が欲しがっているものが特に高くないし、科学的に面白いおもちゃだとも思うので、買ってあげることにする。
テレビ石は、人工と天然のセットを 600円で売っていたので、子供は「200円のでいい」と言っているのにそちらを買う。
天然モノに興味を持つことがあれば、いろいろ話も膨らむだろう。
磁石は大きい方を。こういうのは磁力が強いほうが面白いし、面白がって遊ぶことで発見があるので、200円をケチると良くない、と考えた。
実際、後で遊んでみたら「磁力が強いからこそ」な遊びがいろいろできた。
これに加えて、妻が「アンモナイトを薄く削って磨いたもの」を購入。
穴が開いているので、紐を通せばアクセサリーになる。
妻は時々生物系の科学イベントに行っているので、「人に見せたらウケると思って」という購入動機。
値段忘れたけど、500円程度ではなかったかな。
僕は特に買わず。
あえて買うとしたらシリコンウェハー(そんなものも売っていた!)がウケを狙えそうだったけど、人に見せる機会もないし。
「おやつまだ食べてない」と次女が言うので、どっか喫茶店でも入ろうか…と言っていたが、雨が降り始めた。
源氏山のあたりでは、雲一つない天気だったのにな。
あわてて、豆菓子屋にはいる。「鎌倉まめや」かと思ったら、違う店だった。
まめやが人気あるから、類似店が増えているのだな。
と言いつつ、店内の試食を結構食べ、まめやとは違う方向のラインナップのお菓子を数点買う。
通り雨だったようですぐやんだ。でも、ちょっとあたりが寒くなった。
小町通りを「まめや」の角まで進み、若宮大路に出て、引き返す。
妻のおいわいを兼ねているので妻の食べたいものを探しているのだけど、なかなか決まらない。
結局駅まで戻ったところで、「駅前の回転ずしに入って早めの夕ご飯にしてしまおう」と妻が決断。
時間は5時少し前。
100円均一ではなく、皿によって値段が違う店。でも、適正価格でおいしかった。
次女が「エビ食べたい」と言って、天然クルマエビ一皿360円を取ってしまったりしたけど。
#普通の蒸しエビは180円。次女はまだ天然モノの味の良さとかわからないです…
腹いっぱいになってから次女がまた「おやつ食べてない」と言うので、ジュースも取ってあげたし、最後にわらびもち食べたじゃないか、と言うと「あー、そっか」と納得。
鎌倉駅から電車に乗ったのは、5時半ごろ。
でも、少し疲れたのか次女も長女も「ねむいー」と言ってました。
「今度はもっと山の中歩きたい」という要望が出たので、近いうちにまた港南台まで歩いてみるのも楽しいかも。
同じテーマの日記(最近の一覧)
別年同日の日記
申し訳ありませんが、現在意見投稿をできない状態にしています。 |