今日はゲームボーイの発売日(1989)。
ちょうど25周年です。
今でこそ携帯ゲーム機は普通のものですが、当初は「なにも家の外でテレビゲームしなくてもいいじゃん」的な雰囲気がありました。
当時僕はボーイスカウトやっていましたが、キャンプに持ってきた後輩がいて、一人で黙々と遊んでるんですね。
せっかく大勢いるのだから、多人数で遊べることやればいいのに。
当初は家庭用ゲーム機に発売しているタイトルの類似が多かった、というのも、「わざわざ外でやらないでも」という雰囲気を出していた理由に思います。
キラータイトルだったテトリスだって、当初は「パズルゲーム」で、じっくり遊ぶゲームでした。
(大ブームを起こしたセガの業務用のテトリスは、これを「アクションゲーム」に大胆に作り変えていたのがすごかったのですが、PC/ファミコン/ゲームボーイとも、パズルゲームでした)
電車移動中にわずかな時間で遊べるゲーム…倉庫番とか、ひらめけば3分でクリアできるタイプのゲームが増えたのは、ずっと後の話。
それだって、まだ「わざわざ外で遊ばないでも」と言う雰囲気で、本当にゲームボーイが真価を発揮したのは、ポケモン以降のように思います。
僕自身は、テレビ業界に就職していた兄から古いものを貰って、「家で」遊んでいました。
テレビ業界は1~2時間の待ち時間が多く、そのくらいまとまった時間があるとちょうどよい暇つぶしになる、というので業界で流行ったのだとか。
兄も周囲が買ったので買ったようなのですが、待ち時間が暇なのは出演者側の話。
演出側の兄は忙しくて遊ぶ暇もなく、僕が貰い受けたのです。
でも…やっぱ、あまり遊んだ覚えないのですね。
ゲーム屋でも、売れなかったソフトが投げ売りになっていることがあり、そうしたものを数本買いましたが。
ポケモンに関しては、当時僕自身がゲーム業界に就職しており、仲の良かった同僚から「変なゲームがあって面白そうなのだが、一人で遊んでも面白くないらしいから」と勧められて遊び始めました。
ポケモンは発売後たいしてうれず、ブームになるのは半年くらいたってから。
でも、この半年くらい、10位には入らないけど20位以内にはいる、というような売れ方を続けていたのですね。「変なゲーム」と評していたのは、この売れ方のことでした。
そんなわけで、ポケモンをブーム前に目を付けて遊んでいた、と言うのは自慢の一つですが、僕に進めた友達が「飽きた」といってすぐ投げ出したため、交換などの面白さをちゃんと楽しめないまま途中で投げ出しました。
#関係ないけど、原案者の田尻さんには仕事の関係で1度だけお会いしたことがある。わずか数分話をしただけだけど。
大学時代にバイトしていた会社でゲームボーイのソフト制作にちょっとだけ関係しました。
もっとも、ゲーム作成の周辺ツールを作成しただけ。プログラムはやっていません。
…だから、発売されたそのゲームに僕の名前が出ていても、あのバグだらけのプログラムは僕のせいじゃありません。
だいたい、スタッフロールに名前が入っていたのだって、発売して(バグだらけだから)値崩れして、投げ売りになっているゲームを買ってから知ったのだから。
で、そのころの記憶を元に過去に書いた日記、いまだに人気があるのでリンクしときます。
あと、ゲームボーイの生みの親の話。
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