秋は忙しい。
小学校の運動会・子供フェスティバル、保育園の運動会・遠足・バザー。
毎週末に何らかのイベントがあり、今年はイベントがない週は台風が来たりしているので、家族でお出かけができない。
最近6歳の長女が「科学」的なことに急に興味が芽生えている。
最初は、2か月ほど前に「ボイジャーが太陽圏脱出」というニュースを見たのがきっかけだった。
どういうこと? というので、ボイジャー計画の概要と、現状と、「宇宙人へのメッセージ」の話をしてあげた。
(メッセージに関してはわかりやすいのでパイオニアメッセージの図を見せてあげた)
すると興味を持ち、ほぼ毎日寝るときに「科学談話」をするようになった。
最初はやはり宇宙の話を聞きたがったので、はやぶさとイトカワの話、アポロ13号の話、国際宇宙ステーションの話、宇宙がなぜ無重力か、アレシボメッセージ、ボイジャーに搭載されたコンピューターの性能がどんだけ低いか…などなど、知っている限りの知識を駆使して話をした。
最近ではネタが尽きて、宇宙ヨットレースの話や軌道エレベーターの原理、ドレイク方程式など、多少SF含みになっている。
#長女は全てを理解しているわけではなく、9歳の長男に向けて話をしている部分もある。
でも、大体概要は6歳でも理解できるように伝えている。
で、科学に興味を持っているから科学館でも行こうと思っていた。
宇宙に興味があるので順当にいけば…洋光台のこども宇宙科学館だろうなぁ。でも、あそこはすぐ行けるので別のところ行きたい。
そういえば、夏休み頃長男の「ちゃれんじ」に恐竜の化石の話が出ていた。
それで化石みせてやりたいと思っていたのを思い出した。
そこで、昨日は小田原にある神奈川県立生命の星・地球博物館へ。
長男が4歳ごろに、一度来たことがある。
子供以上に大人(僕と妻)にウケて、子供が大きくなったらまた来たいと思っていた場所だ。
で、昨日行ったわけだが、楽しかった!
入り口入ってすぐに大きな恐竜化石が出迎えてくれる。
奥に行けば、巨大隕石の実物が置いてあるし、珍しい鉱物標本、化石などが圧巻としか言いようのないレベルで置いてある。
壁一面を埋めつくすアンモナイトの化石とか、想像を超えてますよ。
鉱物・化石などの発掘物エリアを抜けると、現代の生物が並びます。
(恐竜化石はここにも並ぶのだけど)
長女・次女が好きなカピバラの剥製があったので、一緒に記念撮影。
昆虫標本のゾーンも圧巻。とくに、モルフォ蝶を大量に配置してあるのがすごいです。
キプリスモルフォが特にすごい。
モルフォ蝶って、タマムシと同じく構造色を羽に持つ蝶ね。構造色だから写真には写らない。
何がすごいかは、自分の目で見ないとわからない。
2階に進むエレベーターでは「マンモスの目の高さ」「ティラノサウルスの目の高さ」などと書かれているので、目線の高さを楽しめます。
2階は神奈川県ゾーン。神奈川の化石とか、動物とか、植生とかを紹介しています。
神奈川県からシロウリガイの化石層が見つかっている。うぉーすげー。
神奈川県でヘラジカの化石が見つかっている。うぉーすげー。
…って、これで騒げるのはある程度した知識が必要 (^^;;
シロウリガイは深海性の貝。(子供たちはJAMSTECの知人のおかげで知っている)
つまり、神奈川県は深海の底だった、ということだ。
ヘラジカは寒い地方に住むシカの仲間。ほぼ北極圏近くの、永久凍土の地域で暮らしている。
それが神奈川県で化石が見つかった、ということは、氷河期には神奈川のあたりは非常に寒かったと言うことだ。
言葉だけで聞くよりも、目の前に実物を見ながら話を聞くことの迫力。
子供たちは真剣に聞いてくれました。
その後、「ジャンボブック」というコーナーへ。
…でも、このコーナーは子供は飽きてしまってあまりゆっくり見られず。
その奥の実験室で、顕微鏡で覗いてみよう! という子供向け講座(?)をやっていました。
顕微鏡でいろんなサンプルを見られるだけなのだけど、これが案外子供にも大人にもウケがよい。
うちの子だけでなく、他の家族の子供も大人も、想像を超える拡大と言うのは発見があるものです。
というわけで、楽しい一日を過ごしました。
…久しぶりに行ったら、日帰りするにはもったいないくらい遠かったので、次は何年後かな (^^;;
#でも、旅行の時に寄るのはちょっともったいない、微妙なところなんだよね。
#そうそう、SPARCstation S4 が置いてありました。これが一番の化石。(1990年代のコンピューター)
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